競馬予想

フローラSとマイラーズCを予想してみた(2025/4/27)

競馬予想コーナー

主に日曜日に行われる重賞レースの競馬予想をしています。

個人の予想なので当たらないことの方が多いとは思います。

2024年の印予想ワイド的中率は75.36%

回収率は68.9%となりました。

※ワイド的中の定義:6頭選びその6頭でワイド当たりが作れれば的中とする

その実績をひっさげ?予想をしていきます。

フローラS(GII) 東京競馬場(4/27) 芝2000m

レース概要

フローラステークスは東京競馬場の芝2000メートルで行われる牝3歳オープンのG2レースです。オークスのトライアルレースとしての位置づけがあります。

波乱も少なくないオークストライアル

2024年のフローラSは2番人気のアドマイヤベルが優勝し、3連単配当は2万9750円でした。過去10年の3連単平均配当は15万8796円と高額で、4回は20万円を超えています。

このレースはある程度伏兵の台頭も警戒すべき一戦といえるでしょう。

2番人気馬が好成績

過去10年の単勝人気別成績では、2番人気馬が3着内率70.0%と優秀な成績を収めています。一方、1番人気と3番人気はともに3着内率30.0%にとどまっています。

上位人気馬の中では特に2番人気に注目するべきでしょう。

キャリア3戦から5戦の馬がやや優勢

過去10年の通算出走数別成績を見ると、3着以内馬30頭のうち21頭をキャリア3戦から5戦の馬が占めています。キャリア2戦以内や6戦以上の馬も好走例はありますが、基本的にはキャリア4戦前後の馬が中心です。

前走の4コーナー通過順別成績に変化

2015年から2020年のフローラSでは、前走4コーナーを3番手以内で通過していた馬が好成績を収めていました。

しかし2021年以降は傾向が変化し、3着以内馬12頭のうち8頭が前走4コーナーを7番手以下で通過した馬になっています。

近年の傾向を重視するなら、前走4コーナーを7番手以下で通過していた馬を高く評価すべきでしょう。

勝ち馬を探せ!

過去10年の優勝馬10頭はいずれも、前走の単勝人気が7番人気以内、前走が1勝クラス以上、前走の出走頭数が10頭以上という条件を満たしています。

これらの条件を満たす馬が有力候補として注目されます。

サンケイスポーツ賞フローラステークス予想

馬番:馬名
12:ヴァルキリーバース
7:ブラックルビー
18:エストゥペンダ
9:ゴーソーファー
13:ルクスジニア
×16:ロジャリーマイン

本命:ヴァルキリーバース

前走:フリージア賞(1勝クラス)1着 2:00.5(良)東京・芝2000m 中8週

該当データ:

  • キャリア3戦(3戦馬は【4-2-3-26】勝率11.4%、連対率17.1%、3着内率25.7%)
  • 前走1勝クラス1着(前走1着馬は【5-1-0-15】勝率23.8%、連対率28.6%、複勝率28.6%)
  • エピファネイア産駒(東京芝2000mで【18-11-17-69】勝率15.7%、複勝率40.0%と好調)
  • 追い切り評価S(横抜群で好調アピール)
  • 前走と同じコース・同じ距離(東京芝2000m)

近2戦を連勝中のヴァルキリーバースは、フローラステークスの好走条件を多数満たしています。キャリア3戦という点は好走馬の中心ゾーンにあり、前走フリージア賞では好位から押し上げて完勝しました。

特に注目したいのは前走が1勝クラスでの勝利であり、この条件から好走している馬が多く、前走着順別成績では1着馬からの好走率が高いことです。前走4番人気以内で連対している点も評価できます。

父エピファネイアは東京芝2000mでの成績が抜群であり、産駒の適性は高いと考えられます。追い切りも力強い動きを見せており、ルメール騎手という強力な騎手起用も魅力です。

前走と同じ東京芝2000mという点も大きく、コース経験は重要なファクターになります。開幕週の良馬場という条件も、前走と同条件となるため適性は十分証明されています。

対抗:ブラックルビー

前走:1勝クラス1着 1:47.1(良)中山・芝1800m 中7週

該当データ:

  • 前走は中山芝1800m組(前走中山か阪神の芝1800mだった馬が好走している)
  • キャリア2戦(キャリア2戦以内で前走1番人気なら好走例あり)
  • 前走1勝クラス1着(前走1着馬は【5-1-0-15】勝率23.8%、複勝率28.6%)
  • キズナ産駒(東京芝2000mで【13-12-4-51】勝率16.3%、複勝率36.3%と好調)
  • 追い切り評価S(馬なりながらもスピード感ある好内容)

2戦2勝と勢いに乗るブラックルビーも有力候補です。前走の1勝クラスは中山芝1800mで、フローラステークスでは前走中山芝1800m組の好走が目立つという好条件を満たしています。

キャリア2戦という点は一見不安材料ですが、未勝利戦組では前走1番人気だった馬が好走していることを考慮すると評価できます。また前走1勝クラスでの勝利は、ヴァルキリーバース同様に好走条件を満たしています。

父キズナ産駒は東京芝2000mで好成績を残しており、血統面での適性も高いと言えます。前走では内ラチ沿いからスムーズに差し切る競馬を見せ、瞬間的な加速力だけでなく持続力も証明しています。

戸崎圭太騎手は過去10年のフローラステークスで【1-1-2-3】と好成績を残しており、騎手×コース連対率26.4%、父馬×コース連対率31.8%と数字面でも期待できます。

単穴:エストゥペンダ

前走:クイーンC(G3)3着 1:32.8(良)東京・芝1600m 中9週

該当データ:

  • キャリア5戦(5戦馬は【0-5-3-17】勝率0%、連対率20.0%、3着内率32.0%と複勝率高い)
  • 前走G3で3着(「前走クイーンCかフラワーCで3~6着馬」は【2-3-5-9】複勝率52.6%)
  • 追い込み脚質(近年は前走4コーナー7番手以下の台頭が増加)
  • 東京コース実績あり(前走も東京での好走)
  • 前走10番人気以下は【2-4-4-147】ながら好走例あり

フェアリーステークスとクイーンカップで連続3着のエストゥペンダも見逃せません。キャリア5戦という点は勝率こそ低いものの、3着内率32.0%と複勝率は高く、連対好走例も多い条件です。

特に重要なのは前走クイーンC3着という実績で、「前走クイーンCかフラワーCで3~6着馬」というデータでは複勝率52.6%と非常に高い数値を示しています。データ分析から見る最有力候補の一つです。

後方からの上がり最速の末脚は、近年のフローラステークスで増加している「前走4コーナー7番手以下」からの好走パターンにマッチしています。前走も同じ東京コースであり、実績も申し分ありません。

大外枠を引いていますが、控える競馬を得意としているため、包まれるリスクが少なく却って好枠と捉えることもできます。距離延長に対する不安はありますが、末脚の質と東京コースの適性を考慮すれば対応できると判断します。

連下:ゴーソーファー

前走:フラワーC(G3)3着 1:48.3(良)中山・芝1800m 中4週

該当データ:

  • キャリア4戦(4戦馬は【3-0-1-21】勝率12.0%、3着内率16.0%と好調)
  • 前走G3で3着(「前走クイーンCかフラワーCで3~6着馬」は【2-3-5-9】複勝率52.6%)
  • キズナ産駒(東京芝2000mで【13-12-4-51】勝率16.3%、複勝率36.3%と好調)
  • 前走は中山芝1800m組(前走中山か阪神の芝1800mだった馬が好走している)
  • 関東所属のノーザンファーム生産馬(データと相性良好)

前走フラワーカップ3着のゴーソーファーもデータ面で高く評価できる1頭です。キャリア4戦という点はフローラステークスの好走馬の中心ゾーンとなっています。

前走がフラワーCの3着であり、「前走クイーンCかフラワーCで3~6着馬」というデータと完全に合致しているため、エストゥペンダと並び最有力候補の一つと言えるでしょう。

関東所属のノーザンファーム生産馬という点もデータ分析で確認された好走条件を満たしています。また、前走が中山芝1800mであることも好条件で、前走中山か阪神の芝1800m組の好走傾向にも合致しています。

2走前には中山芝2000mで1勝クラスを勝利しており、距離適性も問題ありません。父キズナ産駒は東京芝2000mで好成績を残しており、血統面でも期待できます。

連下:ルクスジニア

前走:君子蘭賞(1勝クラス)1着 1:45.8(良)阪神・芝1800m 中3週

該当データ:

  • 前走は阪神芝1800m組(前走中山か阪神の芝1800mだった馬が好走している)
  • 前走1勝クラス1着(前走1着馬は【5-1-0-15】勝率23.8%、複勝率28.6%)
  • 前走4番人気以内(前走4番人気以内で連対した1勝クラス組は【6-2-2-21】複勝率32.3%)
  • キズナ産駒(東京芝2000mで【13-12-4-51】勝率16.3%、複勝率36.3%と好調)
  • 追い切り評価B(栗東坂路で末強めの調整、状態は良好)

前走君子蘭賞を勝利したルクスジニアは、波乱要素として注目しています。前走は阪神芝1800mであり、この条件からの好走例が多いことがデータから示されています。

前走1勝クラスを1着で勝利しており、前走1着馬の好走パターンに合致しています。また、前走は1番人気であり、前走の人気と着順の条件でも好走が期待できます。

逃げの競馬を得意としており、前走阪神芝1800mで1分45秒8の好時計をマークしました。フローラステークスの枠順別成績では内枠の好成績が目立つため、枠次第では前に行けるポジションを取れる可能性もあります。

キャリア6戦という点はやや多めですが、父キズナ産駒という点では東京芝2000mでの好成績が期待できます。中3週という間隔もちょうど良く、追い切りも悪くない内容となっています。

穴:ロジャリーマイン

前走:2歳未勝利1着 2:01.3(良)中山・芝2000m 中17週

該当データ:

  • キャリア2戦(未勝利戦組で前走1番人気だった点は好条件)
  • 母がマリアライト(エリザベス女王杯と宝塚記念勝利馬)の良血
  • 芝2000mは【1-1-0-0】と相性良好
  • エピファネイア産駒(東京芝2000mで【18-11-17-69】勝率15.7%、複勝率40.0%と好調)
  • 新馬戦で東京芝2000mを経験済み

大穴候補として注目したいのがロジャリーマインです。前走未勝利戦を勝利してきた馬ですが、未勝利戦組では前走1番人気だった馬が好走した例があり、この条件に合致しています。

母が宝塚記念とエリザベス女王杯を制したマリアライトという良血であり、スタミナ豊富な血統背景を持っています。キャリア2戦ながら、芝2000mでは【1-1-0-0】と好成績を残しています。

新馬戦では東京芝2000mを経験しており、コース経験は重要な要素となります。父エピファネイア産駒は東京芝2000mで好成績を残しており、血統面でも期待できます。

中17週という長い休み明けはやや気になりますが、前走中山芝2000mの未勝利戦でも後方からまくり差しの競馬を見せており、スタミナと末脚を活かせば好走の可能性はあります。

マイラーズC(GII) 競馬場(4/26) 芝1600m

マイラーズCは京都競馬場1600メートル(芝・外)で行われる4歳以上オープンの別定レースです。

このレースは上半期のマイル王決定戦・安田記念の前哨戦として位置付けられています。

過去10年の結果から好走馬の共通点を分析した情報を要約します。

上位人気馬の傾向

過去10年で3着以内に入った30頭中23頭は単勝5番人気以内の馬でした。

1番人気馬は勝率40.0%、連対率60.0%、3着内率80.0%と非常に強い成績を残しています。

10番人気以下の馬は3着1回のみであり、上位人気馬を高く評価するべきでしょう。

年齢別の傾向

過去10年の優勝回数は4歳馬と5歳馬が各4回、6歳馬が2回、7歳以上は0回となっています。

3着内率を見ても5歳以下の馬が6歳以上の馬より優勢です。

2021年以降は5歳以下の馬が優勢の傾向が強まっています。

前走の成績傾向

過去10年の前走着順別成績では、前走4着以内だった馬が9勝、3着以内は18回を数えています。

前走5着から9着の馬も2着4回、3着4回と好成績を残していますが、4着以内の馬の方が好走率が高いです。

予想をする上では前走4着以内の馬を重視するのが良さそうです。

優勝馬の特徴

過去10年の優勝馬は、前走で様々な距離のレースに出走していました。

海外レース出走馬を除く9頭は前走で5番人気以内、クルーガーを除く9頭は前走で4着以内でした。

優勝馬を予想する際は前走の単勝人気と着順を確認しておくことが重要です。

読売マイラーズカップ予想

馬番:馬名
3:ジュンブロッサム
8:セオ
2:ニホンピロキーフ
6:ミスタージーティー
10:ロングラン
×9:レイベリング

本命:ジュンブロッサム

前走:東京新聞杯(G3)10着 1:33.4(良)中10週

該当データ:

  • 重賞勝ち馬(富士ステークスG2勝ち)でマイラーズCでは重賞馬の活躍が目立つ
  • 1番人気で単勝率40.0%、複勝率80.0%と高い信頼度
  • ワールドエース産駒で京都芝1600mと相性が良い
  • 間隔は中10週と長めで、中5~9週馬の好走率は高い

前走は東京新聞杯10着と人気を裏切る結果でしたが、その前の富士ステークスでは強敵ソウルラッシュを破る勝利を挙げています。

今回は追い切りはまずまずの内容ながら、1600mの実績【3-2-1-5】と京都芝コースでの成績【1-0-0-2】を考慮すると、得意条件と言えます。

前走から間が空いたことで調整も整っており、武豊騎手との相性も良く(コンビ成績29.7%)、巻き返しが期待できます。

対抗:セオ

前走:六甲S(L)4着 1:32.3(良)中3週

該当データ:

  • 5歳馬で年齢別成績では4~5歳馬が優勢(複勝率28.6%)
  • 前走4着以内で好走率が高い(複勝率32.7%)
  • 2番人気(単勝率20.0%、複勝率50.0%)
  • 7枠からの出走で、6~7枠が勝ち馬5頭と好成績

前走六甲Sでは4着と健闘しており、前走着順からも好走が期待できます。

京都芝1600mでの成績は【2-1-1-4】と好調で、特に同コースは【1-1-1-1】と相性抜群です。

岩田望来騎手とのコンビ成績も35.6%と良好で、追い切りも終始右手前で軽快な脚さばきを見せています。

単穴:ニホンピロキーフ

前走:六甲S(L)7着 1:32.6(良)中3週

該当データ:

  • 5歳馬で年齢別では4~5歳馬が優勢(複勝率28.6%)
  • 追い切り評価が高い(A評価)
  • 昨年のマイラーズCで3着の実績あり
  • 京都芝1600mの実績【1-1-2-3】と好成績

前走はセオらに先着を許した六甲Sですが、昨年のマイラーズCでは3着と好走しており、コース適性は高いと言えます。

調教では2週続けて主戦騎手の田口騎手が騎乗しており意欲が感じられ、軽い脚取りで伸びを見せています。

実績やデータ面で信頼度は高く、前走よりも良い競馬ができれば上位に食い込む可能性は十分です。

連下:ミスタージーティー

前走:美浦S(3勝クラス)3着 1:59.8(良)中2週

該当データ:

  • 4歳馬で若い馬が優勢な傾向(4歳馬の複勝率28.6%)
  • 前走3着で好走期待(前走着順別では前走3着馬の複勝率33.3%)
  • 格上挑戦の新鮮味がある
  • 6枠からの出走で6~7枠は勝ち馬5頭と好成績

条件戦からの格上挑戦となりますが、前走3着と好走しており、中2週と間隔は短いながらも坂井騎手と相性良好(コンビ25.3%)です。

今回初の芝1600mとなりますが、2000mでは【2-1-1-3】と実績があり、距離短縮でスピードが活きる可能性があります。

馬体重が前走より482kgからの変化に注目したいところですが、4歳馬の成長力を買いたいところです。

連下:ロングラン

前走:小倉大賞典(G3)1着 1:46.1(良)中8週

該当データ:

  • 重賞勝ち馬(小倉大賞典G3)
  • 前走1着馬の複勝率は20.7%
  • 追い切り評価が高い(A評価)
  • 中5~9週の馬の好走率が高い

前走小倉大賞典を勝利し、勢いに乗る一頭です。

主戦の岩田康誠騎手が騎乗し、京都芝では【0-0-1-1】とまだ実績は少ないものの、芝1800mの成績が【4-1-1-5】と良好なので距離短縮での好走も期待できます。

追い切りでは脚取りが軽快で、久々でも前向きさが感じられる内容となっています。

穴馬:レイベリング

前走:ニューイヤーS(L)7着 1:33.0(良)中14週

該当データ:

  • 5歳馬で年齢別で4~5歳馬が優勢(複勝率28.6%)
  • フランケル産駒で父馬×コース連対率は父馬不明だが血統的に期待
  • 休み明けで狙い目(中10~25週馬の複勝率33.3%)
  • 和田竜二騎手との初コンビでリフレッシュ

前走ニューイヤーSでは7着に敗れましたが、内容は悪くなく、休み明けの不安を織り込んだオッズなら狙い目になります。

フランケル産駒で血統的に芝の適性は高く、2021年の朝日杯FSでの好走など資質は十分です。

前走は1番手で通過するなど積極策も可能で、末脚勝負の展開を作られやすいこのレースで、思い切った競馬で一発があるかもしれません。

追い切り評価はC評価と平凡ですが、和田竜二騎手を得て新境地を開ける可能性も十分にあります。

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