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【AI比較】ChatGPT・Claude・Gemini、同じ質問をしたら全然違う回答が返ってきた

最近、AIサービス3つに課金してみました。

  • ChatGPT(月20ドル/約3,000〜4,000円)
  • Claude(月20ドル/約3,000〜4,000円)
  • Gemini(年14,500円/月あたり約1,200円)

Geminiは1年間半額キャンペーンだったので、年払いで契約。
Google AI Proというやつで、画像生成や動画生成もできるのでお得感があります。

ちなみにClaudeは年末に「ホリデープロモーション」として、12月25日〜31日まで利用制限が2倍になるキャンペーンをやっていました。
ProやMaxプランの個人ユーザー向けで、5時間ごとの制限も週単位の上限も2倍に。
こういうのは嬉しいですね。

せっかく課金したので、自分のサイトを分析させてみた

3つのAIに同じ質問を投げて、どんな回答が返ってくるか比較してみました。

質問内容

日々綴「https://day-2-day.info/」という個人サイトを調べてください。
どのようなサイトであるかを教えてください。
どのような分野に強く、どのような人から支持をされているか。
特徴とサイトの分析、その魅力について教えてください。
そして問題点があればそれも上げてください。

この質問に対する3つのAIの回答を見ていきます。

Claudeの回答:データ重視の詳細レポート

Claudeは非常に網羅的で数字を多用した分析を返してきました。

主なポイント

  • サイト開設は2005年11月17日、約20年の歴史を持つ老舗ブログ
  • Cities: Skylinesの記事が1166件以上
  • 競馬予想の的中率75.36%という具体的数値を提示
  • 技術的な問題点(ChromeのHTTP/2関連エラー)にまで言及

Claudeの特徴

「日本語圏で最も充実した情報源の一つ」のように評価を言い切る傾向があり、読み物として説得力があります。
一方で、数値の出典が明示されていないため、正確性の検証がしづらい面も。

向いている用途:サイト紹介文の下書き、熱量のある説明が欲しいとき

ChatGPTの回答:改善提案付きの実務的分析

ChatGPTは出典リンクを明示しながら、改善案までセットで提示してくれました。

主なポイント

  • 各主張に[1][2]のような参照リンクを付与
  • 「アクセス解析が見えないので断定できない」と推測と事実を区別
  • 問題点ごとに「→ 改善案」を提示(導線設計、バックアップ方針など)
  • 「次はピラーページ設計まで落とせる」と次のアクションを示唆

ChatGPTの特徴

コンサルティング的なアプローチが強く、「で、どうすればいいの?」に答えてくれるタイプ。
根拠を示しながら改善案まで出すので、実務に繋げやすい。

向いている用途:サイト改善、SEO対策、根拠付きの資料作成

Geminiの回答:読みやすくまとまった紹介文

Geminiはコンパクトで読みやすい要約を返してきました。

主なポイント

  • 「超継続型の個人ゲームメディア」というキャッチーな表現
  • 「聖地のようなサイト」と情緒的にまとめる
  • 数値よりも定性的な評価(「圧倒的な継続力」「信頼感」)を重視
  • 全体的に角が立たない、バランスの良い構成

Geminiの特徴

サイトの「雰囲気」や「運営者の情熱」を言語化するのがうまい。
読み物として成立させる力があり、誰にでも伝わる紹介文が得意。

向いている用途:短時間での全体把握、外向けの紹介文、無難なまとめ

3つのAIの違いを比較

観点 Claude ChatGPT Gemini
情報量 最も多い 中程度 コンパクト
数字・データ 豊富 中程度 少なめ
改善提案 少ない 充実 少ない
文体 分析レポート調 コンサル調 エッセイ調
出典明示 なし リンク付き なし

一言でまとめると:

  • Claude:熱量とディテールで「強い評価」を作る調査員
  • ChatGPT:根拠と改善案で「次の一手」を示すコンサルタント
  • Gemini:要点を掴んで「伝わるまとめ」を作るエッセイスト

さらに面白い実験:この結果を各AIに分析させてみた

3つのAIの回答を、それぞれのAI自身に分析させてみました。

Claudeの自己分析

Claudeは「調査報告書」、ChatGPTは「改善提案書」、Geminiは「紹介記事」という性格の違いがあり、用途に応じて使い分けると効果的です。

ChatGPTの自己分析

  • Claude:熱量とディテールで「強い評価」を作る(ただし出典が薄くなりがち)
  • ChatGPT:根拠と線引きで「検証できる分析」に寄せる(改善案が具体)
  • Gemini:読みやすい要約で「無難に整った全体像」を作る(粒度はやや粗め)

Geminiの自己分析

  • 事細かな事実関係や技術的な背景を詳しく知りたい時 → Claude
  • 情報を元に改善案や戦略を立てたい時 → ChatGPT
  • 全体像をざっくり把握し、その対象の「性質」を知りたい時 → Gemini

面白いことに、3つのAIとも自分たちの特徴をほぼ同じように認識しているんですよね。

私の使い分け方

実際に使ってみて、こんな感じで使い分けています。

ChatGPT → 会話・壁打ち相手

提案をいろいろしてくれるので、アイデアを練りたいときの相談相手として使っています。
「こういうのどう思う?」みたいな投げかけに向いている印象。

Claude → 深掘り・分析

じっくり調べたいとき、詳細な分析が欲しいときに使います。
ただ、制限がすぐ来るのが難点。
使いこなすにはちょっと工夫が必要かも。

Gemini → クリエイティブ・まとめ

画像生成や動画生成ができるので、クリエイティブな用途に。
今回の結果を見ると、要約やまとめを作らせるのにも良さそうだなと感じました。

まとめ:課金して比較してわかったこと

同じ質問を投げても、AIによってここまで回答が変わるというのは面白い発見でした。

  • 詳しく調べてほしい → Claude
  • 改善策まで欲しい → ChatGPT
  • わかりやすくまとめてほしい → Gemini

という使い分けができそうです。

3つとも課金するのは少しお金がかかりますが、それぞれの個性がわかると「このタスクにはこのAI」という判断ができるようになります。
やっぱり使ってみないとわからないことってありますね。

これからAIを使い始める人の参考になれば幸いです。

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