がっちりマンデー『儲かるスキマビジネス』
早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。
「ガイアの夜明けの感想」記事も書いているので、こちらも書いていこうと思います。
今週は、スキマビジネスの特集です。
ニッチなという意味のスキマではなく、物理的なスキマのビジネスです。
ゲストは春香クリスティーン。
芸能界のスキマを美味く埋める芸人…タレントさんです。
スキマビジネスはスキマを見つけるのが大変です、すぐやらないと行けないスピード勝負のビジネス。
それを美味く見つけた企業を紹介していました。
スキマに広告:株式会社ホープ(福岡県福岡市)
福岡県福岡市にある株式会社ホープ。社長は時津さん35歳です。
どんなスキマでガッチリ?
自治体が保有している、無駄な隙間でガッチリ
自治体が発行している様々な紙のあまっているスペースに広告を出してガッチリの企業です。
- 給与明細
- 書類封筒の裏面
- 自治体指定のゴミ袋
- 熊本市のゴミ収集カレンダーのヘッダーフッターのスキマ
- 婚姻届の書き方の裏面
給与明細の余白の広告の場合
給与明細はだれが貰うかは完全に解っています
100%公務員です。非常に収入が安定しているので、広告主としては美味しい場所のようで儲かるようです。
仕組み
自治体からホープが空きスペースを買い取り、広告主に売ると言う物
給与明細のスペースには、カラー広告を入れる所もあるぐらいびっしり。
スキマをびっしり使い4社くらいの広告を載せる自治体もあります。
どんな小さなスペースでも結構売れるそうです。
自治体が出している紙は、どういう人が見るか決まっています。
見る人をターゲットをした広告が安く打てるとのことで、広告を出す企業にも人気です。
それぞれのメリット
自治体は「財源確保」
年間1000万円以上の広告収入を得ている自治体もあります。
企業は「信用確保」
印刷物の広告はだれでも出せるわけではありません。
自治体サイドも一定の審査を行い、OKなら出せます。
その為「信用度の高い」会社となります。
その為、会社のブランディング、信用の向上にはひとつの大きなメリット。
更に自治体から届く紙は捨てないので、広告も長い間見て貰えるメリットがあります。
この会社は、2005年時津社長が学生時代にひとりで起ち上げた会社です。
自治体向けのビジネスにした理由は、友達が自治体管轄の場所にフットサルコートを作った事。
自治体には隙間があると気づいて役所向けビジネスを始めたそうです。
今では全国329の自治体と契約し、年間売り上げ15億円以上です。
そして見事に上場しました。
・自治体は収入がアップ
・企業は広告が出せる
・ホープもガッチリ
と全員WIN-WINのビジネスでした。
森永さんによると、自治体は紙が沢山あるので良いビジネスだそうです。
それも自治体は参入するのが難しいです。
前例がないと難しいとのこと。
しかし一度入ると、前例踏襲でずっと契約が取れる可能性があります。
それも1つの自治体で取ると、横にも広がります。
一度信頼関係を気づくと、横から入られる事も少ないです。
大きな資材調達は競争入札が必要ですが、小さい契約については随意契約なのでなかなか入り込めないようです。
ガッチリビジネスでした。
屋上BBQ:株式会社G-style(東京都渋谷区)
東京都渋谷区株式会社G-Style。社長は工藤さん38歳です。
どんなスキマでガッチリ?
虎ノ門駅から5分にあるビルに儲かる隙間がありました。
雑居ビルの屋上です。
何もないスペースですが、そこでバーベキューをやれるそうです。
雑居ビルの屋上→バーベキュー会場にするビジネス
都会のビルの屋上でバーベキューをする人は結構いるようです。
利用者
「全部セットのレンタルで、お肉込みのプランがある。駅近くなので初めて利用した」
屋上バーベーキューは、食材や機材を準備してくれるようです。
駅から徒歩10分圏内で、電車で来れるから酒も飲めます。
料金は2時間で、1人4500円くらい。
安くはないですねぇ。飲み放題とかの方が安い。
しかし駅から近く手ぶらでOKということで大学生、会社員に大人気だそうです。
街中のビルの屋上でバーベキューってのは周りに山も海もありませんが何が良いのか?
都心の屋上なので、スカイツリーを眺めながらとか、都心のネオンを一望できたりとか。
景色の良い屋上が結構あるそうです。
きっかけ
元々この会社は、レンタルスペースを使い、ケータリングパーティーをやっていました。
ビルのオーナーから「屋上も空いているけど何か使えないか」と言われてバーベキューと組み合わせたら面白いんじゃないかと考えたそうです。
都心のビルの屋上は使われていない場所が多く、緑化、休憩スペースにするぐらいでした。
その為あちこちのビルのオーナーに声をかけたら結構乗ってきたそうです。
ただ難しいのが「ビル選び」
バーベキューは火を使うので、景色が良くても高層ビルはNG。
そして、酒が入り騒いだり臭いなどがあるので、近隣に住宅がないことが重要です。
その為屋上選びは、渋谷、新橋の繁華街や、八重洲や有楽町のオフィス街が最適だそうです。
今は25箇所のビルの屋上で、バーベキュービジネスを展開しているそうです。
売り上げは?
月に1000万円くらい
1円にもならないビルの屋上が儲かりスペースとなりました。
バイク駐車場:株式会社加瀬倉庫(神奈川県横浜市)
神奈川県横浜市の株式会社加瀬倉庫。貸し会議室、レンタルボックスを運営しています。
どんなスキマでガッチリ?
コインパーキングにある、車一台確保出来ないデッドスペース。
バイクは駐められるぐらいのスペースがある場所が結構あるようで。
そこで月極の駐車場を運営しているようです。
車なら1台は無理でも縦に駐めればバイクなら2台分駐車可能だったり。
入り口手前にポールが立っているので駐車場には出来なくてもバイク4台分も確保出来たり。
様々な理由で駐車場に出来ない部分があるようです。
月極の値段は?
新横浜では自動車1万5000円ぐらいだそうですが、バイクは7000円。
半分以下です。ただ4台駐車出来ると言うことは車2台分の価格になるのでガッチリです。
細い路地の奥
細い路地の奥の空き地。
そこにはバイク専用の駐車場バイクボックスがありました。
「バイクヤード」というビジネス名のようです。
家一軒建てられそうなスペースにコンテナがズラッと並んでいます。
その中にバイクが格納できるそうなんですが。
何故家を建てないのか?
入り口の道路が狭すぎてい人とバイクしか通れない
道幅1.7mしかなく、軽自動車も入れません。軽自動車も無理。
日本の法律では建物を建てるには原則道幅は4m以上必要となるため、物件の建築が出来ないそうです。
ただバイクなら通れるので駐車場に出来たそうです。
このビジネスは10年前から始めたそうです。
月極バイク区駐車場のバイクヤード。
バイクを収納できるコンテナタイプが大人気だそうです。
人気の理由
・バイクは盗難に遭いやすい
・雨風が原因で車体が痛む
それらを防ぐ事が出来るからです。
バイカーがこぞってコンテナタイプを借りに来るそうです。
お金の仕組みは?
売り上げの5割をオーナーに払い、残りを貰うという折半のようです。
加瀬倉庫のバイク駐車場は全国2800台。
きっかけは?
10年前に法改正があり、バイクの無断駐車だったり駐車禁止の取り締まりが増えました。
バイクを駐める場所がなくなったというのが大きいそうです。
そこでどこに駐めようかと言う駐車場難民が発生。
レンタルボックスにバイクを置く人が多かったようです。
それに気づいて他社に先駆けバイクの駐車サービスを始めたそうです。
うまくデッドスペースも見つける事ができてがっちりだそうです。
最新スキマビジネス:キッチハイク
食卓の空きスペースを貸すというもの。自分ちの食事に一般の人を加えさせるという…怖いな
世界25ヶ国以上の人が登録していて世界を旅しているとその国の料理を食べられると人気があるそうです。
日本でも海外の人が登録していたりするそうで日本にいながら世界中の家庭料理が食べられるようです。
日本ではあまり考えられないサービスですねぇ。