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Ryzen 7 9700XとRTX4070で組む 最新自作PC構築レポート

Ryzen 7 9700XとRTX4070で組む 最新自作PC構築レポート

普段使いのPCをアップグレードすることになりました。

今回はAMDのCPUを採用して新規構築を行ってみました。

高性能なゲーミングマシンとして構成を考えましたので、その過程をご紹介します。


PCの構成

  • CPU:AMD Ryzen 7 9700X
  • CPUクーラー:DeepCool AK620
  • マザーボード:X670Eチップセット搭載
  • メモリ:DDR5-5600 64GByte
  • グラフィックボード:NVIDIA RTX4070
  • システムSSD:1TB NVMe M.2 SSD
  • ゲーム用SSD:1TB NVMe M.2 SSD
  • データ用HDD:Seagate 4TB
  • 電源:850W
  • PCケース:Thermaltake Core V51

システム構成の詳細

まずは今回採用したパーツの詳細からご紹介します。

メインとなるCPUはAMDの最新世代RyzenプロセッサであるRyzen 7 9700Xを選択しました。

グラフィックスカードにはNVIDIA RTX4070を採用し高度なゲーミング性能を確保しています。

メモリはDDR5-5600の大容量64GByteを搭載しました。

マザーボードはX670Eチップセット搭載モデルで将来の拡張性も考慮しています。

冷却にはDeepCool AK620を採用してRyzenプロセッサの性能を最大限引き出せるようにしました。

電源は850Wの既存ユニットを流用しています。

PCケースもThermaltake Core V51を継続使用することにしました。


ストレージ構成について

ストレージは3層構成としています。

システムドライブとして1TB NVMe M.2 SSDを採用しました。

ゲーム専用ドライブとしてもう1台1TB NVMe M.2 SSDを搭載しています。

データ保存用として4TB HDDを追加してストレージ構成を完成させました。

システムドライブとゲームドライブを分離することでそれぞれの用途に最適化しています。

大容量データはHDDに保存することでコストパフォーマンスと容量を両立させました。


ベンチマーク結果による性能評価

今回のシステムで2種類のベンチマークテストを実施しました。

3DMARK11と3DMARK(Time Spy)の結果から性能を検証していきます。


3DMARK11での性能評価

3DMARK11では以下のスコアを記録しました。


  • Graphics Score:59,820点
  • Physics Score:27,723点
  • Combined Score:25,573点
  • 総合スコア:45,750点

過去の構成と比較すると大きな進化が見られます。

特にPhysics Scoreは41.5%もの向上を達成しています。

CPUの性能向上が如実に表れた結果となりました。


Time Spyでの性能評価

DirectX 12向けベンチマークのTime Spyでも測定を行いました。


  • Graphics Score:18,145点
  • CPU Score:13,950点
  • 総合スコア:17,217点

直前の構成と比較するとGraphics Scoreで2.2%の向上が見られます。

CPU Scoreは16.6%も向上しており演算性能の強化が顕著です。

最も古い構成と比較すると実に87%ものCPU性能向上を達成しています。


実使用感とビルドプロセス

ベンチマークでは優れた数値を記録していますが実際の使用感は少し異なります。

普段使いの範囲では劇的な体感差は得られていません。

むしろ若干のもたつき感を感じる場面もありました。

しかしビルドプロセスではAMDプラットフォームの利点が光りました。

特にCPUクーラーの取り付けが非常に容易でした。

マザーボードのレイアウトも洗練されており作業効率が向上しています。


今後の展望

現時点ではゲーミング環境が整っていないため本来の性能は未検証です。

システム設定の最適化やドライバーの調整も必要かもしれません。

特にDirectX 12タイトルでの実性能には期待が持てます。

RTX4070のDLSS 3.0やレイトレーシング性能も未検証となっています。


まとめ

今回の構成は非常に高い潜在性能を持っています。

特にCPU性能の向上は歴代構成と比較しても顕著です。

AMDプラットフォームの優れた組み立て性も大きな魅力でした。

ベンチマークスコアと実使用感のギャップは興味深い点です。

システムの最適化や使用環境の整備で更なる性能向上が期待できます。

引き続き検証を重ねて追加のレポートをお届けしていく予定です。

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