古着リサイクルについて
古着リサイクルだそうです。
まずは古着チェーンのお話。
ドンドンダウン
ドンドンダウン オン ウェンズデイ
この古着屋さんは売れ残った古着が水曜日に値段を下げるそうです。
ネーミングが良いですね。
そして値札が野菜になってるとか。キノコ10000円→バナナ100円とか。
1週ごとに1ランク毎値段が下がっていくそうです。
面白いですねぇ。来週まで待てば下がるけど買われてしまうかもしれないスリル。
これは良いシステムですね!
盛岡の会社とのこと。
アメリカの古着文化にかぶれて古着一筋だそうです!
下着以外は全て買い取りとか凄いですよ。
グラム買い取りらしいですが。
89点で1970円…意外と安いけれども、ゴミで捨てるよりは…なのか。なるほど。
1週間で商品が揃うようでして、かなりの量が持ち込まれたりしていました。確かにあれだけ集まれば…。
入り口が買い取り! 買い取るときの笑顔が大事。
良い哲学です。
売れ残り
売れ残りは全て段ボールに詰められて…繊維リサイクル業者へと回されるようです。
月200トンとか凄まじいなぁ。…そしてプレスされて海外へ輸出されます。
リサイクルじゃなくて輸出?
ぎゅうぎゅうになった古着はマレーシアの工場へと運ばれて…安い人件費をフル活用して選別。
400種類に分けられるとか凄いなぁ。日本製のブラジャーが高いそうです。
そして選別された衣類がまたどっかに輸出されて売られるようです。
要するに日本の古着はアジアへ輸出されていっているということなんですね。
その古着は、とくに貧しい国(カンボジアなど)へと行っているようです。
服として着れなければリメイクまでされているとか凄いです。
袖を切って付け合わせてリメイクしたりとか面白かったです。
さらにカンボジアからタイへと流れると。服がどんどん転売されています。
確かにリサイクルですね!
古着からバイオエタノール
古着からバイオエタノール!?
綿100%だと良い感じだそうです。
無印良品では古着を回収しているようです。無印の綿商品に限るようですが。
経済産業省の国家プロジェクトとして行われているようです。
まだ社員3名の日本環境設計という所が中心となっているようです。
そこでは、綿からエタノールを作ろうとしているそうでして。
原理的には綿繊維からトウモロコシの2倍バイオエタノールが作れるそうです。
今治の実験プラントで古着からエタノールを作る作業に入っていました。
理論ではいけていても実証はされていない…状態。
粉砕して綿繊維を取り出して酵素を入れて撹拌されて。
綿繊維=セルロースなので、セルロースを酵素の働きでブドウ糖に変えそこに酵母をいれて発酵。エタノールにするという。
もやしもんのおかげで何となく解ったようなそうじゃないような。
順調に進んでいたようですが途中から様子が…。
どうやら理論値にとどかなかったようです。
まだまだ開発中のようですね。
今治=タオル産業が盛んでタオルの耳とよばれる綿繊維が大量に出るそうです。
さらには綿埃も大量にでるようです。
そして綿埃を分解する酵素ってのが今治には豊富にいる可能性もあるとのことで。
なかなか面白いかったです。
試行錯誤の後ついに実験は成功した模様。燃え始めました凄い!
まとめ
ただ古着を売るだけではなく、海外に持っていったり。
エタノールにしたり古着リサイクル…ここまで進んでいるとは。恐るべし…でした。