はじめに:2026年、ウイポは「血の物語」の深淵へ
競馬ファン、そしてオーナーブリーダーの皆様、今年もこの季節がやってきました。
コーエーテクモゲームスより、シリーズ最新作『Winning Post 10 2026』が2026年3月26日に発売されることが発表されました。
前作『2025』では、競馬場の適性や世界ランキングといった「競技」としての側面が強化されましたが、今作『2026』が掲げるテーマは「競馬のロマンとドラマ」。
一頭の愛馬が紡ぐ人間(と馬)の相関図、そして数十年、数百年にわたる血統の歴史をより濃密に描く方向に舵を切っています。
今回は、公開されたPVや公式サイトの情報を徹底解剖し、前作『2025』との違い、そして「結局、高い金を払って買う価値はあるのか?」というファン共通の悩みについて、私なりの視点でまとめます。
1. 『WP10 2026』の目玉:物語を深める新要素
① 「名馬相関図」と「シネマイベント」
今作の最大の特徴は、馬同士の関係性を可視化する「名馬相関図」です。
これまでの「ライバル」という単一的な関係を超え、共に切磋琢磨した相棒、宿命のライバル、そして親子といった繋がりがゲーム攻略に直結します。
- メリット: 良い関係を築くことで競走能力が底上げされるだけでなく、引退後の繁殖能力にもボーナスがつくという、育成の新たな軸が登場しました。
- 演出: ドラマチックなシーンは「シネマイベント」として映画のような迫力で再現され、単なる数字の羅列ではない「記憶に残る競馬人生」を演出してくれます。
② 究極の血統目標「始祖系統」と「活力・ドラマ因子」
血統マニア待望の新要素が「始祖系統」への昇格です。
これまでも系統確立はありましたが、今作ではその血統が世界を席巻し、ドラマチックな活躍を重ねることで「始祖」として歴史に刻まれます。
- 新パラメータ「活力」: 繁殖牝馬が持つエネルギー。
これが最大値で配合を行うと、既存の配合理論の効果が爆発的に向上します。 - ドラマ因子: 血統表の中に、その馬の物語が「因子」として受け継がれ、次世代の能力に影響を与えます。
③ ウイポ史上最古!「1968年シナリオ」の衝撃
『2025』の1971年開始をさらに遡り、1968年開始シナリオが搭載されました。
- ターゲット: 「元祖3強(タニノハローモア、タケシバオー、マーチス)」が鎬を削った時代。
オールドファンにはたまらない、日本競馬の夜明けを自らの手で塗り替えられます。 - 現代版: コントレイルら3頭の3冠馬が激突した2020年シナリオも追加。
古い時代から最新の競馬史まで、隙のないラインナップです。
2. 公式サイト公開!その他のパワーアップ要素詳細
公式サイトでは、さらに細かなシステム改善や追加要素が発表されています。
配合と生産の深化
- 新規配合理論の追加: 「始祖系統」「ドラマ因子」に関連した新たな理論が登場し、配合・生産がさらに奥深く進化します。
- 配合理論辞典: すべての効果や成立条件を網羅した辞典が追加。
画像付きのサポートで、配合のコツが格段に分かりやすくなりました。 - 3D牧場での特別演出: 「夜空を流れる星」など、幼駒イベント発生週に専用演出が追加され、特別な馬の誕生を鮮明に描きます。
レース・ビジュアル・実況の強化
- ドラマチックカメラの追加: 「ガッツポーズカメラ」や3強対決を熱く演出する「3強カメラ」など、レースシーンの臨場感が向上しました。
- 固有ウマソナの追加: 史実馬が持つ唯一無二の個性を表現。
愛馬のキャラクター性をより楽しめるようになります。 - 専用実況の追加: 新たな演出に合わせた実況が追加され、没入感が高まっています。
キャラクターと実名騎手の新登場
新たな秘書として白鷺 七夏(しらさぎ ななか)が登場します。
「まだ駆け出しですけど、精一杯がんばります!」という初々しいサポートが楽しみですね。
また、以下の名ジョッキーたちが実名で登場することも決定しました。
- 幸 英明 騎手: 中央通算1700勝以上の名ジョッキー。
スティルインラブなどの主戦。 - 佐藤 哲三 騎手: タップダンスシチーとのコンビでおなじみの勝負師。
- 津村 明秀 騎手: 2024年ヴィクトリアマイル覇者。
近年ますます注目のジョッキー。
3. 豪華な購入特典とセーブデータ引き継ぎ
今作も早期購入や予約による特典が非常に豪華です。
早期特典・プレオーダー特典
- 早期特典(3/26~4/8まで無料): 「強敵に立ち向かった名馬たち 購入権セット(アカネテンリュウ、グリーングラス、タップダンスシチー、ヴィルシーナ)」およびスタートダッシュセット(5億円+お守り4種)。
- デジタルプレオーダー特典: 「愛に満ちあふれた名馬たち 購入権セット(ハクセツ、スティルインラブ、ラヴズオンリーユー)」。
4頭目は機種別で、PS/Windows版はダイタクヘリオス、Switch/Switch 2版はダイイチルビーとなります。 - 予約特典チケットセット: 能力開示や限界突破、産み分けチケットなど全8種。
これらは後日販売予定がないため、予約必須です。
セーブデータ特典と引き継ぎ仕様
過去作のファンには嬉しいセーブデータ特典も用意されています。
- WP10/2024/2025のデータがある場合: お守り4種+好きな国内種牡馬&繁殖牝馬 各1頭。
- WP9シリーズのデータがある場合: お守り4種(各3個)。
- ストーリーデータの引き継ぎ: WP10シリーズで「30年以上プレイかつ所持金30億円以上」のデータがあれば、所持金(100億まで)、お守り(各50個まで)、牧場施設(1段階小さい規模で)などを引き継いで開始可能です。
4. ハード別の注意点とWindows版の仕様
今作ではハード間の互換性に注意が必要です。
- Nintendo Switch / Switch 2: ゲーム内容は同一ですが、セーブデータの継続プレイやデータの引き継ぎに互換性はありません。
また、アップグレードパスの販売もないため、誤購入に注意しましょう。 - PlayStation: PS4版を所持していれば、PS5ダウンロード版を1,100円(税込)で割引購入可能です。
- Windows版: 対応OSはWindows 11 64bit。
パッケージ版にDVD-ROMは付属せず、Steamダウンロードコードのみの封入となります。
5. 本音のコラム:10,780円を出して「買い」なのか?
ここが一番の悩みどころです。
私の正直な感想を述べます。
「前作を楽しめているなら、無理に即買いしなくても良いのではないか?」
これが、今時点の私の60点評価の正体です。
フルプライス(約1.1万円)を毎年要求されるわりに、UIやゲームエンジン自体に劇的な変化は見られません。
「大型DLCでいいのでは?」という思いは、私だけでなく多くのユーザーが抱いているはずです。
前作『2025』は非常に完成度が高く、世界100傑馬ランキングの攻略だけでもまだまだ遊べるはずです。
私自身、最近はそこまでやり込めていませんが、それでも今のままで十分という人も多いでしょう。
それでも「買うべき人」は?
- 1968年の血統表を自らの手で作りたい人。
- 幸騎手や佐藤哲三騎手といった実名ジョッキーとの物語を楽しみたい人。
- オンライン対戦でSSRカードを揃えて頂点を目指したい人。
私は「相関図」がどれだけゲームプレイに変化をもたらすか、体験版で見極めてから判断しようと思っています。
……まあ、おそらく結局は買うことになるのだと思いますが。
出典・参考情報
- Winning Post 10 2026 公式サイト
- Winning Post 10 2026 プロモーション映像
- 日々綴:ウイニングポスト10 2025 体験版プレイ記録
- 日々綴:ウイニングポスト10 2025 攻略記事一覧
あとがき
「新しくなるのは嬉しい、でも財布には優しくない」。
そんなジレンマを抱えつつも、PVで流れる名馬たちのシネマイベントを見ると、やっぱりワクワクしてしまうのがウイポファンの性ですね。
皆様はどう感じましたか?ぜひコメント等で教えてください!
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