がっちりマンデー『儲かる駆け込み寺』
早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。
「ガイアの夜明けの感想」記事も書いているので、こちらも書いていこうと思います。
今週は、儲かる駆け込み寺の特集です。
何のことだろうと思いましたが、どんな会社の物でも持ち込んだら何かしてくれるというようなお助け企業です。
客の方からやってくるからそれがあれば企業として相当強みとなります。
デジタル製品の駆け込み寺 PC DEPOT(ピーシーデポ)
パソコン弄くってる人なら聴いたことがある名前です。シニア世代の駆け込み寺となっていました。
「スマホからPCに写真を送りたいが出来なくなった」
などなど、シニア世代が次々やってきます。
パソコンやスマホなどが壊れた場合、メーカーや買った店に問い合わせても、自分が分からないから美味く説明できない。
そういう方々がやってきます。
デジタル製品を売るだけでは無くて、使い方や設定の仕方その他どんなトラブルでも解決します。
勿論他の店で買った物でも対応します。
月に4500円の会員費を払う事でIT機器7台までサポートしてくれます。
会員数は既に30万人を超えているという話です。
ウェブショップで購入して使い方が分からないという人でも気軽に相談できるそうです。
シニア層をターゲットにしてから利益が32億円にまで伸びました。
設定などのサポート以外だと、ウイルスが入っちゃったとか昨日まで起動していたのが起動しなくなったが多いそうです。
通常は診断コーナーで修理、対応しますが店では解決できないトラブルがあります。
ナレッジセンター
そこに儲かりの秘密があありました。
無線が、本社にあるナレッジセンターに繋がっていて、技術的なサポートをします。
ナレッジセンターが駆け込み寺の駆け込み寺になっています。
ナレッジセンターでも分からなければ全国の店舗に質問をして解消方法を探ることも可能です。
全社員の知識を合わせています。全国に数十店舗あります。
北海道にも合った気がしましたが、いつの間にかいなくなりました。
PCデポでは、売上高500億円のうち4割が駆け込み寺サービスだそうです。
着ぐるみの駆け込み寺:キグルミ・ビズ
KIGURUMI.BIZという企業があります。これまでに2000体以上着ぐるみを製作してきた会社で、着ぐるみ最大手だそうです。
キャラクターが困ったときに助けてくれるそうです。
「もっと元気に動きたい」など
ゆるキャラブームで作られた着ぐるみたちが全国各地にいますが、中にはいろいろな不具合を抱えているものが。
ここではどこで製作された着ぐるみでも対応してくれるそうです。
三島市のキャラクター「みしまる君」
初代は動きづらいとか見えづらいという問題を抱えていました。
そこで3か所の改造で機能性が大幅にアップしました。
見えないと動けない⇒みという文字をメッシュ構造にして見えやすく
脚の部分⇒フィットするようにして動きやすく
暑さ対策⇒頭の中に電池式のファンを搭載空気を循環させるシステムを導入
キャラが動きやすくなれば人気もアップします。
自治体や企業などから駆け込むそうです。
三島市の担当者。
「演技者が一人で動くのが大変で、補助者が必要だった。機能が向上して走ることも出来るようになった」
…演技者? 中に誰もいませんよ?
森永さんは三島市をアピールする方らしいのですが…中の人が市役所の人だとばらしていました。
年間約250体対応しているそうです。
新規に制作する場合は60万円程かかるそうです。
はんこの駆け込み寺:はん「ひでしま」
福岡県福岡市の小さなはんこ屋さん。壁に並んでいるのはハンコ…。
ずーっとはんこはんこはんこ10万本もあるそうです。10万種類の苗字に対応しています。
印鑑タワーと呼ばれる良く店に置いてある印鑑の入れ物。
あれで5000種類あるそうです苗字の8割をカバー。
そのタワー10台で5万。これで98.5%はカバーするそうですが。
残り1.5%が更に5万あると言うことです。
超珍名さん…「悪霊」さんという苗字まで。
そんな苗字にも対応しているため、珍名さんが駆け込んできます。
緊急に書類に認め印がいるなど。保険、不動産、バイク屋等々使う場所は様々あります
契約ごとにはハンコが欠かせません。
そのときやってきた「大川畑」さん。
「印鑑が見当たらなくて、急きょ必要になったので」
探したらすっと出て来ます。「はんこやで僕の名前があるのは初めて!」
ちなみに店主の秀島さんは、大ベテランのハンコ職人。
ご自分で彫ります。
なら名前を聞いて作れば良いのでは?と思いますが。
「待たせたくないその場で渡したい」
職人さんの意地でした。カッコイイですね。
大手企業の駆け込み寺:井口一世
埼玉県所沢市お手企業の担当者が駆け込む金属部品の会社があります。
看板もない会社で若干怪しいのですが。
「お客様の最先端の開発で秘密があるのでその保持のため」
…それががっちりマンデー!!出ても良いのかが分かりませんが。
何故駆け込んでくるのか
工業製品は金型を作り大量生産をしますが、金型は非常にコストがかかります。
金型を作る高いコストを使わずに金属部品を作り上げるビジネスモデルが井口一世にはあるからです。
プレス機で挟み込み部品を作る時に使うのが「金型」
それをなしにどうやって作るかと言えば、世界各国、欧州などからも機械を購入。
それを改造して、一番精度の高いものを作れるようにしているそうです。
数億円クラスの工作機械もありました。
それを使用して切ったり穴をあけたりすることで精度の高い部品が作れます。
板金で曲げた板がピッタリ90度になるという匠の技も機械化されていました。
利用している「日本機材」という企業
「大きなコストをかけられないから金型レスということでコストが下がる」
コピー機を作る場合金型が200個は必要で、金型を作るだけで30億円かかります。
数万台売れば元が取れますが…
2000台くらいまでの量産であれば井口一世を使う方が安いそうです。
金型は1つ100万所になるので初期投資がとんでもないそうです。
因みに社員37人のうち8割が女性です。
女性が多い理由
「女性ばかり、女好きだから」
と、冗談を飛ばしていましたが、厳しい採用試験を突破してきたのが女性が多かっただけとのこと。
どんな試験かは分かりませんが相当細かく厳しいのだと思います。
女性の方が周りの状況をよく見て一度にいろいろなことができる柔軟性があるそうです。
そして給料もいいそうでして。
旦那よりはるかにもらっている方もいるそうです。
年間売り上げ37人で70億円…1人1億円以上稼いでいることになりますからねぇ。恐ろしい。
現在は、大量生産では無く多品種生産にシフトしています。
そのためこういうビジネスが儲かるようです。
匠の技の世界を機械でやるようになり、設備投資はかかります。
しかし機械も優秀だが、女性たちが優秀だから出来るとのことでした。