正式版リリースから2日目のプレイレポート
2025年9月25日に正式版がリリースされた首都高バトル(Tokyo Xtreme Racer)。
22年ぶりのホンダ車復活という歴史的瞬間を迎えた記念すべきタイトルですが、実際のプレイでは技術的な課題も浮上しています。
深刻なフリーズ問題の発生
正式版リリース後、継続的にプレイを楽しんでいましたが、残念ながらゲームが不定期にフリーズする問題が発生しました。
特に深刻だったのは、バトル中にクラッシュが発生することでした。
スティールハートボス戦での悲劇
最も印象的だったのは、スティールハートとの重要なボス戦中に発生したクラッシュです。
3台が出現してバトルスタート直後にゲームがクラッシュし、せっかく苦労して倒したスティールハートとの戦果が水の泡となってしまいました。
エラーの詳細分析
初めてエラーダイアログが表示された際の内容は以下の通りです:
LowLevelFatalError [File:C:\repos\ue_5_6_1_git\UnrealEngine\Engine\Source\Runtime\D3D12RHI\Private\D3D12Util.cpp] [Line: 1015]
Result failed
at C:\repos\ue_5_6_1_git\UnrealEngine\Engine\Source\Runtime\D3D12RHI\Private\D3D12Viewport.cpp:554
with error 80004004
Viewport=0x****************, Num=3, Size=(1920,1080), PF=18, DXGIFormat=0x18, Fullscreen=0, AllowTearing=1
エラーの技術的原因と対策
このエラーはUnreal Engine 5.6のDirect3D 12関連のクラッシュであることが判明しました。
エラーコード80004004はE_ABORTを示しており、主な原因として以下が考えられます:
1. グラフィックドライバの問題(最も可能性が高い)
- NVIDIAまたはAMDの最新ドライバへの更新が必要
- 古すぎるドライバや不安定なドライバが原因の場合が多い
2. VRAM不足
- 1920×1080解像度でのバッファ作成に失敗している可能性
- タスクマネージャーでGPUメモリ使用量の確認が必要
3. ハードウェア互換性
- 使用GPUがDX12の機能を完全にサポートしていない可能性
実施した対処法
ドライバの更新
グラフィックドライバを確認したところ、確かにかなり古いバージョンを使用していました。
以前に問題のあるドライバがリリースされた際に更新を控えていたのが原因でした。
推奨される対処法
- グラフィックドライバを最新版に更新
- ゲーム設定で解像度やグラフィック品質を下げる
- フルスクリーンとウィンドウモードを切り替える
- Steam等でゲームファイルの整合性チェック
- 他のアプリケーションを閉じてVRAMを確保
解決結果
ドライバ更新後は、1回の処理落ちは発生したものの、それ以外は安定して動作しています。
同様の問題を経験されている方は、まずドライバの更新を検討することをお勧めします。
使用環境:RTX4070
ゲームプレイの戦略とスキルシステム
雑魚敵攻略に効果的なスキル構成
フリーズ問題を解決した後は、本格的な攻略に取り組みました。
特に効果的だった雑魚敵用のスキル構成は以下の通りです
おすすめスキル
- 注目の的:FIRST ATTACK、REVERSAL ATTACK、BLOCKING成功時に相手にダメージを与える
- 魅の極意:バトル開始から30秒間攻撃力が45%増加
- 奇跡の節約術:ナイトロシステムの消費を軽減(レベル向上により軽減率が増加)
これらのスキルを組み合わせることで、雑魚敵を瞬殺することが可能になります。
ボス戦での調整
ボス戦では「魅の極意」を他のスキルに変更することを推奨します。
連戦系のボスの場合は連戦対応スキルなど、状況に応じた調整が重要です。
とはいえ、「注目の的」と「魅の極意」だけでも雑魚敵の瞬殺は十分可能です。
スティールハート攻略戦記:絶望から勝利への道のり
前哨戦:強敵たちとの個別対決
スティールハートとの最終決戦に向けて、まずは手強いライバルたちとの個別戦闘が待っていました。
ルシファー大塚との戦いでは、彼の巧妙な走行テクニックに苦戦しながらも、なんとか勝利を収めることができました。
続く不動心の龍馬戦では、その名の通り不動の走りを見せる相手に翻弄されつつも、粘り強く戦って撃破に成功。
そして遂に現れたのが、スティールハート本人でした。
レベル18という圧倒的な強さを誇る彼との単体戦は、これまでの戦いとは次元の違う激しさでした。
何度も敗北を重ねながら、ようやく勝利の糸口を見つけて撃破することができました。
「やった!ついにスティールハートを倒したぞ!」
そう思った瞬間でした。
真の地獄:1対3の絶望的連戦
スティールハート単体を倒して安堵していた私に、ゲームは容赦ない試練を用意していました。
なんと、スティールハート+不動心の龍馬+ルシファー大塚の3台との連戦が始まったのです。
「え?まさか3台同時!?」
画面に現れた3台のライバルカーを見て、思わず声が出てしまいました。
これまで1対1でやっとの思いで倒してきた強敵たちが、今度は3台がかりで襲いかかってくるのです。
最初の数戦は、文字通り「瞬殺」でした。
内回りコースで3台に囲まれると、もはや逃げ場がありません。
少しでも走行ラインがずれれば、容赦なく接触してSPを削られ、あっという間に敗北。
そして何より辛いのは、この連戦で負けるとまた最初のスティールハート単体戦からやり直しになることでした。
「おぉぉぃ。
折角やっとこさスティールハート倒したのに!どういうことだよ!」
まさにそんな気持ちでした。
試行錯誤の日々
何十回という挑戦を重ねました。
毎回同じパターンです。
スティールハート単体を倒し、希望を胸に3台戦に挑む。
しかし、内回りコースでの3台相手は想像以上に困難でした。
事故率が異常に高く、ちょっとした操作ミスが即座に敗北に直結します。
「もしかして、スキル構成を見直した方がいいのかな?」
瞬殺設定のスキルで挑み続けましたが、なかなか相手のミスを誘うことができません。
結局、相手がミスをするまで辛抱強く待つしかない状況でした。
奇跡の瞬間:運命の一戦
そして、ついにその時が来ました。
いつものようにスティールハート単体を倒し、重い気持ちで3台戦に挑んだその時。
なぜか、いつもとは違う展開が始まりました。
スタート直後、思い切ってナイトロを使って強引に前に出ました。
後ろから迫る3台の圧迫感は凄まじいものがありましたが、ここは勝負どころです。
「今度こそ!」
内回りコースでのブロック合戦が始まりました。
後ろから来る3台相手にブロックするのは本当にきつい状況でしたが、ミスしないよう、ミスしないよう、細心の注意を払いながら走り続けました。
そして何より、頭の片隅では常に祈っていました。
「どうか、今度はフリーズしないでください…!」
技術的な問題でこれまでの努力が水の泡になることだけは避けたかったのです。
勝利の瞬間
終盤、ついに相手側にミスが生まれました。
3台のうち1台が軽微な接触を起こし、一瞬ですが隙ができたのです。
その瞬間を見逃すまいと、残りのナイトロを全て投入して一気に差を広げました。
最後の直線で、ついに3台を振り切ることができました。
「やったああああ!」
思わずガッツポーズが出てしまいました。
椅子から立ち上がって、拳を突き上げていました。
これまでの苦労が一気に報われた瞬間でした。
勝利の代償
戦いの結果、「負け犬」というBAD NAMEを獲得してしまいました。
何十回も敗北を重ねた結果でしょうが、今となってはそれも良い思い出です。
愛用のZ34で、レベル18のスティールハートとその仲間たちを撃破。
これでようやくストーリーが進展しました。
振り返ってみれば、この戦いこそが正式版における最大の山場だったかもしれません。
技術的な困難、戦略的な課題、そして精神的な重圧。
全てを乗り越えた先にあった勝利の味は、格別なものでした。
最新アップデート情報
Ver.1.0.1 ミニアップデート
正式リリース直後にもかかわらず、開発チームは迅速にバグ修正を実施しました。
修正内容
ハンドル型コントローラー関連の修正
– MOZA R5 DD wheel baseを接続した状態でゲームが起動しない不具合を修正
このアップデートにより、ハンドル型コントローラーユーザーの環境が改善されました。
公式発表からの引用
Steam公式ニュースページより:
アップデート Ver.1.0.1
バグ修正
以下の修正を行いました。
ハンドル型コントローラー
MOZA R5 DD wheel baseを繋げた状態でゲームが起動しない不具合を修正しました。
PS5版開発決定の重要発表
正式版リリースと同時に、PlayStation 5版の開発が正式に発表されました。
これは2003年のPlayStation 2向け「Tokyo Xtreme Racer 3」以来、実に22年ぶりのPlayStationプラットフォームでの新作となります。
発表では具体的なリリース日は明示されていませんが、PC版が早期アクセスを終了して正式リリースされたことで、PS5版の登場もそう遠くないと予想されます。
まとめ
正式版リリース2日目のプレイを通じて、22年ぶりのホンダ車復活という歴史的瞬間を体験できた一方で、技術的な課題も浮き彫りになりました。
しかし、適切な対処により問題は解決可能であり、開発チームの迅速なアップデート対応も印象的でした。
ドライバ更新というシンプルな解決策でフリーズ問題が改善されたことは、同様の問題に悩むプレイヤーにとって有用な情報となるでしょう。
スティールハート攻略では苦戦を強いられましたが、それだけに勝利の達成感は格別でした。
PS5版の発表も含め、首都高バトルシリーズの未来は明るいと感じています。
参考情報
– Steam公式 Tokyo Xtreme Racer ニュース
– 使用GPU:RTX4070
– 対象バージョン:Ver.1.0.1
この記事は2025年9月27日時点の情報に基づいて作成されています。
最新の情報は公式サイトやSteamページをご確認ください。
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