がっちりマンデー『儲かる「手づくり」』
早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。
「ガイアの夜明けの感想」記事も書いているので、こちらも書いていこうと思います。
今週は、手づくりの特集です。
2016年手作り業界が熱いようですよ。1兆円近いマーケットになっているようですし。
今までのような小さなコミュニティでも無くなったようです。
手作り界のカリスマ:氣仙さん
東京ビッグサイトで開かれた「2015年日本ホビーショー」3日間で13万人の来場者があります。
手作り用の材料や道具など関連グッズが勢揃いしています。
そこにある1つのブランド
KISEN★ERIKA
フェイクスイーツというハンドメイドの作品を取り扱っているブランドです。
ごく普通の主婦だった氣仙さんがはじめました。
フェイクスイーツとは本物にしか見えない作り物のお菓子で、その第一人者です。
どれを見ても本物そっくりで、ホビーショーでは3日間で500万円を売り上げるそうです。
どうやって作成しているか
チョコミントアイスの場合
・樹脂粘土に緑のペンで色をつける
・色をなじませるように、ちぎりながら混ぜる
・細かい茶色い粘土を入れる
・ブチブチちぎる
・それをアイスのかたにいれてたわしで叩く(ざらざら感)
・あまった粘土を木のスプーンですくってちょいちょいと
非常にお手軽に作成していました。
彼女は「豊洲シビックセンター」などで教室も開いています。
・着眼点がスゴイ
・この材料でやろうと思うのがスゴイ
意外なアイテムを使うアイデアに長けている方だそうです。
フェイクジャムで使うオレンジの皮には、100均バスケットボールを切って入れていました。
「100均で見かけ、表面のつぶつぶ津感にピント来た。100均とかホームセンターは楽しい」
と、常に材料探しが行われているようです。
教室は作品の撮影会も行います。写真を撮る生徒の表情は真剣です。
フェイスブックなどのSNSで見て貰う為だそうです。
この教室全国17箇所で受講料1回2800円~で行われていて台湾でもやってるそうです。
パンケーキハットというのがあるのですが15万円~
かなりの高額商品でした。
たしかに作品は美味しそうだったんですが・・・趣味に野暮は言っちゃ行けませんね。
私だって役に立たないがらくた集めたりしてますから。
minneでガッチリ
手作り業界で盛り上がっている場所はインターネットにありました。作り手産の作品を売り買いするサイトが多数存在しているなかで最大の会員数を誇るのがminneです。
ここはガイアの夜明けでも紹介されていましたね。
ページが見つかりませんでした - 日々綴
Cities: Skylines2、ウイニングポスト10 2024、Stable DiffusionなどPCゲームやAI系記事中心のサイト
minneは年間210万点の商品が出品され2015年の実績で44億円の売り上げがありました。
運営会社はGMOペパボという会社です。
帽子や、お洒落なキャンドル、可愛いぬいぐるみなどなど色々な出品が行われています。
minneに利用者が多い理由
物作りをしている方はインターネットの知識が無いと感じ、早い段階でスマホ専用アプリを作ったのが大きかったようです
PCは苦手な作り手さんが集まり、スマホで作った作品の写真を撮りアップするだけという手軽さから会員数を伸ばしたようです。
そして間にminneが入る事で、買う人と作り手さんのトラブルが少ないというのも大きいようです。
商品が届かない、お金が入らないというのが少ないようです。
儲かりの仕組み
作品の売り上げの1割が手数料
人気「作家さん」を訪ねる・・・H&JGallery
作家さんと呼ばれる人たちがいるそうでして、出せばすぐ売れるようです。昔、子供部屋だったところで制作作業双子姉妹。
造花のマグネットなどの雑貨を作っていました。
小さな植木鉢セット3個1000円とか、2wayアクセサリー収納箱とか。
バルーンモビール5個セットなんてのも。これは累計3000個売れたそうです。
売れる作品作りのコツは?
手作り感を前面に押し出す
3年間で売った作品は10000点ぐらいで、1個平均1000円~1500円なので1000万円ぐらいガッチリだそうです。
minneではこうした人気作家さんを生み出す努力も行われています。
これでいいんだろうかみたいになった時に、minneスタッフが常駐しているアトリエがあります。
それがIID世田谷ものづくり学校です。
そこのアトリエで、写真の撮影方法、値段の付け方などを教えてくれます。
・レフ板を使う事で明るくなる
・値段をつけるときは利益が出るように。原価に対して3~4倍が妥当な線
などなど。
女性が苦手とするお金の話、原価や経費を計算した適正な価格設定の方法もレクチャーしてくれるそうです。
minneは手づくりでガッチリでした。
儲かる手作りビジネス最前線の企業:バンダースナッチ
神奈川県横浜市のこじんまりとしたオフィス。バンダースナッチと呼ばれる会社ですが。
ここで何をしているかと言えば
どなたでも我々のサービスを使うことで知識もコネも必要無くブランド立ち上げれる
個人で洋服のブランドを立ち上げられるSTARted(スターテッド)というサービスを行っていました。
スターテッド:https://started.jp/
個人で服の大量生産は難しいです。
1着ずつなら作れますが、沢山作るのは大変です。
スターテッドでは、工場に手伝って貰い大量生産を行います。
とある方のラフなイメージイラスト・・・そこから起こして作品を作ってくれるというからスゴイ。
チラシの裏の落書きからも作れるそうです。
バンダースナッチ独自の仕組み
提携先は、プロの技術者とか工場が200数十あり。
そこでは小さなロットで作れるようになっていました。
洋服は1つの工場で作っている訳では無く、材料を裁断する工場、ボタン穴を空ける工場など分業制。
全国200以上の工場と契約して、作り手のイメージを元に作業ごとに最適な工場へ振り分け一芸に秀でた匠が腕を振るいます。
そんな感じで工場のバトンリレーで作られ、1ヶ月でサンプルが送られてきます。
そこからブランドのページが起ち上がり、ブランドごとに作られた洋服が販売出来ます。
かかる費用は洋服作りは10万円~だそうです。
それをバンダースナッチに収めると何着作り、いくらで売るか決めます。
材料工賃の支払いはバンダースナッチが行い、売り上げは売れたら折半されます。
売れるほど作り手&バンダースナッチも喜ぶ仕組みです。
このビジネスの弱点
プロじゃ無い方なんですけど一瞬で完売したから増産しようと持ちかけたら
「少量で良い。希少価値が重要」と増産しなかったそうです。
売れるのに売れないというジレンマがあるようです。
売れば売れるんだからバンダースナッチは売りたいでしょうけどね
サービス開始から1年で登録ブランド数は30以上だそうです。
早速素人のADさんが適当なスケッチを描いて作って貰ってましたが。
子供の落書きみたいな適当なスケッチから見事機能的なワンピースを作っていました。
流石でした。スケッチと全然違うように見えましたが、あのスケッチからあれが作れるのがスゴイ・・・
と言うのは、流石に文字では表現出来ないので。
このビジネスモデルですが、ブランド立ち上げに失敗(売れなかった)したらデザインした人が損をする仕組みです。
売り上げは折半で、売れば両方儲かりうます。
なので、失敗しても会社は損しないという凄さがあります。
金は取ってますからねぇ。これは面白いなぁと。
今後来るビジネス:プラモデル製作
そういえば聴いたことがありますねぇ。プラモデルを作ってくれるという会社やら個人がいて商売になっていると。
加藤さんも言ってましたけどプラモデルは作る喜びが必要だと思うんですが…不思議なもんですね。