今日のガイア『手を組んで生き残れ!~中小企業サバイバル新時代~』
※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。
誤字脱字、支離滅裂となってますがお気になさらず
『手を組んで生き残れ!~中小企業サバイバル新時代~』
最近は中小企業のM&Aが頻繁に行われているそうです。
中小企業のM&Aを仲介する企業も存在しているそうです。
「日本M&Aセンター」
そこに仲介を頼んだ企業が紹介されていました。
相洋ゴム。従業員40名ほど。
車のゴム部品などを作る会社で、一次は大手とも取引があったそうですがここ数年は赤字だったそうです。
そこでM&A。
神戸にある安福ゴム。海外に6ヶ国に工場があり、グループ売上高95億円の企業です。
ここが買収してくれることになったそうです。
父親の代からの会社の株を全て手放し、会社を去ることで従業員の雇用が守られ会社の名前も残るというのが条件のようです。
辛いですけどねぇ…社長にとっては。
そうやって会社は守られたようです。
こんな感じでM&Aで生き残りをする会社もあるようです。
【ヨシムラ・フード・HD】
最近食品会社ばかりをM&Aして急成長している企業です。
食品会社ばかり6社を傘下に収めて、グループ売上高103億円。
CEOは吉村さん。証券会社出身です。
なぜ食品会社ばかりを?
『食品業界は売り上げが倍になったり半分になったりしない。非常に安定している』
だから投資をすれば確実に回収が見込めるというわけですね。
今まで買収した企業の紹介もされていました。
岩手盛岡市にある「桜顔酒造」3年前に買収しました。
20年以上赤字だったのに、M&Aして改革した所2013年2月期黒字になったそうです。
改革1 商品力の強化
高級酒を開発して、利益率アップさせる商品力のアップ。
改革2 販路拡大
グループ各社の販売ルートを活用し、東北だけじゃなく、関東、関西などへの販売を行いました
これによって回復したそうです。
そしてこの企業が買収したのが愛媛県四国中央市にある「株式会社オーブン」でした。
業務用冷凍食品のメーカーで創業は明治20年という老舗メーカー。
主力商品はカキフライです。
スーパーやレストランなどでつかわれる業務用カキフライで全国シェア25%を締めていた時代もあったそうでして。
長年地元の雇用を支えていましたが、去年6月経営破綻。民事再生法を申請しました。
なぜ破綻したかと言えば、3代目社長の為替デリイバティブ取引。
これで損失をだし負債37億円。…まぁあきれて言葉も出ませんが。
なんだかやたら豪華な本社があるようですが、それは引き取らずヨシムラフードでは工場だけ引き受けたようです。
「本来あるべき姿に戻る」と言うことのようです。
新しい社長には現場を知り尽くした、生産ラインの責任者をあてました。
そして、ヨシムラフードから、グループ全ての工場を統括する責任者が来ました。
深谷さん。面白い経歴は後ほど。
ここでの改革は
少ない人数で如何に生産量を増やすか
早速工場を見て回り、例えばやりづらそうなかごの交換作業をみてさっと「こういうやり方があるよね」と示す。
それに気づいた現場がすぐに改善していくという素晴らしいやり方で問題を解決しています。
更には従業員とのコミュニケーション。すごく上手でした。
「M&Aは買う側と買われる側になるが、買った後は一緒にやっていく。そこで、人間関係は不可欠。相手の気持ちになり常に考えていかないと上手くいかない」
その通りですね。うん。
更には「食品成形機(ミンチ肉を入れると型で抜いてくれる)」が1台しか無く。
生産量を達成するためと、通常の倍で動かして酷い状態だったのを見て、ヨシムラフードHD社長に直談判。
1000万円もする食品成形機を新規に導入していました。
それによりラインがかなり改善され、無駄にかかっていたコストも削減。
その分を、主力のカキフライ製造ライン増設へ当てることができるようになってました。
損して元取るみたいな。
現場を知るからこそできる改革だなぁとすごく感心しました。
因みに。
工場統括責任者深谷さんは、ヨシムラフードHDに買収された「楽陽食品」社員だった人だそうです。
へ~。「楽陽食品」は知ってますよね。あのチルドのシュウマイ。安売りするので結構買って食べたりしますが。
彼処もヨシムラフードHD傘下だったとは。
5年前に買収したそうで、赤字続きだったのが、今や中核企業にまでなったようです。
あのシュウマイにそんな裏があったとは…。
【中小企業5社が手を組む『チーム入間』】
埼玉県入間市。製造業が盛んな場所だそうです。
そこにある、狭山金型製作所を中心に、入間市の町工場を経営する人達5社が集まったチームがあるそうです。
『チーム入間』
金型のプロ、狭山金型製作所
超精密プレスの松下製作所
電子ビームレーザー加工の東成エレクトロビーム
アルミダイカスト製造加工のテラダイ
金属精密部品の入曽精密
この5社が集まったチームです。
代表は狭山金型の大場さん。
ただこれまでは5社で共同受注というのはなかったようです…。
そこで5社の技術を集めて「技術力を魅せる何か」を作ろうとしていました。
それが「マイクロギアボックス」
歯車を組み合わせて大きな力を得る仕組みを作る事にしたそうです。
その大きさ…指の爪よりも小さな6mm四方。世界最小レベルです。
ギアボックスの部品作りは凄まじかったです。
狭山金型製作所では直径1mmの穴を開け…そこから5ミクロン単位で削りだし歯車の型を作成したり。
東成エレクトロビームでは、直径1mmのパイプを削りだして直径1mm長さ3mmのバネを作ったり。
そして各社で作り上げた部品を入曽精密で組み立てます。
ここには、「超精密組立マシン」というのがあるようです。この会社オリジナルの機械。
それによって超細かい作業を行ってギアボックスが完成していました。
小さいくせにすごくなめらかに動くという素晴らしいギアボックスでした。
それを持って乗り込んだ企業…「YASKAWA電機」
産業用ロボットで世界1位の企業です。
産業用ロボットは素早く正確に動くため精度の高い部品が使われている。
ここなら自分達の技術の凄さが分かるだろうとプレゼンに言ったようです。
個別には訪問したことがあった会社だったようですが…成果は全然なかったそうです。
技術者が集まってのお披露目会では注目がすごく集まってました。
凄さが分かるようですよ。
その後応接室に通されて、ロボットの間接に使われている小型モーターの改良を手伝ってくれと依頼が。
活動が実を結んだようでした。
その後も、国内や海外から引き合いが来ているそうでして
活気に溢れていました。
「1社だけだと話は来ない所が、チーム入間があることで話が来る。そういうことをやっていきたいと考えて行動している」
ということでした。
【今日の纏め】
・M&Aで成長するヨシムラフードHD。食品会社は安定という部分になるほど!と。次の投資先は食品会社にしよう…。
・そして楽陽食品が傘下だったという。あのシュウマイはよく食べるのですごく興味が沸きました。
・外部の人間が入ってくると…結構気づかない部分に気づかされてはっとなることがあるよなぁと。つい最近もありました。
・チーム入間は…。あのマイクロボックスからどんどん話が広がっていくというすごい成功例
・ただそれはしっかり纏まれたからというのがあるわけでこう上手くいくことはなかなかないだろうなと。