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2025年春アニメ、私の視聴状況と脱落作品レビュー | おすすめ作品から失敗作まで徹底解説

2025年春アニメ、私の視聴状況と評価

はじめに

2025年も春アニメの季節がやってきました。

今期も多くの作品が放送開始され アニメファンにとっては嬉しい悲鳴を上げる日々が続いています。

私も例に漏れず いくつかの作品を視聴し始めましたが 残念ながらすでに脱落してしまった作品もあります。

今回は私の春アニメ視聴状況と 何故脱落したのかについて綴っていきたいと思います。

視聴開始した作品一覧

今期は以下の作品を視聴開始しました:

  • 「ある魔女が死ぬまで」
  • 「ウマ娘シンデレラグレイ」
  • 「薬屋のひとりごと(二期第2クール)」
  • 「ゴリラの神から加護された令嬢は王立騎士団で可愛がられる」
  • 「片田舎のおっさん剣聖になる」
  • 「完璧すぎて可愛げがないと婚約破棄された聖女は隣国に売られる」
  • 「Aランクパーティを離脱した俺は、元教え子たちと迷宮深部を目指す」
  • 「一瞬で治療していたのに役立たずと追放された天才治癒師、闇ヒーラーとして楽しく生きる」
  • 「俺は星間国家の悪徳領主!」
  • 「最強の王様、二度目の人生は何をする?」
  • 「勘違いの工房主〜英雄パーティの元雑用係が、実は戦闘以外がSSSランクだったというよくある話〜」
  • 「ボールパークでつかまえて!」
  • 「男女の友情は成立する?いやしないっ」
  • 「九龍ジェネリックロマンス」

これだけの作品を同時に追いかけるのは正直大変です。

週に何本もアニメを見る時間を確保するのは難しく 自然と優先順位をつけざるを得なくなりました。

トップ評価作品の詳細レビュー

「ある魔女が死ぬまで」

EMTスクエアード制作のこの作品は 青山吉能さんがメグ・ラズベリー役を演じる魔女ファンタジーです。

「魔女が死ぬ」という切実なテーマを扱いながらも 美しい世界観と丁寧な演出が光ります。

見習い魔女の成長を描くストーリーは時に感動的な場面もあり 人との繋がりが広がっていく様子が丁寧に描かれています。

重めのテーマながらも所々に笑える要素が散りばめられており 暗すぎないバランスが絶妙です。

2025年4月1日より放送開始した本作は AT-X TOKYO MX サンテレビ KBS京都 BS11などで火曜深夜に放送されています。

全12話の1クール作品で 原作小説全3巻の内容をカバーする予定です。

OPは坂本真綾さんが歌う「Drops」 EDは手嶌葵さんの「花咲く道で」が使用されています。

配信サービスではdアニメストアやABEMAなどで地上波より早く視聴できる先行配信も行われており 見逃し配信も充実しています。

「ウマ娘シンデレラグレイ」

長く待ち望まれていた「ウマ娘」シリーズの新作です。

原作漫画を全巻持っていて大好きなので その忠実な映像化は本当に嬉しいです。

「どこまで原作に忠実なんだ」というレベルで原作再現度が高く もう楽しいとしか言いようがありません。

流れは知っていても アニメで見ると新鮮な楽しさがあります。

2025年4月6日から放送がスタートし TBS系全国28局ネットで日曜16:30から放送中です。

分割2クールで展開される予定で 第1クールのオープニングテーマは[Alexandros]の「超える」です。

キャストはオグリキャップ役に高柳知葉さん ベルノライト役に瀬戸桃子さん 北原穣役に小西克幸さんなど豪華声優陣が揃っています。

最速配信はABEMA Netflix U-NEXT アニメ放題にて17時より実施されています。

「薬屋のひとりごと(二期第2クール)」

前クールから継続視聴している本作は 相変わらずの高クオリティです。

原作漫画版が好きで読んでいるので展開は把握していますが 映像になるとまた違った楽しさがあります。

最新話では猫猫が拉致されるところまで進展しており 原作を知っていても映像での表現が楽しめる作品です。

猫猫の推理と宮廷内の駆け引きが見事に絡み合う脚本は 原作ファンも納得の出来栄えです。

「薬屋のひとりごと」は2025年1月10日より日本テレビ系「FRIDAY ANIME NIGHT」枠で連続2クールの放送が決定しています。

原作者の日向夏氏による本作は シリーズ累計3800万部を突破する人気作品です。

第2期ではさらに物語が広がり 外国からの隊商や新たな謎の人物も登場します。

キャストは猫猫役に悠木碧さん 壬氏役に大塚剛央さんをはじめ 豪華キャストが引き続き出演します。

第2クールのOPテーマはUru「アンビバレント」 EDはwacci「愛は薬」が担当しています。

継続視聴中の作品レビュー

「ゴリラの神から加護された令嬢は王立騎士団で可愛がられる」

“ゴリ・ラブコメ”という異色の設定が面白いこの作品。

ありきたりの令嬢物語に「ゴリラ」という要素が何とも言えない面白さを追加してくれています。

貧弱貴族の気弱令嬢学生がゴリラの神の加護を受け 騎士団のイケメンたちから可愛がられるという展開が予想外の面白さです。

ただ このまま普通のラブコメ展開になるなら少し物足りなくなる可能性もあります。

この作品は「小説家になろう」発の 原作・シロヒ 漫画・神栖みかによる人気ファンタジー作品で 2025年4月6日よりAT-XやTOKYO MXなどで放送開始しました。

16歳になるとさまざまな動物神から加護を得られる世界を舞台に 戦闘系最強と言われる「ゴリラの神」の加護を受けた気弱な伯爵令嬢ソフィア・リーラーの成長と恋を描いています。

ソフィア役には中村カンナさん 従騎士ルイ役には大塚剛央さん ほか川島零士さん 永塚拓馬さん 仲村宗悟さんなど豪華声優陣が出演しています。

OPテーマは仲村宗悟さんの「イルミネイト」が担当しています。

「片田舎のおっさん剣聖になる」

原作漫画版が好きな作品ですが アニメ版は漫画版と全然違う印象で少し残念に感じています。

原作小説準拠とはいえ もう少し漫画版に寄せてほしいと思うほど アニメ版は魅力が薄く感じられます。

それでも今のところ視聴は継続しています。

2025年4月5日よりテレビ朝日系全国24局ネット「IMAnimation」枠およびBS朝日で放送開始となった本作は 佐賀崎しげるによる人気ライトノベルが原作です。

累計650万部を突破するシリーズです。

平田広明さんがベリル・ガーデナント役 東山奈央さんがアリシア役 上田瞳さんがシュプール役 広瀬ゆうきさんがリリィ役など豪華声優陣が集結しています。

田舎の剣術道場でひっそりと暮らしていた元最強の剣士ベリルが かつての弟子たちと再会し 再び「剣聖」としての道を歩み始める物語です。

Amazon Prime Videoでも配信されています。

「完璧すぎて可愛げがないと婚約破棄された聖女は隣国に売られる」

親のキャラクターに胸糞悪さを感じるなろう系原作のアニメです。

売り払われた先で幸せになっていく展開は嫌いではないものの 最新話では元の国へという流れになり また胸糞展開になるのかと心配になります。

それでもかわいそうな主人公が幸せになるストーリーは何となく好きなので 引き続き視聴しています。

2025年4月9日より テレビ東京ほかにて放送開始された本作(略称:カンセイまたは完璧聖女)は 冬月光輝による「小説家になろう」発の人気ライトノベルが原作です。

石川由依さんがフィリア・アデナウアー役 本渡楓さんがミア役 佐藤拓也さんがオスヴァルト役など豪華声優陣が出演し アニメーション制作はTROYCAが担当しています。

ABEMAなど各配信サービスでは地上波より1週間先行して4月2日から配信されています。

オープニングテーマは「愛とか。」(りりあ。) エンディングテーマは「Sister」(WON)が担当しています。

10月からは第2期の放送も予定されています。

「一瞬で治療していたのに役立たずと追放された天才治癒師、闇ヒーラーとして楽しく生きる」

まだ視聴継続している作品ですが どんどんハーレム展開になってきており やや飽きてきそうな予感があります。

今後「恨みを買った相手が現れる」という定型的な展開になりそうで 展開の予測がつきやすいのが難点です。

2025年4月よりTOKYO MX・BS11系列で放送開始された本作は 菱川さかくによるライトノベルが原作です。

主人公のゼノスを坂田将吾さん ヒロインのリリを花井美春さんが演じ アニメーション制作は松竹が担当しています。

冒険者パーティから役立たずと追放された治癒師のゼノスが 実は最強クラスの治癒能力の持ち主だったというギャップコメディです。

OPテーマはbokula.の「ライトメイカー」 EDテーマは花井美春さん演じるリリが歌う「月に願う」が担当しています。

ABEMAやdアニメストアなど各種配信サービスでも視聴可能です。

脱落の危機にある作品と理由

「Aランクパーティを離脱した俺は、元教え子たちと迷宮深部を目指す」

2クールアニメだったことに今更気づいた感じで視聴を続けています。

原作漫画も読んでいますが ハーレム展開がやや重く感じる部分があり アニメでもその傾向がみられます。

若い教え子たちとの関係性やハーレム要素がやや気になり 視聴継続が微妙なラインです。

脱落の可能性が出てきています。

本作は講談社「Kラノベブックス」刊の右薙光介による人気ライトノベルが原作で 2025年1月11日より日本テレビ系30局で放送開始されました。

バンダイナムコピクチャーズ制作による”配信系ダンジョン攻略ファンタジー”で 2クール構成での放送です。

冒険者界隈ではトップクラスのパーティを離脱した赤魔道士・ユーク(CV:峯田大夢)が 元教え子たちの新米パーティに加入して迷宮深部を目指す物語です。

マリナ役に伊南羽桜さん シルク役に川井田夏海さん レイン役に稗田寧々さんなどが出演し 監督は小野勝巳さん シリーズ構成・脚本は筆安一幸さんが担当しています。

ABEMAなどでも配信されています。

「俺は星間国家の悪徳領主!」

SF×ロボット物という珍しい転生ものという点で 他の作品とは一線を画す設定に惹かれて視聴を続けています。

しかし 内容はやや薄い印象があり グロさが目立つ場面もあります。

「好きな人には好きそうだけど濃いキャラアニメ」という感じで 原作漫画版も読んでみたものの「あー…うん」という印象です。

ただ まだどこまで話が展開するか気になる部分もあり 現時点では視聴継続しています。

「最強の王様、二度目の人生は何をする?」

最新話では微妙な展開になってきた印象があります。

転生して幸せになるかと思いきや そうでもなく ハードモード展開になったり 突然よく分からないキャラが出てきたりします。

予測がつかない部分は面白いものの そこまで熱中できるほどではなく 視聴継続するか迷っている作品の一つです。

「勘違いの工房主〜英雄パーティの元雑用係が、実は戦闘以外がSSSランクだったというよくある話〜」

クラフト系が主人公になる設定は好きなのですが あまりの勘違いっぷりとハーレム系の展開が少し辟易してきました。

特に王女キャラに魅力を感じられないのが大きな要因です。

内容もやや薄く 制作面でもチープな部分が見え隠れしている印象があります。

もう少し見てみますが 脱落の可能性がかなり高まっています。

残念ながら脱落した作品と理由

「ボールパークでつかまえて!」

1話で脱落しました。

悪くはないけれど「なんか違う」という印象が強かったです。

作画が微妙だったのと内容もいまいち面白みが欠けていました。

1話で物語に入り込めなかったので視聴を断念しました。

舞台設定自体は悪くないのですが ありきたりな展開で新鮮さに欠けると感じました。

「男女の友情は成立する?いやしないっ」

青春ラブコメといった雰囲気の作品ですが ヒロインのテンション高いウザさがちょっと重すぎて3話で視聴を断念しました。

キャラクター自体は悪くないのかもしれず 好きな人には好きな作品なのでしょうが 「ずれがもどかしいを通り越して苦痛になった」ため離脱しました。

「九龍ジェネリックロマンス」

原作を少し読んだことがあったので内容は把握していましたが アニメもそれなりに原作を再現していたと思います。

しかし すでにストーリーを知っていることもあり そこまで面白いとは感じられず2話で脱落してしまいました。

これは原作を見ていない人の方が楽しめる作品かもしれません。

2025年春アニメの傾向と考察

2025年春アニメを見ていると いくつかの傾向が見えてきます。

  1. 「なろう系」作品の多さ – 今期も「小説家になろう」発の作品が多く 特に「追放もの」「転生もの」が目立ちます。
  2. ハーレム展開の定番化 – 多くの作品でハーレム要素が組み込まれており 差別化が難しくなっています。
  3. 2クール構成の増加 – 以前は1クール(約12話)が主流でしたが 最近は2クール(約24話)で放送される作品が増えています。
  4. 原作漫画・小説の忠実再現 – 特に人気作品は原作ファンを意識した忠実な再現が増えています。

個人的に感じるのは 類似した設定や展開の作品が増える中で どう差別化するかが各作品の課題になっているということです。

「ある魔女が死ぬまで」のような独自性のある作品が突出して評価されるのもそのためでしょう。

今後の視聴予定と期待

現在継続している作品を中心に視聴を続ける予定ですが 脱落の危機にある作品については今後数話の展開次第で判断します。

特に期待しているのは以下の3作品です:

  • 「ある魔女が死ぬまで」 – 見習い魔女メグの成長と仲間との絆の物語がどう展開するか
  • 「ウマ娘シンデレラグレイ」 – 原作の名勝負がどう映像化されるか
  • 「薬屋のひとりごと」 – 猫猫が拉致された後の展開と新たな謎解き

脱落の危機にある作品については 以下のポイントで見極めていきます:

  • 今後のストーリー展開に意外性があるか
  • キャラクターの成長が感じられるか
  • 同じような作品との差別化ができているか

まとめ

2025年春アニメは多くの見応えのある作品が揃っていると感じています。

特に「ある魔女が死ぬまで」は当初の予想を超える面白さがあり 今期のダークホースと言っても過言ではないでしょう。

いわゆる「なろう系」や転生もの 追放ものの作品も多く ジャンル的には似通った作品が見られる昨今ですが その中でも独自の魅力を持った作品が今期もいくつか見つけられたことは嬉しい発見でした。

アニメは個人の好みが大きく影響する娯楽なので 私が脱落した作品でも多くの方に支持されているものもあると思います。

今回紹介した作品の中から 皆さんの好みに合った春アニメが見つかれば幸いです。

今期も素晴らしいアニメ作品との出会いがありますように!

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