AI画像映像ツール

RunwayのGen-3 Alpha TurboでCities: Skylinesのスクショを動画化

RunwayのGen-3 Alpha Turboでゲーム映像を動画化

Runwayの新機能Gen-3 Alpha/Turboを使って、Cities: Skylinesのスクリーンショットから動画を生成する実験を行いました。

この機能は品質、一貫性、モーション、速度が向上した新世代モデルの第一弾として注目を集めています。
特にGen-3 Alpha Turboは、より高速で費用対効果の高いバージョンとして提供されています。

基本的な使用方法

Generative Sessionにアクセスし、Gen-3 Alpha Turboモデルを選択することから始めます。
キーフレームとなる画像を最大3枚までアップロードでき、各フレームは64MB以下である必要があります。

プロンプトの入力は任意ですが、動画の品質向上に効果的とされています。
生成時間は5秒か10秒を選択でき、Generateボタンで処理が開始されます。

実験1:Gen-3 Alphaによる単一フレーム生成

高層ビル街のスクリーンショットを使用して最初の実験を行いました。

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予想外の結果として、ゲームのグラフィックスタイルが写実的な街並みへと変化する動画が生成されました。

生成には約30秒を要し、AIがゲーム内の建築要素を認識して独自の解釈を加えた点が興味深い結果となりました。

実験2:Gen-3 Alpha Turboによる3キーフレーム生成

寺院入口、寺院の俯瞰図、高層ビル街という3つのスクリーンショットを使用してシーケンスを作成しました。


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プロンプトを使用せずとも、スムーズな視点移動とシーン転換を実現することができました。

コストと技術仕様

  • 生成コスト:5クレジット/秒(実験では約100クレジット消費)
  • 対応解像度:1280×768または768×1280
  • フレームレート:24fps
  • 最大画像サイズ:64MB/枚

このようなインターフェースになります
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総評

クレジット消費は検討が必要な課題ですが、ゲーム映像の演出ツールとして高い可能性を秘めています。基本的な設定だけで十分な品質が得られる点は、特に注目に値します。

今回の実験では、Cities: Skylinesの日本風の街並みを題材に使用しましたが、他のゲームのスクリーンショットでも同様の効果が期待できるでしょう。

定期的なアップデートにより機能の拡充が進んでおり、今後の発展にも期待が持てる技術といえます。

RunwayのGen-3 Alpha Turboの最新アップデート情報(2024年12月)

Gen-3 Alpha/Turboには12月に入ってから複数の機能アップデートがありました。特に映像制作の自由度を高める重要な更新が含まれています。

中間キーフレーム機能の実装(12月19日)

開始フレームと終了フレームに加えて、中間フレームを追加できるようになりました。
これにより、動画の展開をより細かく制御することが可能です。

トランジションの精度が向上し、特に長めの動画制作時に効果を発揮します。
複雑なシーン展開も、より自然な流れで表現できるようになりました。

カメラコントロールの拡張(12月7日)

手持ちカメラのような揺れと、その速度を調整できる機能が追加されました。
ドキュメンタリー風の演出や、よりダイナミックな映像表現が可能になっています。

同時に、従来のスムーズな動きも維持されており、目的に応じた使い分けができます。

静的カメラ制御の実装(12月4日)

カメラの動きを抑制するオプションが新たに追加されました。
これにより、風景や建築物をじっくりと見せる表現が可能になっています。

建築やインテリアデザインのプレゼンテーションなど、静的な視点が必要なケースでの活用が期待できます。

その他の機能拡張

Act-One機能のGen-3 Alpha Turboへの対応により、より高速で費用対効果の高い生成が可能になりました。
キャラクターの動きを含む映像制作の幅が広がっています。

これらのアップデートは、すべてのプランで利用可能となっています。
機能の組み合わせにより、より多様な映像表現の可能性が広がったといえるでしょう。



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