がっちりマンデー『在庫かかえ過ぎでがっちり!』
早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。
「ガイアの夜明けの感想」記事も書いているので、こちらも書いていこうと思います。
今週は、在庫を抱えすぎている会社の特集です。
普通だと、いかに在庫を抱えないかがポイントですが、在庫を抱えすぎて儲かっている会社があるそうです
Amazonみたいに「なんでもある」が儲かりキーワードです
つえ屋:京都(世界一の杖専門店)
京都市内にある「つえ屋」坂野社長が経営していて社員5人で、年商2億円という企業です。
その名の通り「杖」の専門店です。
杖はどんどん増えて13万本です。もちろん世界一! No1オンリーワン!です。
「杖は、身体の一部となる大事なアイテム。自分にぴったりあった物を!」
ということで、色々取りそろえているようです。
ガンガン歩きたい人→丈夫で軽いカーボン製
などなど、持ち手の大きさ・形も色々、杖自体の材質・色・形まで沢山あった方が良いという事で。
世界中から集め、自分でも制作して、9000種類13万本の在庫を抱えています。
売れ筋商品
花柄の杖(1万2000円)
どういう方が買っていく?
女性の方で、70歳ぐらい、お洒落な方で、お金持ち
だそうです。
便利で人気のアイデア杖も沢山あります。
・ライトが付く杖
・傘づえ:傘と杖が一緒になっていて雨が降ると傘になり傘から杖が出てくるという感じ
面白づえ
・パイプつきの杖(16万円):売れない
・ワインの栓を抜くやつがついている杖(8万5000円):売れない
・自転車のベルが付いた杖
そりゃそうだろうという売れない杖もあります。
要望がありそうなら応えるというスタイルです。
おかげで杖は増え続け、在庫ぎっしり状態。
ただ本店だけに置いているわけではなく、本店から車で10分にある倉庫。
スタバの隣にありますが、4坪ほどのガラス張りの倉庫がありまして。
商品を展示する形でぎっしり杖を置いている倉庫でした。
完全予約制で、欲しいという人がいたら開けてくれるという形になっています。
客が見たいときだけ商品を見せるというスタイルです。
これはABCストアなどの靴屋さんと同じやり方で近くに店舗を作り在庫回転させるやり方です。
目に付く場所を増やすため半径1km以内に店舗を作り配置しているようです。
見せびらかして売り上げアップに繋げるというのが狙いです。
賃貸料はどこも5万円ほど。安く売り上げに繋がるという感じです。
在庫をさばくとっておきの方法
世界初のつえの移動販売
移動販売車を作成し、つえの御用聞きを行っています。
勿論向かう場所は「老人ホーム」
携帯折りたたみ杖なんてのを試して貰ったりしています。
杖を使うお客さんは店に行くのも一苦労。多い日は2,3箇所まわって御用聞きをしているそうです。
高齢化社会で杖需要は伸びますので今後も伸びていく会社かも知れません。
三和鋲螺(サンワビョウラ):東京都港区:ネジの専門店
東京港区にある三和鋲螺社長は石井さん。個性的なキャラクター。Tシャツに「サンワビョウラ」とでかでかと書かれています。
1954年創業の「ねじの専門店」です。
ねじは種類が沢山あります。
車用のネジ、精密機械用のネジなどなど使う物により千差万別。
商売を初めて「これやるしかないから、変わったことやろうとして、誰もやっていないネジの在庫を増やそうとした」
というネジの在庫は4万種類
それでも年商1億円です。
特殊なねじを求めてやってくるお客さんが沢山です。
空気入れの先を止めているねじとか…
コンクリートを止めるねじとか
メーカーにねじ1個を仕入れるのが大変などのときに重宝しているようです。
売れ筋商品!
ねじの売れ筋見ても面白くないですよと、前起きで出て来たのが
十字穴付きトラス小ねじ
ナットと一緒にロッカーをくっつくけるねじ
・・・あ、はい。
更に珍しいねじとして多くの種類を取りそろえているのがインチねじ
アメリカ企画のネジをわんさか置いているそうです。
アメリカ・カナダのネジは日本の規格とは違い微妙にピッチが違ったりします。
そのため日本ではなかなか手に入りません。
アメリカの製品が入ってくるけどメンテナンスで困っている人が多い
そこに商機があるようです。
インチねじの在庫7000種類あるそうです。
車長自らネジの仕入れで渡米して独自ルートで仕入れるそうです。
さらに、ねじキューピーなんてのも製造して売っていました。
ねじがなくなることはないのでこれからも無くならないでしょうねぇ。
近藤産興:名古屋:なんでも貸します!
名古屋にある近藤産興という会社。社長は近藤さん。見るからに肌つやが綺麗なおじいちゃん
失礼ですがおいくつ?と聴かれると
「昭和8年生まれの82歳。体力検定48歳」
と名調子。名物社長のようです。
年商は56億円という何でも貸してくれるレンタル会社です。
倉庫の中には楽器、置物、スピーカー電源コード、何でもあります。
取扱品目100万点
東海地方ではCMでも有名らしくて、何でも貸します~というフレーズを言えば「近藤産興」と街の人が応えるほど。
「知らなきゃ潜りでしょ」
なんて言葉まで。
ただ個人で借りることは少なく、顧客は団体さん、会社が多いそうです。
主力商品
・建築現場資材(足場とかフェンスとか)
・会議テーブル、折りたたみ椅子
・業務用エアコン 10日以内32000円などなど
建築会社や会議などで使う物が人気だそうです。
最近人気のアイテム
・バルーンライト・1日12000円
ドル箱のひとつだそうでして、かなりの明るさで照らしてくれる照明です。
屋外のイベントなどに引っ張りだことのこと。
催し物を盛り上げる売れ筋も多いようです。
・のど自慢の鐘(カラオケ大会とか)
・甲冑、神輿、馬(の着ぐるみ)、ふつうの着ぐるみ
甲冑・着ぐるみは自社制作することもあるそうです。
お客さんの発注があればオリジナルも造ります。
場所代、維持費もかかって大変ですが、
「ご期待に添いまして。ありませんとは言いません」
在庫が何でもある!=一番に頼りにする
これが重要なポイントです。
在庫に無いものがあったらどうする?
至急調達する、無い時は作ると言うこと。世界中探しだせー!
と、叫んでいました。
レンタル在庫ででガッチリの会社でした。
文章では伝わりませんがホント社長が良いキャラクターでした。
こういう会社は在庫管理が大変ですが、それ以上にメンテナンスが大変だそうです。
客が使うときに使えない状態だったら商売にならないので、常にメンテナンス。
いつでもぱっと動けるところが強いそうです。
RECOジャパン:自動車部品が沢山
自動車中古部品の会社100万点の在庫ネットのサイトで、車名がなにで型式何年式と打ち込むと、在庫までたどり着けるというのがあるらしく
人気だそうです。
全体的に社長のキャラクターが濃かったんですが、コレクターはキャラが濃いというのが森永さんの言葉。
なるほどなぁ…