がっちりマンデー『うちのNo1社員は70歳オーバー』を見て
早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。
日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。
今週は、うちのNo1社員は70歳オーバーの特集でした。
日本人の27.7%が65歳以上
日本に担い手がいなくなる。
第一線で働くシニアが増えています。
ここ5年で急増し、過去最多770万人。
今の70歳は若い人が多く芸能人では…
タモリさん、たけしさん、関口宏もそうです。
第一線で働く人が多いですねぇ。
今日のゲストは浅利陽介。おそらく番宣です。
番宣でした。
バラエティに出たことは?
最近はちょこちょこドラマの事があって。
子役時代からお仕事歴26年だそうです。
芸能界は70歳以上が多いようです。
「70歳の方がキレキレのお芝居をされる」
なんて話も。
政府も、骨太の方針2018において。
65歳以上の継続雇用年齢の引き上げ。
高齢者を増やして人手不足を補う
ということを発表しています。
70以上働くのが国策になってます。
もう引退という概念がなくなってきたんですね。
株式会社宣通(愛知県名古屋市)
広告代理店です。
営業一部の影山さん(74)が10年ほど成績トップだそうです。
全員が電話をしまくってる部屋で働く超敏腕営業マンです。
見た目は年齢不詳の貫禄あるおっさんでして。
やり手っぽい雰囲気はあります。
どんな広告営業?
名刺広告
全国ネットではありません。
新聞などに掲載されている事がある会社名や代表者名だけの
名刺サイズの謎広告。あれのことだそうです。
あれはいったい何だろうと思いましたが…へぇ。
その名刺サイズの広告を出してくれる会社を探す仕事です。
営業する仕事です。
ただし1枠5万円以下なので数多く契約しないと儲かりません。
その営業を電話だけでやっているそうです。
影山テクニック1:膨大な企業に電話するローラー作戦
とにかく電話をかけまくります。
「社長さんって今日は見えない?」
「…今日は出払ってまして」
など、社長がいないケースが多い。
1回目で担当者に繋がる確率10%以下
かけ続ける強靱なスタミナ
「電話かける量が、断トツ」と年下の同僚も。
「常に積極的で前のめり」と評されます。
10年間で30万件の電話をしているそうです。
影山テクニック2:すぐに企画概要をFAX
担当者に繋がるとすかさず案内所、企画書をFAXで流します。
「1日100件は流す」なんて事も
FAXは生ものなんで、時間経つと腐る
名言が出ました…
その執念が生んだメモ書きも。
1日目昼電話⇒外出と言われる⇒もう一度⇒最後の返事
地道に電話ラッシュだそうです。
影山テクニック3:FAX送付当日に担当者捕まえる
FAX送ったらその日のうちに担当者を捕まえるのが鉄則。
影山テクニック4:落ち着いたトーク
落ち着いたトーク⇒相手に安心感を与えます。
安心感がこの会社の狙いの一つ
20年前からシニアを採用していて。
営業部隊としてフル活用しています。
それで売り上げを伸ばしてきました。
営業一部の部長
「人生経験や色々な経験を積んだ人は一つの壁を越える
上手さがあり、安心感を持って貰える」
経験を積み重ねた高齢層というのは駆け引きが上手いです。
勝負の時はバンと行きますし。
そういうのが重要なんですねぇ。
因みに影山氏は愛妻が23歳年下とか…バリバリでした。
株式会社横引シャッター(東京都足立区)
足立区にある何やら明るい会社。
提灯の飾り祭のBGMが流れてたり…
ウエルカムボードもあって、ペッパー君がお出迎え…
やりたい放題だなぁという会社ですが。
社長も個性が強い人でした。
「話し出したら止まりません」
社長室の前にそんな張り紙がしてあるとか。
横引シャッター社長の市川氏「
「業績の良い会社で取材に来たんですか?
5期連続黒字で増収で!」
マシンガントークで止まりません。
個性強いなぁ…。
やっと本題に入って70歳以上のNo1社員の紹介。
平久さん(90歳)
チャリで出社しました。
チャリできた!
「せがれはやめてくれって言うんだけどチャリが一番安全!」
なんて言うおじいちゃん。
スタッフが
「普通乗れないですよね?」と聞くと。
「・・・・え?」
耳が遠いようです。
それじゃチャリ危ないって…耳聞こえないのに。
事故る…マジで辞めて下さい。
それはさておき。
滑車を作りのNo1
横引シャッターは車庫や工場などの横ひらきシャッターを
作成している会社です。
そこで使う滑車を作る達人が、平久さんです。
軸に車輪を通して、車輪を止める部分をハンマーで潰します
それによって固定するそうです。
単純そうで難しい作業。
潰しすぎると滑車が回らず、均等に叩かないと、がたつきが
出るということで、その匙加減が絶妙らしいのですが。
結構ガンガンと粗っぽく叩いてました。
何か考えがあるのかも分からない感じ。
そこで若手社員にやって貰いできあがりを比べると…
一目瞭然
若手社員は、端っこが割れたりとか汚い感じ。
平久さんは綺麗です。美しい…
車輪を揺らすと若手はガタガタ。
平久さんはびくともしません。
若手
「力では自分の方が強く打てるけど平久さんのは均等に
同じ力に叩くのがすごい」
職人技1:同じ力で均等に叩けるから滑車が固定される
平久さんがやる前はクレームがあったそうですが。
今はもうずっと無いそうです。
「長年の経験」なんて笑う平久さん。
職人技2:手作業で同じ滑車を無数に作れる」
1日150個製造するそうです。
滑車を一手に引き受けているとのこと。
20歳で溶接の工場を設立、65歳で引退。
13年仕事をから距離を置いていたそうですが。
78歳で再就職を決断
「暇で暇で1日が長くって。退屈でしょうがない休んでたら
働く気があれば年齢は関係無いと言われて。
じゃぁ行ってみようかなと思ってきた」
根っからの仕事人だったんですね。
趣味=仕事みたいなかた。流石です。
横引シャッターはシニアの雇用を増やしたそうです。
先代の社長が注目したそうでして。
「60歳過ぎて急に能力が落ちるわけじゃない
今まで出来た仕事が出来なくなるわけじゃない」
なので社員は、68歳 79歳 66歳…などなど。
半分が65歳以上でした。
皆さんバリバリの正社員です。
売り上げ
5年前1億6000万⇒今3億8000万円に
正社員平久さんは嬉しいことに90歳で昇給しました。
しかし平久さんの特別ルールがあります。
雨の日は危ないから休んで貰ってます
うん。重要です。
「ただ小雨だと来ちゃうんですよ。今から帰れよとか出来
ない」
働くのが好きすぎるのも困った物ですね…。
平久さん
「死ぬまで働きたい。生き甲斐だから」
流石でした。
ちなみに大好物ステーキで。
脂身たっぷりが好きとか強かったです。
日本綜合警備(東京都立川市)
No1警備員さんがいました。
上野さん
「あの年齢ではかんがえられない」
「すごい」
などと社員全員が絶賛する上野警備員(82歳)
誘導一筋20年だそうです。
紅白バタのキレ
紅白旗を振って誘導するわけですが。
そのキレが半端ないです。
工事による片側交互通行、
バシッと音を立てる程のキレの良い旗捌き。
素人には分からない細かすぎる技術がありました。
その旗捌きの技術とは…
警備術1:運転手から見やすい旗捌き
「旗を相手にしっかりと見せられるように振れている」
若手はふにゃふにゃした感じ。
「両方上げると良くない」と社長
「赤なのか白なのか運転手に分からない」
上野氏は白だけをハッキリ見やすく。
警備術2:声を出して運転手に気配り
しっかり声を出して誘導しています。
こういうのも重要なんですねぇ。
警備術3:お辞儀
止まって貰うときにお辞儀をしていました。
停止の時は必ず2回以上お辞儀してます。
確かに運転手の時にそんな恐縮されたら、いやいやそこまで
しなくてもと思いますしね。重要です。
「我々は警察官と違って命令は出来ない。
申し訳ありません。止まって頂けますか?お願いですから
という気持ちが大事」
警備術4:臨機応変な誘導
運転手第一の行動がコーンを動かして誘導したり。
丁度詰まってしまって隙間が狭くなったとき。
コーンを動かして通れるように誘導していました。
「1人1人の気持ちを考えてる。
じゃないと気持ち良く通過して頂けませんよ」
商売道具の旗は自宅で洗濯するそうです。
「手入れは欠かさない。準備が必要ですから」
警備員の鏡というかプロ意識がすごかったです。
社長の対馬さんも
「その熱量は若い人と違う」
警備業界は空前の好景気です。
東京五輪の為の再開発が行われ工事だらけ。
売り上げ
5年前8億35000万円⇒12億35000万円
人手不足でした。
警備員確保のため退職したシニアを育成してます。
上野さんも工場を退職してから20年活躍。
後進の良き見本で大活躍。
上野さん
「振りながらバタッと逝きたい」
辞めて下さい。会社に迷惑! 労災になっちゃう!!
と、社長は思ったに違いありません。
東京五輪で需要が増えるという事はその後大不況が…
と考えられますが森永さんによるとそうでも無いとのこと
さらに警備の仕事が増えるそうでして。
インフラ老朽化⇒工事増加
高度経済成長期のインフラ入れ替えがガンガン始まるので。
更に警備需要高まりそうとのことでした。