インフルエンザ闘病記 第1話 – 発症と診断
月曜日 – すべての始まり
冬の寒さが厳しさを増すある月曜日、私の体に異変が現れ始めました。
朝から何となく体がだるく、午後になると37度台の微熱が出始めました。
「ちょっとした風邪かな」と高を括っていた私は、市販の風邪薬を飲んで様子を見ることにしました。
しかしこの判断が後の苦しみを長引かせることになるとは、この時はまだ知る由もありませんでした。
夜になると体のだるさは増し何となく寒気も感じ始めましたが、「明日には良くなっているだろう」と、安易な考えで床につきました。
火曜日 – 現実を突きつけられた日
目覚めた瞬間これは只事ではないと直感しました。
体が鉛のように重く喉には鋭い痛みが走ります。体温計を見ると38度を超えていました。
「このままでは仕事に支障が出る」と考え、早めに病院を受診することにしました。
診察室で医師から告げられた診断は「インフルエンザ陽性」。
予想はしていましたが現実として突きつけられると、その重みは想像以上でした。
医師からは「今年は症状が重い人が多い」と警告を受け、咳止めや痰を出しやすくする薬、
喉の痛みを和らげる解熱効果のある薬、そして鼻水の薬を処方してもらいました。
その夜、状況は急速に悪化の一途を辿ります。
夜には39度台まで熱が上昇し激しい悪寒に襲われました。
水分を取ろうとしても喉の痛みで飲み込むことすら困難になりわずかなエネルギー補給飲料を啜ることしかできない状態に。
「早く病院に行って正解だった」そう思いながらも、これから待ち受ける試練の大きさをこの時はまだ十分に理解できていませんでした。
おわりに
発症から診断までの2日間は、私の闘病生活の序章に過ぎませんでした。
この後さらなる試練が待ち受けているとは、この時の私には想像もつきませんでした。
※この闘病記は三部作として公開予定です。次回は、症状が本格化する水曜日までの様子をお伝えします。
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