競馬予想コーナー
主に日曜日に行われる重賞レースの競馬予想をしています。
個人の予想なので当たらないことの方が多いとは思います。
2024年の印予想ワイド的中率は75.36%
回収率は68.9%となりました。
※ワイド的中の定義:6頭選びその6頭でワイド当たりが作れれば的中とする
その実績をひっさげ?予想をしていきます。
アイルランドトロフィー(GIII) 東京競馬場 芝1800m
レース概要
2016年優勝のクイーンズリングが続くエリザベス女王杯も制するなど、秋の女王決定戦の重要な前哨戦として機能してきた府中牝馬Sが、今年からアイルランドトロフィーに名称変更された。
時期や条件はこれまでと変わらず、東京競馬場芝1800メートルで3歳以上牝馬オープンの別定戦として施行される。
過去10年のデータを基にレースの特徴を分析し、予想のポイントを探っていく。
近年は波乱含み
過去10年の人気別成績では、上位人気から下位人気まで幅広く馬券に絡んでおり、特に近年は下位人気馬の好走が目立つ。
2020年は6番人気から8番人気の3頭が3着以内を占め、2022年から3年連続で10番人気以下の馬が3着以内に入っている。
1番人気の3着内率は70.0%と高いが、人気薄の馬も十分に押さえる必要がある波乱含みのレースとなっている。
オープンクラスでの好走歴が重要
過去10年の3着以内馬延べ30頭のうち、オープンクラスで2着以内に入った経験があった馬は28頭に上る。
この経験がなかった馬は勝利がなく、3着内率も5.4%と厳しい成績となっている。
オープンクラスでの実績は必須条件と言え、経験のない馬は大幅な割引が必要だろう。
前走も芝1800メートルだった馬に妙味あり
前走の距離別成績では、芝2000メートル以上からの臨戦組は3着内率11.4%と苦戦傾向にある。
芝1600メートル以下と芝1800メートルでは大きな差はないが、芝1800メートル組のうち単勝6番人気以下だった馬が好成績(3着内率23.5%)を残している。
前走が芝1800メートルだった馬は人気がなくても注目に値する存在と言える。
勝ち馬を探せ!前走の単勝人気と着順をチェック
過去10年の優勝馬10頭はいずれも前走での単勝人気が5番人気以内であり、前走のレースで評価されていた馬が勝っている。
さらに2021年のシャドウディーヴァを除く9頭は前走で2着以内に入っており、好走実績が重要な指標となる。
前走の単勝人気と着順を組み合わせることで、有力馬の絞り込みが効果的に行えるだろう。
アイルランドトロフィー予想
印 | 馬番:馬名 |
◎ | 11:セキトバイースト |
○ | 8:ボンドガール |
▲ | 1:アドマイヤマツリ |
△ | 7:カナテープ |
△ | 15:ラヴァンダ |
× | 13:サフィラ |
本命:セキトバイースト(2番人気)
前走:府中牝馬S(G3)1着 1:46.0(良)芝1800m
複合評価:7項目中6項目該当(本命級認定)
個別間隔実績:中15週で過去【2-1-1-1】連対率60%【信頼度:Bランク(5戦)】
該当データ(客観的根拠):
- 基本データ:4歳牝馬で過去10年19勝(勝率26.8%)【信頼度:Aランク】データ優位の4枠(過去10年【5-1-1-11】勝率27.8%連対率33.3%)
- コース適性:東京芝1800m【3-0-0-2】勝率60%【信頼度:Bランク(5戦)】前走同コース制覇
- 前走評価:G3勝利、前走芝1800m組(過去10年【5-5-3-36】連対率20.4%)、前走1番人気5着以内【信頼度:Aランク】
- 重賞実績:G3府中牝馬S(今レースの前身)勝ち馬、L都大路S勝ち馬【信頼度:Aランク】
- 騎手評価:浜中俊騎手、関西騎手(過去10年勝ち馬全て)、該当コースで連対率27.3%【信頼度:Cランク(11戦)】
- 血統評価:父デクラレーションオブウォー、中距離での実績十分
- 調子評価:追い切りB評価、休養明け15週だが過去の該当間隔実績良好
人気度検証:2番人気だが、前走同コース制覇・4枠の好走データ・関西騎手・重賞実績から本命評価
格上げ要因:前走が今レースの前身レースで勝利、レース特性を熟知。4枠の統計的優位性【過去10年勝率27.8%】は他枠を大きく上回る
対抗:ボンドガール(1番人気)
前走:関屋記念(G3)2着 1:31.0(良)芝1600m
複合評価:7項目中5項目該当(対抗級認定)
個別間隔実績:中10週で過去【1-2-0-0】連対率100%【信頼度:Cランク(3戦)】
該当データ(客観的根拠):
- 基本データ:4歳牝馬で過去10年19勝【信頼度:Aランク】データ優位の4枠
- コース適性:東京芝1800m【0-1-0-0】連対率100%【信頼度:Dランク(1戦)】サンプル少ないが未敗
- 前走評価:G3関屋記念2着、前走2番人気【過去10年勝ち馬の80%が前走1-5番人気】【信頼度:Aランク】
- 重賞実績:G1秋華賞2着、G2阪神牝馬S5着、G3複数回馬券内【信頼度:Aランク】
- 騎手評価:ルメール騎手、関西騎手・該当コース連対率51.2%【信頁度:Aランク(84戦)】トップ騎手特別評価
- 血統評価:父ダイワメジャー、該当コース連対率27.8%【信頼度:Cランク(18戦)】
- 調子評価:追い切りA評価、状態良好
人気度検証:1番人気だが、過去10年1番人気【2-3-2-3】勝率20%と信頼度やや低い。ただし複勝率70%は評価
懸念材料:距離1800m実績がサンプル1戦のみ(Dランク)。前走マイル戦からの距離延長。ただし2000m【0-1-1-0】で好走歴あり
単穴:アドマイヤマツリ(3番人気)
前走:ヴィクトリアマイル(G1)7着 1:32.4(良)芝1600m
複合評価:7項目中5項目該当(単穴級認定)
個別間隔実績:中20週で過去【1-0-0-0】勝率100%【信頼度:Dランク(1戦)】
該当データ(客観的根拠):
- 基本データ:4歳牝馬で過去10年19勝【信頼度:Aランク】
- コース適性:東京芝1800m【4-2-0-0】連対率100%【信頼度:Bランク(6戦)】コース実績抜群
- 前走評価:G1で7着だが敗因は展開不利(2番手先行で粘り着差0.3秒)。前走距離1600m【過去10年【3-4-6-38】複勝率25.5%】
- 重賞実績:G3福島牝馬S勝ち馬【信頼度:Aランク】
- 騎手評価:武豊騎手、関西騎手・該当コースで実績豊富【信頼度:Aランク】トップ騎手特別評価
- 血統評価:父キタサンブラック、該当コース連対率28.3%【信頼度:Aランク(53戦)】
- 調子評価:追い切りA評価、1週前の終い時計良好
人気度検証:3番人気だが、東京芝1800m【4-2-0-0】の圧倒的コース実績から単穴評価
敗因分析:前走G1で7着だが、2番手先行の展開不利と距離適性(マイル)の問題。今回は得意の1800mで救済対象
格上げ要因:該当コース連対率100%は出走馬中最高。関西騎手の武豊騎手騎乗も大きなプラス
連下:カナテープ(4番人気)
前走:関屋記念(G3)1着 1:31.0(良)芝1600m
複合評価:7項目中5項目該当(連下級認定)
個別間隔実績:中10週で過去【2-1-0-0】連対率100%【信頼度:Cランク(3戦)】
該当データ(客観的根拠):
- 基本データ:6歳牝馬だが【信頼度:Aランク】過去10年6歳以上【0-1-1-14】勝率0%と厳しい
- コース適性:東京芝1800m【4-2-1-4】連対率54.5%【信頼度:Aランク(11戦)】コース実績優秀
- 前走評価:G3勝利、前走1番人気【過去10年勝ち馬の40%が前走1番人気】【信頼度:Aランク】
- 重賞実績:G3関屋記念勝ち馬、G3府中牝馬S2着【信頼度:Aランク】
- 騎手評価:佐々木大輔騎手、騎手コンビ連対率25.0%【信頼度:Aランク(100戦)】
- 血統評価:父ロードカナロア、該当コース連対率27.0%【信頼度:Aランク(74戦)】
- 調子評価:Ω指数99で最高値、前走レコード勝ち
人気度検証:4番人気で4枠の統計的優位性あり。ただし6歳馬のデータ的厳しさから本命格下げ
懸念材料:年齢(6歳)が最大のマイナス。過去10年6歳以上【0-1-1-14】で勝利なし。近2戦はハンデ戦での恩恵あり、今回は別定戦
救済要因:コース実績【4-2-1-4】は極めて優秀。前走G3勝利で勢いあり。4枠も好走データ
連下:ラヴァンダ(5番人気)
前走:仲秋S(3勝クラス)1着 1:32.2(良)芝1600m
複合評価:7項目中4項目該当(連下級認定)
個別間隔実績:中3週で過去【1-1-1-0】連対率66.7%【信頼度:Cランク(3戦)】
該当データ(客観的根拠):
- 基本データ:4歳牝馬で過去10年19勝【信頼度:Aランク】
- コース適性:東京芝1800m【1-0-1-4】連対率16.7%【信頼度:Bランク(6戦)】過去の府中牝馬S3着実績
- 前走評価:3勝クラス勝利、前走1番人気、前走芝1800m組【過去10年好走率高い】
- 重賞実績:G2阪神牝馬S3着、G3複数回馬券内【信頼度:Aランク】
- 騎手評価:岩田望来騎手、関西騎手、コンビ連対率24.7%【信頼度:Aランク(77戦)】
- 血統評価:父シルバーステート、該当コース連対率14.3%【信頼度:Aランク(56戦)】
- 調子評価:追い切りA評価、前走勝利で勢いあり
人気度検証:5番人気だが、前走3勝クラス勝ち・関西騎手・G2で3着実績から連下評価
格上げ要因:2023年の府中牝馬S(当レースの前身)で10番人気3着の実績。レース適性あり。連戦ローテも個別実績良好
前走クラス評価:3勝クラス勝ちは格上挑戦だが、過去のG2で3着実績と今レースでの好走歴から評価維持
穴:サフィラ(6番人気)
前走:ヴィクトリアマイル(G1)13着 1:32.8(良)芝1600m
複合評価:7項目中4項目該当(穴級認定)
個別間隔実績:中20週で過去【1-0-0-1】勝率50%【信頼度:Dランク(2戦)】
該当データ(客観的根拠):
- 基本データ:4歳牝馬で過去10年19勝【信頼度:Aランク】
- コース適性:東京芝1800m【2-0-1-0】連対率66.7%【信頼度:Cランク(3戦)】サンプル少ないが好成績
- 前走評価:G1で13着だが敗因は距離不適合(マイル苦手)。2走前G2阪神牝馬S勝利【信頼度:Aランク】
- 重賞実績:G2阪神牝馬S勝ち馬【信頼度:Aランク】血統的にも姉サラキアが2020年府中牝馬S勝ち馬
- 騎手評価:松山弘平騎手、関西騎手・該当コース連対率25.0%【信頼度:Bランク(36戦)】コンビ連対率32.6%【信頼度:Aランク(92戦)】
- 血統評価:父ハーツクライ、姉サラキアが2020年府中牝馬S勝ち馬【信頼度:特A】血統的レース適性高い
- 調子評価:追い切りB評価
人気度検証:6番人気だが、G2勝ち馬・血統的レース適性・関西騎手から穴評価
敗因分析:前走G1で13着だが、マイル戦での惨敗。2走前G2阪神牝馬S勝利(9番人気)の実力あり。今回1800mは距離適性向上
格上げ要因:姉サラキアが2020年府中牝馬S(当レース前身)勝ち馬という血統的レース適性。G2実績も評価。関西所属・関西騎手のデータ優位性
前走クラス評価:G1組だが、2走前G2勝利の実績重視。マイル適性低く今回距離延長はプラス
【全頭チェック結果】
出走16頭中、基本8項目チェック実施。上記6頭を選出。除外馬の主な理由:
- フィールシンパシー(15番人気):6歳馬・近走G3で14着連続【信頼度:Bランク】調子落ち顕著
- キャットファイト(9番人気):休養明け56週・距離実績なし【0-0-0-0】・前走G3で9着【信頼度:Aランク】
- ピースオブザライフ(16番人気):前走ダート戦・芝1800m実績なし【0-0-0-0】【信頼度:測定不能】
- アンゴラブラック(7番人気):オープン未勝利・3勝クラス勝ちのみ【信頼度:Bランク】格差大
- リラボニート(12番人気):2勝クラス複数勝ちのみ・オープン未勝利【信頼度:Bランク】
- ホウオウラスカーズ(11番人気):7歳馬・前走G3勝利も中4週の短期ローテ・該当距離【1-2-2-10】複勝率33.3%【信頼度:Aランク(15戦)】
- セフィロ、ドゥアイズ、アンリーロード:オープン実績不足または距離適性疑問
【レース特性考慮】
本レースは「4-5歳馬中心」「差し追込有利」「関西所属・関西騎手優勢」「4枠好走」「前走芝1800m組有利」の傾向。選出6頭は全てこれらの条件を複数満たしています。
【予想のポイント】
- セキトバイーストは前走同コース制覇・4枠・関西騎手・休養明け実績良好で本命
- ボンドガールは1番人気だがルメール騎手と関西騎手データで対抗
- アドマイヤマツリは該当コース【4-2-0-0】連対率100%の実績重視
- カナテープは6歳馬のマイナスあるもコース実績とΩ指数99で連下
- ラヴァンダは前走勝利と2023年当レース3着実績で連下
- サフィラは血統的レース適性(姉が勝ち馬)とG2実績で穴評価
【馬場状態】
東京競馬場芝コースは「良」馬場。10月10日時点で散水管理実施、良好な状態維持。高速決着が予想され、末脚勝負になる可能性大。
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