ガイアの夜明け 感想

『エコリゾート大作戦 ~鉄道が運ぶ!新たな日光~』【今日の「ガイアの夜明け」感想】

今日のガイアを3行で

  • 東武鉄道が仕掛ける観光地日光について
  • スペーシアXについて詳しく紹介していました
  • スペーシアX開業ともに盛り上げる方策が色々と考えられていました

※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。放送内容を引用してます

大自然観光を持続可能に

7月15日デビューの新型特急スペーシアX
豪華特別席もあります
目指すは天空のリゾート雄大な自然がある日光
世界遺産 日光東照宮がある日光。
日光東照宮は改修工事終わり煌びやかになりました

「見ざる言わざる聞かざる」も綺麗に。

訪れる外国人観光客も多いです。

日光には世界的高級ホテルも進出。
極上リゾートに生まれ変わろうとしています。

そこで東武鉄道が仕掛けます
国際エコリゾートを目標に東武グループ全体で取り組む

創業150年老舗ホテルの大改装
驚きの大変身を見せました。
自家用車が入れない奥日光を走るのは新たな電動バス。

大自然な観光を持続可能にする秘策とは

討夷感じでガイアが東武鉄道に密着していました

新型特急スペーシアX

山口県にある日立製作所笠戸事業所。
そこでスペーシアXが作られていました。

車体の素材

アルミ合金
軽量化で省エネしています。

ご自慢のシートも設置。
見た目の美しさに拘り1mmの隙間にも拘っているそうです。

スペーシアXが完成したのは3月5日
山口県から埼玉にある東武鉄道の施設まで甲種輸送します。

JR貨物の牽引車が引っ張ります
JRの線路で2日かけて1000kmを移動しました。

東京台東区東武鉄道浅草駅があります

この駅は1931年(昭和6年)開業
90年以上前に立てられた趣を残しています。

試運転中のスペーシアXが浅草駅へ。
通常ダイヤの裏で試運転がくり返されていました

松下さんが乗ってみた

社長の都筑氏が案内してくれてました。

窓は栃木県鹿沼組子をイメージしているそうです。
中はゆったりと作られていて。
出発すると目に飛び込んでくるのが東京スカイツリー。

最初の駅はとうきょうスカイツリー駅

東武鉄道 本社も近くにあります。

東武鉄道

明治30年(1897年)創業

浅草と西新井の間に最初の電車を走らせました
そこから関東1都4県に路線を延ばして路線の長さは460km

関東私鉄最大となっています。

売上高:6147億円(2023年3月)

3億4000万人が訪れるスカイツリーが一番のメインです。

ホテルのラウンジに着きましたなんて言ってましたが。

コックピットスイートと呼ばれる場所。
イメージはプライベートジェットの部屋だそうです。

個室料金12180円
私鉄で一番の贅沢な部屋となっています。
ソファーも座り心地よさそうです。

スペーシアXには6種類の座席があります

スタンダードシート(3340円浅草東武日光間)

スペースは新幹線の座席より広いそうで足元にも余裕があります。

プレミアムシート(3920円浅草東武日光間)

リクライニングは電動です。東武初だそうです。

コックピットラウンジ

カフェカウンターがあります
カウンターは東照宮の猿をモチーフにしたデザイン
照明も東照宮の柱をイメージしてます。

5月中旬浅草駅
靴を脱ぎ乗り込む人たち
カフェを担当するコンシェルジュの訓練でした。

何度も練習するのはスペーシアX限定ビールの注ぎ方。
揺れる車内では注ぐのも一苦労だそうです。

束ねるのは入社5年目の鈴木さん。

学生の時にアルバイトでレストラン電車に関わる仕事をしていた
鉄道会社って観光にこんなに関われるんだと

鈴木さん
訓練の合間を縫って日光のある場所へ

クラフトビールのニッコーブルーイング

栃木の食材を使用し地域を活性化しようとしてます。
鈴木さんが期待しているのが拘りのビール。

栃木県

苺生産量50年以上連続日本一

その栃木県の味を出したとミキサーにかけて冷凍した苺を利用したビールを造っていました。

苺のビール

果実の色が溶け込んだ淡いピンク色をしています。
イチゴ感があるそうです。

車内限定いちごエール800円
スペーシアXで飲めます。

日光の食材を利用した前菜やスイーツも楽しめます

クラフトコーラなんてのもあるようです。

ニッコーラ650円
色々なスパイスの味がしっかり入ってるとのこと。

スペーシアXは快適なだけではない

大切な事

SDGsに貢献している

一世代前のスペーシアに比べてCO2を40%削減した
日光を国際エコリゾートにしたい
浅草からスペーシアXに乗って日光エリアにきてもらう
こういうゴールデンルートを構築していきたい

と、社長。

電力自体も沿線に設置した太陽光パネルなどで賄い実質ゼロにしたそうです。

台湾の駅弁イベント

唐突に台湾の話に。

台湾台北市
6月上旬
人気イベントが開かれました

会場は、台北駅

第8回鉄道弁当フェスティバル

客の目当ては、各社が出品する駅弁。
会場で一際長い列が出来ていたのは東武鉄道
朝の4時から待っている人もいました

仕掛け人は山内氏
東武台北事務所長

日光鬼怒川に興味を持ってもらい新しい特急で行けると皆さんに伝えられれば

その為に用意したのは
SL弁当(シルバー2500円黒2000円)という特製駅弁
東武のSLは台湾でも人気なのでそこに狙いを付けました。

イベントが始まると駅弁が飛ぶように売れます

そこでスペーシアXのグッズなども販売していました。

制服姿が大人気山内さんは駅員、車掌経験があります

休む間もなく次に向かったのは、現地の旅行会社

スペーシアXを売り込みに行っていました。

訪日外国人数(2022年)

1位:韓国 2位:台湾 3位:アメリカ

海外旅行に行く台湾客の中で4-5割は日本に行くそうです。
位滞在日数も増加傾向
東京近郊の観光地を探しているとのことなのでまさに今がチャンス。

新型特急で行く日光をアピールしました。

手応えは上々でした

日本でも宣伝

6月中旬東京墨田区でもPR作戦が。
スカイツリーの足元の東京ソラマチ

やってきたのは東武沿線春日部工業高校の生徒
ミニチュアの電車が下ろされました

機械化の課題研究 3年の科目。電車班があるそうでして。
スペーシアXを再現したミニトレインを作っていました。
6両編成
本物と同じ

1時間待ちの行列ができてます。
子どもも大人も乗れるのです。ミニチュア電車に。
この効果もあってイベントは大盛況

実際のプレミアムシートもお目見えしました。

東武鉄道の岩出さんが仕掛けた企画です。

本物を持ってきて客に乗り心地を確かめて貰う

座り心地に拘った自慢のシートも大人気
さらに客を案内するのは本物の駅員でした。

お客様も満足していました。

その夜
スカイツリーがスペーシアX特別ライティング
Xの文字の形をした灯りが上空へ駆け上がる仕様になりました。

いつもと違うスカイツリーを撮影する人が後を絶ちません。

仕掛けた岩出さん。
まだまだアイデアがあるようです
できる限り全力でその日を迎えたいと考えていました

新たな日光の姿

東武日光駅、日光への玄関口

国際エコリゾートとして変わりつつある新たな日光の姿がありました。

東京から2時間中禅寺湖

ザ・リッツ・カールトン日光が3年前オープン
ここ東武鉄道が運営しているそうです。

1泊1室11万円~(時期により変動)

高い集客力があります
リッツのなかで唯一温泉があります

東武は中禅寺湖遊覧船、ロープウエイ、テーマパークなど集中的に投資していました。

更には日光を代表する日光金谷ホテルも傘下に(2016年)
日光金谷ホテル
統括総支配人奥間さんが案内してくれていました。

入った瞬間から別世界6月で創業150周年
現存する日本最古の西洋式リゾートホテル

著名人のレジスターブックがロビーにありました。
明治6年開業のホテル
アインシュタイン、ヘレンケラーも宿泊してます。

1人1泊35600円~2名利用時

時には野生の鹿に出会うこともできます。

明治初期は訪日外国人がイメージする日本文化と自然が共存するところが日光
インバウンドの始まりが日光だった
当ホテルも8割の客が外国人だった
カウンターも高いです

と、総支配人の奥間氏が語ります

1Fロビー

コックピットラウンジはロビーをモチーフにしたと言われているそうです

2Fレストラン

人気メニュー
100年以上愛されている百年ライスカレー(3700円)

緑溢れるテラスは特等席です
そこでしか味わえない空気感があるようです。

木造建築の金谷ホテル
金谷ホテルの眠り猫なんてのもありました

東武鉄道が買収した理由は?

日光は東武鉄道にとって重要な経営資源の1つ
金谷ホテルをグループに加えることで新たな魅力を創出する
それでインバウンドを呼び込む

5月中旬
150周年記念メニュー開発

日光自慢の魚…ニジマスを使った物。

このニジマスは特別な育て方をしています
大自然の中で育てています。

清滝養鱒場
男体連山の湧き水を使って育てられています。

栃木県のブランドとなっているプレミアムヤシオマスもいます。

鮮やかなオレンジ色の赤みが特徴だそうです。
ほんのりとした甘みと程よい口溶けが味わえます。

この魚を守ろうと後継者のいない養鱒場を金谷ホテルが買収。

金谷ホテルが事業引継で手を上げてくれたのは助かった
そのおかげ東武鉄道にも魚を使って貰っている
一番良い形に落ち着いた

このマスを使った料理も開発されていました。
スタッフが何度も試食会をして改良してました。

出来上がったのは、夏季限定ランチ5500円から

ニジマスはソテーして竹炭の衣揚げ
プレミアムヤシオマスは絶妙な火加減で半生に仕上げたミチュエ

美味しそうな料理が出来上がっていました。

そして日光金谷ホテルは位別館を全面改装することに
歴史のある建物です

工事で正面からは入れないので地下から入ります
時間が止まっているようでした。

電気技師が詰めていた場所に行ってみるとお宝がありました。

電気関係書類という明治の資料
初代の金谷氏の署名が入った書類でした。

ホテルのギャラリーなどに飾られることになりそうでした

150年の歴史を未来に繋ぐ改装工事
銅板屋根の葺き替えは職人の手作業

昭和天皇が宿泊した特別室も模様替え
2つの部屋を繋げてスイートルームに。

そこには別世界がありました

改装を終えた別館は屋根は緑青でしたが綺麗な銅色になっています。

登録有形文化財だから外観を変えることは出来ない
銅板の屋根と壁を塗り直しただけで一緒
今朝施主検査をやったばかり

というホテルを見せてくれました。
新しい匂いがしてるようです

別館3Fの特別ルームは昭和天皇が2度宿泊した部屋。
そこには吸い込まれる景色がありました。

緑がぶわっとひろがる景色
窓からは紅葉や雪景色も見れ四季折々の絶景が楽しめます。

改装で金谷ホテルが最も拘ったのは
SDGsへの取り組み

化石燃料を使ったスチームの暖房だったのを電化製品へ。
照明も全てLED
ただ色々な建具は古くからの物を使っています。

SDGsにある
つくる責任 つかう責任の概念に一致しているそうです

部屋には家具などが入りました
SDGsを意識したアメニティも置かれました

雄大な自然が広がる日光で壮大な実験

天空の秘境奥日光
入口が中禅寺湖です。
大自然を舞台に壮大な実験が行われていました。

日光市道1002号線

1993年から一般車を通行禁止にしています。
走れるのは東武の低公害バスだけ。
手つかずの自然を巡るルートでそこは野生動物の楽園

そんな赤沼駐車場に集まる人たち。
6月28日
中心人物は東武鉄道の金子さん

自動運転バスの試走をしていました。

EVバスで自動運転の実験を始めます。
今回初めて山の方まで持ってきたそうです。

EVバスにコンピュータやセンサーを取り付けた特別車両。

自動運転EVバス

過疎地の観光を持続可能に

始めて自動運転のバスを走らせる実験です。
様々な走行データを集めるのが目的

先進モビリティという会社の瀬川さんと共に自動運転バスを開発していました

しかし大きな問題が色々と。

  • GPSの信号はうっそうとした樹木に阻まれて届かない
  • 携帯のアンテナもない

GPSの電波が届かないのは致命的ですし、携帯電話の電波も届かなくなると地図データも飛ばなくなります。

金子さんも想像以上だと頭を抱えます。

いきなり直面した想定外のピンチ

金子さんが向かったのは東京大学生産技術研究所。
ある専門家を訪ねます

次世代モビリティ研究センター須田教授

この分野の権威です。
須田教授の技術を元に自動運転化する研究をしていました。
別のやり方がないものかと相談に来たのでした。

最近LiDAR反射塗料という言う新しい技術も出て来た

その塗料を使って実験を進めることに

自動運転を労働力不足の解消に繋げていきたい
バスやトラックのドライバーが足りない状況にある
自動運転技術で無人運転出来れば地域のモビリティが確保出来る

と教授。
茨城つくば市
産業技術創業研究所

先進モビリティの瀬川さんが実験の準備をしていました。

LiDAR反射塗料という灰色の線です。
そこに磁気マーカーを設置して車のスピードをコントロールします。

GPSも携帯電波も使わず自動運転出来るのか

バスが走り出し自動運転になりました
塗料を塗られたコースを進むバス
磁気マーカーで減速します

上手く動きそうでした。

瀬川さん

これを日光の道路に埋めていって速度管理をこれでやる
(課題がある方が燃える?かと問われ)
簡単な方がいいいです
どうしようかなと思っていた
うちのスタッフが頑張ってここまで

今年9月
奥日光で乗客を乗せた実証実験を行うそうです。

スペーシアXでの商談会

7月5日
東武鉄道浅草駅
スペーシアXが入線

ホームには東武鉄道の岩出さんも
東京側のバイヤーと日光側の業者がホームに集まります。
全員で100人弱

商談会inスペーシアX

東京の旅行会社と日光の業者を集めました

ビジネスのお見合い列車

前代未聞のイベントでした。

運行開始前の車両を使用した商談会は世界でも初めてではないか

などと、日光の市長も来ており自らマイクを握ります

2時間の大商談会が列車内で開かれます。

日光の日本酒メーカー
東照宮の近くにある大衆演劇劇場
日光金谷ホテルの人も来ていました。
JR東海ツアーズ担当者に売り込んでました。

リニューアルしたばかりの銅板屋根が見られ見られるのは1~2年だけかなと思う
魅力的だなと。早めに商品化をしたいなと

と旅行会社。
市長はエコリゾート日光をアピールしてます。

奥日光が環境省の「脱炭素先行地域」に指定されました。
選べる観光地選ばれる観光地になるには環境を守る取り組みは必須

大きな流れは地域の活性化に繋げる取り組みにもなっていました。

環境と観光への思いを乗せた新型特急が走り出します

と、締めくくられていました

まとめ・感想

東武鉄道凄いですねぇ。日光を本気で盛り上げていこうとしてます。
私は行ったことないのでさっぱり解りませんけどこういうの見ると行ってみたくなりますね。
意外と東京からも近いようですし。
スペーシアXも乗って見たいですし。

環境への云々やSDGsはあまり興味がないのでどうでもよいのですけど。
そこへの並々ならぬ取り組みは感心しました。

しっかり太陽光で発電してCO2排出実質ゼロとか…なんか微妙に騙されてる気がしないでもないですけど。
そういう取り組みもしっかりしているという所を知る事が出来て良かったです。


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