Cities: Skylines II 3番目の街開発記録:東欧パックで新区画開発 – 失敗から学ぶ都市計画
Eastern Europe Pack
東欧パックが来ましたので早速プレイしてみます。
開発日記は以下の記事で

前回までの日本風郊外区画の開発から一転、新たに配信された東欧パックを使用して新区画の開発を開始しました。
しかし東欧特有の都市計画の特徴を十分に理解しないまま開発を進めてしまい、結果として不自然な街並みとなってしまいました。
現状の問題点
画像を見ていただくと一目瞭然ですが、高層パネル住宅が散発的に配置され、建物の向きもばらばらになってしまっています。
本来の東欧都市計画の特徴である整然とした大規模住宅地区の形成には程遠い状況です。
特に以下の点が課題として挙げられます。
- 建物配置の不規則性
- 道路パターンの一貫性の欠如
- 住宅密度の不統一
- 公共施設の非効率な配置
東欧都市計画の特徴と改善点
実際の東欧の都市計画には、以下のような特徴があります
中心部の構造
- 歴史的な中心部は比較的小規模で、低層の商業建築が集中
- 放射状に広がる道路パターン
- 中央広場を中心とした行政施設の集中配置
住宅地区の特徴
- 「マイクロ地区」と呼ばれる500-1000メートル四方の大規模ブロック
- 同じ向きに整然と並ぶパネル住宅群
- 各ブロック内に学校、診療所、商店などの生活必需施設を計画的に配置
工業地区と郊外
- 住宅地から離れた場所に工業地区を配置
- 緩衝地帯としての緑地帯の設置
- 幹線道路による効率的な接続
参考にすべき都市例
ベラルーシ・ミンスクは、東欧の都市計画を学ぶ上で最適な参考例となるようです。
- プロスペクト通りを中心とした放射状の道路配置
- オクチャブリスカヤ地区の歴史的な低層建築群
- ウラチェ地区の典型的なソビエト式大規模パネル住宅団地
またポーランドのノヴァフータ(クラクフ)も計画都市として参考になります。
- 中央広場からの放射状道路
- 整然と並ぶ住宅ブロック
- 充実した歩道と緑地帯
再開発への展望
これらの特徴を踏まえ、以下の方針で再開発を進める必要があります。
道路計画の見直し
- 中心部からの放射状道路の適切な配置
- 大規模ブロックを形成する環状道路の設置
- 歩行者空間の確保
住宅地区の再構築
- マイクロ地区単位での計画的な住宅配置
- パネル住宅の向きを統一した整然とした配置
- 各地区への公共施設の計画的配置
公共空間の整備
- 広場や公園の戦略的配置
- 緑地帯による地区間の緩衝地帯の確保
- 公共交通機関(特にトラム)の路線計画
この再開発により、より本格的な東欧風の街並みを目指していきたいと思います。
次回は、これらの知見を活かした再開発の経過をお伝えできればと考えています。
実際の開発では、Google Earthで上記の都市を参考にしながら、道路パターンや建物の配置を研究できたらなぁと。
特にミンスクの都市計画は、東欧の特徴が顕著に表れており、Cities: Skylines IIでの再現に適しています。
一応見ながらやってみたんですが難しいですけどね。
どんな建物などがあるか
スクリーンショットをぺたぺたと貼り付けて行きます。
東欧作るの難しいなぁ。言ったことないからなぁ…
と、言うことで、今回はここまでとなります。
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