競馬予想コーナー
主に日曜日に行われる重賞レースの競馬予想をしています。
個人の予想なので当たらないことの方が多いとは思います。
2024年の印予想ワイド的中率は75.36%
回収率は68.9%となりました。
※ワイド的中の定義:6頭選びその6頭でワイド当たりが作れれば的中とする
その実績をひっさげ?予想をしていきます。
天皇賞(春)(GI) 京都競馬場(5/4) 芝3200m
古馬の長距離王を決める伝統の一戦
天皇賞(春)は京都競馬場3200メートル(芝・外)で行われる4歳以上オープンのG1レースです。
近年はキタサンブラックやフィエールマンが連覇を達成するなど、同じ馬が複数年にわたって上位をにぎわすケースが目立っています。
ディープボンドのように2021年から3年連続で2着に入るなど、安定して好成績を残す馬が見られます。
軸は上位人気から
過去10年の優勝馬はいずれも単勝3番人気以内であり、特に1番人気と2番人気で9勝を占めています。
一方、2着馬と3着馬には延べ8頭が6番人気以下で、うち3頭が10番人気以下という結果となっています。
上位人気から優勝候補を選びつつ、下位人気馬の2着・3着入線も想定すべきでしょう。
前走GⅡ組が中心
過去10年の出走馬の7割強がGⅡ組であり、3着以内馬の中心も延べ30頭中24頭をGⅡ組が占めています。
3着以内に入った24頭のうち15頭は前走が阪神大賞典であり、特に注目すべき条件と言えます。
カレンミロティックのように2年連続で2桁人気ながら3着以内に入った例もあります。
前走を勝っての参戦となる馬は要注目
過去10年の3着以内馬延べ30頭中15頭は前走で1着を獲得した馬です。
特に阪神大賞典を勝って臨んだ馬は〔4・2・2・1〕と出色の成績を残しています。
前走での好成績、特に勝利馬は本番でも好結果を残す傾向が強いことがわかります。
3着以内馬の大半が重賞勝ち馬
過去10年の3着以内馬延べ30頭のうち29頭はJRA重賞の勝ち馬でした。
唯一の例外であるカレンブーケドールも、ジャパンカップなどGⅠで2着が3回ある実力馬です。
トップクラスの古馬が集結する一戦であり、重賞未勝利馬では太刀打ちできないと考えられます。
長距離GⅠでの実績をチェック
連覇を達成したキタサンブラックとフィエールマンはともに菊花賞馬であり、過去10年の優勝馬の中で菊花賞を勝っていた馬は延べ7頭を数えます。
残る3頭も菊花賞または天皇賞(春)で3着以内に入った経験があり、いずれも阪神大賞典を勝っての参戦でした。
日本一のステイヤーを決める一戦では、長距離実績がものをいうことが示されています。
天皇賞(春)予想
印 | 馬番:馬名 |
◎ | 6:ヘデントール |
○ | 5:サンライズアース |
▲ | 11:マイネルエンペラー |
△ | 13:ジャスティンパレス |
△ | 3:ブローザホーン |
× | 14:ビザンチンドリーム |
本命:ヘデントール
前走:ダイヤモンドS 1着 3:32.2(良)中9週
該当データ:
- 前走1着馬が過去10年で【6-4-5-19】、連対率29.4%・複勝率44.1%と優秀
- 追い切り評価Sランクで最高評価
- この馬の前走ダイヤモンドSは、過去10年で2・3着止まりの好走実績がある重要な前哨戦
- 前走で上がり1位だった馬が過去10年で6勝とレース全体の過半数を占めている
前走ダイヤモンドSを快勝し、アーバンシックら好メンバーを下しての圧勝だった。長距離適性は菊花賞2着でも証明済みで、小回りの東京でも問題ない走りを見せている。
追い切りも美浦ウッドコースで併せ馬を置いての調整で、前週に強い追い切りを行った効果が出ているようだ。上々の仕上がりを見せている。
前走ダイヤモンドSでは5番手から直線でスッと抜け出す形での完勝で、上がり脚は全馬中1位。
前走上がり1位馬が過去10年で6勝とレース全体の過半数を占めているというデータに合致する。
菊花賞では勝ち馬に0.4秒差の2着と好走。
血統面では父ルーラーシップ×母の父ステイゴールドという組み合わせは近年勢いのあるキングカメハメハの直系孫世代となる。
対抗:サンライズアース
前走:阪神大賞典 1着 3:03.3(良)中5週
該当データ:
- 前走阪神大賞典勝ち馬が過去10年で【4-2-2-1】と出色の成績
- 上位人気(2人気)で3着内率が60.0%と好成績
- 「軸は上位人気から」のセクションに合致する
- 池添謙一騎手との相性も良好
前走阪神大賞典を圧勝し、2着に1秒差をつける圧巻の内容だった。
前走阪神大賞典勝ち馬は過去10年で【4-2-2-1】という素晴らしい成績を残している。
4歳馬ながら昨年の日本ダービーでは4着に入る実力を示しており、長距離適性は折り紙付き。
父レイデオロ×母の父マンハッタンカフェという血統も3200mの長丁場で生きる。
「キングカメハメハの直系孫世代」かつ「母の父がマンハッタンカフェ」という配合は、2022年3着&2024年1着のテーオーロイヤルと同じ組み合わせで、母系の血統背景からも天皇賞(春)に相性がいい。
追い切りではB評価だが、馬体のまとまりもよく、2週続けて好調さが伺える仕上がり。
前走から中5週とローテーションも理想的で万全の態勢。
単穴:マイネルエンペラー
前走:日経賞 1着 2:36.1(稍重)中4週
該当データ:
- 前走日経賞組で【2-1-2-37】と主要前哨戦の一つ
- 前走1着馬で前走上がり脚も優秀
- 追い切り評価A評価で好調
- 丹内祐次騎手とのコンビ相性も抜群(初コンビで日経賞勝利)
前走日経賞を勝利。日経賞は過去10年のデータで【2-1-2-37】と天皇賞(春)の前哨戦として重要なレースの一つ。
過去10年の日経賞組で好走した5頭はすべて前走で3着以内に入っていた馬であり、その条件を満たしている。
初コンビとなった丹内祐次騎手とはすぐに息が合い、道中4番手の位置でゆったりとしたペースに身を任せ、
残り600mくらいの位置から促して外目から前を狙い、最後の直線でもしぶとく脚を伸ばして優勝している。
8番人気と穴馬的な扱いだが、追い切りではA評価と評価も高く、隠れた実力馬として侮れない。
特に追い切りからは「好調だろう」と高評価されている。
前走1着馬という重要なデータを満たしており、相手強化となるG1でも好勝負が期待できる。
中4週と間隔も適切で、丹内騎手もこの馬に合わせたローテーションを組んでいる。
連下:ジャスティンパレス
前走:大阪杯 6着 1:56.6(良)中3週
該当データ:
- 前年の天皇賞(春)で3着以内に入った馬は例外的に好走の可能性あり
- 一昨年の勝ち馬で当レースでは【1-0-0-0】の好成績
- 追い切りA評価でディープインパクト産駒
- 「過去10年の3着以内馬延べ30頭のうち29頭はJRA重賞の勝ち馬」のセクションに合致
2023年天皇賞(春)の勝ち馬で、京都の32000mコースに対する適性は証明済み。一度経験した舞台だけに安心感がある。
前走大阪杯は中3週とローテーションは少し詰まっているが、時計上は悪くなく、前走2000mから3200mへの距離延長も一昨年の実績から問題なし。
6歳になっても追い切りの動きは衰えていない。むしろ前走大阪杯の中間以上に体の使い方が良くなっている印象で、手前替えも至ってスムーズ。
ディープインパクト産駒で京都のコースとも相性がよく、「長距離GⅠでの実績をチェック」のセクションにあるように勝ち馬実績が大きな武器となる。
連下:ブローザホーン
前走:阪神大賞典 3着 3:04.4(良)中5週
該当データ:
- 昨年の天皇賞(春)で2着と好走実績あり
- 「3着以内馬の大半が重賞勝ち馬」のセクションに合致
- 菅原明良騎手と引き続きコンビを組む
- エピファネイア産駒で長距離適性あり
昨年の天皇賞(春)で2着と好走実績がある。
菅原明良騎手とのコンビも継続で、その相性は抜群。
前走阪神大賞典ではサンライズアースに完敗したが、3着と好位置をキープしている。
阪神大賞典組からの好走例も豊富で、天皇賞(春)の前哨戦としての位置づけでは重要なレース。
追い切りはブローザホーンらしからぬ時計と内容だが、もともと坂路で目立たないタイプの馬。
それでも馬体は整っており、特に宝塚記念勝利後の調子の波を考えれば、現状はまずまずのコンディションと言える。
年齢的に馬体も充実し、外回りコースでも問題なく走れる器用さを持つ点も魅力。中5週と間隔も適切で、大舞台で力を出し切れる態勢が整っている。
穴:ビザンチンドリーム
前走:レッドシーターフハンデ 1着 3:06.6(良)中9週
該当データ:
- 追い切り評価A評価でトップ評価
- 前走でも勝利しており「前走を勝っての参戦となる馬は要注目」のセクションに合致
- G2を勝利しており「3着以内馬の大半が重賞勝ち馬」の条件を満たす
- エピファネイア産駒で距離適性あり
前走サウジアラビアで開催されたG2レッドシーターフハンディキャップを勝利しており、海外遠征で結果を残している。
前走勝ち馬は天皇賞(春)で好走する傾向にある。
追い切りでは最高評価のA評価を獲得。やや首の位置が高いが、それはいつも同じで、
この馬としては落ち着いて走れているほうだし、手前替えもスムーズ。仕上がりは上々。
菊花賞5着の実績もあり、長距離適性は十分。
エピファネイア産駒で京都の長丁場との相性も良さそうだ。
海外からの帰国後初戦となり、間隔も中9週と空いているが、それでも追い切りは上々で、そこまで心配する必要はない。
末脚の確かさは健在で、レースがうまく流れれば好走の可能性は十分にある。
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