ガイアの夜明け 感想

『夏休み直前…飛べ!ウミガメ~ANAハワイ定期便復活の舞台裏~ 』【今日の「ガイアの夜明け」感想】

今日のガイアを3行で

  • ANAのハワイ路線復活のお話
  • A380への興味を失わせないために色々な作戦を練ってました
  • 復活に向けての準備もかなり大変そうでした

※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。放送内容を引用してます

ハワイ路線復活に向けて

ハワイのワイキキビーチ
今かなり賑わっているようでした。

特別な思いを胸にハワイへやってきた小林夫妻に密着しています。

婚姻届を出して1年でやっと夢に見た日を迎えることが出来たそうで。
念願のハワイウェディング

家族の思いもひとしおだったようです。

家族みんなであげられて最高だった
諦めなくて良かった

この夏ハワイへと誘うのは、ANAの空飛ぶウミガメフライングホヌ
定期便が復活します。
コロナ禍で2年にわたる運行休止。

飛べないエースパイロットやホヌを裏で支える社員達。
万感の思いを乗せて飛べ!ウミガメ!と、格好良く始まりました。

ただこの放送日にはコロナ陽性者が10万人超えて第7波が来てるんですけどねぇ…
なんだかタイミングが悪すぎますね

羽田の雰囲気

6月の羽田空港第3ターミナル
出発口はがらがらでしたが人の往来は少しありました。

2020年7月は人がまったくいませんでした。
売店レストランも閉店。

今ではオープンしてる店もちらほらと。
オープンした店は6月半ばから再開したそうです。
客は若干戻ってきているそう。
今年中に何とか以前のようになれば…という希望を持っていました。

羽田の国際線利用者

2020年の6月1日1000人でした。
2022年は8000-9000人ぐらいで推移しているそうです。

フライングホヌを維持し飛ばすために

賑わいを取り戻す契機は2ヶ月前のANAの井上社長の発表でした。

7月からA380(フライングホヌ)を飛ばす
フライングホヌが皆様をホノルルへ

フライングホヌとは空飛ぶウミガメ。
ANAのA380の愛称です。

座席数520
ANAだけが持つ世界最大の旅客機です。

3年前ハワイ路線に投入されたのですがコロナにより10ヶ月で運行休止という悲しい状態。
でも注文した3号機が成田空港にやってきました。
2021年10月に導入されたばかりですがハワイ路線飛んだことはありません。

その3号機にパイロットが乗り込みます
客はいませんが空っぽのまま飛び立ちます
巨大な機体が雲の中に消えます

そして40分で戻ってきなす

ホヌの機体に問題が無いかを探る整備フライト

送受していたのは古川さん(58)A380機長です。

あっという間だった
整備フライトで時間は短かったが我々には貴重な実機の飛行だから楽しんで漏れた

2019年3月にA380初導入
フランスから日本に向かう初フライト任されたのが古川貴重だったようです。

古川機長

32年前ANAパイロット訓練生で入社
副操縦士、機長とキャリアを重ねてA380の導入がきまり機長に
日本におけるA380のエースパイロットで第一人者でした。

しかしコロナ禍です…自宅待機になっていました、。
そこで横浜の公園で体力維持のためにジョギングしてました。

そこでノラっぽい猫と戯れていました。

運休で家にいる時間が長くなったのでジョギングに毎日来る
ネコが同じ時間にこの辺にいるのが分かった
近寄れなかったが段々さわれるようになった

そんな時間を持て余す日々の中
今も思い出すのは、3月の運休前の最終便に乗務した経験だそうで。

フライングホヌに客が9人そういう状況に一気に落ちた

コロナ禍によりANAも最終赤字1450億円

このまま航空業界が何年間も飛ばなければ会社も厳しい状況に
僕は次どんな仕事をするのだろうと考えた

ベテラン機長すら将来を悲観してたようです。
思い悩んでいた古川さんを見守ったのが妻

成田空港の航空科学博物館に古川さんの姿が。
古川さんが飛行機ファンや子供たちのために航空教室を開催していたのでした。

この状況を何かしようとパイロットが企画した

色々な説明や質問タイムなど楽しそうでした。

因みに古川さん…
飛行時間は12500時間
800万キロメートルを飛んでいて地球を200周する距離だそうです。

航空教室では子供たちから直球で素朴な疑問も

A380に故障が出たことは?

あまり故障は出たことがない

丁寧に答えてくれます。
子供たちにとってパイロットは憧れの存在
ピンチをチャンスに変えるべく仕事の魅力を伝えていました。

飛行機の好きな子どもが集まっているのでこういう事が切っ掛けになってパイロットや整備士など我々の世界に将来の夢を持って入ってきて欲しい

フライングホヌの魅力を維持する

フライングホヌ3機が一堂に会するイベント
参加者は300人以上。

視線の先にはホヌの機体がありました。
操縦席から手を振る人も

A380機長の迎さん。

客が目の前にいるのは普段の仕事ではないので緊張する
フライトとは違う汗がでる

レストランフライングホヌというイベント。
プレミアムエコノミークラス17800円
結構高いですねぇ…。
家族皆で旅行気分が味わえるそうです。
迎さんがにぎるのは操縦桿ではなくてマイクでした。

照明が6色の理由などを説明してました。

ハワイ便再開まで一人一人が出来る事に取り組むパイロット

迎さんには他に任務ががありました。

経験を失わないために

羽田空港で出発を待つA321
座席数194席
国内線中心に運航している機体です。

それに乗り込む迎さんが。
国内線のフライトもしていたのでした。

羽田長崎を往復する便でした。

A380が運航停止している間でもA320でもフライトできた
技量も問題無い。ピンチをチャンスに変えられて良かった

実はこれ世界初の取り組み

古川さんが持っている飛行機のライセンスは
A320、B777、A380の3つらしいです。
ただライセンスには決まりがあるそうで。

基本的にそれぞれの飛行機のライセンスは別になっていて同時乗務は出来ないそうです。

古川さん達A380のパイロットはA320のライセンスもあるのですが
A380が運休してもA320の操縦が出来ないという決まりがあるようです。
国の決まりです。

それを解消するためA320とA380の操縦性などが同じ事を証明したそうです。
かなり難しい作業をした上で2021年5月国交省から認可を受けました。

それによりA320とA380が同時に乗れるようになったそうです。

フライングホヌが再出発するということで、A380の操縦を思い出すためA380のフライトシミュレーターに
6月から運用が始まったばかりのシミュレーターです。
日本に1台しかない最新鋭シミュレーター

テレビカメラが入るのは初めてだったようです。

A320の操縦が続いていたのでホヌの操縦感覚を取り戻しあmす。
教官となるのは古川さん

このシミュレーターは最高レベルの認定をとっている
見え方風景風なども精密に再現出来る

これから離陸というところでテレビカメラは追い出されました。
防犯上の理由でここまでだそうです。
悪天候などの離着陸を想定して何度も繰り返してました。

ホヌ復活まで1週間

動いていたのはパイロットだけではありませんでした。

ホヌを飛ばすために会社をあげて

フライングホヌイベントが開かれました
抽選倍率150倍

パイロットだけではなくANAでは様々なイベントを仕掛けてファン作りをしていました
ハワイ路線運行計画担当の菅野さん

客の声を直接聞けるチャンスとして積極的にお客様とコミュニケーションをとっていました。

ハワイ路線で何か手伝えることはないか聞いて回ってました

コロナに感染したらどうしよう
漠然とした不安
費用が高すぎる

などなど。
特に費用面ではANAとしても厳しい所です。
燃料(物価)高騰、円安…このダブルパンチで下げることは出来ません。
次々に立ちはだかる壁
それでもホヌ再開に拘る理由がありました。

A380を飛ばしたときは私たちにも客にとってもいい時代だった
気軽に秋外旅行に行けて。これが飛ぶことはその時代に戻れる
その分失敗できない

フライングホヌのチケット販売から2週間

チケット販売担当は厳しい表情でした。
全然売れていなかったのです。

エコノミークラス

予約率平均21%

ある程度の利用がなければ便として利益が出せません。
そこである人に相談を持ちかけました

グループ会社のANAエックス旅行商品部の百﨑さんでした。
ハワイの旅を企画するプロです。

国内は回復している中で後は国際線だけ
やっと国際線の風向きが変わり伸びている
皆さんにも協力してもらい頑張りたい
現地にいってから不安なことが家族連れを含めて多々ある
安心して旅行して貰える環境を目指していくべき

飛ばすための方策

残り1ヶ月
ハワイホノルルを百﨑さんが視察
ワクチンを接種していれば隔離不要なハワイ

確認したい物がありました

市内を走る観光バス会社にホヌと同じウミガメバスがありました

ANAエクスプレスバス

2020年3月から運行休止してました。
フライングホヌの最就航に合わせて7月1日からラッピングしたバスも走らせるようです。

7月1日からショッピングセンターを結ぶ路線で運行されます
百﨑さんにとってもコロナ後初めてのハワイ

そこは観光客で賑わってました
そしてマスクをつけている人がいないのです。
その光景はコロナ前の日常そのもの

3年ぶりのワイキキビーチも日本人観光客の姿は少なく。
5月は93.7%減少だったそうです。

その一方増えているのはアメリカ本土の観光客
食べ物も美味しいからと人気があるようです。

日本人のいないハワイである店に人だかりが出来てました。

行列の先は丸亀製麺ワイキキ店

売上げ世界一の店舗

お客さんも大喜びの味のようです。
コロナ禍をもろともせず5月過去最高の売上を記録

丸亀製麺強いですねぇ。

日本人に今のハワイの魅力をどう伝えるか

ある仕掛を考えていた
オアフ島北部にあるノースショア
広さ16ヘクタールに20201年にオープンした牧場がありました。

そこをツアーに組み込むそうです。
体験出来るのは大自然を満喫できる乗馬ツアー

雄大な景色を楽しみながらハワイの息吹を体感できる極上のひととき

それだけではなく気候変動問題についても。

気候変動の影響で海岸線が浸食されている箇所が。

体験して貰おうと言うのが椰子の木の植林
椰子の木が生長するまで20年
豊かなハワイの自然を残すための旅です。

新しい旅の形

将来的にはハワイの環境を守る取り組みに参画できれば客も体験出来るようになれば良いと思う

コロナ対応

ワイキキショッピングプラザ

その一角のクリニックを訪ねました
日本人医師の小林氏が運営しています。
全スタッフ日本語対応可能だそうです。

かき入れ時の夏に向けてANAの客を受け入れて貰うようにお願いしてました。

更に百﨑さんが気にしていたのは帰国時必須なPCR検査でした。

今の国際線の状況

航空業界に詳しい吉川氏に聞いていました。

国際線のコロナ規制緩和もあるが日本はどうみられている?

世界的にはPCR検査ワクチン接種証明が必要無いと言う国もある
日本は入国時PCR検査必要
検査の代金が高いので日本の足かせ
日本に入るためにPCRしなければいけない
日本人も外国人も日本に入国するにはPCR検査が必要
精神的金銭的にも負担でハードルになっている

ハワイのPCR検査センター13箇所を抑えているようです。

ただ費用200ドル
ANAでは日本人が使える施設と提携
マイルや特典が付く独自プランでサービス向上してました。

ホテルを確保せよ

日本人に人気のシェラトンワイキキ

百﨑さんの姿
一番の難題

宿泊料金交渉

コロナ前の利用客の半分以上が日本人でした。
オーシャンビューのお部屋は綺麗です。
全客室を改装してウォシュレットもつきました

料金は以前のパンフでは航空券セット5日間138000円からでしたが…
そうも行かないようでした。

ホテルが下げても焼け石に水。
円安や燃油サーチャージがあるだろうと言われてしまったのです。
飛行機が高すぎて割り引く意味が無いと
そりゃそうですね。

航空会社も価格を見直して欲しいという反応でした。

強気な理由

アメリカの客でクルーズやヨーロッパに行く人がハワイにきているそうでハワイ全体のホテル料金が100-150ドル上がっているそうです。
ここのホテルだけではなくハワイのホテル全部で価格上昇。

そりゃ強気に出ますね。

ワイキキのホテル

アメリカ本土の観光客で稼働率は9割

ハイアットリージェンシー


ここでも難しい交渉を強いられた
ただ一筋の光明が。

日本人にかなり好意的だったのです
日本人観光客に戻ってきて欲しいとホテル側も思っていました
お互いに出来ることがないかギリギリの交渉をしていました。

いよいよ飛ばす

真夜中の成田
6月25日未明
格納庫で準備が着々とすすんでいました。

期待の丸洗いを手作業でしてました。
甲羅から翼の裏まで6時間かけてピカピカに

1年ぶりの丸洗いに作業員も嬉しそうでした。

7月1日

復活の日

誰よりも待ちわびていた迎さんと古川さん
ハワイ路線は気流が変わりやすいので天候に問題が無いかチェックに余念が無いようです。
問題なしとのこと。
古川さん

我々の苦しい期間お客と接して凄く激励を受けた
お客様や子どもたちの笑顔に接して感謝している
感謝のフライトにしたい

復活の初便は乗客414人搭乗率8割
初便は大盛況でした。

心待ちにしていたのは職員達も同じでした。
ホヌのフライトを見守ります。

7/7本社

百﨑さんある秘策を提案するため菅野さんを訪ねます。

国内旅行向けのキャンペーンをハワイにも適用したいという話。
旅行代金期間限定で割引
夏休み期間中の海外旅行を割り引く取り組みです。

予算の続く限り実施しましょうとなりました。

今は週2便しか飛んでない
前のように毎日飛ばせるようにしたい
ホヌに乗ってハワイへ行って欲しい

ハワイから戻ってきた古川氏

洗浄したり、セールししたり…
彼らが大きな飛行機を飛ばす。
我々が総仕上げ。大きな飛行機がハワイに向けて飛んだと言うこと
私自身日本の世の中がようやく夜明けを迎えた象徴に思える

ウミガメが夢を乗せて飛び立ちます

と、締めくくられてました。
コロナの第7波が来てしまいどうなることやら…ですが。

それ以前に、円安が過ぎて旅行代金相当かさみますし。
海外には一生縁が無さそうです。


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