ガイアの夜明け 感想

『中国大変貌!巨龍はどこへ…(ガイア20周年企画 第12弾)』【今日の「ガイアの夜明け」感想】

今日のガイアを3行で

  • 中国の変貌についてガイアが追っていました
  • パナソニックの中国での挑戦について
  • 農民工達の今につじても触れられていました。

※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。放送内容を引用してます

この20年で変わった中国

この20年で大変貌を遂げた中国
ガイアは眠っていた巨大市場の扉を開く瞬間を追いかけてきました。

2003年中国で初めて、日本の宅配便佐川急便が進出
現在年間1000億個超な物流大国の第一歩でした。

ヤクルトレディは広州の街で日本式の訪問販売を始めました。

健康ブームに乗って今では20年前の40倍以上売れているそうです。

それよりも先に進出していたのは松下電器
1987年中国進出
中国の人たちの生活が豊かになる一翼を担いました。

今はビッグプロジェクトが動いてました。
家電メーカーが作る街です。

日本やアジアで上手く行ったというアプローチでは絶対成功できない

忘れられない少女の出会いもありました。

2002年家族のため貧しい農村から都会へ出稼ぎへ
経済成長の影で懸命に生きる庶民の姿を放送していました。
今や出稼ぎ労働者は命がけフードデリバリーをしてました

ニトリの進出

12月中旬上海のショッピングモール
ニトリがオープンしようとしていました。

店内ではスタッフが集まっていました。

10時開店しましたが30分たっても客は来ませんでした。
この時期コロナの感染が急拡大している時期だったので外を出歩く人が殆どいない時期でした。
しかしニトリは客の来店が見込めないが敢えて新店舗をオープン

3月に店を訪ねると打って変わって賑わってました

品揃えはフライパンは大きさも種類も豊富
機能性を追求する枕も日本と遜色無い品揃え。
ホテル枕も日本と同じ値段

中国の人にもニトリはかなり受け入れられていました。
品揃えの良さと価格で人気を博していました。

お、ねだん以上。ニトリの価値観が中国でも浸透。

第1号店開店から9年で67店舗まで拡大。
ライバルのイケアを上回り更に攻めの姿勢を貫きます。

見据えるのは今年100店舗
毎年40~50店舗以上増やす事によりブランド認知度を高めていこうとしていました。

中国ニトリ運営本部
出店の加速に合わせ人材育成の店長研修もしていました。

最も重要なのは目先の売上では無く企業理念

これを徹底していました。
更に店頭でも変化が出てました。

日本製造の商品があちこちにありました。
陶器なのに軽いという機能性と付加価値で売上を伸ばしてました。

ニトリが今中国でやろうとしているのは…

今までは生産地として非常な重要な位置づけでした。
これからは更にプラスして消費地として中国市場は非常の大きな部分を占める

中国は20年で世界2位のGDP
その後も成長してます。

2022年6月には12706社の日本企業の進出

世界の工場→一大消費地

世界の工場から消費地に変わる中国。
大変貌を遂げた中国が新たなフェーズへ
日本近業はどう対策していくか

中国のパナソニックについて

北京に日系企業の先駆けの場所がありました。

パナソニックグループの中国事業の創業の地

1987年に設立した北京松下カラーブラウン管工場の跡地
パナソニックHDの本間副社長が中国統括です。

この工場の跡地の一角に松下記念館があります。
海外ではここだけだそうです。

松下幸之助氏は
会社の寿命が短い中国で100年企業を育てた経営者として尊敬

中国事業を始めたのが創業者本人
創業者の陣頭指揮で中国事業は広がってきた

鄧小平氏がパナソニックを訪問した映像が残されていました。

鄧小平氏と松下幸之助氏との間で行われた会談の席で、
鄧小平氏が「中国の近代化に協力して欲しい」と願い出ました。
松下氏は「なんぼでもお手伝い致します」と応じました。

21世紀は日本や中国などアジアの繁栄の時代
大きな視野で中国の近代化に協力しましょう

この言葉を機にビジネスを拡大
現在中国での売上はパナソニックの3割を占める程に

2002年大阪
ガイアがが始まった年にパナの工場には中国の研修生がいました
教えていたのは最先端技術
プラズマディスプレイパネルの製造でした。

ありましたねぇ…プラズマディスプレイなんて。

日本人と中国人が一緒にパナの未来に向けて走り出していました。

しかしそれに陰りが見えたのは2010年代

ハイアール、ハイセンスなど中国の家電メーカーが急成長
押されるようにパナの中国事業は成長が止まりました。

その要因について分析してきた本間副社長

1.朝から晩まで日本を向いた経営
2.中国の人とか物を活用出来ていない
3.全般的なコスト力不足
解決策として中国のことは中国で決める

2019年 パナソニック中国北東アジア社を設立
日本から独立した権限を持つことになりました。

そこのデザイナートップが西澤氏
改革の中で生まれたのが、大きな箱でした。

なぞの洗濯機

日本では売っていない洗濯機でした。
ドラム式洗濯機の上に置いて使います。
エアバッグ技術を搭載していてセーターなどのデリケートな衣類を押し洗いで洗濯出来ます

クリーニング店が少ない中国
痛みやすい生地の服も洗うそうです。

押し洗い洗濯機です。
技術開発は10年くらい前から日本でで要素開発してたそうです。
日本では使わなかった用ですが中国でユーザーリサーチをかけて良いじゃ無いかとなったそうです。

日本で製品化できない技術を応用してスピード開発

現地で開発し1年で商品化

シェーバーも日本と全く違うデザインにしたところ売れるように。

一目惚れがポイントとのこと。

売れるデザイを仕掛けている場所が上海
その心臓部にガイアのカメラが入った

デザインセンター

30人のデザイナーが働いています。

2月下旬

行われていたのが新製品開発会議

デザインするのは新しい美顔器

これまで日本と同じもを販売してたがデザインが悪く売れません。
機能性を前面に押し出した形は日本では信頼感を得ますが、中国では受け入れられないそうです。

会議に参加するデザイナーは全員中国人
彼らの感性に委ねます。

機能は日本と同じでもデザインを根本から変えました。
次々と具体案が出てあっという間に多くのデザインが集まります。
最も評価が高かったのは、卵のような形でした。
更にアイデアを練り中国人が一目惚れしそうなデザインに仕上げてました。

去年売り出した商品も美顔器。

中国で人気のある化粧品を参考に作ったそうで。
化粧品と一緒にお置かれたときに違和感のないようなイメージを作りました。
Z世代の人は外見をとても重視する

高級化粧品並べても遜色無い見栄えにしたところ売れる商品になりました。

別のデザインチームは家の設計図面を作っていました。

パナソニックは家電の他、住宅設備まで幅広く手がけます。
空間デザインにも力を入れていました。

江蘇省の新しくできたマンションにパナのデザイナーが来ました。
建物から内装までパナソニックが設計したマンション
家電は全てパナソニック製です。

今回のプロジェクトの位置づけ

健康で快適なライフスタイルに注目している顧客層が対象
健康志向が強い富裕層シニアターゲットです。


トイレすらITが駆使されています。
座ると体脂肪血圧などを測定可能内蔵センサーで尿検査も可能。
日本では製品化していないそうです。

尿検査ってすごいですね…

スマホ連動の睡眠管理システムをいれた寝室もありました。
スマホが高齢者にまで浸透している中国ならではの装備

他にもふんだんに設けた収納など日本的な細やかなノウハウも詰め込みました。
そんなマンションを27棟建設

街の名は松下の街でした

農民工について

ガイアは20年前に少女に出会いました。
「厳建麗」さん18歳
貧しい農村に家族6人で住んでました。
妹2人の学費などのために自ら都会に出稼ぎへ

一家の月収は1400円です。

広州まで電車で揺られながら向かい就職したのは明陽電気
変圧器を製造販売してました。

月収9000円でした。

中国は経済発展の産声上げたばかり人員を欲しがっていました。
それあh貧しい農村から来た農民工で支えられていた

2009年
再び明陽電気に行くと

「厳建麗」さんは26歳になってました

月給は45000円 8年前の5倍に。

夫もいました
自宅に着いていくと夫婦で購入したマンションがありまして。
幼い子どももいました
農村では考えられない豊かな暮らし

お母さんも田舎から出て来ていた

10年で一変した人生
誰もが幸せになれると信じていました。

詳しくはこの記事でも…


今日のガイア『中国とどう向き合う? 農村少女とトヨタの10年』
※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。  誤字脱字、支離滅裂となってますがお気になさらず ニッポンの生きる道~第3弾~『中国とどう向き合う? 農村少女とトヨタの10年』 中国10年の急成長ぶりは目を...

急激な経済発展を支えた農民工
今は全く姿を変えていました。

中国北京の街中を走ると良く見るのは黄色い服のライダー
弁当を配達する人たちです。

宅配ライダーとして働く王さん29歳
地方出身の農民工

毎日11時から13時半頃が注文ピークで運が良ければ1日30~40件こなせるそうです。
所属するのは宅配最大手美団(メイトゥアン)という企業。

1日最大6000万件を配送 最大手
数十円の配送料ですぐに届け手くれます

お昼時のオフィス街は配達弁当の山
凄いな…ビルの前に野ざらしで置いて行くのか。
雨降ったらどうするんだろう。
なかなか衝撃的な光景でしたが。

中国の都市部では当たり前の光景だそうです。
王さん

収入は悪くない。工場で働くより貰える。
今の若者達は皆自由に働きたい

500万人の農民工が支えているそうです。
新しい働き方ですい。

スマホ一台あれば仕事を始められてAIが数万人の位置情報を管理。
最も効率的な配送ルートを導き出します。
指定された時間に遅れると罰金が科されることもあるそうで…

通行禁止の地下道も近道お構いなしにバイクで突き進みます
AIの指示ではないですが罰金避けるため逆走も当たり前

流石中国というか何というか…恐ろしいですね。

長く続けられる仕事じゃない
毎日ずっと走るのはリスクが高い

王さんが北京で宅配ライダーを始めて2年
農村に住んでいた山の中にある村だそうです。
山西省黄河の中流
農村部の年収 37万円
都市部 94万円だそうなんでかなり低いです。

痩せた土地が広がる場所でした。
若者は皆出稼ぎに行ってしまうようです。

経済成長に取り残された農村部
都市との格差が拡大してました。

16から出稼ぎでもう14年
炭鉱や工場色々なところで働いた。まずはお金を貯めないと

北京でしっかり働けば良い給料が貰えます。
20時
11時間の仕事を終えました

ねぐらに戻ったらすぐテレビ電話です。
通話先には子どもがいました
故郷に残した妻と3歳の長男

給料のほぼ全額を仕送り
休みなく働き続けている1日で最も大切な時間でした。

子どものことで頭がいっぱいでした。自慢したりしてました。

離れて暮らすことは?

どんな親でも子どもや家族と一緒に過ごしたい
経済的な状況がさせてくれない。仕方ない

仕事終わり配達中にいつも見ていたというおもちゃ屋さんへ。

買ったら喜ぶかなと選んでました。

実家が貧しく3人兄弟だったから学校に行くのも難しかった
残念な人生だと思う事もある
自分がまともな教育をうけられなかったから子どもは良い学校に通わせたい

良い親ですよね…
その為にまさに身を粉にする働きですから。違法行為までしてますし。

北京のオフィスビルの谷間にあるアパート
同僚5人と共同生活
家賃は1人1万円
トイレも風呂もなく2段ベッドと仕事道具だけという部屋。

現代の農民工

実家への仕送りと借金返済の為に働いている人は…
会社経営していたそうですがコロナで駄目になったそうです。

2年ほど働いて故郷に戻り家族と一緒に小さな店を開きたいと言う人も

中国の今を生きる農民工

彼らの1日がまた始まりました

パナソニックの新会社とプロジェクト

2月上海
パナソニックが新会社を起ち上げました。
世界最大の電気自動車市場を狙います。

何を仕掛ける?

EV向けの電子部品の販売強化
バッテリーの劣化を予測するサービスを展開
将来に向け収益の種をまいていました。

中国での事業を仕切る本間副社長は。

中国の新エネ車電気自動車は倍々でマーケットが伸びている
来年800万台となる。パナソニックのデバイスをどう収めていくか。
我々れの非常に重要な選択

松下の街

中国で初めて松下の街
マンション27棟が3年の歳月をかけて完成。
日本庭園もありました。
中国であることを忘れるほどです。

パナソニックのの全てを注ぎ込んだマンション
不動産不況の中半分が売れました

コミュニティの価格は周辺の4倍だそうですが周辺のコミュニティとは違い価値観を提供するとのこと。

どんな暮らしが送れる?

妻と北京から引っ越した男性
書道家のヨウさん54歳

3LDK115平米 7000万円だそうです。

ベランダの洗濯機はパナソニック製。
パナソニックに囲まれた生活です。

統一感ある部屋のデザインにソ亡いツケの家電もある
ここは中国で見つけられる最高のマンションだと思う

特にお気に入りが空調システム
北海道モードにすると室温22度
温度は少し乾燥した40%
中国の人に人気の北海道です。
ハワイモードもありました。
環境を再現出来るそうです。
PM2.5に対応した空調もありました。

老後はここで過ごす
この街で死ぬまで住みたい

変貌する大国

日本はこれから中国とどう向き合って行けばいいのか

創業者松下幸之助氏が将来の可能性を見込んで始めた中国ビジネス
ブラウン管から始まり今や街作りまでしていました。
こうした中国のプロジェクトは12箇所で進んでいるそうです。

20年で日本を追い越し世界2位の経済大国にのし上がった中国

巨大な龍とどう向き合って行けばいいのか
本間さんが答えます。

私はやはり日本の製造業がグローバルにポジションを保つにはこの国でも作って儲けて利益を上げて日本に配当するのが不可欠
この国で彼らに負けない競争力を磨き続けるというのがパナソニックグループが世界で生き残れる、世界で成長出来る原動力になると思っている

と語っていました。

感想・まとめ

期待してた少女の今が無かったのでちょっと拍子抜けではありました。
そこがちょっと気になっていたので。

パナソニックの中国での活躍と、農民工のお話が中心となっていました。

今の中国を知ると言う部分も出来なかったのでなんか色々片手落ち感が…。
消化不良な感じではありました


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