Cities: Skylines2(シティーズスカイライン2)

Cities: Skylines II 電柱のせいで道路改修不可!Anarchy MODで日本地区救済

日本地区の渋滞地獄、その原因は電柱という皮肉

[前回の記事]では、ドイツ地区の渋滞完全解消と産業地区の大改造についてお伝えしました。
今回は、前回予告していた「日本地区の渋滞対策」に本格的に取り組んでいきます。

なお、 [パッチ1.4.2f1][Bridges & Portsパッチ]の情報も、今回の都市運営に深く関わっていますので、合わせてご確認ください。

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南部に位置する日本地区では、バイクパッチ導入後にメイン通りが渋滞しまくるという深刻な事態に直面していました。
ドイツ地区の渋滞解消に成功した今、次のターゲットは明確です。
日本風の街並みを守りながら、いかにして交通問題を解決するか。
その挑戦が、今回のメインテーマとなります。

道路改修を阻む予想外の障害物

渋滞解消の定石は道路の拡幅です。
ドイツ地区でも成功した手法を、日本地区でも適用しようと考えました。
しかし、ここで大きな問題が発覚します。

道路に送電線を立ててしまっていたため、道路の改修が一切できないという状況に陥っていたのです。

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日本地区では日本風の街並みを再現するため、あちこちに送電線を張り巡らせていました。
日本の街並みといえば電柱ですからね。
リアルな景観を追求した結果が、今になって仇となってしまいました。

電柱を設置してしまうと重なり判定が発生し、道路に自転車レーンを追加することはもちろん、道路のアップグレードすらできなくなってしまったのです。
さらに悪いことに、肝心の送電線自体も削除できません。
完全に八方塞がりの状態です。

これはバグか仕様か?CS2の建設システムの謎

この現象がバグなのか仕様なのか、正確なところは分かりません。
ただし、道路に歩道橋を作っている箇所でも同様に削除や自転車レーン追加ができなくなることから、おそらくCS2の仕様である可能性が高いです。

Cities: Skylines IIは、リアルな都市建設を追求したゲームです。
その追求の結果として、道路上に別の構造物がある場合は改修できないという制約が設けられているのでしょう。
現実世界でも、電柱や歩道橋がある道路を改修するのは大変ですからね。

しかし、ゲームとしては非常に困る仕様です。
景観を重視して電柱を配置した結果、後から渋滞対策ができなくなるなんて…。
「早く知りたかった!」というのが正直な感想です。

こうした状況のため、渋滞解消は非常に困難な事態となりました。
渋滞している道路そのものをいじれないのですから、どうしようもありません。

背に腹は代えられない:MOD導入の決断

ひとしきり悩んだ結果、対応策はひとつしかありませんでした。
「MOD」を使うことです。

使用するMODは「Anarchy」。
ご存じの通り、ゲーム内の建設ルールを一部解除し、よりリアルな景観作りを可能にするModです。
建築ルールの制限解除ができるため、通常では削除できない送電線も取り払うことができます。

ただし、MODを使うことには大きなデメリットがあります。
実績解除ができなくなってしまうのです。

これは非常に悲しい選択でした。
今まで積み上げてきたバニラプレイの記録が、ここで途切れてしまうことになります。
しかし、背に腹は代えられません。
日本地区の渋滞を放置するわけにはいかないのです。

ということで、久々にMODを利用する形となりました。
実は今まで、できる限りバニラでプレイしようと心がけていたんです。
それがここにきてMODに頼らざるを得なくなったのは、正直なところ悔しさもあります。

Anarchyの力で送電線を一掃

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Anarchyを導入し、もりもり送電線を削除していきました。
あぁ…全然削除できなかったのに、やっと綺麗さっぱり削除できる…。
この開放感たるや。

日本地区に張り巡らせていた送電線は、すべて削除しました。
せっかく作り込んだ日本風の景観が失われてしまうのは残念ですが、機能性を優先せざるを得ません。
景観と機能性、どちらも両立させたかったのですが、今回ばかりは譲歩が必要でした。

送電線を削除した後の日本地区は、少し寂しい印象になってしまいました。
電柱があるだけで、あんなに日本らしさが出ていたのに…。
しかし、これで道路の改修が可能になります。
ここからが本番です。

大胆な道路拡幅:4車線から6車線へ

送電線という障害物を取り除いた今、思う存分道路改修ができます。
日本地区のメイン通りを、4車線道路から6車線道路に拡幅することにしました。
もちろん、自転車レーンも配備します。

バイクパッチ以降、自転車対策は必須となっていますからね。
ドイツ地区での経験から、自転車レーンの重要性は十分に理解しています。
自転車と車を分離することで、お互いがストレスなく移動できるようになるのです。

ただし、拡幅工事には犠牲が伴いました。
道路を広げるために、多くの建物を撤去する必要があったのです。
結果として、約2000人もの人口が減少してしまいました。

住宅や商業施設が次々と更地になっていく光景は、見ていて心が痛みます。
せっかく発展した街並みを自ら壊すというのは、都市開発者としてはやはり辛いものがあります。
しかし、街全体の交通網を改善するためには、必要な犠牲だったのです。

大通り完成:渋滞が綺麗さっぱり消滅

それでも、綺麗な大通りを作ることができました。
6車線の広々とした道路に、しっかりと整備された自転車レーン。
見た目にも美しい、機能的な大通りです。

この効果は抜群でした。
渋滞が綺麗さっぱり消えてなくなったのです!

自転車渋滞も自転車レーンによって解消され、道路が拡幅されたことで通常の車両渋滞も大幅に減少しました。
2車線分の容量増加は、想像以上に大きな効果をもたらしてくれました。

ドイツ地区に続き、日本地区でも渋滞解消に成功したわけです。
MODを使わざるを得なかったのは残念でしたが、結果としては大成功と言えるでしょう。

地下鉄整備のチャンス到来

拡幅工事で一時的に建物がなくなったことは、別の意味でもチャンスでした。
この大通り沿いに、地下鉄を整備することにしたのです。

バイクパッチで追加された「新しい都市バスターミナル」を活用することにしました。
この施設の素晴らしいところは、地下鉄駅を併設できる点です。
バスと地下鉄の乗り換えがスムーズにできるため、公共交通機関の利便性が大きく向上します。

新しい地下鉄路線は、産業地区にも駅を設けました。
通勤需要を見込んだ設計です。
日本地区の住民が産業地区へ通勤する際に、地下鉄を利用してもらえれば、道路の交通量も減らせるはずです。

さらに、この地下鉄駅の周辺には駐輪場も必ず配置しました。
自転車で駅まで来て、そこから地下鉄に乗り換える。
そんな利用パターンを想定しての配置です。

謎の効果:人口18万人台への回復

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そんな感じでひとしきり整備して放置しました。
Cities: Skylines IIあるあるですが、大規模な改修の後は少し時間を進めて様子を見る必要があります。

ゲーム内で1ヶ月ほど経過した頃に確認してみると、驚くべき変化が起きていました。
人口が18万人台まで回復していたのです!

拡幅工事で2000人減少したはずなのに、それどころか以前より増加しています。
これは予想外の嬉しい結果でした。

日本地区メイン通りの渋滞はすっかり消えてなくなり、公共交通機関の利用者も増加していました。
交通統計を見ると、確かに数字が上向いているのが分かります。

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公共交通機関復活の要因を考察

「新しい地下鉄路線の効果かな?」と最初は思ったのですが、調べてみるとそれほど利用者が増えているわけでもありませんでした。
では、なぜ公共交通機関の利用者が増加したのか?

いくつか仮説を立ててみました。

ひとつ目の仮説は、駐輪場の配置が良かったという説です。
地下鉄駅のそばに駐輪場を必ず整備したことで、自転車と地下鉄の組み合わせ利用が促進された可能性があります。
自宅から駅までは自転車、駅からは地下鉄という使い分けですね。

ふたつ目の仮説は、渋滞解消そのものが公共交通機関の魅力を高めたという説です。
道路が渋滞していると、バスの定時性が損なわれます。
渋滞が解消されたことで、バスが時間通りに運行できるようになり、利用者が戻ってきたのかもしれません。

みっつ目の仮説は、都市バスターミナルの効果です。
バスと地下鉄の乗り換えがスムーズになったことで、公共交通機関全体の利便性が向上した可能性があります。

正直なところ、どれが正解なのかはいまいち分かりません。
おそらく、これらの要因が複合的に作用して、公共交通機関の復活につながったのでしょう。
若干ではありますが、公共交通機関が復活したのは非常に助かりました。

渋滞解消がもたらした好循環

という感じで、日本地区の渋滞解消を行ったところ、次のような効果が生まれたのでした。

  • メイン通りの渋滞が完全に消滅
  • 自転車と車の分離による交通の円滑化
  • 公共交通機関利用者の増加
  • 人口の回復と増加(18万人台へ)
  • 需要メーターの改善

特に人口増加は予想外の嬉しい効果でした。
渋滞が解消されたことで、住環境が改善され、新たな住民が流入してきたのかもしれません。
交通の便が良くなれば、その地域の魅力は確実に上がりますからね。

前回のドイツ地区でも感じましたが、渋滞解消は単なる交通問題の解決に留まらず、都市全体の活性化につながるようです。
Cities: Skylines IIのシミュレーションは、そういった連鎖的な効果まで再現してくれるのが素晴らしいですね。

MOD使用についての葛藤

今回、久々にMODを使用することになりました。
Anarchyなしでは日本地区の問題を解決できなかったので、やむを得ない選択だったと思っています。

ただ、実績解除ができなくなってしまったのは、やはり残念です。
バニラでどこまでできるか挑戦するのも、Cities: Skylines IIの楽しみのひとつですからね。

しかし、考え方を変えれば、これで制約が少し減ったとも言えます。
今後は必要に応じてMODを活用し、より自由度の高い都市開発ができるようになりました。
プレイスタイルが変わる転換点だったと、前向きに捉えることにします。

次の課題:東欧地区の渋滞解消

ドイツ地区、日本地区と渋滞解消に成功した今、次のターゲットは明確です。
東欧地区の渋滞解消がメインとなります。

東欧地区は、比較的新しく開発したエリアではありますが、既に渋滞の兆候が見られます。
ドイツ地区や日本地区での経験を活かして、早めに手を打ちたいところです。

ただし、東欧地区特有の課題もありそうです。
地形的な制約や既存の建物配置など、各地区にはそれぞれ固有の問題があります。
一筋縄ではいかないでしょうが、これまでの成功体験を糧に取り組んでいきたいと思います。

今回の学び:景観と機能性のバランス

今回のプレイを通じて、改めて学んだことがあります。
それは、景観と機能性のバランスの難しさです。

日本風の街並みを作りたくて電柱を配置した結果、後から道路改修ができなくなってしまいました。
これは明らかに、将来を見据えた計画性が不足していたと反省しています。

Cities: Skylines IIでは、「今この瞬間の美しさ」だけでなく、「将来的な拡張性」も考慮して都市を設計する必要があります。
特に道路は都市の骨格となる重要な要素ですから、慎重に計画すべきでした。

とはいえ、これもまた経験です。
次回からは、こういった失敗を活かして、より計画的な都市開発ができるはずです。

前回までの記事

と、言うことで、今回はここまでとなります。

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