インフルエンザ闘病記 最終話 – 回復への道のり
前回までのあらすじ
月曜日の発症から火曜日のインフルエンザ診断、そして水曜日の極限状態まで病との過酷な戦いが続いていました。
解熱剤が効かず水分摂取も困難な状況が続いていました。
木曜日 – 希望と絶望の狭間で
朝になって一時的に熱が下がり、「やっと良くなってきた」と一縷の望みを感じました。
しかしその安堵感もつかの間、昼過ぎには再び熱が上昇。
体調の改善を実感できない状況に、精神的にも追い込まれていきました。
この日も食事は殆ど喉を通らず、スポーツドリンクとエネルギーゼリーを少量ずつ摂取するのが精一杯。
僅かな動作で息が上がりトイレに行くのさえ一苦労という状態が続きました。
夜になっても好転の兆しは見えず、「このまま良くならないのではないか」という不安が頭をよぎるようになっていました。
金曜日 – 転機の訪れ
目覚めた時、体温計は38度台を示していました。
4日間近く続く高熱に不安を感じ、再度病院を受診することを決意。
這うような思いで病院にたどり着きました。
診察の結果、幸いにも肺炎などの重篤な合併症は見られませんでしたが、
医師からは症状の重さを考慮して、点滴を打ってもらい、より強力な解熱鎮痛剤と喉の痛みを和らげる薬を処方していただきました。
これを境に少しずつではありますが、状況は改善の方向へ。
夕方には37度台まで熱が下がり喉の痛みもやわらぎ久しぶりに温かい味噌汁を少量ですが口にすることができました。
平熱と微熱を行き来する状態ではありましたが、確実に回復への道を歩み始めていました。
この経験から学んだこと
5日間に及ぶ闘病生活を通じて、私は多くのことを学びました:
- インフルエンザの恐ろしさを甘く見ていた自分の認識の誤り
- 健康であることの有難さ
- 早期受診と適切な治療の重要性
特に印象的だったのは、インフルエンザが「ただの風邪の重い版」ではなく、
これほどまでに人を衰弱させる重大な病気だということです。
おわりに
この闘病記がインフルエンザに対する認識を改める機会となり、予防の大切さを考えるきっかけになれば幸いです。
私自身この経験を通じて、日々の健康管理の重要性を改めて実感しました。
※これにて三部作の連載は完結となります。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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