ガイアの夜明け 感想

『ガイアが見つめた20年第3弾 地方創生の切り札!『道の駅』はいま~勝ち組と負け組の分かれ目~』【今日の「ガイアの夜明け」感想】

今日のガイアを3行で

  • 道の駅が出来て30年。勝ち組と負け組に注目してました
  • 勝ち組筆頭は流石の賑わい。負け組筆頭は北海道でした
  • 再生請負人が社長になり少しずつ成長する道の駅も紹介されていました

※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。放送内容を引用してます

道の駅様々

行列必至の話題の場所
日本で一番新しい道の駅、道の駅 くるくるなると
徳島県鳴門市にオープン
特産品鳴門金時を使ったいもあんパン
鳴門海峡の海の幸を使った海鮮丼
とても美味しそうでした。

地方創生の切り札として進化を続ける道の駅

しかし赤字や廃業に追い込まれるケースも多々

そんな道の駅についてが今日のガイアでした

勝ち組:道の駅むなかたの場合

玄界灘を望む福岡県宗像市
勝ち組代表格の道の駅道の駅むなかた

9時開店。
オープンと同時に駆け込む客
開店から5分で人だかりが出来ています。

並ぶのは玄界灘の鮮魚約30種類。
それらが飛ぶように売れます。
まとめ買いする客もいます。

魚が食べたいときはここにしか来ない
小倉から1時間かけて来るだけの価値がある

などという声も聞こえてきます。

福岡と北九州の中間にある宗像市
昔は素通りされる町でした。

2008年に道の駅が出来たことで年間154万人以上が来場(2021年度)
昨年度17億8100万円の売上げがありました。
九州地区1位で11年連続だそうです。

ガイアも9年前に取材していました。


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ガイアの夜明け-感想/3884/

うちの記事にもありました。
発掘してきました。

取材当時は鮮度抜群の魚介類で売上を伸ばしてました。
真鯛 400円
鰤の子 600円
などなど。お安さも魅力となっていました。

鮮度の良さは今も昔も同じです。
昔は売りは安さでした

現在の道の駅むなかたは、

漁が解禁されたばかりの真鯛
値段は1200円になってました
ヤリイカも2550円
強気の値段設定。

それでも客が群がり購入していきます。
皆口々に鮮度が違うと言います。

鮮度と質の良さを前面に打ち出したのでした。
それにより道の駅むなかたの魚がブランド化したのでした。
ブランド化に成功したのです。

それにはしっかりとした苦労があります。

朝5時鐘崎漁港
玄界灘で獲れた真鯛が水揚げ中でした。
生きているうちに神経を抜いて氷で締めて活け締めに。

締めると何が違う?

締めて血抜きして鮮度を保つと売値も変わる

活け締めにした魚はすぐに加工場に。
家族で漁業をする灘邊さんのお母さんが一生懸命パック詰めしてました。
夫と2人の息子が獲った魚を売っています。

魚の質はどこにも負けないので強気の値段設定。

その鮮魚が7時には道の駅に並びます

売上は変わりました?

やっぱりいい。他の所に魚出してない
ここと市場だけ

売りに来る漁師は9年前は40人だったのが126人に増加

収入はどのくらい増えた?

3~4割という答えが返ってきます。

中には年間2000万円稼ぐ漁師も現れているそうです。

ただ雨が降れば客足が鈍り売れ残りも出ます。
17時には返品される真鯛が出て来ました。

鮮度を売りにする道の駅むなかたは売れ残りは漁師が引き取るそうです。

その現状を何とかしたいのが開発部の部長の工藤さん。

一番良いのは全部売り切れて報告するのが気持ち良いが…

以前は大手スーパーで商品開発担当だった経歴があります。

そして「むなかた」に転職
経験を生かして新たな試みをしていた。

冷凍食品にした鰤大根1280円がありました。

日頃から魚が残っているのを見ていたそうで、余った魚を加工して出来ないかと考えたようです。

大量に鰤が余ったので買い上げてオリジナル商品に生まれ変わらせたのです。

これが大ヒットして今も売れ続けている模様。

客も味が間違い無いと太鼓判です。

工藤さん
オリジナル商品50種類開発したそうです。
「むなかた」ブランドとして漁師の売上に貢献しています。

去年からネット販売も開始。
オリジナル商品は5000万円を販売したそうです。

工藤さんは灘邊さんの真鯛を使って新たな商品を作ろうとしていました。

加工品にするのが勿体ない気がする
むなかたのブランド品なので

そらそうですよねぇ。
真鯛が余ったときに買取って-30度で瞬間冷凍。
旬の美味しさそのままを閉じ込めてました。

工藤さんもう1つ使いたい食材がありました。

スルメイカ

春から夏に向けて大量に水揚げされるそうです。
真鯛とするめいかを使いどんな商品を作るのか。

鰤大根以来付き合いのある食品加工場カネヤス
こことタッグを君でヒット商品を作ろうと相談に。

スルメイカと鯛…
開発担当者と調理方法を打ち合わせます。

何か凄く手が込んだ商品になるようです。
工程が複雑になっていました。

ただ高級真鯛を使ったオリジナル商品ですから失敗するわけにはいかないのです。

そして真鯛とするめいかを使ったオリジナル商品が完成しました。
天然真鯛のブイヤベース880円
海老やアサリ入り

…まさかのブイヤベースでした。

誰よりも先に食べて貰いたいのが真鯛生産者の灘邊さん。

鯛の味を知り尽くしている灘邊さんの評価は…

ちょっと薄味だけど上品で美味しい。つまみによい
残ったら勿体ないからこういう風に津糅て貰えればありがたい

というものでした。

道の駅の勝ち組は漁師との強い絆で更なる進化を研げてました。

命がけで獲ってきて余った魚を加工品に変えて。
食べて貰い参考にする。一体となって出来るのは道の駅ならでは

と担当者の方が言っていました

道の駅保田小学校の場合

千葉県鋸南町
人口7000人ほどの街。
ランドマークは鋸山です

しかし他には特に知られた観光地はありません
そんな街を道の駅が変えました。

観光客7割増だそうです。

立地は東京から車で1時間
2015年開業。来場者年間67万人(2021年度)

普通の道の駅とはちょっと違います。
なぜかマスクをしている二宮金次郎がいました。
これだけで解りますよね。元学校だと。

併設している直売所は体育館の用でした。
休日は多くの人で賑わいます。
近くで取れた農産物が割安で売られていました。

時間になればチャイムが鳴ります
保田小学校の校歌もありました。

元小学校
広い直売所は体育館でした。

保田小学校

2014年廃校
2015年道の駅に作り替えました。

道の駅保田小学校

インターチェンジが目の前にありアクアラインが出来て便利な場所でした。
その立地を生かしてリノベをして道の駅にしたそうです。

インターチェンジのすぐ横にあります。

保田小学校は明治21年創立
残したいという街の人の想いもありました。

子どもの頃を思い出させる仕掛が沢山

食堂に行ってみると

小学校と言えば…給食
給食をテーマにした食事もありました。

鯨の竜田揚げなどのフライや優しい味のカレー
アルマイトの食器に入っていました。
先割れスプーンなんかもありました。

廊下には机が並んでいます。
学校にあったピアノも置いてありミニコンサートもやってるそうです。

道の駅の最大の特長

教室に宿泊可能

部屋に風呂はなくて別の場所にあるようですが。
1泊大人42000 小学生3200円というお安さ。
泊まりに来るリピーターも多いようです。

たまたまやってきた都内の井上さん一家に密着。

2年1組に宿泊。
誰もいない教室です。
泊まれる部屋は12あるそうですが人気があって予約は取れないそうです
久しぶりにやってきたとか。

来る度に黒板一人じめするお子さん。
お子様自体が楽しんでいてまた行きたいというそうです。

小学校に泊まることでふるさとに帰ってきた気分にもなれます。
大人にとってはノスタルジーですかね。

レンタサイクル1日3000円だそうですが。
それを使って街に出ることを勧めているそうです。

保田漁港を目指す家族
地元の漁協直営の海鮮直営店があります。
採れ立ての魚が食べれる

海を見ながら食べると味も格別

ファミリーファーム保田

苺農園が経営する店
自慢の苺を踏んだんに使ったスイーツがありました。
色々な物を見て食べると鋸南町に愛着が沸きます

それが道の駅保田小学校の狙い目

懐かしい気持ちに慣れる場所としてやってくる人もいそうです

施設が周辺と共々この地域一帯の力によって鋸南町が元気を取り戻すことを夢見ているようです

失敗例につじて

大失敗例などが紹介されていました…
大失敗は北海道のあそこですね。知ってます。

道の駅:フォーレスト276大滝

北海道伊達市の山間にある道の駅フォーレスト276大滝
世界最大のログハウスの里なんてありましたねぇ。
石窯のピザや自動演奏ピアノ、大理石の豪華なトイレなど凄い設備投資。
今や駐車場に車はいません。

2022年1月北海道で初の登録廃止となりました。

フォートレスとには行ったことありますけどね。
きのこ王国の方行っちゃいますしねぇ。
トイレには入ったような記憶はありますが大理石だったっけ程度。
自動演奏ピアノあったっけなぁ…。
そんな程度の道の駅でした。

道の駅は1993年103箇所でスタート
現在は1194箇所あります。

道の駅

道の駅は自治体が建設して所有している国交省に登録された施設
運営は民間や第三セクターが担っています。
赤字になれば税金が投入されることも。

現状道の駅3割が赤字だそうです

道の駅うずしお

鳴門の渦潮が目の前にある
道の駅うずしお
ここも崖っぷちでした。

そのピンチを救ったのはバイトの人だったそうです。
淡路島出身の金山さん。

閑古鳥って泣くんだなとお客ゼロという日もあった

金山さんは淡路島特産のタマネギを押し出すことを打ち出したのでした。

道の駅と近隣施設と協力してタマネギオブジェをあちこちに設置。
それらが撮影スポットなどとして人気に。

タマネギUFOキャッチャーという謎設備も作りました。
タマネギをUFOキャッチャーで取るゲーム。
あんな落ちたタマネギ欲しい人いるのかと思ったら。
1回100円で成功すると1.5kg(650円相当)と交換でした。
おとしたタマネギじゃないんだ。

他にはないタマネギ尽くしのアイデア
家族連れや若い女性客が増えたそうです。

金山さん

じいちゃんばあちゃんしか来なかった施設に若い人が来るとは想像出来なかった。
働くスタッフも若い世代が働きに来たり人のパワーを感じる

金山さんはその後…
2017年道の駅支援会社シカケを起業しました。

道の駅再生請負人に

道の駅しかべ間欠泉公園

北海道鹿部町にある道の駅しかべ間欠泉公園

まだ道の駅が出来る前に行ったことはあります。
間欠泉見に。

道の駅は6年前オープンしたそうです。
ただ初年度の売上げがピーク。

金山さんに相談したそうです。
以前から考えていた秘策を導入します。

道の駅にふるさと納税の業務をしている場所が。

秘策:ふるさと納税の活用

道の駅がふるさと納税の業務を代行します。
その代わり寄付額の1割を運営費にしています。

忙しい生産者の代わりに返礼品のサイトを作り思いなどをかき込んでいました。

その結果寄付額が5倍に増加

街も潤い道の駅では設備投資やオリジナル商品を作れる様に

それで生み出されたヒット商品は根昆布だし

鹿部町は昆布を売りにしていなかったが品質の良さに驚いたそうです。

ここだけでしか販売しないわざわざ買いに来る物を作らないと

ということでここでしか買えない根昆布だしが生まれました。
品質の良さは折り紙付き
年間12000本以上売れてるそうです。

道の駅しかべ間欠泉公園の売上げ

3年連続1億円突破(2019年度以降)

見事に経営が軌道に乗ったようです

道の駅ゆ~ぱるのじり

宮崎県小林市
農業と畜産が盛んな待ち。
ただ知名度が低く観光名所もとぼしいです。

そこにあるのが道の駅ゆ~ぱるのじり
2001年開業

GW…道の駅が最も賑わうシーズンのはずだが
開店を待っていた客は1人。
売店は閑散としていて店員も手持ち無沙汰状態。

経営に行き詰まったゆ~ぱるのじり。

金山さんに施設の所有者である小林市が依頼してきました。

来年潰れるという悲壮感と共に。

どうにか力を借りて、一緒に代表としてやってくれるとありがたい。と真正面で言った。

それに折れたようです。

ただここではふるさと納税のアイデアは使えませんでした。

取りあえず金山さん代表取締役社長にはなったようです。

色々な行政と会っているが第3セクターや道の駅の運営会社に
「お前達もっと頑張れ」「なんでそんな赤字なんだ」と上から目線。
上から目線で上手く行くわけ無い

小林市は寄り添っていた。なんとかみんなで再生しようと

ということで社長になったようです。

実際に乗り出してみると…問題だらけ

陳列方法やポップなどまぁでるわでるわという感じ。

ただ率先して指示を出そうとはしませんでした。

これやれあれやれいうと今までやってきたことを否定しかねない
徐々に行きたいと思っている

再生に向けてスタッフ自ら考えて行動する意識改革をしてました。
定期的にスタッフ全員を集めて改善点を話し合います。

例えばGWで商品が売り切れてしまって迷惑をかけたことなどが上がってました。
これもヒントとなります。
今後の経験になりそうでした。

そして自らの手で改革して欲しいという思いを受け止めている人がいました。
レストラン部門の伊東さん40歳

道の駅ゆ~ぱるのじりにはレストランがあるそうで。
厨房を切り盛りするのは伊東さんと松野料理長でした。

伊東さんは名古屋の和食店で8年間勤務。
2014年小林市内に和食店オープンしたものの去年コロナの影響で経営悪化。
そんなとき金山さんと出会い、道の駅で腕を振るって欲しいと頼まれたそうです。

生まれ育った野尻町に道の駅があるというのは誇りに思う
元気がないと自分の生まれ育った街が廃れていくのを見るのは嫌

レストランは価格重視の仕入だったそうですが地元食材を積極的に使おうと提案。

伊東さんが新メニューを開発。毎月1つは出すことに。

地元の牛蒡をふんだんに使った天丼なんてのが開発されてました。
金山社長試食で美味しければゴーサイン…

見事に突破していました。
メニューの改善に着手して半年
客数は改善

伊東さんの説明が書いてあるからおいししいかなとおもってきた
こういうのみると食べたくなる

と、ポップをみて食べに来た客もいるようです。
丁寧な説明書きがありました。
新メニューに書ける意気込みが出ていました。

更なる目玉メニュー開発のためある所へ

養殖場でした。
小林市ならではの食材…チョウザメ

霧島連山のからの豊富な水と温暖な気候がある小林市。
2004年白チョウザメの完全養殖に成功しました。

小林産キャビア20g8000円だそうです。

そんなチョウザメを使いどんな料理を作るのか…

チョウザメで試作
1kgのサイズが一番食べ頃だそうです。

海の魚だと何に似ている?

食感はふぐだそうです。

粗も捨てずに出汁を取って。
食材としての魅力を余すところなく使います。
伊東さんこれまで培ってきた和食の技術を注ぎ込んでました。

チョウザメ三昧の定食1800円(土日限定)

刺身、すり身あげ、あらだしの鍋。
刺身をしゃぶしゃぶにも出来ます。
軟骨唐揚げや蒲焼きお重も

ポスターも素晴らしい出来でした。
金山さんプロデザイナーに依頼したそうで。

他のスタッフにも変化が。
売店担当の横山さんがお茶コーナーにいき名産品をどう伝えるか考えてました。

お茶の生産量
1位:静岡
2位:鹿児島
3位:三重
4位:宮崎

宮崎もお茶の産地だったんですねぇ。
道の駅スタッフ全員でブログを始めたそうで。
一所懸命記事を書いてました。

ブログにあげるに当たって商品をちゃんと知ろうと試飲などもして頑張っていました。

チョウザメ料理デビューの日

あいにくの雨
日曜日だが昼時空席だらけです。
客は2組しかいないという…。

最悪のスタートに。

営業終わりまで30分…というところでやっと注文が。

女性2人組が注文してくれたようです。

美味しい美味しいと食べてます。

あっさりして凄く食べやすい

とのことです。
気に入ってくれました

それも出汁にご飯を入れたいからと追加注文があったそうです。
鍋で雑炊作った模様。

想定外だったようです。それだけ美味しかったと。
伊東さんも確かな手応えを感じました

事務スタッフが厨房に応援に入る日が出るほど忙しい日も出て来たようです。
金山社長自ら皿洗いしてました。

道の駅が繁盛すると自治体括りで褒められる
淡路島すごいね
鹿部町すごえいね
そして負けないようにしようと周りも上がる
客が色々な所を回って満足度上がって…というのが
道の駅の役割

まとめ

来年で道の駅で来て30年
地方活性化の役割は大きくなっている
と締めくくられてました

最近はドライブとかしている暇も無いし。
コロナ禍もあって出かけてないですからねぇ。
道の駅とか行ってませんでしたけど。
こういうの見ると行きたくなるんですよね。

近場に人気な道の駅ってあったっけな…

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