がっちりマンデー

おらが県こそ輝くNo1 青森編【がっちりマンデー感想】(2018/03/04)

がっちりマンデー『おらが県こそ輝くNo1 青森編』を見て

早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。
日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。

今週は、おらが県こそ輝くNo1 青森編でした。

青森県出身の田中義剛をゲストに迎えてました。
田中義剛は青森県八戸市出身。

田中義剛は北海道のイメージだがと、加藤さんに問われ。
「身体は全て北海道だが心は青森」と答えてました。

青森出身の他のタレントと言えば…吉幾三という。

そんな青森の性格は。

恥ずかしがり、出しゃばらない、我慢強い
我慢強い事を「じょっぱり精神」と呼ぶそうです。

その地味で、真面目で、我慢強い性格を生かした産業が日本
一になっているようです。


青森県青森市の青森県庁へいくと三村県知事がお出迎え。

色々日本一を聞きます。
「青森県の日本一はりんご、3年連続」
「ニンニクも!
 農業産出額3200億円を超えていて成長率断トツトップ!」
やはり農業関係に強いようですがそれ以外について聞き出し
てました。

サバ缶:マルハニチロなど

青森県は、あの缶詰を一番作っているということで。
陸奥湾の真ん中に工場ある所へ。

作っていたのはサバ缶でした。

青森県=サバ缶大国です。
年間生産数では青森県が47.8%で1位です。

その青森の中にある、マルハニチロ北日本。
マルハニチロ全体で年間528万缶作るサバ缶の内、335万缶生
産しています。

他にも、伊藤食品、宝幸、三星、八戸缶詰などサバ缶を作る
工場が集まってます。

ただ鯖の漁獲量は青森全国8位です。

サバ缶だと1位になる理由

明治時代から八戸には鯖が多く水揚げされました。
明治時代は製造技術も確立されてません。
新鮮なままの形に近い缶詰に加工したのが始まり。

青森県八戸漁港は鯖の漁獲量がトップクラスでした。
脂がのって非常に美味しい鯖だったが、鯖は足が早く痛み
やすいので、冷蔵技術が無い明治は東京などの大消費地に
届けられませんでした。

目を付けたのは、当時最新の加工技術だった缶詰

長期保存が可能⇒東京大阪へ運べます。
それがサバ缶作りが一気に広まった理由だそうです。

サバ缶作りは見た目が大事

鯖の水煮の缶詰工程を見せて貰える事に。

缶詰になる鯖が沢山。
八戸漁港で捕れた鯖が滑り落ちて来ます。
1年間に1万~1万2000トン使います。

・機械で内蔵を取り除く
・缶詰サイズにカット
・鯖を缶に詰めていく

この辺を機械を使いどどっとやってしまいます。

そしてその後、女性が缶を拾い上げて弄ってます。
それがサバ缶の見た目を決める肝。

自動で入れるとき切断面が横を向いたのを縦に直す

横に倒れている鯖のみをひっくり返し縦に入れ直してました

1分間に140缶を流れてくる中から瞬時に見分けてさっと。
皮を傷つけたり剥がさないよう微妙な力加減で向きを揃え
る作業です。

この作業は何年目?

6年目であそこまで出来るのか。
蓋を開けたとき見た目が美しいのは重要。
更に向きが揃うことで、味付けにもばらつきが出ません

マルハニチロのサバ缶の年間売り上げ63億円。
それを女性が支えていました。

アツギ:ストッキング

青森県の下北半島のむつ市
女性に欠かせないあれを作ってる工場がありました。

ATSUGI…ストッキングを作って日本一です。

青森県は、ストッキングの生産が日本一。
1位:青森県 52億円
2位:香川
3位:熊本

何故青森?

関東近郊で作った方が効率よさそうです。
神奈川県の工場で作っていたが、青森県から誘致の話があり
50年前に工場を設立した。

きっかけは工場誘致でした。
昔、ストキング生産拡大のため人材と広い土地を探していた
アツギと思惑が一致して移転。

アツギのストッキング作りが国内最大になった人気の秘密は
品揃えの豊富さ。

透明感のあるやつ、引き締め感があるやつなど。
11種類あるそうです。

このラインナップを可能にしているのは、糸でした。

ストッキングに使う糸を何百種類も作る

ストッキングの性能は糸で決まります。
ストッキングの糸は伸び縮みするポリウレタンの糸に丈夫な
ナイロンの糸を超高速回転で巻き付けて1本の糸を作るそう
です。

糸を作ると、編み立てライン。
ストッキング制作の心臓部の自動編み機。
16本の糸を400本の編み針で編むそうです。

腰からお尻部分を作成して、太腿から足首部分へ。
自動的に薄く編むんだりと糸の張り具合が重要だそうです
均等じゃないと商品にならないのでそこが難しいよう。
つま先部部分を編んでわずか3分で完成。

今の編み機は片足ずつ作るのが基本だそうでして。
それを機械で分断して一足のストッキングにつなぎ合わせる
そうです。
そして染色機で色を染めてストッキングをプレス加工したら
完成

アツギの年間売り上げ(レッグ部門)は190億円以上だそう
です。

誘致の背景としては。
集団就職で青森の若者が東京へいってしまい。
県としては、雇用の場を作ろうと誘致したようでそれが
残っている模様。

青森の唯一の弱点、流通距離。
輸送コストがかかりますが、小さい物、軽い物、不利になら
ないので発展したようです

産業用抵抗器:ニッコーム株式会社

青森県三沢市
ニッコーム株式会社

社長がお出迎えしてくれます。
昭和12年生まれの81歳。
PC2台使いこなすハイテク大好きの社長です。

製造している物

産業用抵抗器:パワーフィルムレジスター

青森県は産業用抵抗器を日本一作っています。

日本では他社は作れないそうでシェア100%。

抵抗器ってなに?

電気を熱に変える電子部品
電流にはノイズがでます。
そのノイズは精密機械だとトラブルの原因に。
抵抗器を付けると、ノイズだけ吸収して熱にしてしまいます

ニッコー無は1955年青森県三沢市で設立。
100種類の産業用抵抗器を開発。
産業用ロボット、電気自動車、新幹線で使われてます。
凄いところに欠かせないパーツとして抵抗器が活躍してます

どこがどう凄いのか?

難しいのは金属と焼き物を貼り合わせることです。
これを貼り合わせるのがニッコームの技術。

電流が入ってくるとノイズだけ熱に変えて外に出す構造
抵抗フィルム、セラミック、銅板をくっつけるのですが。
そのノウハウがあるのがニッコームだけです。

貼り合わせの製造現場に突入

職人の部屋と呼ばれる場所は女性だらけの職場でした。

「当社の心臓部」と社長が仰います。

オンリーワン技術を支えているのは6席の作業台の職人集団
液体半田を塗って、セラミックと銅板を貼り合わせてました
シンプルに見える作業も、ピンセットを動かすスピードと
力加減を間違えると僅かな空気が入り使い物にならなくなる
繊細な作業でした。

この仕事長いの?

「12年ぐらいになります」
「11年目です」

と、10年を超えるベテラン揃い。

大変なことは?

「夏場です。溶けます! 勿論ノーメイク」

6席から生み出される年間500万個の抵抗器が全国の産業や
インフラで活躍しています。

社員60名の内女性は45名という会社でした。
青森の女性たちが日本を支えています。

最後の微妙な貼り合わせは手作業じゃ無いと出来ないとの事
義剛が。
「青森の女性は1つのことをずっとやってるは日本一」

集中力があるそうでして、それは我慢強さから生まれます。
ただ義剛曰く。
「我慢強い人程切れたら手を付けられない」そうです。

森永卓郎お薦めの青森県の日本一:黒ニンニク

普通のニンニクと種類違うと思われているが同じ物。
ニンニクを多湿の状況で発酵させると黒ニンニクになります
田子のにんにくはトップブランドです。

酪農をやりながら黒ニンニク…なんてことも義剛は考えて
るそうです?
冗談のようですけど。


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