今日のガイアを3行で
- 今日のガイアは転職(早期退職)についてでした
- 各企業で攻めの早期退職などが行われているようです
- 転職業界はうはうはのようです。
※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。放送内容を引用してます
早期退職・希望退職
出会いと別れの季節である春。
ビジネスマンの人生をかけた選択に密着したのが今日のガイアでした。
誰しも年齢重ねると考える「早期退職」
私もそろそろとか考え無くはないですが。
実は今多くのベテランが早期希望退職をしているようです
自らの力を信じて勝負をする人やら辞めたくないのに辞めさせられる人。
転職業界の女神という方もいるようです。
フジテレビの早期退職
お台場にあるフジテレビ。
ちょっと前50歳以上勤続10年以上の社員を対象に希望退職を募集しました。
60人が退職し1億円の退職金が出たとも。
辞めた人に話を聞いた
大山さん60歳
フジテレビは2018年にも早期退職者を募集。
そこで退職した元局員
新卒でフジテレビ報道局へ入社して記者や解説委員を勤めました。
200人ほどのスタッフを束ねていた事もあります。
新しい時代を捉えて会社としてこれからどう進んで行こうか凄く考えているのだと思う
と語っていました。
未練は、やりきったという事でないようです。
お台場を去った後の職場はOK WAVE
へぇ。あのOK WAVEか。
IT企業オウケイウェイブ。ITベンチャーへ転職でした。
入社4年 最高齢の正社員です。
社長室長として経営アドバイス・広報資料の作り方などをしていました。
若い社員も。
現場で話している事を纏めて貰ったり議論の方向性を探るなどで助けて貰っているようです。
黄金時代に報道マンで活躍した経験が第二の人生に役に立っていました。
こうして50代後半に入社しITで働けてることもフジテレビで育てて貰ったり仕事をしてきたおかげ
感謝している。報道の仕事は楽しかった。ありがたかった
早期退職・希望退職の増加
この春新しい会社や職場で働き始めた方も多い
早期退職、希望退職は中高年世代に行っていたが最近は事情が変わってきました。
早期希望退職を実施した企業
93社(2020年)
84社(2021年)
大企業も早期・希望退職
JT 3000人
富士通 3000人
ホンダ 2000人
LIXIL 1000人
青山商事 600人などなど
大規模早期退職が次々。幹部系社員などが対象のようです。
会社の経営状態
黒字 44%
赤字 56%
早期希望退職を募っても経営が悪いわけではありません。
大規模人員削減を急ぐ必要性とは
終身雇用が常識だったが働き方の変化がありました。
LIXILの場合
黒字なのに早期退職=LIXIL
LIXILは住宅設備の国内最大手
洗面台トイレなどありとあらゆる住宅設備を取り扱います
従業員は55000人
2021年度は上期過去最高益を記録するほどです。
早期退職は何故?
人事担当の飛田常務
「日本の人口減少により新築着工件数が減少
LIXILの事業そのものを転換しなければならない」
少子高齢化が酷く住宅市場は縮小するので攻めの早期退職を実施しています。
黒字の時に早期退職を募れば多くの退職金を出せます。
多くの退職金で門出を迎えられるというメリットがあります。
企業側は給与の高い中高年がいなくなるので平の若い人の賃金アップや昇格をさせやすくなります。
辞める社員と会社双方ハッピー
社員が成長するために会社がサポートするための攻めの早期退職という事でした。
大阪市中央区に早期退職したLIXIL元社員が。
石田さん(57)
30年以上勤めたLIXILを2021年に早期退職。
勿論LIXILの仕事には満足していて商品開発もしてました。
バルコニー担当で数万台のバルコニーを販売したことから、付いたあだ名バルコ石田
…いじめじゃないですよね。
そんな活躍の影である想いがわいてきたそうです。
「大きな組織で縛られる部分もあった
今の会社の規模感だと自分のやりたいことがすぐ出来て裁量権もある」
石田さんの転職先は橋本軽金というLIXILの取引先でした。
社員30人の中小企業です。
大阪営業所の副所長やっているようです。
培った経験人脈を生かし戦力にになってました。
新しい会社からの評価も
「我々が持っていない物を持っている
非常に仕事もやりやすい。」
と高評価でした。
石田さんに期待しているようです。
石田さんが環境を気に入っている理由の1つに実家に近く母親の世話が出来る点もありました。
今後はそういう理由(介護)も増えてきますよね。
LIXIL
2021年3月に1000人が去った
割増退職金などで136億円がかかりましたが年間82億円の人件費削減が出来ます。
2019年度から5年間の予定で早期退職者を募集してるそうです。
最高裁判所へ転職
50代で驚きの転身をしたのが猪原さん51歳
新しい職場は最高裁判所
最高裁に許可をもらいついていきます
ITベンチャー企業風の場所がありました。
パーカー着ている人もいます。
最高裁は堅いイメージだがギャップがありすぎでした。
何故こんな部屋
デジタル推進室が2021年に立ちあがりました。
最高裁判所の業務をデジタル化する部署のようです。
そこに150倍の倍率を乗り越えて中途採用されたそう。
日本マイクロソフトのベテランエンジニアだったようです。
Office365のサポート担当で日本の普及に携わったそうです。
最高裁は3年契約の契約社員。
不安定ですが技術者としてのやりがいに拘ったそうです。
残りの人生考えたときに現場に近い所で役に立ちたかった
教育分野・官公庁などデジタルが進んでいないところに力を還元出来たら
最高裁は裁判の迅速化を目指して訴訟書類のデジタル化を進めてます
そこで人材を積極採用していました。
最高裁の1つの裁判に必要な書類は分厚いファイル
10~20cmぐらいの厚さがあります。
複雑な事件だとそれが20冊にもなります。
デジタル化で保管場所が減り効率化されます。
IT人材はどこに期待しているか?
「ベンダーが言っていることを理解するため
通訳的な仕事をして貰う非常に効果は高い」
ITのスキルがあれば年齢は関係無く経験を積んだベテランが求められてました。
40代~50代でもそれまでの経験をどれだけ活かせるかがポイント。
若い人には無い知見を活かして仕事が出来るメリットがありました。
不幸な解雇
佐藤さん57歳が東京管理職ユニオンへ向かっていました。
追い込まれていました
「仕事を与えず会議にも出して貰えず
メーリングリストからも外されたいじめ以外の何物でも無い」
女性用ウィッグのメーカーで百貨店向けの営業を担当してた男性。
新型コロナでウィッグ利用する高齢者の外出が減り業績悪化して会社は退職者を募集。
退職勧奨が出てましたが拒否し続けてきました。
「昔追い出し部屋とかリストラ対象になった人を送り仕事が無い状態という話は聞いていたが
そういう経験するとは思いも寄らなかった」
新卒で百貨店に入社した時はバブルまっただ中
店は活気に満ちあふれていた
2人目の子どもが生まれたとき、今後の将来性を考えてウイッグメーカーに転職
38歳の攻めの転職でした。
18年後新型コロナが佐藤さんの人生を蝕んだ結果に。
会社は一部店舗を閉鎖して退職者募集
8月末274人中126人が合意退職に応じました。
佐藤さんだけは応じなかったそうです。
ジワジワと追い詰める会社。
佐藤さんと社長のやりとりが録音されていました。
凄いパワハラという感じではなかったですが。
「課長職を解きます。仕事ないでしょう課長として部下もいないし」
「どこの部署に行くことになりますか?」
「業務指示はないでしょう」
「直属の上司は…」
「直属の上司はない。会社で雇用している状態」
「訳が分からない」
1週間後
「お伝えすることがあります
今日付で解雇を通知します」
「荷物を片付けてもう出勤されなくて結構です」
「解りました。理由は何でしょう」
「仕事が懲戒処分に値するから罰として解雇すると言っているわけではない。あくまで会社の業績健全化の中で退職頂きたい」
解雇通知書には本日付で解雇となっていました。
何故自分が解雇されたかの理由も分かりません。
子どももお金がかかる時期。生活がかかっています
佐藤さんは法律事務所へ
会社に対し解雇無効を求め訴訟を準備
解雇無効を勝ち取り定年まで勤め上げたいそうです。
4月7日厚生労働省で佐藤さん労働組合と共に記者会見
会社側は解雇理由は業績健全化のため
しかしこれは120人が退職した後に行われてます。
120人解雇すれば経営は健全化しているはず。
佐藤さん1人を解雇したのは違法と主張しました。
「18年間会社で真面目に業務に従事してきた
解雇になるというのは生活の糧を失うこと
働きたいという気持ちが強い」
会社が提示した退職金は給与1ヶ月分という少なさ。
一応会社にも取材を申し込んだようですが。
個別の訴訟の件で何も申し上げることはありません
と、とりつく島もなかったようです。
支援する労組の鈴木さん
中高年狙い撃ちのリストラに危機感を感じていました。
「望まない形で退職勧奨などこういったケースの相談が増えている
社内外で培ってきたキャリア人脈スキルもある。
そういった人を簡単に辞めさせることは社会的にもマイナス
とはいえ、会社の経営がやばければ難しいですよねぇ。
悩ましい問題ではあります。
給与下げても良いとなれば良いんでしょうけど。
早期退職には光と影がありますがいずれにせよ終身雇用は終わりへ
転職支援ビジネスは盛り上がる:ビズリーチ
花盛りなのが転職支援ビジネス
転職を考えた事は?
年々増加しているそうで。
21年は900万人が転職を考えているようです。
ビズリーチ
150万人以上が登録している転職サイトです。
社長は多田さん(39歳)
「(転職業界)活況だと思う 最近は日系大手企業が即戦力採用を本格的に取り組むようになっている」
ビズリーチ
転職希望者と企業の情報を持っています。
サイト上で求職者をスカウトして採用が決まると成功報酬を企業から受け取ります。
転職者からも月会費を得ているそうです。
サイト登録に金が掛かるのか…。
社長は精力的に企業を回っていました。
総合商社 双日の執行役員を訪ねます
社長は中途採用を拡大させたい企業の採用戦略をアドバイスしてました。
双日からは以下の課題が。
「キャリア採用で大きな課題は女性の採用
会社を最も女性が活躍出来る商社に変革させたい」
「何故かというと多様性です
多様な考え方が出来て良い案が出来る
女性が求める施策を男性が考えてもしょうがない」
中途採用の拡大で企業行脚が続きます。
忙しさはまだ続くようです。
野村総合研究所にもビズリーチ
野村総合研究所にビズリーチがの恵さん。
住友商事出身で大手転職サイトからビズリーチに入った方です。
何をする?
面接官トレーニング
野村総研に面接官トレーニングを実施し面接ノウハウを教えます。
幹部社員250人が参加。
就活生が訓練するなら解るが面接官が学ぶ時代になりました。
何故こんなトレーニングが必要?
ビズリーチと野村総研人事担当との話し合いに
そこには採用の悩みがありました。
中途採用を行っていますが人手不足からではないようで。
「欠員の補充ではなく新しいビジネスをやるときに即戦力人災を採用している
デジタル化でIT人材不足と言われる中で案件が活況
人材の採用は重要テーマの一つ」
「自己紹介して下さい」「なんでうちに来たの」という質問は今の時代の採用に於いてはNGだそうで。
上から目線でお願いしますではないそうです。
面接官の態度に対してのクレーム
・取り調べ面接
・元気がない、笑顔がない
・見下されている感じがした
・パソコンを見過ぎ
・たばこくさい
こんな理由でこの面接官だったから辞退したという自体もあるようです。
欲しいと思った方を獲得するためには対等なところで話しができないと満足出来ない時代に。
採用市場で獲得市場が激しいのはIT人材。
企業が提示する年収もうなぎ登りで奪い合いです。
まぁ…一部の専門IT職ですけどね。
私みたいに底辺IT職は掃いて捨てるほどいるので奪われません。
企業は欲しい人材を採るために必死です。
転職希望者も必死です。
40代50代はさらに必死です。
morich(森本千賀子氏)
ビジネスセミナーを発信している会場にいた女性。
転職エージェント森本千賀子氏
2000人以上を転職に導くという実績があります。
中央区のビルの一室にあるmorich
転職支援や企業コンサルを手がけています。
森本さんの本に集まったのは精鋭のエージェント
エンジニア採用に強い人やら物流業界に詳しい人やら。
それぞれが得意分野を持ち転職を成功させています。
事務所にカメラを入れて秘密を探る
男性がやってきました
山川さん51歳
幹部候補だそうですが悩みが悩みがあるそうで。
転職しようか悩んでました、。
現場が楽しいようですが、管理職になると現場から離れてしまいます。
そこにギャップを感じているようです。
私も現場でカタカタしてる方が好きなので管理職打診を断ってたりしますが。
管理職になるか、会社を変えるか…で悩んでるようです。
森本さんは
「サイズの小さなスタートアップ企業で現場に寄り添いながら
関わりながらやるという方がやりがいはあるのかも知れない」
とアドバイスしてました。
どうしたら良いか悩んでいた山川さんの気持ちを汲んだ
とはいえ、転職エージェントは転職させてなんぼなので転職進めるに決まってるじゃないですかねぇ。
私も転職した事あるので解りますが。
転職させて金を得るんだから結論ありきなんですよねぇ。
以前転職エージェントに転職した方が良いか相談しましたが転職への誘導が凄かったです。
山川さんは、次のステージがあればそこに向かっていきたいと考えたようです。
40~50代の転職者
転職者の割合ですが、40-50代は少し前までは39%でしたが
いまでは48%まで増えてます。
35歳が限界だった転職は今は違うそうです
「変化することに対し本人も躊躇しないし
努力もして謙虚に向き合う。成長していく人であれば50代だろうと年齢に関係無く採用されていく」
そういう人はどこででも働けますからねぇ。
私はそこまで…が無いんだよなぁ。だからまともな転職ができない。
森本さん自体はリクルート人材センターに入社。
入社1年目でトップに。
累計利上げ成績は歴代トップだそうです。
2017年morichを設立しました。
新たなキャリアを切り拓きたいと考え、リクルート以外の場所で貢献できないかと考えたようです。
転職は人生をかけた決断
森本さんは転職希望者に会うとき大切にしていることがあります。
先入観を持たない
その人が大事にしたいことや強調したいことは何かなど、会うときにはまっさらで会うそうです。
そうして得た情報を企業へ紹介するのも大事な仕事です。
中央区にあるSHEとうベンチャー企業へ
働く女性を中心にキャリアスクールなどを展開してるそうです。
ベンチャーの問題がありました
それを解決したいと相談を持ちかけた
組織的な課題
シニアマネージャーやミドルマネージャーなど。
平均年齢が若いから経験者少ない部分
事業全体を俯瞰して見れる人が欲しいそうです。
ベテランの経験が求められていたのでした。
経営陣も若いので企業が成長する中でどういうことが起こりえるのか予測が出来ません。
そこでベテランの知見を生かしながら融合することを進めていました。
山川さんはどうなったのか
果たして転職するのか
すぐにはしないと連絡があったようです
ミッション完遂させてからとかなんとか。
逃してしまったようですが。
「寄り添って一緒に見つけて行きたい」
と語っていました。
50代が輝く新天地はあるようです。
転職業界の女神森本さんは悩める中高年に寄り添います
55歳57歳とかその年齢になった1日過ぎただけで能力は変わらない
地方に転職したりチャレンジしたり生き生きと仕事している人がいる
遅すぎることはないと信じている
まとめ
そろそろ私もその年齢になるわけですけども。
確かに現場にいると仕事について行けなくなっていくとか
体力も落ちてきますしねぇ。
かといって今以上の職場があるかと言えば…
悩ましい所でもあります。
転職っても優秀じゃなければかなり難しいですからねぇ。
結局儲かるのは中間に入るエージェント達だけ。
搾取されてるなぁと思いながら眺めてました。
働ける場所がもっともっとあれば良いのですけどね。