がっちりマンデー『儲かるご当地アイス』を見て
早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。
日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。
今週は、ご当地アイスの特集でした。
ゲストは千秋でした。
地元の儲かりアイスの秘密でした。
北海道のご当地アイスとして「つららちゃん」という名称
のアイスが紹介されてましたがいまいちピンとこず。
ぐぐっても出てこないという。
あったっけ…
千秋の好きなアイスはパルムだそうですが。
千秋の出身地のご当地アイス(千葉)
「しょうゆソフトクリーム」だそうです。
森永さん曰く
「ご当地アイスはそれぞれあるが、溶けちゃうので地元有利
全国に広がらない。ご当地で儲けているところがある」
和歌山県のご当地アイス:グリーンソフト
年間200万個売れる緑のアイス。
和歌山県和歌山市で和歌山県民に好きなアイスを聴く。
「爽、アイスの実、グリーンソフト」
「スーパーカップ・ピノ・グリーンソフト」
「雪見だいふく・爽・グリーンソフト」
地元のスーパーのアイス売り場に行くと。
グリーンソフト(180円)が、のぼりつきの専用コーナーに
並んでます。
他は1種類50個ぐらいだが600個置かれている
「1番売れ筋のアイス」
パッケージを開けるとカップで蓋がされたコーンが。
その中には抹茶アイスがありました。
抹茶ソフトクリーム
年間販売数200万個
何故売れているのか
和歌山市内で製造している会社の本社へ行くと
お茶屋さんでした
お茶の専門店 玉林園
グリーンソフト=お茶屋さんが作る抹茶ソフト
儲かってます?
「ガッツリ儲かってる」
林社長が答えてくれます
何故アイス?
「夏はどうしても麦茶しか売れない。
先代社長が苦労して」
61年前の夏。茶葉が売れない時期があり。
海外では抹茶にミルクを入れて飲むと耳にした先代。
いけるかもとグリーンソフトを作った。
抹茶を入れてソフトクリームにしたのが始まり。
全国でおなじみの抹茶アイス
世界で初めて作ったのは玉林園
1番の売りはお茶が本格的
抹茶を扱うからには石臼で挽く
多くのメーカーが粉砕機で大量に素早く抹茶を作る中。
グリーンソフトは石臼で抹茶を作る
抹茶の粒子が細かくて舌触りがなめらかになります。
石臼で挽くと、1時間で僅かな量しか作れません。
1000台の石臼で毎日茶葉を挽いてます
お茶屋さんの拘り
和歌山全体に広まったグリーンソフトですが。
それには先代社長が52年前に考えた作戦がありました。
グリーンソフトをこどもの日にプレゼントする引き換え券
こどもの日にグリーンソフト引換券をどっさり配ります
100を超える幼稚園や保育園に配ります。
52年間継続中です。
何枚ぐらい?
1万5000枚
幼稚園で券を見せると。
グリーンソフトの券と1目で分かるようです。
ソフトクリームを緑と白のイラストで見せて。
どちらがソフトクリームかを聴いて見ると。
緑を指さします
アイスの絵を描いて貰うと…やはり緑
すっかり刷り込まれてました。
「お子さんが欲しいと言うとついで買いも…」
という作戦もあるようです。
スタジオでの実食
「抹茶がすごい」
「子供が食べれる抹茶」
とのこと。
先代社長はアイデアマンだったらしく。
ラーメン屋もやってて。天かすかけたラーメン。
てんかけラーメンが人気とのことですが。
そのラーメンとグリーンソフトを一緒に出すそうです
それで大人もガッチリでした。
大阪府のご当地アイス:北極
大阪府。
インタビューをしてみるとで来るのが「北極」でした。
売ってるのは?
戎橋商店街を80メートル左
北極を売ってる店がありました。
北極アイス(150円)
ミルクあずきなど11種類の味があります。
普通のアイスキャンデーに見えるが儲かってるそうで
どれくらい売れてる?
年間100万本ぐらい
大人気地元アイスでした。
味が高級和菓子とのこと。
どのように作られている?
「撮影はお断りさせていただいてる」
アイス工場内は撮影NGでしたが交渉した結果。
社長が自撮りするならOKとの事になりました。
関係者以外立ち入り禁止で5人が働いています。
少数精鋭5人で4000本/日を手作り
窯の中に練乳を入れて練乳味を作ります。
1番人気ミルク味を作ります
和菓子に使う白ざら糖を入れて上品な味に。
ミルクアイスに棒を差し込みます。
棒を刺す作業に北極アイスのポイントが。
箸おさえ
アイスの棒を右斜め15℃にします。
1本1本手作業で斜め15℃になるように傾けている
北極アイスはアイスを固める人工物を入れない
その為棒を縦にさすと食べてるときに落ちやすいのです
斜めにして落ちにくいようにしています。
細かいコツがいるので20年の職人がいる
とても丁寧に作られたアイスでした。
北極アイスが売れる理由は?
売り方にも秘密がありました。
客の様子を見てみると20本まとめ買いなどまとめ買いが多い
孫用のお土産とか。
70本まとめ買いで部活の差し入れとか。
お土産用が売れる秘密
手土産でお持ち帰りする人が多いのは
手土産にしやすいいろんなサービスがあるからでした。
土産の数に合わせて専用の箱を用意
それぞれの本数に合わせた箱を用意していました。
ドライアイスをサービスするのを日本で初めて実施
昭和20年
発砲スチロールがない時代、普通の箱でとけない工夫です
アイスの棒を斜めにするのもドライアイを入れやすくする
ためでした。
縦だと入れにくいのです。
斜めにすることでドライアイスを入れるスペースが。
ドライアイスで8時間保冷できます。
その手土産サービスが定着
ビジネスマンが東京の手土産にしたりもします。
スタジオ実食
「優しい味」
「後に残らない」
森永さん曰く。
「大阪で150円だったら売れないが原価率が2倍から3倍」
普通2割-3割のと頃、4割5割だそうです。
棒にも秘密があり、抗菌作用奈良県産ひのきを使ってます
福岡のご当地アイス:ムース
福岡県で溶けない不思議なアイスがあります。
名物アイスの宝庫である福岡です。
そこでインタビューすると。
「ハーゲンダッツ・MOW・ムース」
「パルム、ムース」
「パルム・ガリガリ君・ムース」
と、ムースが出て来ます。
ムースってどんなアイス?
スーパーのアイス売り場にムース(105円)が売ってます
とけない不思議なアイスとパッケージに。
アイスが袋にびっちり入っています。
「胡瓜みたいに齧り付く」
中身を出して食べるワンハンドスタイル
「めっちゃミルクな味」
「プリンみたいな食感」
濃いミルク味ぷるんぷるんのプリン状のアイス。
年間販売数600万個売れてます
株式会社セリア・ロイル本社工場
朝倉市にあります。
ムースの人気の秘密:懐かしい味
福岡の人に取って学校給食で出た懐かしい味。
40年前から福岡の学校給食メニュー。
給食だけで年間販売数400万個
給食用はカップ型です。
ムースが出ると
「祭」
「あまったらじゃんけん大会」
というほど超人気デザート。
「これだけ人気がある物だったら売れるかなと」
販売したらガッチリ
給食で食べたムースが忘れられないと売れてます。
何故ムースが給食メニューに?
「栄養価が高かった」
牛乳が濃くて濃縮された練乳を使っています。
アイス50gのカルシウムは通常の2倍
栄養価が高いデザートは?と探していた給食でムースが
ぴったりだった
どうやって作っているのか?
案内してくれるのは、緊張している篠原さんでした
アイス工場とは思えない特徴
暑い
ムースには暑さが大事。
普通のアイスは、-4℃で詰めてそこから-20℃で完成させる
ムースは原液が熱い温度のまま容器へ
プリン状にするには、40度以上の高温にしてそれを
一気に冷やす事が重要です。
工場自体も暑い
冷凍用の入れ物に入れるときも温度に確認。
高温のムース原液を超大型冷凍庫で一気に冷やします。
美味しいムースが完成。
ムースは不思議な食感でガッチリでした。
スタジオ実食
「つららちゃんにちかい」
「冷たいババロア」
一度セブンイレブン発売して爆発的に売れて
年間2000万個販売
生産が追いつかなくなって辞めたそうです。
今では「大量生産の準備は出来てる」と会社の担当の人
全国で出るかも知れないそうです
森永卓郎のおすすめの儲かり地元アイス:もも太郎
新潟県のご当地アイスです。
セイヒョーという会社が作ってます。
桃味に見えるが、苺味です。
「上手い」
「懐かしい」
「知ってる味」
アイスとは呼ばない「もも太郎」と呼ぶ
「ランチパック:もも太郎」ってのも出てます