がっちりマンデー

日本ネット界の老舗!「Yahoo株式会社」の意外な素顔に迫る」【がっちりマンデー感想】(2016/03/27)

がっちりマンデー『日本ネット界の老舗!「Yahoo株式会社」の意外な素顔に迫る」』

早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。
日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。
「ガイアの夜明けの感想」記事も書いているので、こちらも書いていこうと思います。

今週は、ヤフージャパンの特集です。

月間630億アクセスあるそうですからねぇ・・・
私もまずニュースを見るときはYahooに行きますので。

そのCEOである宮坂さん(48)が来ていました。

「ネット業界はスピードが命。常に緊張感を持って」と語っていました。

ネット業界は浮き沈み、ブームの消費が早いです。
それに付いていくのはなかなか辛いですからね。

Yahooニュースの秘密

六本木のミッドタウンにある本社。
最も見られているページである、Yahooニュースのトピックスを更新している現場へ突入していました。

8×8・・・64本のニュースを選択して見出しを考えているのは10名程度のチームでした。
トップページの8本はそこで選ばれているそうです。

ジャンルごとの担当者が決まっている訳では無く、全員が全ジャンルを担当しています。

毎日4000本のニュースが更新されていますが、その中から選び出すそうでして。
この記事は!と思ったらトピックス、見出し作りとなります。

「49歳カズ50歳を迎えられるようにオーダーメード60万円のスーツで」

という見出しがあったら「49歳カズ60万円スーツで登場」などと短くキャッチーな物に。

まずはこの文章をチャットに乗せて共有して皆で考えるそうです。
ここら辺がIT企業っぽいですよね

選んだ記事と見出しを全員でチェックし、やりとりは口頭では無く画面上のメッセージ。
たまに口頭でも駄目出しが飛んで来ます。

駄目出しが続けば他の記事を探すことになったりとかトピックス作る仕事も対異変なんだなぁと。

トップページに載せるかはデスクがジャッジするそうですが、アクセス数の多さなどで判断するそうでう。

「クリックされている物を単純に並べると柔らかいニュースだけのニュースサイトになるので読まれないけど大事なニュースも載せる」

そりゃそうです。食いつきやすい最近だと不倫のニュースばかりがならんでも腹が立ちますからね。
だいたい上の5つは硬いニュース、下3つはエンタメとなっているようです。

見出し作りの秘密兵器・・・ABテストツール

AとBのアイデアがあるとき、事前にネットユーザーに見せモニタリング調査
Aの見出しBの見出しを見せてどちらの見出しがアクセスが多いかをテストするツールです。

試しに3つの案を掲載して見て見ると分かりやすい見出しが鍔迫り合いをして伸びていく様子などが分かりました。

だからたまに見出しが変わる事があるんですね。
同じ記事なのになんでだろうと思っていたのですが、テストされていたのか・・・

新しいビジネス:Yahoo!カーナビ(無料)

いまカーナビに力を入れているそうです。
車のダッシュボードに各社のスマホを乗せてそれぞれで正常に動くかをテストしていました。

かなりアナログのテストとなっています。

このYahoo!カーナビは、100万ダウンロード達成したそうで完全無料のカーナビです。

人気の秘密1

ヤフーの特技である検索。そのノウハウを利用し簡単に目的地を入力できます。
所謂「予測変換」が出来る訳で「あかさか」と入れたときに「赤坂サカス」がすぐに出てきたりします。
九州の赤坂とか出て来ません。

車載カーナビの場合、あかさかといれても行きたい場所が出てこなかったりします。
Yahoo!カーナビは予測変換してくれて使う物が出てくる

人気の秘密2

地図も常に最新状態です

人気の秘密3

見やすい画面にこだわり

開発している名古屋オフィスでは、ルーペでスマホを見て文字が呆けたりとかしないか最大1600%まで拡大して確認していました。

「違和感を感じられる方、おかしいと思う人がいる」

日々細かい所を改善しているそうです。

唯一の弱点

トンネルに入ると止まってしまう

車載カーナビは速度が検出できるので、位置を計算して表示できますが、スマホには速度の検出機能が無いので止まってしまいます。

現在開発中なのは、スマホの加速度センサーを使いブレーキかけたり動いているのを判断する方法。
揺れ具合から車の速度を計測しトンネルでも位置を表示できるように開発中です。

まだ一部のスマホしか対応できていないそうです。
というのも、加速度センサーは各社違うからだそうです。

無料で大丈夫?

「まずはユーザーを集めようと思っているこの先はやっぱり広告。カーナビを起ち上げとコーヒーのクーポンが出てきたり、ラーメンのクーポンがでるとか。」

Yahoo!はあくまで広告で儲けるというスタンスのようです。

「儲けはない。選んで貰うことが重要。何十万、何百万ある、まずは選んでもらう。その後で考えれば良い」

ニュースの見出しへの責任

加藤さん…「そんな言い方してないという見出しがある」と訴えます。

「傷ついてます」と。たしかに加藤さんは色々書かれますからねぇ。

「真実では無い記事を選ぶ事がある?」

というという所から選ぶニュースへの責任について。

「今は責任は無いとしているが、今後は考える」

との回答がありました。

Yahoo!の弱点:Yahoo!ショッピング

インターネット業界をリードしてきたヤフージャパンですが、10年以上伸び悩んでいた大きな弱点があります。

Yahoo!ショッピング

楽天とかAmazonとか同じ時期から・・・15年前から存在していたが、鳴かず飛ばずが13年間続いていました。

インターネットの買い物分野では、「楽天」「アマゾン」が2強。

最近ヨドバシとかも伸びてきている気がしますが、Yahoo!ジャパンは置いてけぼりです。

その巻き返し作戦がここ2年で行われていていま楽天がかなり食われているという話もあります。

「現実のショッピングモールでは家賃が掛かる。売れたら手数料が掛かる。だけどYahoo!は無料

ショッピングサイトでは通常出店費用や売れた後に手数料がかかります。それを無料にしました。

どうやって儲けるの?

多くの店の中で少しでも目立ちたいニーズが生まれる。その一部のもっと見せたいという方から広告費を貰う。
目立てるオプションを有料でつけるそうです。

あくまで広告で儲けるスタンス。

他社ではやらない地道な作業

Yahoo!ショッピングの白山さん。
北海道は宗谷。稚内にまで出店セミナーに向かっていました。

新規出店の開拓です。
白山さんは2年間で300回の出店セミナーを全国各地で行い、今まで1万店の出店を取り付けたセミナーの鬼と呼ばれている方です。


「競合の企業がまだ足を踏み入れていない地域だからこそ重要」

オリジナリティのあるお店を探し全国各地の人が行かないところを巡っています。

セミナーの参加者は、海産物や農産物を扱っている地元の人でネットとは無縁の人。
その方々をやる気にさせるために奮闘します。

ポイント1:地元トーク

「稚内に伺うの3ヶ月ぶりです。個人的に伺いました。青い鳥「よしおか」やノシャップ岬へ・・・」

など、地元トークで距離を縮めていきます。

ポイント2:クイズ形式で参加して貰い分かりやすく2

「冬場に検索の回数が上がっているキーワードはなんでしょう?」

「海産物」「おしい!」

「蟹です。蟹だけ年商数億の企業もごろごろいる」

などと、魅力をクイズ形式で伝えます。
年配の方が多いので一方的に説明するよりネットは楽しいと思って貰うことが大切だそうです。

参加していたおっちゃんも、やほーと読んでいたあいてー(IT)詳しくないから。ヤフーとしった。」

・・・一歩前進してました。

セミナー後出店希望の方には個別で相談にも乗ってくれるそうです。

社長が考えるショッピングサイトの重要なポイントが品数だそうです。
「商品の数だと思っている、Yahoo!ショッピングにだけであったというのが重要」

そのため新規の出店開拓が重要なんだと思います。

新規顧客開拓

シニア向けに新しいアプリを開発しています。
それが「らくらく通販」

シニアに簡単にeコマースをやって貰うアプリです。
誰でも簡単に変えるようにデザインを分かりやすくしています。

例えば「カートに入れる」ではなく「この商品を買う」

分からなくなったらすぐ電話が出来るように電話番号を大きめに載せるなど細かな工夫がされていました。

今後の展開

ニュース、検索、移動、ショッピング常にビッグデータを貯めているYahoo!

「世界中これだけ集めているのは珍しい」

たしかに総合商社ですよね。

このデータを活用すると、どこでインフルエンザが流行るかなども分かるそうです。
流行っている地域でインフルエンザの検索回数が増えるからだそうでそこら辺の注意喚起などにも使えそうだという話が出ていました。

「データを使うと未来を少しだけ予測できる」

印象的な言葉でした。

私はといえば検索で使うのはGoogleのみでYahooはニュースサイトのイメージ。
Yahooは検索よりもアプリに力を入れているんだなぁと改めて思いました。
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