がっちりマンデー

儲かる「お膳立て」【がっちりマンデー感想】(2016/03/19)

がっちりマンデー『儲かるお膳立て企業』

早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。
日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。
「ガイアの夜明けの感想」記事も書いているので、こちらも書いていこうと思います。

今週は、お膳立ての特集です。

「これだけは任せなさい」という会社の特集でした。
今日のゲストはミスターお膳立て:おぎやはぎの矢作先生。お膳立て芸人として呼ばれましたが…太鼓持ち芸人だそうです(笑
お膳立て芸人

と言う感じで、いつの間にかお世話になっているお膳立て企業の特集です。

こと京都 / 九条ねぎ

京都府伏見区にあること京都株式会社
九条ねぎでがっちりの会社です。
ラーメン屋や和食屋に九条ねぎを刻んだ物を卸しています。
それだけで年間10億円を儲けるという企業です。右肩上がりで増えているようです。

疑問.ねぎなんて自分の店で刻めば良いのでは?

和食屋に聴いて見ると意外な言葉が
「根元は良いけど葉の部分は空洞で切るのが難しい」
葉先の方にいくとどうやら空洞で潰さず切るというのはテクニックが必要だそうです。
潰れてしまうとねぎの旨味が無くなります。

そのため「こと京都」では、専用の裁断機を導入し、潰す事なく大量に刻みます。
更には1mm、2mm、3mm、5mmなど、刻む幅を変えています。
肉料理、1mm。
ラーメンの薄味系は、2mm
ラーメンのみそとんこつなど濃厚影は3mm
お好み焼き、厚めの5mm

などなど、用途に合わせた切り方をしています。

九条ねぎをお膳立てして貰う最大の理由

なかなか葱が市場に出てこない状況があるがそういうときに安定供給して貰える

葱の安定供給

九条ねぎの旬は冬で夏場になるとなかなか市場に出てこないそうなのですが、こと京都では南北に長い京都の地形を生かして、夏場は美山という京都北部の地域でねぎを栽培。それ以外は京都市内で栽培することで年中ねぎを栽培しているそうです。

店で刻むにしてもねぎはデカイから冷蔵庫に入らないしパックにしてくれる方が楽なので伸び続けるようです。
「ねぎくる」というサービスもあり1kg900円から家庭向けにも販売してくれるそうです。

SRGタカミヤ / 足場

全国に拠点を持つSRGタカミヤという企業。この会社は工事現場で使う「足場」のレンタル企業です。
足場保有総額680億円という規模です。

足場の百貨店と呼ばれていまして、「これだけ足場の取り扱いの多い会社は無い。全国で一番」と自負するほど。

最新儲かり足場システム

リフトクライマー

動く足場です。その名の通り全部を覆うのでは無く鉄骨の支柱をリフトが移動することでリフトの所だけ足場があるという物。
上下にアップダウンできます。
マンションの改修工事に活躍します。
通常の足場だと建物を覆い隠しちゃいますが、日光を遮ったり防犯上心配という声が。リフトクライマーはその心配がありません。

スタンディングベア

積み重なったパイプがつり上げられると巨大な足場が完成するという物。
通常2時間以上掛かるのが10分で組み上がります。

立体交差など通行止めにしなければならない場所、スピードが求められる現場で活躍します。

Iqシステム足場

革命を起こす足場と呼ばれる足場、足場の高さが190cmと今までの標準だった170cmよりも高くなりました。
今まで屈んで動かなければいけないところが立って歩けるようになりました。

170cmという基準は戦後まもなく作られたのですが足場事態腐る物でも無く長持ちするのでそのまま使われて続けてきました。
設備投資に金が掛かりますので変えませんからね。

そこで190cmを作ったという事のようです。
ただ高くするだけでは無く、デザインも見直し隙間を無くするとか、出っ張りをなくすとか細かい部分の改修も行われました。

現場で使っている方も「ヘルメットがぶつからないので楽」と高評価。
1年ちょっとで1500現場で使われるようになったそうです。

年間売り上げは340億円という足場企業でした。

WEIC / 営業サポート

東京都中央区にあるWEICという会社。
新規営業のお膳立てをしています。

売り込みが苦手な会社から依頼を受け営業してくれる会社です。
契約の一歩手前まで調整します。

売り込み苦手なIT企業や規模の小さいベンチャー企業などが利用するようです。

アポハンター
お客さんとの商談を獲得する特殊部隊

アポ取りだけの特殊部隊です。
色々なワザを駆使しています。

あえて難しい専門用語で受け付け突破!

「お世話になっております。御社の製品の営業企画を担当されている方いらっしゃいますか?リードを獲得のアライアンス…」

あえて受付女性に難しい専門用語をぶつけます。
受付から担当者に繋げるかが勝負ですので、あえて分からないような言葉を投げかけることで担当者へ繋ぐ率を上げるそうです

近くを回ると伝える

「来週再来週を近くを回るようなタイミングがありまして…」

近くを回ると伝えることで会ってくれやすい環境をつくります。
アポが取れてからタイミングをつければ良いだけです。

Yesの選択肢を2つ提示

「9日火曜日とか10日水曜日はどちらが宜しいでしょうか」

選択肢を与えてついどちらかを選んでしまうようにさせます。それも二者択一ですが、両方Yesの選択肢にするのが重要です。

このようなワザを次々繰り出すことで通常のアポ取り成功率2~3%ですがWEICは10%です。

成果報酬型で、1アポ獲得3万円です。

ヒットマン

アポが取れたら、特殊部隊が営業同行してくれるサービスもあります。
ヒットマンと呼ばれる特殊部隊です。

営業数字の分析システムを売り込む会社の人とヒットマンが客先に乗り込んでいきます。

質問攻めで相手の要望を探る

営業トーク完璧でしてサクサクと進めていきます。
矢継ぎ早に質問をすることで相手の要望を探っていきます。

専門的な説明をかみ砕く

すかさず技術者の方に説明を任せますが、専門用語などで説明しちゃいがちです。
それをしっかりフォローしてかみ砕いた表現にしてくれます

「良い製品だなと思いますし社内検討します」と言われたら。

印象が良いうちに次回アポのお約束

締めもしっかりでした

このような営業でWEICの売り上げ10億円突破しました。

加賀種食品工業 / 最中の皮

石川県金沢市にある加賀種食品工業。
最中の皮を作りお膳立てをしている会社です。

取引先は老舗和菓子店。赤坂とらや、新宿花園饅頭などなど全国3000点の和菓子店が使用しています。

最中の皮は元々そのまま食べていたそうです。煎餅みたいなものでした。

そこにあんこを入れたら美味しかったというのが今の最中の始まりです。
あんこ入りの最中は江戸時代中頃からだそうです。

和菓子屋さんからすれば、最中の皮というのは仕入れる物で自分たちでは作らない物だそうです。

仕入れる最大の理由・・・時間と手間が掛かる

材料はお餅。ついて平らにのばして形を整えます。それを短くカットして金型に入れてプレス。
そのまま回しながらジワジワ焼いて出て来た物の邪魔な部分を取り除いてできあがりです。

金型を作っているというのはなかなか出来ませんからねぇ。
その金型にもしっかり工夫があり蒸気を逃がす溝が作られていて品質の良い物が出来るようになっています。

そんなこんなで1000種類以上の皮を製造しており年間14億円の売り上げがあります。

創業139年の最中のお膳立て企業でした

次にくるお膳立て企業…ツジセイ製菓

全く効いたことの無いお菓子屋さんですが、駅やSAなど売られているお土産のお菓子を作っている会社です。
全国のお土産を作っているそうですが「黒子」として動くため表には絶対出てこないそうで、何を作っているかも言わないそうです。

…土産物なんて同じような味するなと思ってはいましたがこういう裏がありました。
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