今日のガイアを3行で
- 認知症と向き合う色々な取り組みについて
- 仕事により社会と繋がりをもつという取り組みががありました
- 早期発見に向けての取り組みもありました
※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。放送内容を引用してます
年取ると5人に1人はかかる認知症
認知症の問題は深刻です。
新しい薬が開発されて治療の扉も開いてますが。
アルツハイマー病の根本治療も近づいているそうですし。
ただ早期発見が必要です。
鍵は脳にあるそうです
早期の段階から認知症の兆候を捉えられる可能性も出て来たようです。
名医が教える最新の予防法などもあります。
「認知症は恐れる時代ではない」なんて言葉も。
認知症の人たちも働くことで生き甲斐を持てる理想の場所を作ろうとする動きも。
色々な方法で認知症と向きあうというのが今日のガイアでした。
働くお年寄り達
東京町田市にあるホンダカーズ東京中央町田東店
丁寧な洗車を行う集団がいました。
作業している山口さんは80歳。
凄く丁寧に吹き上げています。
1回拭いて、もう一回拭いて…と。
山口さんは認知症の診断を受けてます。
たまに記憶が曖昧になることがあるが手は抜かないそうです。
こうして洗車しているメンバーの多くが認知症です。
水をかける担当、雑巾絞り担当などなど役割分担しつつ仕事をしていました。
仕事を頼んでいる販売店の小林さん。
「来客してくれた人がいつも車がピカピカと言ってくれる。助かっている」
売り物が汚いと萎えますからねぇ。
山口さん達は1時間かけて5台ピカピカにしてました。
仕事を終えた山口さん達が戻ってきたのは町田市内DAYS BLGというデイサービスの事業所。
要介護認定の人なら誰でも入れて登録できます。
登録者は34人。多くが認知症です。
モットー
仕事をして社会と繋がること
まず皆でやりたい仕事を選びます。
洗車、ポスティング、事務などなど
外の仕事から中の仕事まで役割分担が出来ました。
それに沿って仕事をします。
別の日に密着していました。
皆仕事に出かけていき到着したのは横浜市こどもの国
自然が豊かな1日遊べる場所で面積は100ヘクタール。
東京ディズニーランドとディスニーシーを合わせた広さだそうですよ。
でかいですねぇ。
ここでDAYS BLGの人たちがやる仕事は、ベンチ清掃
皆気合いを入れて真剣に取り組んでますがその理由は有償ボランティア
金を貰うからには手は抜けない。
重要ですね。
メンバーのまとめ役吉沢さん72歳
「僕はここに来るのが好き。歩くのと青空が好き。
海外生活が長いから。海外駐在ロスに6年半シドニー3年半とか。」
吉沢さん大手商社に勤務していたそうです。
物忘れなどの兆候が出たのは7年前 60代半ば。
5年前からDAYS BLGに参加したそうですがそこから表情も落ち着いて明るくなったそうです。
「脳への刺激などは色々ある。ここはありがたい」
と、DAYS BLGに感謝してました。
「見つけてくれて手配してくれたのは家内。感謝感謝」
同じくDAYS BLGに所属する町田さん70歳。
10年前に認知症と診断。
得意なのはポスティング(地域情報紙)です。
スタッフの助けを借りながら自分の手で投函します
仕事は楽しいそうです。
単純作業で分かりやすいからとのこと。
1時間かけて30軒回ってました。
月に1度の謝礼金が貰える日
小遣い程度の報酬も貰えるようです。
働いた分に応じて皆で分け合えるようです。
貰って嬉しそうです。
お金が貰えることで社会との繋がりを実感出来てそれが生き甲斐、モチベーションに繋がっていきます。
NPO町田つながりの会
NPO町田つながりの会理事長の前田さん。
10年前にDAYSを開設しました。
大学卒業後介護職などを経験していた前田さん。
認知症の人が阻害されるのを何とか出来ないかと考えてました
「認知症と診断された多くの人が社会と切り離されてしまう体験をしている
家の中だけ決まった場所だけでな社会と繋がってこそ日常生活が維持できる」
と、語っていました。
そうして、色々な起業を1軒1軒訪ね歩いた前田さん。
最初は理解が得られなかった模様
ホンダにも毎日、毎週のように訪れたそうでして。
かなりの情熱を感じたから受け入れたようです。
メンバーが活動しているところを目の当たりにして、
できないというイメージから、出来るんじゃないかと変わって行ったそうです。
今では地元の15企業、団体の仕事を任されている
この取り組みは全国から注目されています。
町田市の取り組み
DAYS BLGがある町田市は認知症への取り組みが進んでます。
認知症サポーター講座なんてのもあります。
認知症を正しく理解するための講座だそうでして、既に32000人が受講済み
凄い多いですね。
若い人から、年配まで幅広い参加者がいました。
町田市役所の方が町田に増えているある物を見せてくれましおた。
TSUTAYAにはオレンジのD-booksという看板。
Dはdementia(ディメンシア)認知症です。
D-booksというのは認知書の理解を深める書籍コーナー
町の店や企業50箇所にDの文字があるそうです。
Dトイレという認知症の人と介助者が気兼ねなく利用可能なトイレ
スタバにもDカフェと言う物が。
認知書の人や家族地元住民が交流する場。
定期的に開かれていました。
認知症の人が参加出来る取り組みがいくつもあります。
認知症になっても住みやすい街を作る。
認知症と共に生きる街づくりを進めていました。
5人に1人が認知症の時代
3年後 5人に一人が認知症になります。
2025年に700万人となるそうです。
そこでアメリカは日本とアメリカの製薬会社が共同開発したアルツハイマー病新薬を承認。
エーザイが米バイオジェンと共同開発して
アメリカで条件付き承認したのでした。
アデュヘルムという薬です。
日本の認知症
アルツハイマー型67.6
次に脳血管性型…と続きますが。
断トツでアルツハイマー型です。
アミロイドβ
アルツハイマー病の原因と言われてます。
溜まり続けると神経細胞を傷つけます。
アデュヘルムはそのアミロイドβを除去する効果があるとして注目されています。
日本での承認は現時点で見送り
エーザイにはこんな動き
レカネマブを開発
「アルツハイマー病の根本治療に近づくことが出来る」
エーザイはアミロイドβ除去を期待できるレカネマブを来年申請するそうです。
従来の薬は一時的に緩和だったようで新薬が進めば次のステージに入るとのこと。
非常に初期の段階の認知症患者が対象になるので治療に直結。
すぐに治療に導入できるので早期発見が重要
脳の中に溜まるアミロイドβをどう見つけるのか
認知症検査施設に男性がある検査を受けにきてました。
認知症じゃないかと気になっているようです。
記憶力も落ちてきた気がするので調べて貰おうとしたようです
アミロイドPET。蓄積を調べる検査だそうです。
国内40箇所で実施
アミロイドβとくっつく物を点滴投与。
特殊な機械で測ってアミロイドβを見つけるとのこと。
結果が伝えられます。
どうやらアルツハイマーの兆候はないようでした。
なんか切り込みがあるかないかとか云々。
切れ込みがハッキリ見えていれば良いようです。
アミロイドβのたまり具合も計られます
アミロイドPETを使うと、発症の20~25年前からアルツハイマーを見つけられるをすです。
認知症はお恐れる時代ではない
早期発見には有効だが費用は55万円。
高額ですね。
認知症予防の第一人者新井医師。
新井先生に話を聞きます
健脳カフェ
脳を健康に保ち認知症を予防する施設です。
脳を刺激するのがポイント
1.エクササイズ
決められた数字の時に手を叩くなど踊りながらやる。
頭と体両方を使うそうです
2.コミュニケーション
世代を超えてコミュニケーションをしてました。
心理学を学ぶ帯学生と参加者が話をするとのこと
人生を思い出しながら話するのは記憶機能に大事なこと。
過去と将来を話すことで脳がより活性化する。
出来そうで出来ない事
食事に関する相談:バランスの良い食事が大事
バランスの良い食事がやはり大事なようです。
レクリエーション(麻雀、トランプ)脳が活性化されるのもあったりと色々ある施設でした。
「認知症になっても同じようなことをやると進行を暮らせる可能性がある
人生をエンジョイし脳を活性化するのは薬以上に大事」
認知症との向き合い方
認知症の発症の20年から25年前から脳に変化が始めることが分かってきたそうです。
発症前に見つけると16~41%が回復だそうです。
今は認知症になっても終わりでは無い
発病発生を遅らせる事もできます。
新薬も誕生している。
そういった所で忘れるよりも前もって対策をとってました
認知症早期発見
認知症の早期発見に奮闘している所がありました。
脳波の力を使います。
ベンチャー PGV株式会社
大阪大学発ベンチャーです。
脳波計の開発
おでこに貼り付けるだけで脳波を正確に測れる脳波計を開発してました。
ペタッとシートを貼り付けます。
「脳波を計測するときは大きなかぶり物のイメージがあるが、
家庭では使えないから身近な計測が出来るようにおでこに貼り付ける方法を考えた」
素晴らしいですねぇ。
自分でつけれるのも特長です。
脳波を計測して無線で飛ばしアプリに入れます。
計測している脳は見ていられてます
周波数で分析することも出来る
しっかり脳波の動きを捉えている
認知症の脳波
脳波を計測すると健常者と認知症の人が見られる可能性があるそうです。
手軽に脳波を図ることで日常の兆候に気をつけられるかもしれないです。
大阪大学の産業科学研究所関谷さん
工学は臭い、素材などが得意
微弱な脳波計測するので最大の特徴は柔らかさ。伸び縮みしてました。
正確な脳波を図れます。
関屋さん
「認知症このボリュームがとんでもない
社会課題を解決したい思う
脳波計が大きな役割と私はと思っている」
関谷さんの脳波計には現場の医師も注目
微細な変化を検出していくことで
認知症の早期発見をできるようです。
脳波の測定
1月中旬の大阪大学病院
認知症に携わる医師が出したのは脳波計
急ピッチで脳データの収集が進んでいる
タブレットを使い脳波計をつけます
脳波の検査をします
80代の女性
おでこに貼るだけなので簡単
検査を受ける人の負担も少ない
脳波の測定
現在認知症の人と健常者200人の脳波データを収集
両者の脳波の違いを正確に見つけようとしていました。
10分ほどで済みました
データが送られたのはPGV
関谷さんが立ち上げたベンチャー
AIの解析の状況を見てみましょう
ここでは集めた脳波データをAIで解析
1人分のデータを分析すると膨大なデータ量
この中から認知症脳波の特長を見つけ出します
良いスコアがで始めている
成績を出して行けそう
3年以内に認知症の判定が出来る事を目標にしてるようです。
小型化
更なる小型化が求められました。
脳波計を小型化することで僅かでも早く認知症の兆候に気づけるかも
そして暫く経ちより小型化した脳波計
横幅は6割とコンパクト
ちゃんと脳波もとれていました。
脳波計は更年期や睡眠障害などの判別にも有効活用できます
期待されていました。
関谷さん早ければ3年後に家庭用として販売したいそうです
体温計などと同じような感じにしたいと
早期に認知症の兆候を捉えたら病院にそんな社会基盤を
DAYS BLG!の更なる活動
代表の前田さんと吉沢さんが乗り込んだ先は信用金庫
今回新たな仕事の交渉に向かってました。
大役を務めるのは吉沢さん。自分で手を上げたそうです。
今回は全て吉沢さんに任せてました。
するとこんな提案が
「粗品などを渡すお手伝いをして貰えたらありがたい」
新しいしごとが増えていました。
信金側
「認知症と言われても実際にどう言う者なのか分からない
新入職員の前で話して貰える機会を作れれば」
と、思いがけないオファーもきました。
勿論協力していました。
また1つメンバーの活躍の場が増えました。
話してみてむしろ勉強させられた
出来る所からやっていこうと思う
成り行きを見守っていた前田さん嬉しい手応えを感じてました
「地域に色々な人がいて巻き込みながら
未来の地域があると言いよねというイメージを共有して一緒に歩き出すのが一番
出来る事は沢山ある」
100BLGプロジェクト
長野県諏訪市に前田さんの姿が
新たなことを仕掛けようとしてました。
ある会議が開かれていました。
認知書の人でも働けるBLGの取り組みを全国各地に広げるプロジェクト
住んでいる地域に社会と繋がれる場所を各地に。
100箇所作ろうというプロジェクトです。
長野県諏訪市にどうしても見たい場所がありまいsた。
地元のデイサービス
この施設はBLG活動を始めたばかりでした。
仕事をすることで社会とつながる取り組みを実践しようとしていた
新聞を破りペットショップに納品する仕事がありました。
地元のペットショップと繋がる仕事ですね。
ある物を見つけました
周辺の地図にメンバーが地元でやりたいことがかき込まれていた
草取りでお礼がしたい
子供たちの通学路で見守りをしてみては
地域との新たな繋がりが生まれそうでした。
「是非諏訪らしさ諏訪の色を出したBLGになてもらいたい」
滋賀県長浜市でもBLGの取り組みが広がってました。
100BLGは全国10箇所以上に広がっている
認知症の人たちも希望を持てる社会にしたい
前田さんこれからも向き合い続けます
「認知症であっても大丈夫こういう所があれば
まだまだ希望があるねと地域の人たちに知って貰えると
地域で年を重ねていくことが不安でなくなる。
そこも重要な役割」と締めくくられてました
まとめ
認知症になっても働ける取り組みというのは重要かもしれませんね。
社会から遮断されるとどんどん進んで行きますし。
うちの祖父も仕事から離れたら一気に進んだという経験が…
社会からの断絶というのが一番悪いんだなぁと。
後は早期発見で治療が可能になりそうというのも将来的には嬉しい話で。
認知症がなくなる世の中になれば良いですよね。
健康診断とかに入れたら良いのにと思いながら見ていました