休眠口座を見つけた
部屋の片付けをしていたら見つかった通帳。
開いてみると10年以上前から更新がありません。（最終更新が平成17年だった）
「ここに口座持ってたか？」と首をかしげたのですが、高校生の頃にアルバイト先で作れと言われて作った口座でした。
バイトしていた頃と、どうやら他のことにも若干使った形跡はありましたがそれも10年以上前で途絶え、すっかり忘却の彼方にあった通帳でした。
そこでふと休眠預金活用法というのを思い出しました。
もし金が残っていたら無くなるかも知れないなと思い、代休の平日休みを利用して休眠口座を解約することにしました。
変な団体に使われたくないですしね。いくら入っているか分かりませんが…。
さらにもう一通5年ぐらい使っていない通帳も出て来たので一緒に処分します。
休眠預金活用法とは
正式名称は民間公益活動を促進するための休眠預金等に係る資金の活用に関する法律
金融機関で10年以上放置されてる金を、民間などの公益活動に利用するという法律です。
1年以内に施行される法律で、成立したのが2016/12/3ですし今年中には発動すると思います。
政府が指定活用団体を剪定しましてそこに休眠預金を分配。
一応事業報告とかは行われるようですが休眠預金が公益活動に利用されるという物です。
休眠預金が引き出せなくなるのか？ とかはさっぱり解りません。
ただ休眠預金は預金保険機構に移管されてしまいます。
その前に潰しておかないと、預金を引き出せたとしても手続きが面倒になり時間がかかる可能性は高いと私は考えました。
なにより口座を放置していても利点は一切ありません。
休眠預金を解約してみた(1)
まずは5年物の通帳。大手都市銀行の口座でした。
以前勤めていた会社に作れと言われて作った通帳で、辞めて以来使わなくなった口座です。
窓口に行って「口座の解約をお願いします」で、簡単な書類を1枚書きます。
手続きに必要な物は通帳、キャッシュカード、印鑑、身分証（運転免許証など）、ネットバンキングで使う乱数表的な奴
ネットバンキングの乱数表的な奴は、忘れていっても「後でハサミで処分しておいて下さい」で終わるので無くても大丈夫でした。
手続きは10分程度。
払い戻しとして口座に残っていた4326円を手に入れました。
…意外と残ってたな。
もっと休眠口座を解約してみた
問題は10年以上放置した、まさに休眠口座。
これは解約できるのか。
まず窓口に伝えて見て貰うと…
これは休眠口座になっていますので手続きに時間がかかりますといわれました。
口座を作った支店に問い合わせたりをしなくちゃならないそうです。
更に住所変更もしていなかったのでその手続きも必要であるとのこと。
流れとして、住所変更⇒口座解約
手続きに必要な物は通帳、キャッシュカード、印鑑、身分証（運転免許証など）、会社の連絡先と、変わりませんが、印鑑に大きな問題発生です。これのせいで会社の連絡先まで必要となりました。
口座作ったときの印鑑が無い
てっきりいつも使っていた印鑑だと思っていたのですが、よく考えたら高校生の頃だから実家の印鑑かもう捨ててしまった認め印かのどれかです。
そんなもの持っているはずがありません。
それを伝えたところ、手続きが増えました。
流れとして、印鑑紛失のための変更⇒住所変更⇒口座解約
記載しなければならない書類が1枚から3枚にグレードアップします。
住所なんて普段書かないから、半分忘れてましたが必死に書きます。
印鑑も押しまくります。
紛失しちゃいましたよという書類。新しくこの印鑑にしますよという書類。口座解約しますよという書類。
わーっと書いて…そしたら窓口のねーちゃんの説明ミスのおかげで訂正印も必要となったり。
いや、普段こんなのやらないだろうから大変ですよね。ごめんなさい。
空いていた時間帯見計らって行ったので全然邪魔にはなってませんでしたよ！
ごりごり書類をかいて提出してなんだかんだしてたら30分以上かかったのかな。
無事に口座が解約できました。
流石に10年以上放置してたらダメかと思ったのですがギリギリ間に合いました。
窓口のねーちゃんお付き合いありがとうございました。
ちなみに休眠口座に眠っていた金額は5071円。
合わせたら1万近くにはなりました。
預金にも時効がある
一応、預金には時効があるそうです。
預金の時効は5年
ただこれは銀行側が払わないよ！と言った場合のことで、今のところ普通に払い戻してくれます。
信用問題になるので銀行も払わざるを得ないというのが理由のようです。
なので問題はありません。預金が消える事はありません。
今のところ
しかしこれが休眠預金活用法によりどう変わるかというのはいまいち不透明です。
疑わしきは罰せずではなく、自分の身は自分で守るという意味でも自分の物はしっかり確保しておくべきだと思います。
放置している口座を持っていると言う方がいれば、さくっと整理しておく方が良いかも知れません。
いつか使うで取っておいても、金利がつく訳でも無くそのうち無くなるかも知れません。
よく使う口座に纏めておきましょう。
口座なんていつでも作れるのですから。
