ガイアの夜明け 感想

『今…なぜそこにホテル?~星野リゾート前代未聞の挑戦~』【今日の「ガイアの夜明け」感想】

今日のガイアを3行で

  • OMO7大阪開業に密着してました。
  • 下町のディープさを垣間見れました。
  • あいりん地区の話も絡められていてなるほどなぁと見ていました。

※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。放送内容を引用してます

OMO7大阪について

星野リゾートが手がける新しいホテル
4月オープンしました。

星野と言えば日本の伝統と新しい時代に組み合わせたりするのが得意な高級ホテルチェーン

そんなホテルが新今宮…近くに新世界が広がり日雇い労働者の街あいりん地区もすぐ近くにある場所にホテルを作ました。

あいりん地区は西成暴動など暴動が起きてたところです。

「新今宮は変わって行くんだと言うことをホテルや観光から伝えていける」

と星野代表。
地元の人すら「怖い物知らず」と言ってしまうほど。

そのOMO7大阪開業までの1年に密着したのが今日のガイアでした。

OMO7大阪について

2021年3月ガイアのカメラが建設現場に入ってました。
14階建て436室の巨大ホテル。
結構建築が進んでいた頃でした

この建物に親近感がわくような仕掛をと考えているようでした。
ホテルが建てられているのは、大阪駅から15分にある新今宮駅前
土地は甲子園球場のグラウンドとほぼ同じ大きさ
星野リゾートが2017年4月に18億円で取得
ホテルを作ると発表しました。
ニュースに驚いた大阪人。

そこは30年以上塩漬けされた土地。

線路を挟んだだ向かい側にはあいりん地区があります
日雇い労働者などの姿が沢山

求人票を掲げる業者と共に車で出発する労働者の姿が。
1960年代から変わらない風景です。

あいりん地区は荒れた時期もありました
労働条件などのトラブルで24回暴動が起きている街です。

巨大ホテルの進出に地元の人は?

「関係無い。あれは金持ち」
「日雇い労働社は貧乏人その日その日で生きている。」
「えぇと思う。まさかあの土地狙ったなと」

発表当時の新聞も
「庶民の街で賭け」「あいりん地区に隣接」というタイトルがつけられていました。

何故ここに?

星野代表に聞いてみました

大阪全体を見たとき新今宮周辺に大きなポテンシャルがある
あそこが変わると大阪市はガラッと変わる
大阪観光するには最も向いている

立地

新今宮は徒歩圏内に新世界があり、鉄道の駅がいくつもあります。
道頓堀やUSJにも簡単に行けますし、関空も電車1本
かなり便利な場所です。

2025年には大阪万博も開かれます

そこで星野リゾートは勝負に出たようです。

新ホテルは宿泊客に街に出て楽しんで貰うホテルとするようでして。
ご近所マップ作りに力を削いでました。

ホテル周辺の店を掲載する形となります。

ご近所アクティビティとして周辺を巡るツアーを企画開催しています。
2021年8月からツアー企画のため動き出していたのが八十田さん
ホテル周辺を歩き回っていました。

浪速区新世界

明治の最後の時代に通天閣と遊園地作られた頃からの歴史ある繁華街
レトロな雰囲気が良いと人気が再燃しているそうです。
串カツの街としても有名ですね。

私は苦い思い出ありますけど。
一人旅中新世界の串カツ屋さんに行ったら…
予約してない人は来ちゃダメと冷たくあしらわれました。
勇気を出して入ったのに凄くしょんぼりしたという思い出が。

それはさておきホテルから歩いて10分
八十田さんある店にいきました。

近江屋本店

昭和27年創業
本家串カツ1本90円です。
新世界には50件以上串カツ屋が有りそれぞれが工夫を凝らしているそうです。
串カツ屋をハシゴするツアーを考えていました。

ツアーの時に話すエピソードのために店員さんを質問攻め。
色々な情報を仕入れていました。

ボリュームたっぷりの衣にも歴史があるという話も。
西成がとなりというのが影響していたようです。
それはツアーの時に語られると思うので割愛。

労働者のお腹を満たしてきたお店だというのが解りました。

星野リゾートの進出には地元も期待と戸惑いが半々という感じの用です。

自分で食べて納得しないと宿泊客に勧められないということで店をハシゴしていました。

目的は美味しい物だけではありません。
面白い街だから出かけないと損だよと言う感じでサポートします。
新世界も色々と厳しいようで。
インバウンドがなくなってしまい頭打ちになってしまっているようで。OMO7には期待していました。
新今宮に人が集まると。

以前は外国人旅行者で賑わった新世界もコロナで何度も休業を余儀なくされています。
星野リゾートの進出はどんな影響を及ぼすのでしょうか

OMOブランド

星野リゾートが2018年から展開しだしたのはOMOブランド
リゾートじゃなくて市街地にホテルを作り街を楽しうがコンセプトです。

北海道はOMO7が旭川に。
小樽(OMO5)、ススキノ(OMO3)にもあります。
京都にも三条、祇園、東寺と3つ
東京は大塚、赤坂
那覇にもあります。

OMOブランドには様々なホテルの形態があります。

OMO1,3,5,7の4種類。
1はカプセルホテルt
3はベーシック
5,7がサービスが揃っているホテルとなります。
7が最高級ですね。

立地に会わせて多様な楽しみ方を提案する星野リゾートの戦略があります。

順調な建設

OMO7大阪 星野リゾートは内装工事も進み秋には庭の造成開始。
2021年11月11日星野リゾートの説明会が開かれました。

総支配人中村さん(39歳)

OMO7旭川の総支配人として辣腕を古い大阪に赴任しました。
OMO7旭川行った時に見たことあるような気がします。

思わず大阪という街に惚れ込んでしまうそんなサービスを展開したい
コンセプトは「ほれてまうは、なにわ」

星野代表も説明会に来てたようです。

食べ歩きをしているという中村総支配人と八十田さんの体重を気にしていました。

中村総支配人は歩いて帰るようにとか
八十田さんもダイエットしてたのにと嘆いてました。

星野代表は八十田さんの事を20年以上前から知っているようです。
大阪らしさという要素に八十田さんを当てはめた用です。

ホテルが成功するかどうか2人にかかっている

西成区「あいりん地区」

OMO7大阪が連携を目指すのは浪速区、天王寺区、西成区、阿倍野区
日雇い労働者地区もそこに含まれる

中村さんのお目当てもそこにありました。
訪れたのは介護や障害者支援施設を手がけるシクロという団体
そこでは意外な物を作っていた

クラフトビール
ビール工場があるようです。

西成ライオットエール

この町で起きていた暴動を名付けていました。
攻めてますねぇ。

ビール造りの切っ掛け

周りからの勧めだったようです。
どんな仕事をやりたいかという話の中で、西成で酒を飲み続けてきたから酒の専門家だと。
酒なら本気で働くなんて話から生まれたようです。

ご近所で作られる変わった名前のビール

この地域にこうした魅力があるのを我々として紹介していきたい

夜も魅力発掘は続いてます

ホテルから5分西成区に生演奏が聴けるバーがありました

西成ジャズ

あいりん地区に根付く音楽が店を賑わしている
料金は投げ銭スタイル

主催者の松田さんも西成出身

最初は名前もなかった。いつの間にか西成ジャズと呼ばれるようになった

日雇い労働者から熱い支持を受けてきた音楽
ある意味文化を創り出していました。
こうした魅力ある場所の発掘に力を注ぎます。

労働者ならではの文化が根付く西成区のあいりん地区も変わってきてます

不況、失業により仕事がないため泊まれない人が道に溢れかえりました
そこで簡易宿泊所が出来ました。

敷かし今は高齢者の元日雇い労働社を受け入れるアパートに転換したりしています。
アパートに入居している元日雇い労働者の男性
失業して路上生活してたようです。

病気の治療を受けられるようになったそうで。
良い所だと喜んでいました。

日雇い労働者数

2000年14000人でしたが2022年570人に減りました。

簡易宿泊所は外国人旅行者向けのホテルになった所も
3畳一間で1泊2000円とか。
コロナが拡大する前は延べ18万人の外国人旅行者が宿泊していたそうです。

星野リゾートの進出について宿を営む人はどう思っている?

新今宮の駅に着いたら星野さんとこあるし
1泊1000なんぼもで泊まれる宿がある。選んで貰ったらいい。
選択肢が増えて良い

と受け入れモード。

2021年11月30日竣工式

あいりん地区からもよく見える巨大ホテルを見つめる男性がいました。

縁が無いホテルやな。リゾートというだけで僕らの世界とちゃう

鈴木さん63歳
日雇い労働者です
7年前からあいりん地区に住み着いたそうです。

高齢者特別清掃事業
という高齢者の日雇い労働者に仕事を提供する事業で仕事してました。
日当5700円が収入源

済んでいるのは1泊500円の宿でした。
冷暖房なし。電灯だけ。

毎日不安な状態だそうです。
特別清掃が無い時が一番不安とのこと。
仕事が2,3日無ければ家賃のことを考え無いと行けないという状況です。
鈴木さんは日雇いから抜け出したいと仕事探し中です。

パソコン講習を受けたと語ってます。
勉強して役に立ち始めているとか。

就職の役に立てば紙のキーボードで練習…という姿に少し泣けてきました。
安定した職を得ようと学んでいました。

日雇い労働社向けの清掃技能講習

床やトイレ掃除などを学びます
時代と共に街も人も変わろうとしていました。
講習を開いている方

この前まではインバウンドも多かった
新しくホテルも出来るのでそういうのを見据えて皆が観光ホテル清掃に従事できれば
もっと仕事の幅が広がって行くのでは

OMO7のヒント

道頓堀にOMO7支配人中村さん
客に大阪らしさを感じて貰うにはどうしたらとヒントを探していた

戎橋では若者が同じポーズで写真撮影中
グリコの前で同じポーズを取ることが大阪観光になっていると
そんなところにもヒントを得てました。

2021年12月下旬
スタッフが集まります

八十田さんが考えた新世界ツアーを実際に試して見る日です。
スタッフが客になりきり判断します。

大阪の100年前の地図を私。
クラブ化粧品工場が100年前に存在していたそうです。

通天閣はホテルから10分
真下まで行くとある物が見られます

見上げると綺麗な絵画がありました。

クラブ化粧水など化粧品の名前が書かれています。
クラブ化粧品が通天閣に天井画を寄贈したそうです。

こんな所にOMO7大阪との繋がりがありました。
次々にお薦めの店に案内していき無事にツアー完了。

概ね高評価でしたが。
店とツアーの参加者が接点を持てる仕掛が欲しいと宿題が。

もっと客と店の人が会話できる機会を得ることが必要だと解りました。
八十田さんすぐさま行動します。

ヒョウ柄虎柄1万点以上揃える店…ヒョウ柄専門店…
そんな物が大阪にはあるんですねぇ。

そこでもヒントを得たようです。
ヒョウ柄と言えば大阪ですからねぇ。

ディープな下町新世界やら日雇い労働者の街両方に通い詰め地域との繋がりを探りました。

2022年1月
30人が配属されました

星野リゾートの従業員
大阪を希望してやってきた人たちです。

新今宮の界隈エリアについての説明がありました。

娯楽エリアから仏閣エリア、労働市場のエリア…
周辺地域の成り立ちを説明してました。

目標

地域の人にOMO7大阪が愛されること。
持続的運営を目指すには地域と繋がりお互いを知る事が大切

総支配人の中村さんはご近所巡り
西成区の鉄板焼き屋にも顔を出します。
仕事が終わっても仕事をしてます。
酒飲みながら気軽に話したりしていました。

この町の人は魅力があると感じてました

大阪らしい部分
この地域の魅力をそうしたところにこそ感じて貰えるのでは
地域を好きになって貰うところに繋がっていくのではないか

プライベートでも足繁く通います
長年この町に住む男性は失業を切っ掛けにからくり人形を作ったりしてるとか。
ビールの空缶のからくり人形味がありました。
西成区は色々な人受け入れる懐の広さがありました。

西成の日雇い労働者鈴木さん

真面目な働きぶりが認められ週3日清掃の仕事が出来るように
鈴木さんはある場所へと足を運びます。
OMO7見に来ました
まだフェンスがありまして中は見えずでして中の様子が気になるようでした

4月上旬
ホテルを囲っていたフェンスが外されました。
連日店に通い続けた成果もお披露目の時でした。

開業前のOMO7

宿泊の客はゲートを通ってパブリックスペースに行くそうですが。
壁に変な模様がありまして…どうやらたこ焼きだそうで。
気づくと楽しいそんな仕掛を各所に鏤めているそうです。

カフェゾーンがあったりご近所マップも完成しちえたり。
ご近所マップには60店舗ほど掲載しているそうです。

足を運んで得た情報が記載されているので安心感がたっぷりです。

店の人との距離感が近くてそれが楽しさでもあります。
楽しいと感じた体験を客にも感じて貰いたいとの思いも。

4月22日開業

客が次々ときました。
総支配人の中村さんが率先して受け入れる
フロントはチェックイン客で一杯
ツイン1泊61000円から…って高っ。
地元からも多くの客が来ていました。

ホテル自慢の庭もあります。
街の風景は変わりました

OMOカフェ&バルも大人気

メニューは大阪らしさに拘りました
OMOダイニングも大阪の食文化がテーマです。

串カツや箱寿司などフランス料理の技法でアレンジして13000円
高っ

開業雰囲気を味わおうとする人々も。

大阪の最後の場所が復活する記念すべき日だと思う

という意見も
開業前2022年3月は人通りがなかったが
賑わいが生まれていた
地元の人も旅行者もいます

日雇いの鈴木さんもいました
フェンスが取り外されて中が見れるようになっていて。

全然違うと呟いてました。
鈴木さんもフルタイムで働けるようになり市営住宅に移ったそうです。

1年ぐらい先どうなっているのか楽しみ

と語っていました。

人も街も変わって行きます。
ホテルでは八十田さんのツアーも開始。

ほないこか、ツウな新世界散歩、始めさせて頂きます

宿泊客はメインストリートにあるビリケン探しなどを楽しみ明日。
新世界市場のなにわ小町
あのヒョウ柄のお店です。
ヒョウ柄で地元の人とすぐに仲良しになっていました。
コミュニケーションがしっかり取れています。

「凄く良かった良い体験が出来た」とお客さんも満足そう

他にも
・ええだしでてますわツアー
・めっちゃ串カツどっぷりツアー
などがあるようです。

個性とかのびのびした雰囲気とか
大阪自体をこの場所に惚れているという事を伝えて行きたい

と語っていました。
ご近所マップの前には人だかり
それを見た宿泊客が街へ繰り出します

仕掛は夜にもありました。
20時庭のネオンが点灯
道頓堀のネオンからヒントを得た物でした。

10の大阪名物を表現したりと凝っています。
地元ビールやたこ焼きも販売されていて。
大阪の夜を漫喫できます。

地域の方々との連携
エリアの魅力を発信していく
今から本番ここからスターとかなと。
可能性は無限大かなと

地域と繋がるホテルになれるのか
真価が問われるのはこれからと締めくくられていました

まとめ

OMO7大阪の開業についてまとめられてました。
大阪旅行するときに泊まってみたいなぁと思いましたが。
ちょっとお値段が…ねぇ。
安ホテルに泊まってその分他で楽しむ方が私はあってそうです。
旭川のOMO7に泊まったことありますけど。
まぁまぁなホテルでした。
チェックイン混みすぎて死ぬほど待ちましたけど。
あれでクタクタになりました。
観光どころじゃねぇ。
元々あったホテルの施設そのままなので所々古さが出てましたしねぇ。

まぁ…その分お安いのか。

何てことを思い出しつつ見ていました

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