競馬予想コーナー
主に日曜日に行われる重賞レースの競馬予想をしています。
個人の予想なので当たらないことの方が多いとは思います。
2024年の印予想ワイド的中率は75.36%
回収率は68.9%となりました。
※ワイド的中の定義:6頭選びその6頭でワイド当たりが作れれば的中とする
その実績をひっさげ?予想をしていきます。
NHKマイルカップ(GI) 競馬場(5/11) 芝1600m
レース概要
NHKマイルカップは東京競馬場1600メートル(芝)で行われる3歳馬限定のG1レースです。
昨年は2歳G1勝ち馬のワンツーとなり3連単は8520円と堅い決着でした。
一方で2022年には150万馬券が飛び出すなど波乱の決着となった年もあります。
3歳マイル王決定戦として注目を集めるレースです。
人気別成績分析
過去10年の成績を見ると、単勝2番人気馬が4勝を挙げ3着内率も70.0%と好成績です。
1番人気馬は3着内率40.0%とやや低調ですが、過去10年で3番人気以内の馬がすべて4着以下になったことはありません。
6番人気以下の馬は2016年以降9年連続で馬券に絡んでおり、2桁人気馬が3着内に入った年もあります。
前走レース別成績
皐月賞組と桜花賞組の3着内率が高く、これらのレースから転戦した馬で単勝3番人気以内に支持された場合は連対率80%に達します。
アーリントンC(現チャーチルダウンズC)とニュージーランドTのトライアル組も好成績で、3着以内馬の頭数ではともに6頭となっています。
ただし、こちらは3着以内に入った12頭中9頭が6番人気以下でした。
前走着順別成績
過去10年の前走着順別成績を見ると、前走1着馬は3着内率が7.1%と苦戦傾向にあります。
人気馬であっても過信は禁物と言えるでしょう。
また、前走6着以下に敗れた馬も3着内率6.5%と厳しいため、皐月賞や桜花賞からの参戦でも前走成績が振るわなかった馬は割り引いた方が良いでしょう。
前走2~5着だった馬は3着内率30.7%と好成績です。
G1経験馬の成績
過去10年の3着以内馬30頭のうち17頭はJRA・G1に出走経験のある馬でした。
特に芝1600メートルのG1で5着以内に入った経験がある馬の3着内率は34.4%と高くなっています。
G1経験馬は未経験馬と比較して好成績を収めています。
勝ち馬の傾向
2017年以降は6枠~8枠(外枠)からの勝利が続いており、外寄りの枠に入った馬に注目すべきです。
また、この8頭の優勝馬はいずれもデビュー戦を勝利で飾り、2戦目も2歳時に出走していました。
2018年以降の優勝馬7頭は2戦目も1着か重賞で3着以内だったため、早くから頭角を現していた馬が狙い目です。
レース攻略ポイント
- 2番人気馬を中心に、3番人気以内の馬は必ず押さえる
- クラシック(皐月賞・桜花賞)からの転戦組で好走した馬を重視
- 前走2~5着だった馬を優先的に評価
- G1経験馬、特に芝1600mのG1で好成績を残した馬に注目
- 外枠(6~8枠)から出走する馬を重視
- デビュー戦勝利、かつ2戦目も好成績だった馬を狙う
NHKマイルカップ予想
印 | 馬番:馬名 |
◎ | 8:アドマイヤズーム |
○ | 5:ランスオブカオス |
▲ | 1:モンドデラモーレ |
△ | 6:イミグラントソング |
△ | 12:マピュース |
× | 15:アルテヴェローチェ |
本命:アドマイヤズーム
前走:ニュージーランドトロフィー(G2) 2着 1:32.4(良)中3週
該当データ:
- マイルで2勝と好成績(過去10年の勝ち馬6頭がマイルで2勝以上)
- 前走1番人気(前走1番人気馬は【4-4-1-17】で好成績)
- 前走2着(前走2着馬は連対率26.7%、複勝率36.7%と好成績)
- 前走ニュージーランドT組の前走2着馬は【1-2-0-4】で連対率・複勝率42.9%と優秀
- 4枠から出走で4枠は【2-0-1-37】で勝率5.0%ながら2勝している
昨年の朝日杯フューチュリティステークス(G1)を勝利しており、この世代最強のマイラーの一角として認められています。
前走のニュージーランドトロフィーは初の関東遠征となる中山コースでクビ差2着と善戦。
この前走ニュージーランドトロフィーの2着馬は好走率が非常に高く、過去データでも複勝率42.9%と信頼度の高い実績です。
追い切りもS評価と最高評価で、坂路単走で全体時計52秒9-上がり1F12秒0の好時計をマークしており、全体的な調子は上昇傾向です。
鞍上の川田将雅騎手はNHKマイルCで過去10年で2勝していると同時に東京芝1600mでの騎手×コース連対率は37.9%と高く、好相性です。
モーリス産駒という点はデータと相性が悪い(過去10年の成績【0-0-0-6】)ですが、ここまで揃った条件で軽視できない存在です。
対抗:ランスオブカオス
前走:チャーチルダウンズC(G3) 1着 1:32.2(良)中4週
該当データ:
- U指数1位の94.6(過去10年はU指数上位馬が多く勝利)
- 前走チャーチルダウンズC(旧アーリントンC)組は【1-0-5-26】と3着以内率は18.8%
- 前走3着以内(1着)で前走1着馬は苦戦するが、チャーチルダウンズC組は特に伏兵の台頭が多い
- 追い切り評価A評価と高評価
今年初戦のきさらぎ賞(G3)で3着、前走チャーチルダウンズカップ(G3)を1:32.2のレコードタイムで勝利しており、マイル適性は高いと見られます。
前走1着馬は過去データでは苦戦傾向にありますが、チャーチルダウンズカップ(旧アーリントンカップ)組は毎年のように上位を賑わせているのが特徴で、この枠からの好走は期待できます。
3枠からの出走で内枠のロスなく立ち回れる点も魅力ですが、初めての関東遠征となるため、環境の変化には注意が必要です。
追い切りはA評価と高く、栗東CWでの併走で軽快な動きを見せており、仕上がりは上々です。
単穴:モンドデラモーレ
前走:ファルコンステークス(G3) 2着 1:21.1(良)中6週
該当データ:
- 前走ファルコンS組は【1-0-2-19】で3着以内率13.6%
- 前走2着(前走2着馬は連対率26.7%、複勝率36.7%と好成績)
- 父の血統がフレンチデピュティ系(母父クロフネ)で、この血筋は好成績
- 前走6番人気以下の馬が【3-2-4-31】と成績好調
前走のファルコンステークスは大外18番枠からの発走でありながら、勝ち馬ヤンキーバローズとクビ差の2着と善戦しました。
前走2着馬という点では過去データでも好相性で、特に6番人気以下からの伏兵的な存在としての台頭が期待できます。
血統面では父ワールドエース×母父クロフネという組み合わせはフレンチデピュティ系の血筋を持ち、この組み合わせは好走データと一致。
U指数は92.4とやや低めですが、前走ファルコンステークスでの走りは評価できる内容でした。
1枠から出走ですが、1枠は過去10年で【0-1-0-19】と苦戦傾向があり、唯一の難点となります。
連下:イミグラントソング
前走:ニュージーランドT(G2) 1着 1:32.4(良)中3週
該当データ:
- マイルで2勝と好成績(過去10年の勝ち馬6頭がマイルで2勝以上)
- 前走1着馬は【1-1-1-38】で苦戦傾向
- 前走ニュージーランドT組は【2-2-2-38】で出走数多いが複勝率13.6%と高くない
- 前走の勝ち時計1:32.4は好タイム
前走のニュージーランドトロフィーではアドマイヤズームを差し切り優勝、勝ち時計1:32.4と好タイムをマークしました。
前走1着馬というのは過去データでは苦戦傾向にありますが、このポテンシャルの高さは無視できません。
マイルでの勝利が2回あるという点は、過去のNHKマイルC勝ち馬に多い特徴と一致しています。
ルメール騎手への乗り替わりは好材料で、過去10年のNHKマイルCでは【2-2-0-3】と好成績、東京芝1600mの騎手×コース連対率も51.0%と高い数字を誇ります。
追い切りはB評価と良好で、3枠からの出走も内枠のロスなく立ち回れる好材料です。
連下:マピュース
前走:桜花賞(G1) 4着 1:34.0(稍重)中3週
該当データ:
- 前走桜花賞組は【2-3-0-13】で連対率27.8%と好成績
- マイルで2勝と好成績(過去10年の勝ち馬6頭がマイルで2勝以上)
- 前走4着(前走4着馬は【2-2-0-5】で連対率44.4%、複勝率44.4%と特に好成績)
- 東京芝1600mの成績【1-1-0-1】と好相性
前走の桜花賞は雨の稍重馬場で出遅れも内枠発走を活かして4着に入線する健闘を見せました。
前走4着馬という点は過去データで特に好成績で、全着順の中でも最も好走率が高いデータになっています。
前々走のクイーンカップは今回と同コースで2着、1分32秒6の好タイムを記録しており、コース適性は十分です。
追い切りもA評価と高く、馬体も整っており順調な仕上がりを見せています。
データの整合性が非常に高く、好走する可能性が高い一頭です。
穴:アルテヴェローチェ
前走:チャーチルダウンズC(G3) 2着 1:32.5(良)中4週
該当データ:
- U指数3位の92.6(過去10年はU指数上位馬が好走率高い)
- 前走チャーチルダウンズC(旧アーリントンC)組は【1-0-5-26】と3着以内率は18.8%
- 前走2着(前走2着馬は連対率26.7%、複勝率36.7%と好成績)
- 東京芝1600mで勝利経験あり(サウジロイヤルカップG3)
昨年のサウジアラビアロイヤルカップ(G3)を勝利し、前走チャーチルダウンズカップ(G3)では2着と安定した成績を残しています。
前走チャーチルダウンズカップの2着という点は、過去データで好走する条件が整っています。
サウジアラビアロイヤルカップが今回と同じ東京芝1600mという点もコース適性の高さを証明しています。
モーリス産駒という点はデータと相性が悪いですが、7枠からの出走で外枠勝ち馬が多いデータとは一致、追い切りA評価という高評価もあり、穴馬として十分通用する存在です。
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