がっちりマンデー『あなたの知らない、最新京都ビジネス』を見て
早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。
日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。
今週は、最新京都ビジネスの特集でした。
観光で大賑わいの町
最近は外国からの客で儲かっている
しかし京都は観光だけではないそうです。
儲かりパワーを秘めたガッチリタウン。
パワーを活かした新ビジネスが生まれている
最新京都ビジネスを取材皆さん儲かってました。
例えば。
1世帯当たりのパン消費額全国1位
を活かして、パンを作らず儲けるパン屋さん。
伝統工芸の職人の数全国No1の店が。
廃業寸前の技で世界進出したりだそうです。
サバンナの高橋がゲストでした。
京都の出身だそうです。
いくつまで?
「18歳まで 高卒まで」
「芸人デビューまで京都。観光というイメージ
それ以外のイメージがない」
京都人でも知らない世界が。
森永さん曰く。
「観光以外のビジネスもある
京都は新しい物を生み出すのに秀でてる
伝統文化の土台の上に新しい物を作っている」
ベーカリーマーケット
四条河原町のマルイ。
その7Fに京都ならではの新しい商売でガッチリ
パン屋さん
京都プルミエ:ベーカリーマーケット
和のイメージが強いが、パン王国
京都はパンの消費額、神戸に継いで2位。
食パン以外となると1位になります。
神戸どれだけ食パン食べてるんだよという感じですが。
京都の皆さんのかなりパン好き。
京都のパン屋さんは競争が厳しいはず
そこにあるベーカリーマーケットです
どんなパン屋さん?
普通のパン屋さんに見えるが何がガッチリか。
「見れば分かると思うが、看板がいろいろ」
お店の看板がついている売り場がありました。
京都の人気の店のパンを選んでセレクトショップをやっている
10数社の人気のパンを集めて一箇所で売ってる店でした。
「いいとこどり」
京都市内の人気店のパンを集めているパンのセレクトショップ
11店のパン屋さんが提供している
月商以下ほど?
400万…月商400万×12 4800万円ぐらい売り上げてました。
出店してる店
西京区OAK FOOD:パイドーナツ
左京区 CheerUp!:ベーグル
伏見区 SUZU PAN:俺の究極のカレーパン
人気パンを1箇所に集めるスタイル。
今までありそうで無かったわけです。
お客様も。
「いろいろなパン屋のパンが食べられるので良いなと」
「一箇所に集まってるので欲しいときに欲しい物がある」
「試してみて美味しかったらその店に行こうかと」
大好評
「たくさんのパン屋が郊外にあって
人気のパンを買いに行くと労力がかかる
それを真ん中で集めば便利だろうと」
パン屋さんはどう思ってる?:OAK FOODの場合
「京都の中心から離れたところにある。客層が違う
お年寄りが多いけど中心部は若者が多い
若者にも認知が上がるのでガッチリ」
パン屋さんはどう思ってる?Cheer Up
「マルイで見たよという人も来る。
少しずつ名前を知ってもらってる」
パン屋の激戦区で名前を売りたいというパン屋さん。
ど真ん中で宣伝出来ると大喜び
パンの値段は?
店頭で売ってる値段と一緒
「こっち来て高かったらガッカリする」
パン屋さんから卸値で仕入れパン屋と同じ値段で売ります。
「200円のパンなら140円で仕入れて200円で売る」
仕入れ値と売値の差が儲けになります。
自分でパンも焼かないのでパン作りの機械もいらない
重要なのはパンの集荷方法
朝8:00 専門で集荷する人を雇っていました。
パンのできたての時間に合わせ毎日京都市内を回ります。
朝昼など2、3回に分けてパンを取りに行きできたてのパンを
届けます。
ベーカリーマーケットには常に有名店のパンが勢揃いします。
店の前にはイートインの共用スペースも。
ドリンクも買って貰い儲けてました。
他のデパートからも声がかかっているそうです。
スタジオでは高橋さんが
「四条河原町のマルイは都心
あそこに行って買う人はSNSやってる
拡散力がある」
「東京でも出来そう」なんて話も
河原町六条:開化堂
お茶の葉がしけないように使う茶筒の店
創業以来140年金属製の茶筒を製造。
スタイリイッシュな店主がいました。
開化堂6代目が八木隆裕氏
自慢の茶筒を拝見。
イギリスからブリキを仕入れて作り始めたのが最初
経年劣化で…経年変化で色が変わるのも特徴。
使えば使う程味が出ます。
開花道の茶筒最大の特著が
蓋の絶妙な締まり具合
軽く締まるのに密閉性が高いのです。
何故そんな事が出来るのか?
伝統技術を拝見します。
茶筒の蓋が下がってきたとき膨らみをどれだけにするか。
「今は真っ直ぐだが膨らみをつける。
膨らみをつけることで開けた瞬間の固さを決める」
蓋と接触するサイド部分を膨らませるのがポイント
スカスカの状態の蓋を金槌で叩いていきます
簡単にやってそうに見えて…ゆがみを手で調整して。
大変そうです。
サイズで作ってるのでは?
「ゆがみがあると落ちない。最後の調整は全部手仕事
その感覚を親父から教わった」
ミクロサイズを金槌一つで調整していきます。
代々受け継がれた匠の技
伝統技術も途絶えるピンチがありました。
「こんな仕事駄目になるから後継ぐな」
茶筒だけでは先行きも不安。
5代目は店を畳む覚悟でした。
「このままでは明るい未来はない」
6代目は諦めなかったそうで。
アメリカの人が買っていったとき何に使うか聞いたそうです
「土産じゃなくて自分で使う」
そう応えたそうです。
そこから世界中の文化で使って貰えるのでは
そうなった所にイギリスの紅茶屋が開花同の茶ずつに注目。
紅茶の茶葉にもつかえるとなりました。
渡英して実演販売
イギリス人に大好評 売れました。
これは行けると外国でも売れる商品を開発。
パスタケース
コーヒー豆ケース
これはスプーンが蓋の中に収まる工夫
ティーセット
現在13ヶ国で開化堂の商品を販売しています。
海外のお店にも拘りが
「ネットだけの販売店は断っている」
「さわって、見て貰い、初めて分かる物」
商品をさわって貰える用に、店に置いてくれるところと取引
その拘りが開化堂の名を世界に知らしめる結果に。
5代目も大喜び
「頑張ってますね。
こんなの作って売れるんかなだったけど」
パナソニックと制作した茶筒スピーカーなんてのも
蓋を開けると音楽が聞こえ締めると聞こえなくなる。
音が遮断できるのです。
開花同は世界でもう100年ガッチリ
スタジオでも
「外から見たら分からないが中から見たら叩いてある」
流石の伝統工芸でした。
株式会社八清:町家リノベーション
京都にある昔ながらのお宅という感じの場所へ
奥で待ち構えていたのは、八清の西村社長
一体何をしてガッチリなのか?
町家をリノベーションして販売するのがメインの仕事
京都の町家を買取りリノベーションして販売する
そう言う仕事をしていました。
築92年の町家をリノベーションした場所を案内してました。
この会社は昔ガイアでやってましたね。
京都のシンボル「町家」
空き家状態でほったらかしの町家が沢山。
そこに目をつけたビジネスでした。
「銀行から言わすと建物評価0
でも客からのニーズはある
使い勝手が良ければ客が買ってくれると思った」
町家を年間60軒リノベーション
一体どのくらいで買ってどのくらいで売るの?
4000万前後の価格帯で売れる物件がやりやすい
そうなると2000万円で買わないとだめ。
リノベーションに1500~1600万はかかる
4000万円の物件だと。
町家購入費が2000万円
1600万円がリノベ費用となります。
「薄利でやってます」なんて言ってました。
町やビジネスのポイント:リノベーションのやり方
購入した物件を案内して貰います。
築70年空き家だった町家です。
内装をばらして建物のガワだけの状態。
普通だと壊してしまうが…
「壊してしまうと伝統構法を新築することになる
あくまで改装」
伝統構法
昔からの自然素材を使った技法。
その伝統構法で作られた柱、梁、壁などを見極めて残します。
伝統構法1:石場建て
石の上に柱が置いてあります
伝統構法2:土壁
竹で編んだところを土壁で壁を作っています。
湿気があると吸い込み、湿気がないと放出します。
無添加住宅
これこそ天然素材というのが京都の町家。
土や木や石、全部自然の物を使います。
残す素材を決めたらリノベーションを実施します。
柱や梁はそのまま。建具も直して使います。
「ガラスも昔のままかも知れない
こういうのが客に喜ばれる」
「傷はね。傷も歴史なので悪いと思わない。味がある」
ただ使い勝手や安全性にしっかり配慮。
「この井桁ですが。耐震の壁。後から追加」
耐震補強は町家に合わせたデザインに。
「リノベすることで寿命延ばす。40年50年使えるよう
そして今風の使い方が出来るように」
水回りや空調は新しくします。
お風呂や台所は町家に合わせ最新の設備を取り入れたり。
今風に使えるガレージなどの空間も
「どこの町にでもあるような建物だと京都でなくて良い
京都に来ないと見つけられない街や街並みが大事」
京都に眠る町家。
京都ならではのリノベが増えそうです
スタジオでも
「リノベを他の業者が出来るかと言えば難しい」
森永さん曰く。
「大きな壁は近所。
ただ京都の人間は分かってる」
森永卓郎お薦め:GLM
京都の自動車メーカーだそうです。
量産型の自動車メーカーでトミーカイラZZなどを製図
ただ製造技能を持たないそうでして設計だけをやるとのこと。
作ってるのは、世界中どこでもいいそうです。
作って貰って売る
京都大学が作ったベンチャーから出来た会社だそうです