がっちりマンデー

儲からせる地方コーチ【がっちりマンデー感想】(2016/04/17)

がっちりマンデー『儲からせる地方コーチ』

早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。
日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。
「ガイアの夜明けの感想」記事も書いているので、こちらも書いていこうと思います。

今週は、儲からせる地方コーチの特集です。

良い物を持っているところは沢山あるが、世に出ていない。
は売り方が悪いか売る物が悪いか。

それらをコーチングして商品を魅力的に輝かせるコーチを紹介するのが今日のがっちりマンデー!!でした。

ロケ誘致のコーチ:(株)地域活性プランニング

大分県豊後高田市にロケ誘致のコーチがやってきました。
最近、ドラマや映画のロケ誘致が流行っているらしいです。役者やスタッフの宿泊費など地元に金が落ち、あまちゃんの岩手県久慈市は、経済効果が32億円もあったそうです。

そのため日本中の市町村が、ロケの誘致合戦を繰り広げています。
その誘致を成功させるためのコーチをしているのが地域活性プランニングです。

ロケ誘致の依頼は大概県や市町村が依頼してきます。
その方々にノウハウを伝授して、コンサルティング料を貰うというビジネスです。

さらに「ロケなび!」というロケ可能スポットをネットで調べられるサイトを運営しています。

豊後高田市にある「昭和の町」という商店街に市役所の担当者がコーチを案内します。
昭和30年代の商店街の雰囲気を醸し出している昭和の町で、昔ながらのお店などがあり観光名所となっています。
古き良き雰囲気が漂っています。

「ロケ地には向いていない」

コーチが断言してしまいました。
勿論雰囲気などが悪いからという理由では無く「昭和しか撮れない」のが問題でした。

ロケ地選びのコーチポイント

時代や場所が特定されないこと

ということで、観光地は不人気だそうです。何も無くて人工物が映り込まない場所が重要だそうです。

探しに行くとガードレール脇の原っぱに注目が集まりました。
何も無い川縁…時代劇や昭和よりもっと前の時代の背景となるらしくこういう所でも映像業界にPRできるそうな。
地元の人は見慣れているような自然の雰囲気が求められているようです。

ロケ地選びのコーチポイント

川、山並み、野原が画に納まる

田んぼの一本道も絶好のロケ地。
「基本的に東京でロケすることが多い中で、大分県に呼んで撮影して貰おうとなると、東京で取れない絵が大事」

東京で撮れない景色というのが重要です。

細かいポイントとして左右対称の景色が重要というのもあるそうで。

半分にしたときの同じような景色が映り込むのを好む監督もいるそうです。シンメトリーが需要だとは…

ロケ地選びのコーチポイント

周りに何があるか把握する

「トイレはどの辺にあります?」
「この辺の近くのトイレは、把握していないです」
「車はどこに停められますか?」
「台数止められるような駐車場は近くに無い」

途中で行われた会話です。
「どこにあるか分からないじゃ無くてお手洗いだったらここ、食事はここ、車は何台来るというのを把握しているとここでロケが出来るんだと把握して貰える」
と指摘されていました。たしかにロケ地では重要な要素ですからねぇ。
それらの把握は必要ですね。

この地域活性プランニングは2003年にスタートして以来、100本以上のロケ誘致に成功しています。

現在全国の県や地域からロケ誘致のコーチ依頼が殺到中だそうです。

地方の縫製工場をコーチ:ファクトリエ

福島県白河市にファクトリエの山田社長が来ました。ライフスタイルアクセントという会社のCEOです。
地方の縫製工場をコーチしているそうです。

これは、ガイアの夜明けで取り上げていましたね。

「全国各地に沢山縫製工場があるが、大手の下請けで儲からない。地方の縫製工場独自のブランドを起ち上げきちんと儲かって貰うというのがポイント」

地方の縫製工場は基本的に大手のメーカーから発注を受けて生産をします。
そこで、工場の為のブランド「ファクトリエ」とコラボして販売するという方法で良い品物を品質にあった値段で売ろうという試みです。

下請けばかりをやってきた工場がブランドを作るのが大変です。しかし自分自身のブランドで儲けられるということで、アパレル業界大注目のビジネスです。
勿論ノウハウ伝授のために山田さんが全国を飛び周りコーチをしています。

長山産業というシャツを専門に作っている縫製工場。
レディース用シャツ試作品のデザインチェックにきました。デザイナーは有名な国際ブランドのデザイナーを務めてきた竹腰さんという方。
NY在住のデザイナーを福島の縫製工場に連れてきたそうです。

厳しいチェックが行われてOKがでます。

普通のレディースシャツは襟がふにゃふにゃだったが、最近はメンズのような襟にするのが流行らしいです。

その辺は良く分かりませんが、お金についての打ち合わせが面白かったです。

「大体いくらぐらいの値段で」
「値段的には、工数と時間的にもかかっているので4500円」
「それはかなり安いんで、もっと適切な利益を得た金額で大丈夫。もっと上げて頂いて利益を乗せて頂ければ」

売る側が値段を上げさせるというスタイルです。

高くしたら売るの大変では?

せっかく一流ブランドを作っている。光り輝く技術あるので工場に値段を決めて貰い販売価格をファクトリエから客に提示する!

と断言してしまいました。

コーチポイント

いいもんをつくったらアピールして正当な値段を考える

ファクトリエでは店舗では無くネットで売るので、人件費のコストが抑えられるのでお手頃価格で売れます。
なので出来る技ですね。山田さんは年間200以上の縫製工場を飛び周ります。全国34の企業ととコラボ中だそうです。

漁師をコーチング:CSN地方創生ネットワーク

漁師さんをコーチしている方がいました。
CSNネットワークの社長、野本さん。

「意外と漁師さんは儲かる魚の仕立て方を知らない」

野本さんは羽田市場を運営している方です。
羽田市場とは2014年にできた全国の漁師から魚を仕入れ都内の飲食店に届ける市場です。

安くて美味しい鮮魚を提供すると人気で、今期の売り上げは26億円を見込むという企業です。

漁師が市場に出していた魚を直接買い取る仕組みでして、品質の良い魚を送って貰いたいということで、全国の漁港を回って品質の良い魚にするのをコーチしているそうです。

今回は、漁師を始めて10年の久保さんを指導します。

コーチポイント①

魚のシメ方

勿論漁師なら締めることなら出来ますが、頭にぐさっと一発、その後えらをぶった切るという方法です。

「漁師さんはそうやって締める方が多いが、それでは完全に血が抜けない」

血が残ると臭みが残り鮮度や味が落ちてしまいます。そこで取り出したのは「はさみ」
えら蓋開けてこのままバチンと。

えらを片側だけ切ると血が完全に抜けるそうです。

値段にしてどれくらい違う?

ちゃんと締めてないと安いときはキロ200円なので10kg2000円
締めていると。1本3万円

絞め方ひとつで値段が15倍になるそうです。

漁師さんも目を見開いていました。

「絶対にやらなきゃ行けない。緊張しますけど」

コーチポイント②

魚の詰め方

普通は発泡スチロールに寝かせて入れて氷をかけます。

しかしそうでは無く発泡スチロールの中に魚を腹を上にして立てて入れていました。

こうすることで下の方になった身が痛まないというのがあります。
腹を上にするのは脂のある腹を下にすると潰れてしまうからです。

手間賃はかかるが100円ぐらい買い取り値がアップするそうです。

「今までは沢山取る漁業。どれだけ獲ったかというのが漁業の埃だった。魚が捕れなくなった今、取った一匹をいかに高く売るかを考えて自分で行動することが重要」

現状に合わせて行くことも大切と言うことですね。
現在全国700人の漁師さんと契約しているそうで、少しでも美味しく高く売れる魚を届けて貰うべくコーチは1年の三分の一以上はどこかの漁港にいるそうです。

元々、飲食店経営をしていたそうで消費者の趣味好みを知っているからこそ、どういう風にすれば高く売れるか分かっている方だそうです。
地元では雑魚でも東京では売れる魚などにも詳しいそうです。

この人どこかで見たことあるなぁと思って考えて調べていたのですが「APカンパニー」か。
昔(2011年1月)にガイアで放送されていて同じような流通の仕組みを作ってたのですけど。
そこ出身とのことでなるほどなと
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