PC・ハードウェア関連

RADEONドライバをアップデートしてみた

1. はじめに

グラフィックス処理ユニット(GPU)技術は、過去十数年で劇的な進化を遂げました。本記事では、2010年の状況を振り返りつつ、2024年現在の最新技術までを網羅的に解説します。


2. GPUドライバのアップデート:過去と現在


2.1 2010年のアプローチ

2010年当時、GPUドライバのアップデートは以下のような手順で行われていました:

  1. メーカーの公式ウェブサイトから最新ドライバをダウンロード
  2. 既存ドライバのアンインストール
  3. システムを再起動し、セーフモードで起動
  4. Driver Sweeperなどのツールを使用して旧ドライバの残存ファイルを完全に削除
  5. 通常モードで再起動し、新しいドライバをインストール

2.2 2024年の最新アプローチ

現在では、プロセスが大幅に簡素化され、自動化されています:


NVIDIAの場合:

  • GeForce Experienceを使用した自動アップデート
  • または公式サイトからの手動ダウンロードとインストール

AMDの場合:

  • Radeon Softwareを使用した自動アップデート
  • または公式サイトからの手動ダウンロードとインストール

注意点:

  • 最新ドライバの使用が推奨されますが、新ドライバでの問題発生時は旧バージョンへの復帰も検討

3. GPU技術の進化:2010年 vs 2024年


3.1 2010年の主要GPU


AMD (当時はATI)

  • ハイエンド:Radeon HD 5870
  • ミッドレンジ:Radeon HD 5850
  • 特徴:DirectX 11対応、40nm製造プロセス

NVIDIA

  • ハイエンド:GeForce GTX 480
  • ミッドレンジ:GeForce GTX 460
  • 特徴:Fermiアーキテクチャ、CUDA対応強化

3.2 2024年の最新GPU


NVIDIA

  • ハイエンド:GeForce RTX 4090
  • ミッドレンジ:GeForce RTX 4070 Ti
  • エントリー:GeForce RTX 4060

AMD

  • ハイエンド:Radeon RX 7900 XTX
  • ミッドレンジ:Radeon RX 7700 XT
  • エントリー:Radeon RX 7600

Intel

  • ミッドレンジ:Arc A770
  • エントリー:Arc A380

3.3 技術進化の主要ポイント

  1. 製造プロセス: 40nm (2010) → 4nm以下 (2024)
  2. VRAM容量: 1-2GB (2010) → 8-24GB (2024)
  3. レイトレーシング: 2018年以降に実用化
  4. AI加速: DLSS, FSRなどの登場
  5. 電力効率: 大幅な向上、ただし高性能モデルの消費電力は増加傾向
  6. インターフェース: PCIe 2.0 (2010) → PCIe 4.0/5.0 (2024)

4. 最新のGPU技術 (2024年)

  1. ハードウェアレイトレーシング: リアルタイムの光線追跡による高品質なレンダリング
  2. DLSS (Deep Learning Super Sampling): NVIDIAのAIベースアップスケーリング技術
  3. FSR (FidelityFX Super Resolution): AMDのオープンソースアップスケーリング技術
  4. メッシュシェーディング: 複雑な3Dシーンの効率的な描画
  5. 可変レートシェーディング: 画面の重要度に応じたシェーディング処理の最適化
  6. DirectStorage: 高速なデータロードによるローディング時間の短縮

5. GPU選択の基準:2010年vs2024年


5.1 2010年の選択基準

  1. DirectX 11対応
  2. VRAM容量 (1GB以上推奨)
  3. 電力消費と発熱
  4. 価格性能比

5.2 2024年の選択基準

  1. 用途別選択 (ゲーミング、クリエイティブワーク、一般用途)
  2. レイトレーシング対応
  3. DLSS/FSR対応
  4. VRAM容量 (8GB以上推奨)
  5. 電源要件とケースサイズの確認
  6. 将来的なAPI対応 (DirectX 12 Ultimate, Vulkanなど)

6. 結論

GPUの技術は2010年から2024年にかけて飛躍的な進化を遂げました。単純な演算性能の向上だけでなく、レイトレーシングやAI技術の統合により、グラフィックス処理の質が劇的に向上しています。しかし、個々のユーザーのニーズと予算に合わせて適切なGPUを選択することが、依然として重要です。技術の進化は継続しており、今後も新たな革新が期待されます。


7. 参考文献

  1. NVIDIA公式ウェブサイト
  2. AMD公式ウェブサイト
  3. Intel公式ウェブサイト
  4. Tom’s Hardware GPU性能ランキング (2024年版)
  5. AnandTech GPUアーキテクチャ解説 (2010-2024)

この記事の元になった記事は以下(2010.10.23記述)

とても香ばしくて懐かしい記事です。昔はドライバのUpdateも怯えながらやらなければならなかったんです。
そして昔はRADEONが好きだったんです。

※記載日時点の記事です。最新の情報を確認して下さい。

しようしようと思っていた、グラボ(RADEON HD 5850)ドライバのアップデート。
購入した時点での最新はいれていますが、そっからアップデートしてなかったんですよね。
頻繁に入れ換えるような代物でもないですが。

ただ若干グラボ周りで不安定な動きをしているような気がしたので作業開始。

0.準備

 AMD(RADEON)の公式ページより最新版のドライバ及び、HDMIAudioDriverダウンロード

1.アンインストール

 重要です。というか当たり前です。
 まずはしっかりアンインストールしなければ始まりません。

2.再起動→セーフモードで起動

 重要です。グラボのドライバを変える時にはやらなければならないおまじない

3.セーフモード上で、Driver Sweeperによりドライバのゴミを全て削除

 最近はこれをしなくちゃ気が済まなくなっています。
 やったら凄く綺麗になるので不具合も起こりにくい!(気がする)

4.再起動してドライバ(2つ)導入

これでスッキリ綺麗に最新版のドライバを導入出来ました。
入れ換えたとしてとくにこれといって何かが変わるわけでもないのですが。

気分的に気持ちよくなれます
(いや他にもバグフィックスとかもあるので、安定感が増す可能性は高いのですけど)

さて、RADEONと言えば68xx系(RADEON HD 6850,6870)が発売となりました。
数字を見ると、58xx系の後継でまた凄い奴が来たのか!? と思ってしまうんですが。

そうじゃないんですよね~。

58xx系を効率よくしてコストパフォーマンス良くした製品みたいな感じで。
性能的には58xx系とほぼ同様の物となっています。

詳しく知りたい方は

Northern Islands世代の開幕を告げる「Barts」実力診断(4gamer)
http://www.4gamer.net/games/110/G011065/20101021082/

「Radeon HD 6870」「Radeon HD 6850」でGeForce GTX 460を迎撃せよ! (1/4)
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1010/22/news022.html

ここら辺の記事を見ると幸せになれます。

ベンチ辺りを見てみると、今私が使っている5850でも全然劣らないわけです。
むしろ58xx系の方が性能上な事もありますので。

最大消費電力が落ちていると言うのも特徴で。爆熱を気にする方は良いのかもしれません
電気代もちょっと違うかも?

さて、RADEON好きで新しもの好きな私なので飛びつこうかと一瞬思ったんです。
価格も手ごろだったので。

でもレビューまでぐっとこらえて良かったです。わざわざ性能おちるものを買う必要性無しと

買うとしたら69xx系かなぁとは思うんですが。
59系をあえて狙うか更に上位を狙うかにした方がいいかなぁと。

RADEON5xxx系を持っている方は6xxxに飛びつく必要は無さそうです。
4xxx系の方は是非購入した方が良いかと

値段手頃でゲームもガリガリ遊べるというコストパフォーマンス抜群なので。
GeForce GTX 460とも良い勝負してますしね。

なので5850な私は購入を見送りますが、おすすめできそうなグラボだと思います。

やっぱり狙うなら、オリジナルファン付きですよね。

RADEON HD6870でもこの値段だもんなぁ。

食指伸ばしたくなる

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