がっちりマンデー

「ランクインしているけど知らない!儲かり会社(第二弾)」【がっちりマンデー感想】(2016/05/21)

がっちりマンデー『ランクインしているけど知らない!儲かり会社(第二弾)』

早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。
日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。
「ガイアの夜明けの感想」記事も書いているので、こちらも書いていこうと思います。

今週は、ランクインしているけど知らない!儲かり会社の特集です。

ランキング上位は似たり寄ったりのつば競り合いになるが、ランキングに入っているのに何この会社というのがある
理由が無ければランキングに入らない

そんな個性的な会社を紹介していました

ピザポケット(九州など)

オリコン調査(2015年)宅配ピザ満足度ランキング。
1位:SALVATORE CUOMO
2位:ピザポケット
3位:ピザーラ

となっているそうで、その2位のピザポケットに注目していました。
全く知らない会社です。1位も知らないですけど。

福岡県で人気の会社らしく、関東、関西、九州を中心に65店舗展開しています。

専務が対応してくれました。
Q.ランクインした感想
A.恐れ多い限りでございます

ピザポケットは他の宅配ピザと何が違うのか(1)

コストパフォーマンスがよい

4種類のピザが食べられる「ポケットオールスターズMサイズ」が1580円(特別価格時)
他の店では2000円以上が当然のレベルです。
照りマヨベーコン(M)は1380円です。

安く出来る理由は?

企業努力:原価率が30%超
通常の宅配ピザは15~20%なのでかなり高い。

大丈夫なの?

沢山買って頂ければ大丈夫。原価率が高くても沢山買って貰えれば問題ない!

ピザポケットは他の宅配ピザと何が違うのか(2)

ピザがかなり個性的。
ひときわ変わった商品があります「お好み焼き豚玉1080円」

ピザですらありませんでした。
ピザポケットは1988年奈良で創業しました。奈良ではピザはあまり知られていなかったので苦戦。
お好み焼きもピザみたいな物だと、和風ピザという事で業界最初に売り始めたそうです。

ピザが宅配で注文できると話題になり売り上げが上がったそうです。

お好み焼きの材料である「えび、いか、チーズ」はピザと共通です。
形や大きさも似ていてピザのSサイズの箱が使えます。
意外に簡単にお好み焼きの宅配ができたそうです。

ひとつだけ問題

ピザを焼く時間の2倍から3倍の時間がかかるそうです。分厚いお好み焼きはピザが5分で焼き上がるなか、15分かかります。
同時に注文が入れば冷めてしまう

そのため、上と下の両方に鉄板があり両面から一気に焼くお好み焼き用専用グリル「スピーディー」を開発しました。

焼き時間15分→5分に
ピザとお好み焼きが同時に完成して配達できるようになりました。

いまではグループ全体35億円の売り上げだそうです。

範囲の経済性があるそうで、複数の商品を纏めて作ることで効率がアップするそうです。

回転寿司トリトン(北海道)

オリコン調査(2015年)回転寿司店満足度ランキング。
1位:回転寿司トリトン
2位:なごやか亭
3位:がってん寿司

堂々1位が北海道で12店舗を展開するローカル寿司チェーンの「回転寿司トリトン」でした。

勿論私は知っていたのですが、北海道ローカルチェーンだったんですね。

札幌市の豊平店。午前11時半には超満席。
ただぱっと見普通の回転寿司です。

運営している北一食品の方
「当たり前絵のことを当たり前にやっているのが一番」

トリトンの魅力(1)

寿司のでかさと値段
ネタがシャリから大きくはみ出すぐらい大きいのが特徴ですそれでもサーモン2貫が140円とか6cmの高さがあるマグロの叩きが120円とか。
活ホタテは…ちょっとお高め420円です。

お客さんも
「リーズナブルな価格で美味しくて、大きいネタが食べられるのはトリトンくらいしか無い」とのことでした。

回転寿司トリトンの特徴:とにかくアナログ

回ってないネタを注文するときは伝票に書いて、職人に手渡しをします。
好きなネタをじっくり選べます。

タッチパネルも高速レーンもありません。

そして職人さんがしっかり手握りするお寿司です。

「基本的には手で握って手でお渡しする」

回転寿司では常識の寿司ロボットも殆ど使いません。

そして毎日行われる解体ショー。仕入れによって魚は変わります。

更にしっかり奥のキッチンで仕込みをしています。店内で仕込んでいるのです。活きが良いのをさばくから新鮮です。

Q.お客は喜ぶが、人件費や材料費で大変なんじゃ?
A.お金はかかると思います、お客様がたくさん来て頂ければ少しの利益でも商売できる

勿論開店11時から閉店22時までお客が途切れません。
常に沢山いるから、大きな寿司ネタしかも安いのトリトンのビジネスモデルが成立します。

人件費はかなりアップするが、その分客数も半端ない。豊平店でも月に2万人くるそうです。

さらに人ならではの技が…コミュニケーション。

「美味しかったですか?」などと職人さんが聴いてきたりとか。コミュニケーション力だそうです。

これは若干ウザイかも知れませんが^^;

因みに東京2店舗目池袋店をオープンしたそうで、店舗数14店舗になりました。

回転寿司トリトンは顧客満足度No1でガッチリ

因みに、トリトンは人材教育のプロだそうでして。

経験者を雇うとかじゃ無くて、現場で仕事を覚えさせるそうです。オン・ザ・ジョブ・トレーニングがしっかり出来ているそうです。

アート業界:足立美術館

JTB外国人に勧めたい美術館ランキング
1位:足立美術館
2位:直島
3位:箱根彫刻の森

足立美術館…聴いたこと無いなと思いましたが、島根県安来市にある田んぼだらけの中に美術館です。
駐車場には観光バスや車が沢山。客もわんさか来ている。

広報によると国内外から年間約50万人来るそうです。

横山大観、魯山人の器、和の美術作品1500点収蔵されている。

ただ一番人気は、絵や器じゃ無くて、お庭が人気。
足立美術館の人気スポットは日本庭園です。

窓越しに広がる枯山水庭、苔庭。
一幅の日本画のような美しい世界が広がります。

規模がスゴイです。庭園の広さは5万坪、東京ドーム3.5個分

どうして美術館に日本庭園が?

この美術館は足立全康さんが作りました。

貧しい農家に生まれましたが商人の道へ。画廊で横山大観の絵を見つけて感動。いつかこの絵を買えるぐらい立派にと頑張ります。
実業家として大成功して横山大観の絵を手に入れました。

ただやり出したらとことんやる人だった
ビックリするぐらい絵を購入します。

そのままコレクションを増やし続けて、昭和45年71歳で足立美術館を設立。

ただ島根まで日本画目当てに来る客は少なかったです。

そこで全康さん「日本一の日本庭園を造っちゃおう」と考えました。

そのこだわりが凄かった

ここがスゴイ1 – 絵を庭にする

横山大観の世界を庭にする事にしました。

白砂青松をモチーフにした白砂青松庭。

那智の滝をもとにした、滝。人工的に作ったそうです。

一番の名物は、生の掛け軸

床の間の掛け軸にあった壁をくりぬいて
本当の景色を掛け軸に見えるようにしました。

ここがスゴイ2 – 細かすぎる管理

専属庭師が細かく庭をチェックし、ミミズの糞も見逃しません。
竹箒は1年で360本使うというからすさまじいです。

さらに植えられている赤松。

背の高さと横の広がりは剪定などで抑えることが出来るが幹が太くなります。
折角作った庭園のイメージが変わってしまいます。

仮植場という場所がありそこに赤松のストックがあるのです。
5年物、10年物、20年物、と様々な赤松。

様々な形や大きさの松はストック400本

庭で使われる800本の半分がありました。

ここがスゴイ3 – 山すら買い取る

超こだわりは、借景(背景)周りの風景を守るため、山々を買い取ったそうで。
そこまでのこだわりがあるようです。

因みにこの美術館の売り上げは…明確には答えてくれませんでしたが
入場料大人2300円…年間50万人なので11億円程度の模様です。

足立美術館は日本庭園でガッチリでした。

森永さんのオススメ:マスダック

お菓子製造機器を製造する会社です。
どら焼き製造器は世界シェア100%だそうです。
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