ガイアの夜明け 感想

『SDGsウィークエンド 古い家が宝の山になる! 』【今日の「ガイアの夜明け」感想】

今日のガイアを3行で

  • SDGsウィークエンドということで古い物の再生という部分に注目してました
  • 山翠舎では古い木材を取り扱い再生してました
  • リビセンという買い取った古い雑貨や木材を販売している団体があるようです

※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。放送内容を引用してます

古い家の整理

今多くの人が悩む実家や古い家の整理
そこへ救世主が
埃を被っていたガラクタに再び価値をつけると飛ぶように売れるそうです。
話題の仕掛け人がいました。

一方解体された古民家の木5000本
捨てられる運命だったが時を経て次々と息を吹き返しました

持続可能な世界を目指すSDGsで注目のビジネス。
世の中に貢献したいと働く人たちの姿

そんな仕事をガイアのカメラが追っていました

古民家解体

2022年11月新潟県糸魚川市の山間
築200年の古民家の解体工事中でした。

その様子を見つめる人が
家主の池亀さん64歳
父母が住んでいたそうです
2年半前に亡くなったり入院したりして空き家になっていたそうです。
誰も住まなくなった家をやむなく処分する事にしました。

取り壊されていく思い出の家。
身長測っていたケヤキの柱などもありました。

そんな池亀さんが解体を依頼したのは山翠舎

職人が手作業で鉄砲梁と呼ばれる梁を解体していました。

鉄砲梁

火縄銃の形に似ている梁。
豪雪に耐えてきた丈夫な梁です。

上手く解体が行われました。
ほぞ穴(木材同士を止める穴)が見える程。
手間をかけなければ折れてしまうそうです。

山翠舎

解体した古民家の木を買い取る企業です
鉄砲梁はかなり貴重なようでした。

2階に上がる山上さんがお目当ての物は
昔の大工が手作業で削った木でした、。
その跡が残っています。

現在では機械で平らに出来る断面ですが昔はそんな物ないので手作業で削っていたようです。
その跡が貴重との事。

その木も含めて30本を買い取りしてました。
それを解体費用から差し引きます

依頼主にもメリットがある訳です。

その木の行先を追います

長野県大町市にある山翠舎の倉庫
古木が5000本ほどある

倉庫一杯に詰まれた古い木は解体古民家から買い取った物です

この木をどうする?

商業施設や店舗で再利用している
古い木を現代の建築に使い活かす

大きい古木は9mクラス。
蔵の屋根を支えていた物で500万円とかするそうです。
あまり大きくない物でも10万円前後との事。

住宅の梁に使われる場合もあるし、家具に古い木を使う場合もある
活用する幅が日に日に増えている

捨てられたり燃やされていた古い木
SDGsにも貢献できるビジネスになりました。

東京都中央区に山翠舎が手がけた建物がありました。

古い扉のある建物
古い木材がふんだんに使われている店内
ニューバランスのコンセプトストア

シューズ以外にもアートを展示するなどギャラリーのようなお洒落な場所です。

柱や梁は古木を使っていました。
埼玉の川越市の築200年の倉を移築して持ってきて利用したそうです。

古い木ならではの工夫も。
ほぞ穴を利用して商品棚をつけたりしているそうです。
元々の木材に釘を打たないようにしていました。
古い物を捨ててしまうのでは無くSDGsの取り組みです。

ニューバランスは文化や伝統を大切にしながら現代的に表現する事をやっているのでマッチしている
この建築デザインを目的に来る人もいる。
新しい客も増えて広がっている

とのこと。

東京駅構内にも山翠舎の木材が使われている所が。
バームクーヘンで有名な治一郎
山翠舎の古い木材がそこかしこにありました。

山翠舎

いままで500軒以上を施行
解体から施行まで行えるのが強みです。

山翠舎

率いるのが山上さん 46歳
創業家の3代目社長

1930年山上木工所として建具など作っていたそうです。

山上さんは大卒後ソフトバンクに勤務
28歳の時に山翠舎に入社しました。

古民家の解体をみて古民家は壊すのかと感じたそうです。
捨てられているのなら上手く活用しようと古材の買い取り販売を始めたそうです

建具を扱う職人の技術を活かせば新しいビジネスになると考えたそうです。

2004年に古木の再生事業をスタート

捨てられた物が活用出来る
更に違う形にして違う人に使って貰う
新しい循環を生んでいきたい

大阪市のビッグプロジェクトが舞い込みました。

ホテルvoco大阪セントラル
そのエントランスの内装を担当することになりました。
次々と古民家の柱を立てていきます。
長さが足りない物は継ぎ足して1本にしました。

金輪継ぎ

2つの木材を組み合わせる技法です。

寸法が狂うと出来ない繊細な作業に9人の職人が取りかかってました。
古木を知り尽くしている人たち。
素晴らしいチームワークで作業していました。

1月23日エントランスが完成
52本の古木で組んだ櫓がありました。

日本の職人技

デザイナーの谷山さんが確認にやってきます。

迫力がある
形を変えながら価値も変えながら長い時間で使い続ける
それが古木を使う魅力

谷山さん(デザイナー)

古い木の再生ビジネスに取り組み19年
なかなか伸びなかった業績もこのところ急拡大
22年の売上は10億円以上です。

そんな中糸魚川の鉄砲梁が出荷。
どこで使われる?
もう一つのドラマがありました

東京蚤の市

2022年11月立川市。昭和記念公園。
3年ぶりの開催となりました。
200店以上が出店する国内最大級の骨董市

そこで人気の店
リビルディングセンタージャパン
通称:リビセン

商品2000点以上の品揃えが人気。古い家から買い取った物です

椅子3300円…古めかしい椅子でした。
薬瓶770円

売れるの?

変な箱が売れたり板が売れたり
ガラクタにしか見えない物も売れていきます。

木箱とか。
板とか。

1日で72万の売り上げがありました。

リビセンの責任者は東野さん

休む間もないそうです。
かなりの量を持ってきてたようですがかなり売れているようです。

リビルディングセンタージャパン

長野県諏訪市
リビセンの本社がありました。
2階は買い取った雑貨を売るショップです。

年間5万人が来店する人気スポット

東野さんが意外な売れ筋を教えてくれた

箱や籠は凄く人気
玄関先においてポストみたいにしている人がいる
不在の時荷物を入れておいて下さいとか
使い方を考えてくれる客が多いのがリビセンの良いところ

ネット販売も展開
500アイテムあります。

リビセン

7年前の2016年夫婦で起業しました。
レスキューと呼んでいるそうです。

大家さんとかも全部捨てたい訳じゃない
使い道がないとか今の家で使えないと無念な気持ちを言ったら大げさだが
気持ちも含めて救えると良いという思い出レスキュー

買い取り現場へ
長野県の築50年以上のお宅

リビセンの千葉さん
依頼者は79歳女性

不要な物を整理したいと依頼

年齢的に段々体力が無くなるので体力がある内にやっておかないと

納屋へ案内
長年使われていない物が埃を被っていた
ブリキのバケツとか漬物石まで買い取りしてました。
マニュアルなどはなくて千葉さんの目利き

デザインや物の雰囲気で僕たちが引き取って
次の人に伝えたいと思う物を選んでいる

椅子やバケツ食器など合計70点を買い取り
2700円でした。

リビセンでは階段の脇の板なんてものも買い取っていました。

階段の一部
古い木材なども一般向けに販売

奥に案内して貰うと
奥に工房があってオリジナルプロダクトの制作をしています。
古いガラスと木を組み合わせた額を作っていました。

木だけだと家に持って帰ってもしょうがないがちょっと欲しいと思えるかなと(額にすると)

手作りの額は東京蚤の市でも売られていた
額100点を準備

値段は13900円
小さい物でも7000円ほど

どんどん売れていく
在庫無くなりそう想定外だった

リビセンを設立して7年
年商1億2500万円にまで成長しました。
スタッフ18人となっています。

店長の岸本さん。
27歳で任されています。
3年前に熊本からリビセンに入社したそうです。

最終的に買って貰えないと捨てるしかない
自分が最後のレスキューを担うなるという気持ちを持っている
凄く信頼している

生き生きと働く岸本さん
実は悩みを抱えていました…柱や木材が売れないのです。
雑貨と比べて木材は買い手がつきません
在庫が増えていくだけという状況を打開したいと考えていました。

売れずに貯まる古い木材…
12月中旬の休日

やってきたのは神奈川県の宮沢さん一家
ワークショップ
木材を使った家具作り体験を企画

木を選ぶところから始めて、それらを一つに繋げてテーブルを作るようです
材料込みで28830円

失敗してもしっかりサポートします
家族で協力して作る事5時間
世界に1つだけのテーブルが完成してました。

家族で1個の物を作れたので楽しかった
自分で作ったから愛着が沸く

眠っていた古い木材が新しい家庭へ

別の日のワークショップ

満員御礼
岸本さん嬉しい手応えを考えていた

家具のワークショップ

月2回開催予定

そのままでは使いづらい古材や古道具を新しい価値を与えたり使い方を提案したり一番わかりやすいのがワークショップ
続けて行きたいと思っている

SDGs

持続可能な開発目標

環境や人権など世界の問題を解決するための17の目標
日本は19位とかなんとか。

私はSDGsの胡散臭さがあまり好きではないのですが。
相反する目標がある気がするんですよねぇ。
まぁそれは置いといて。
今企業の間でSDGsのキーワードはどんな風に捉えられているかといえば…

考え無い企業はビジネスをする資格が無いという経営者もいるほど

だそうでして。ますます胡散臭いという。
そういうものじゃ無いと思うんですよねぇ。

大川印刷

神奈川県の印刷工場
石油系の有機溶剤を使わないインクで刷っているそうです。
環境負荷が少なくてグリーンな印刷

更に使用する電力は太陽光など100%再生可能エネルギー。
大口取引が一気に増えたそうです。
100%再生可能エネルギーの印刷が響いたとのこと。

ハリタ金属

富山県にあるリサイクル事業者のハリタ金属
アルミなどのリサイクルで年商100億円の企業

SDGsを経営理念に掲げ2030年に年商300億円目標

SDGsに取り組む事でもう一つ大きなプラスが。

人材の活性化

男性だけだった現場に女性の姿
ジェンダー平等もSDGsの目標の一つ
社会の役に立つと実感出来るSDGsは働きがいにも繋がっているそうです。

ビジネスをする上でも人材の活性化の意味でも重要なキーワードとなっているそうです。
10年後には廃れてそうですけど。

山翠舎での変化

山翠舎でも大きな変化がありました
社長の山上さんがある人を紹介

古木をやりたいという期待の新人大工の堀内さん28歳女性。
数名いる女性大工の一人

信州大学卒業後大学の事務職でしたが、5年前家族の反対を押し切り大工になったという経歴の持ち主

人の心を感動させる空間を作れる大工は凄いなと思って。
日本全国どこを探しても凝んない古木を持っているところはない
この会社に出会えた事は良かった

静岡熱海市にある「竹林庵 みずの」という温泉旅館
改修工事に堀内さんが携わっていました。

一緒に作業しているのは棟梁大工歴60年の中嶋さん
孫ほど年の離れた堀内さんに丁寧に教えてました。

「いままで何人も若い人を育てたが女の子とは初めて
最初はどうやって教えれば良いか戸惑った
やってる内に本当に真剣にやるんだと分かったし教え甲斐もある貴重な人材ですよ」と、棟梁
「最初は女性と言うだけで断られたりとかもあったが、こうやって受け入れて一生懸命教えてくれる人たちに巡り会えたので幸せ」と堀内さん

しかし経験が浅い堀内さん
貴重な古い木を扱う仕事は回ってきません。

山翠舎本社に6時に誰よりも早く出社する堀内さん
来るべき時のため自主練習を続けています。

パッと言われたらさくっと出来るようにという勉強でした。

12月中旬その日がやってきました。

山翠舎
新潟糸魚川の古民家の鉄砲梁の出荷です。

12月中旬世田谷区の住宅街
ピザレストランの内装に使われる事に

早速鉄砲梁が運ばれてきました。
そこに堀内さん
メインの鉄砲梁の加工を任される事に

懸命に学んだ5年間。いよいよノミをいれます。
失敗すれば貴重な鉄砲梁が台無しに。

堀内さん正念場…しっかり作業してました。
親方がチェックしたところ一発OK

上手くはまるかどうか…ピッタリ収まりました!

新しい形でまた多くの人の目につくように生まれ変わらせる事が出来る
凄く魅力的だし学ぶ事も沢山ある

どんな素敵な店に?

1月28日ピザレストランオープン
カウンターの目立つところに鉄砲梁が
堀内さん仕上がり見るの初めてでした。

上手く付いている
私が来たときにはカウンターもなかったし店にマッチしていて良いと思う

依頼した店の主人は

釜と同じぐらい皆が見上げてくれるのでつけたかいがあった
存在感があっても満足

山翠舎の社長も。

木が好きな方に使って頂いて感慨深い

と語っていました。

まとめ・感想

SDGsの時代こうした取り組みがもっと注目されるはず
堀内さん達の活躍の場も広がって行きますと締めくくられていました。

こうやってある物を大事に使い続ける循環社会というのが形成されるのはとても良い事だと思います。
古い物にも限りはありますので拡大したところでその後縮小するんじゃないかとは思いますけど。
そのときにどう言うイノベーションがでるかですかねぇ。



あまり関係無い余談

上の方でSDGsが胡散臭いと書きましたが主観的な何かです。

耳心地のよい言葉を商売やら政治に繋げているだけで実体が伴わないような事が多いような気がするとか。
ホントに持続可能という事に対してそれが意味あるの?みたいな感じがするし。
環境の事とか考えるならまず戦争を止める方法考えたらどうかとか。あれが一番の悪影響ですし。
それぞれの利益ばかりが絡んで先行していて本質が違ってる気がするので胡散臭いと私は感じてるだけです。
私のように底辺の庶民は如何に物価高を生き抜くかだけで精一杯ですから。
光熱費を安くして欲しいのが一番の願いですし私自身が持続出来なさそうですし。
あういう理想は素晴らしいと思いますけど、それが持続可能な良い未来に繋がるのかはどうなんですかねぇ。
関係ある項目っていくつかだけな気がします。

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