がっちりマンデー『「おらが県こそ輝くNo1」第15弾 山梨県』を見て
早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。
日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。
今週は、「おらが県こそ輝くNo1」として山梨県の特集でした。
ゲストはふかわりょう。
DJイベントなどしていてちょくちょく山梨に行っていたら2010年やまなし大使となったそうです。
神奈川県出身のふかわりょうでした。
森永卓郎さんによると、関東には入らない山梨県ですが首都圏には入っているそうです。
その立地を生かしたNo1が沢山ありました。
始まる前に、山梨県知事からふかわに
「もっと元気よく!山梨の魅力をどんどん発信していきましょう」
と駄目出しを入れていたのが面白かったです。
その為に呼んだのかな。
山梨県の日本一(1):ミネラルウォーター生産高
山梨県北杜市に「サントリー白州工場」があります。
ここで作られているのが日本売り上げNo1の
サントリー天然水 南アルプス
月に5000万本。年間6億本を作るほどの巨大工場でした。
ミネラルウォーターの生産では、2位静岡の3倍も生産しています。
コカ・コーラのいろはす天然水も山梨県で作られています。
他のドリンクメーカーも来てる?
ミネラルウォーターの会社は多い。100では足りないくらいある。
大小合わせて100社以上がひしめいていました。
一大生産地に何故なったのか?
・富士山と南アルプスの二大地下水があるため
・東京都への近さがある
重くてかさばりやすいので近くから運びたいというのがミネラルウォーター
東京から一番近くて美味しい水が湧く場所と言うことで山梨県で作っているそうです。
因みに、サントリーは国内3つのブロックに分けているそうで、東日本は山梨で一手に作っています。
西日本は、奥大山。
九州は、阿蘇。
この3つの産地で作っています。
山梨県の日本一(2):巻上機
産業には欠かせないあれを日本で一番作ってる企業がありました。
中巨摩郡昭和町にある株式会社キトー
何かで聴いたことあるなとは思いました。
16万平米(東京ドーム例えると3.5個分)の広い工場で作られていたのが巻上機でした。
モーターが回転してチェーンを巻き上げることで重い荷物を持ち上げてくれるマシンです。
上下だけじゃ無く、右に左に前にと前後左右に動く
工場の天井にぶら下がっているあのクレーンみたいな奴です。
工場では必要な機械として、重い物を運ぶ工場では必須。
まさに工場を支えている機械です。
株式会社キトーは1932年創業で85年間巻上機を作り続ける巻上機一筋の国内トップメーカーです。
年間40万台生産していて、国内だと6割のシェアを誇ります
何故山梨県で巻上機?
創業は東京の大森。事業拡大を目論んで用地を探していたら、中央自動車道の東京山梨が開通した。
1982年に中央自動車道が全線開通して、山梨から東京が近くなったことで大手メーカーの工場が進出。
それに合わせて引っ越したそうです。
工場特需があったわけですしね。
産業用ロボット国内トップメーカーのファナックも山梨県に本社があるそうです。
様々な拘りがある内部
心臓部は「シーブ」と呼ばれる巻き上げ時チェーンをしっかり固定するもの。
くぼみがポイントで、ちょっとだけ隙間があります。
緩すぎてはダメだが、ぴったりでもモーターに負荷がかかり故障になります。
丁度良い隙間を作ることで無理なくスムーズに停止するようにしているそうです。
そんなノウハウがぎっしり詰まった巻上機。
年間売り上げ511億円だそうです。
工場でも利用する巻上機ですが、舞台などでも利用されているそうです。
照明装置や舞台装置の上げ下げなどに。
キトーは、アメリカでも売れていてシェアが4割あるそうです。
山梨県の日本一(3):日本ワイン
日本ワインとは、日本のブドウから作られたワイン
国内有数のワインの産地として、長野県や栃木県がありますが、山梨県が日本一です。
ぶどうが日本一取れるからです。
甲府盆地がある勝沼ぶどうは、平安時代から作られている特産品。
明治の中頃にワイン造りスタートしました。
北杜市明野町にある、中央葡萄酒
創業から90年以上の日本ワインのメーカーで、年間全体で20万本くらい生産しています。
ぶどう自体も自社農場で50トンのブドウを作っています。
凄いワインを作る事に成功
キュヴェ三澤明野甲州
ワイン専門誌 デキャンタのワインコンクールに於いて日本で初めて金賞を獲得しました。
ブドウ作りへの拘り
日本初となる方法で栽培しています。
垣根栽培
普通のブドウ棚とは違い、低い位置になっているというのが特徴。
木が大きくならないように枝を9割カットしてしまいます。
収穫量は2割に減るが、糖度が増す
通常のブドウ糖度より、4割以上甘いそうでして、食べれば手がべとついちゃう程。
フランスでは一般的ですが、日本では収穫量が減るため誰も行っていませんでした。
その為自分でやっちゃおうと言うことで明野町に東京ドーム2.5個分の土地を購入して垣根栽培を導入しました。
山梨県の日本一(4):ネクタイ生地
南都留郡西桂町。身だしなみに欠かせない日本一がありました。
ネクタイの生地の出荷額が日本一
ネクタイ自体では無くてネクタイの生地でした。
国内シェアは47%
54年の老舗である山崎織物株式会社
倉庫がぐっちゃぐちゃで汚いのですけど、ネクタイ生地のサンプルのストックが大量にありました。
サンプルは3万柄ぐらいあるそうです。
年間12万本分のネクタイ生地を生産しています。
何故山梨でネクタイ生地?
ここは地形的に、富士山の溶岩が流れた後に作られた町で耕作が出来ない。
江戸の時代に入り代官が、地域の産業振興と言うことで絹に力を入れた。
それが甲斐絹となりその生地が江戸に出荷されるようになったそうで。
美しくきめ細かく織り込まれて綺麗な柄があるので羽織の裏地などにつかわれ江戸時代から人気でした。
明治に入ると着物から洋服になりまして、甲斐絹も使わなくなります。
そこで織物職人が目をつけたのは、ネクタイ生地でした。
ネクタイは、締めやすさなどを要求されるので、なめらかなシルク素材が使われました。
そのネクタイの生地に合うのが甲斐絹でした。
更に甲斐絹づくりで培った技術がネクタイ柄のデザインに生かすことができ一大産地になりました。
もう1つの理由
富士山の湧水。
糸を染めるには水を大量に使うので湧き水のおかげで根付いた。
問題:ネクタイには2箇所斜めにつなぎ目が入っているのは何故?
生地を斜めにとるから
ネクタイの場合は、締めるときに生地が伸びる必要があります。
縦横で織り込んでいるので縦横には伸びない為、生地が伸びる方向は斜め45°
斜めに引っ張ると伸縮します。
その為に斜めにつなぎ目があります。
大手紳士服メーカーや全国の学校制服など年間215万本のネクタイ生地を織っているそうです。
山梨県民は手先が器用とのことでこういう細かい仕事が得意とのこと。
宝石産業なども発達しているそうです。
森永卓郎おすすめの日本一:ジェットコースター
富士急ハイランドのジェットコースターです。
4つあり、FUJIYAMA、ええじゃないか、ドドンパ、高飛車などがあるそうで。
若者に圧倒的支持を受けているとか何とか。