ガイアの夜明け 感想

『ローソンの生きる道~激変!コンビニ業界~』【今日の「ガイアの夜明け」感想】

今日のガイアを3行で

  • ローソンの生きる道について
  • 店内調理の設備を使いデリバリー市場に殴り込みました
  • 街に合った店作りを始めていました

※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。

激戦のコンビニ業界

全国に56,000店舗もあるらしい激戦のコンビニ業界。
王者はセブンイレブン
2位ファミリーマート
3位ローソン
ローソンの社長は燃えてて「ローソンはノーチャレンジ・ノーライフ」なんて言ってました。

その精神でデリバリー市場への参入!

全国どこでも同じ店舗はもう古いとして街に合わせ店を変える取り組みも。

それらについてガイアが密着していました

火曜日はコンビニ新商品の日

1/11(火曜)
ローソンの店舗から。
火曜日に入ってくる商品は特別だそうでして。
早速並べてましたがどれもこれも「新発売」のシールが。

毎週火曜日に新商品が入る
100種類ぐらいあるそうです。
火曜日はコンビニ各社「新商品の日」になっています。

新しもの好きは火曜日要チェック

これは良い情報を知りました!
すぐに客の手が伸びます

店のオーナーのヒット商品の紹介

マリトッツォ
8月の発売以来600万個を発売したそうです。

冷凍スイーツのフォンダンショコラも売れているそうです。
しっとりチョコ解凍せずに食べれるとのこと。

岩崎オーナー 47歳
父親から店を継いで30年近くでローソンを19店舗経営しているそうです。

本部から表彰される程の優良店。
ローソン愛に溢れています。

「何十年もやってきているので愛着がある。ローソンが負けていると思っていない」

岩崎さんの店の周りには強力ライバルが沢山。
生き残り競争は激化してました。

ライバルは意識する?

「意識します。 負けないように日販を上げて店利益をしっかり取っていきたい」

平均日販額

1日の販売額ですが。
ローソン 497,000円
セブンイレブンは647,000円
15万円の差が付いてるようです。

そうした現状は社長にも届いています
竹増社長(52歳)
三菱商事出身。6年前ローソン社長就任しました。

2019年取材時は年間500店を視察するなど現場の声を聞き続けていたりとか。

2021年10月
21年度上期決算オンライン説明会

「環境的には去年に比べて厳しかった」

コロナ禍でコンビニ業界は売上4.4%減
スーパー、ドラッグストア、ホームセンターは売上が伸びました

このピンチの今こそ大変革が必要と感じていた

「色々な生活の仕方がコロナ前と後ではガラッと変わっている
 大きく変わる事が出来れば絶対にチャンス」

岩崎さんの店舗でも大変革した結果で売上げ2倍になったものが
「弁当のカテゴリーが2倍になった」

店内キッチン
全部店で手作りだそうです。

まちかど厨房
店内調理メニュー30品あるようです。

セイコーマート(セコマ)のホットシェフですよね。

海鮮かき揚げ丼、海老カツバーガーなどがあります。

店の億に厨房がありました。
去年の9月に改装して厨房を作ったそうです。

ローソンは店内厨房に力を入れているそうでして。
既存の店も本部が費用負担するなどして改装
全国の14,700店の内 8000店に導入したそうです。

一番人気のメニュー

三元豚の厚切りロースカツサンド
まい泉とコラボしたソースが売りだそうです。

まちかど厨房一番の売りはお米
店で炊いた米をすぐ出せます。

「炊きたてのご飯は気分的に違う。カツも揚げたて」

カツカレーが出来てました。

「食べる側も作ってくれると思えば温かみを感じる
 手作りで店で作っているのはローソン以外のチェーンでは少ない」

いいや、セイコーマートがかなり前からやってますよ!
ホットシェフ1994年からやってますよ!
セコマのカツ丼美味しいよ。おにぎりも美味しいよ。
ローソンなんかに負けないさと、道産子の私は思いますが。

まちかど厨房は2011年からですからねぇ。

このまちかど厨房が
「凄く武器になっている」とのこと。

昼前店内厨房は大忙しでランチの稼ぎ時に間に合わせるためガンガン製造します。
お昼にはできたて弁当を目当てに来る客が沢山きます。

しかし厨房は空っぽでした

ローソンの武器の店内厨房

製造ピーク時間が、9時から11時頃と、15時から17時頃だけ。
活用出来てない時間が多いのでした。

ローソン本社の大変革実行委員会

理想の店舗 働き方など 12テーマで話し合ってるそうです。
現場から上がってくるアイデアに1つ1つ竹増社長が耳を傾けます。

「厨房プロジェクトについて中間報告をお願いします」
「店内調理のスペースを上手く活用してデリバリー市場のシェアを獲りに行く」

デリバリー市場に参入
店内厨房で弁当を作り客に届けるというこれまでに無い発想が出て来ました。

竹増さんのモットー
ノーチャレンジノーライフ

「オペレーションやってみたら? メニュー開発も」

お試しでやってみることになったようです。

新規事業本部舟橋さん44歳
デリバリー事業の立ち上げ担当者でした。
食品メーカー勤務を経て10年前にローソン入社した方。

客と直接繋がることが出来るデリバリー市場担当者に抜擢され意気込んでいました。

「客から見ても距離が近い所にこれだけの数の厨房があるのはメリット
 最終的に喜んで貰えるサービスを作りたい」

メニュー開発に動きだしました。

コンビニの常識を破るメニュー
インパクトを求めてました

ゴーストキッチンズとコラボ

ゴーストキッチンズはデリバリー専門の21ブランドを持っている人気店。
ネットで注文が入るとタブレットに知らせががきて1つの厨房で複数ブランドのメニューを作ります。

ゴーストレストラン

客席を持たずデリバリー特化の店はゴーストレストランと呼ばれるそうです。
舟橋さんここと組んでローソンで扱うメニューを決めます。

「人気のチキンオーバーライス」

チキンオーバーライス

ご飯の上にたっぷりの野菜とチキンが乗った鮮やかなメニュー
1200円~

第一印象は?

「きれい。これをローソンの厨房設備で出来たら良いな」

チキンオーバーライス

NYの屋台飯だそうで日本でも知る人ぞ知る人気メニュー。
コンビニの厨房でも作れるか確認しますが…
熟練のスタッフが計りの上で逐一計量しながら作ってました。
舟橋さん渋い顔をしています。

「1回ずつ計量していたがローソンでやる場合はアレンジが必要」
店内厨房はシフト制ですし様々なスタッフが担当します。
誰が作っても同じ品質になるように効率化する必要がありました

舟橋さん
ゴーストキッチンズと協力して秘策を生み出しました。
キット化することで調理工程が省ける

計量済み食材を小分けにしてキットにしてました。
外食大手も取り入れる手法。効率化を図れます

自ら作ってましたが野菜はシャキシャキチキンも熱々で提供
味はデリバリー専門店のお墨付きです。

後日都内を走る1台の自転車が…
舟橋さんでした
料理をバックに入れて運んでも崩れないかチェックしていました。

「大分疲れた。最後坂を上がって行きます」
デリバリーはUberに頼むが体を張って確かめます。

さあどうなっているか…と、あけてみます。
「ドキドキですね。問題無い全く崩れてない」

これだけキッチリテストするには訳があるようで
「少しでも不安な物は届けては駄目。 何かあった時に後悔する。客やローソンの看板に迷惑かかる」
とのこと。

11月下旬
チキンオーバーライスのデリバリーを始めることに

注文を待ちます

Uberのサイトを見ると
NY飯チキンオーバーライスと出てました。

敢えてローソンの名前を使わずメニューで勝負します。
トッピング別に3種類用意
割安のオープニング価格としました。

昼過ぎ
注文が入りました
すぐにスタッフが調理に取りかかります。
ご飯は店で炊いた物。まちかど厨房の拘りです。
そして出て来たキットを開けてご飯の上に載せていくなど手際よく作って行きます

舟橋さんが見守る中無事完成

すぐさま配達員に手渡します。
厨房で手作りした初めての弁当が運ばれて行きました。
後日店を訪ねてみると続々注文が入っていました。

台湾出身スタッフが担当して製造。
手慣れたもので同時に作っていました。

「難しく無い。問題無い」

デリバリー対応店舗は
23年2月末まで100店に拡大。
25年度に1000店が目標

メニューを増やす事が求められていました。

「20ブランドを作る。 早く20ブランドを持って全国に広めたいのでスピードを早めたい」
そんな感じで新メニューの開発に取りかかっていました。

グロブリッジとコラボ

デリバリー専用の9ブランドを展開しているゴーストレストラン、グロブリッジ
そこと組んで次なる新商品の候補を3つに絞った

1.ローストビーフ丼
2.具だくさんサラダ
3.海鮮丼

あえてチラシ寿司のようにして色々な具材が食べられる。
一口タイプの海鮮丼

「コンビニでは買えない。 新しいチャレンジとしてやってみたい」

後日テストキッチン
舟橋さん自分で海鮮丼を作ってみます。
そこで課題が浮き彫りとなりました。

課題(1) 盛り付けの効率化
1枚1枚盛り付けるのに手間がかなりかかります
それをどう効率化するかが問題です。

課題(2) 魚の鮮度管理

魚をいつ開封したのか
いつまで持つのか。
そこまで管理出来るのか…

「このまま店に落とし込むのは難しい」と舟橋さん。

ローソン本社

新メニューの候補を上司にプレゼン
舟橋さん勝負に出ました。
これまでのコンビににない海鮮丼をアピール

ただし実現度は40%
取り組んだことのない課題が気になり弱気でした。

上司からは
「新しい事やろうとしているのに前例が無いとかそう言う物ではない」
「チャレンジしないといいものは絶対に生まれない。ツマラナイ物になる」

その言葉を受けて舟橋さん再びチャレンジ
かつての食品会社時代の伝手もフル活用
新事業の命運は舟橋さんの肩にかかっていました。

今コンビニ業界はどうなっている?

大きく転機を迎えているコンビニ業界。
コロナ禍でコンビニの経営環境は一変しました。

今までコンビニは色々な業態から市場を奪ってきました

スーパーや家庭からおにぎりを奪ったり。
100円コーヒーはファストフードやコーヒーショップ、自販機から奪いました
ATMで銀行から奪いましたし。
しかしコロナによって逆転現象が起きました。

おにぎりや弁当は、デリバリーやできたて弁当に
冷凍食品、パン、お菓子、スイーツなどは、スーパーに取られました
ATMはネットバンクやキャッシュレスに。

次々吸い取られているのでした。

全国のコンビニ56,000店ですが頭打ち
大手3社でも個々のコンビニが独自の戦略を打ち出していました。

セブンイレブンは地産地消
地域の特色ある食文化に合わせた開発してダイソーと組んで百均のものを導入予定

ファミマは複数のPBをファミマルに統一。
有名デザイナーとコラボした衣料品も展開します。

ローソンは店内厨房、スイーツが切り札です。

新たにローソンが力を入れている戦略がありました。

マチの変化をローソンの変化に

ローソンの企業報告書1ページ目

マチの変化をローソンの変化に

「コンビニは北海道から沖縄まで同じ商品、サービス等切り口で成長してきたが
 どこも一緒では今後の成長はない。同じマチは全国に1つもない
 その町にあった店を如何に作っていけるか」

埼玉県狭山市
茶畑の隣に変わったローソンが。

中は一見普通の店と変わらないが奥に進むと本が並んでます

去年店の1/4を本コーナーに

取り扱う本は1万タイトル。
この地域本屋が近くに無いそうです。

「不便だったが本が売っていてとても助かっている」

帰りがけついでにコーヒーも購入してました。

今ではすっかり定着
店全体の売上も上がったそうです。


さいたま市西区
高齢者の多い地域の店舗

体操に、健康診断まで無料

ケアローソン

介護相談所と併設した店舗 全国22箇所
地域の人の憩いの場になってました。

「皆と話しながら体操できて一石二鳥」
「家にいたらあまり笑うことないから」

千葉県松戸市でも地域にあわせた店作りが始まろうとしていた

千葉北部エリアを担当するローソンの森さん。

住宅街の店舗につきました。
森さん駐車場にテントを張った

テントで何をする?

このローソン近所の人の買い物事情

「スーパーがこの辺にない。車がないと行けない距離」
「スーパーが全く無い」

この店の半径1km以内にスーパー3軒あるが国道が通っているので徒歩で20分以上かかる人も
日々の買い物はコンビニが頼りでした。

このエリア担当の森さん
「客の声でもスーパーが無くて困っている客にあわせた店作りをして行けたら」

12月中旬
店の駐車場にテントが張られましたが何をするのか
オーナー伊藤さんや森さんまで来て設営。

そこに来たのが一台のバン
下ろされたのは白菜、キャベツ、などなど野菜

野菜販売することにしたのでした。

オーナーが野菜を仕入れて売るコンビニはあるが仕組みが違います。

近くの青果市場

地元青果店髙上青果が紹介します。
地元の青果店はローソンに卸します。
ローソンは売り上げの一部をもらい仕入れ代を地元青果店に払う
という仕組み

青果店は売先が増えるメリットただ売れ残れば引き取り

目利きも真剣です。
森さんの呼びかけに客が集まってきた

近所のコンビニで買える新鮮野菜は順調に売れてました。
苺を試食するのは近くに住むおじいちゃん
迷わずお買い上げ

「野菜いいよこれから助かる」
初日は上々の滑り出しでした。

1ヶ月後

店を訪ねると駐車場にテントがないのでした。

野菜販売はどうなったか?
店内で売ってました

朝仕入れたばかりの野菜が並んだ
20種類以上旬のみかんぽんかんも
オーナーの伊藤さんに聴いてみると

「非常に好調に売れている
 青果店に置いている物と同じ物名をW仕入れて貰っている
 鮮度が高いという声を貰っている」

見せに来てたくさん買ってくれる客がいました。
苺を買ったお爺さんでした
「充実してきたね。便利にさせて貰っている。本当に助かっている」

大変感謝していました。

この野菜販売。関東を中心に全国に広げる予定だそうです。

ただ野菜売るのもセコマは昔からセコマがやってますしねぇ。
セコマの真似してますよねぇ。
ローソンはセコマの真似が多いのかな…

「野菜だけでは無く地域に合わせて色々な形の店を作ることで地域に寄り添った店になる」

海鮮丼の課題は…

新たなデリバリーの海鮮丼に取り組む舟橋さん。

課題

盛り付けの効率化、魚の鮮度管理

2つの難題に苦戦していました。


11月下旬千葉八千代市

様々な業者と交渉する中ある冷食業者を紹介されました。

マックス食品工業

「これが作ったサンプル」

海鮮丼の具が並んだまま冷凍されているものが出て来ました。
盛り付けも鮮度管理も簡単になります

特殊冷凍技術で、解凍してもドリップがでず旨味が逃げないそうです。

舟橋さん
「理想に近いと言えるか理想。
 これが店に入れば課題は解決出来る」

1月18日海鮮丼最終プレゼン

試行錯誤の新たなデリバリーメニューの海鮮丼
作ろうとすると社長が割り込みます。

「負けないように頑張ります」
「家でも店でもそこそこやりますよ」

苦労して探し当てた海鮮丼キット
解凍した物を載せて盛り付けます。

「私の方が美味しそうに見えるでしょ」

しかし大事なのは「味」

「魚は良い。これでいくら?」

「調整中ですが1200~1300円」


「これが1200円かという驚きがあるかどうか
 客に意見を良く聴いて専門店も調査して」

新たな宿題がでました。

舟橋さん…まだまだチャレンジの日々が続く
私が見た感じではあまり美味しそうには見えませんでしたが。

厳しいコンビニ業界:ローソンの生きる道

「客が感じる便利が変わった
 新しい便利に如何にチャレンジして
 1店1店ノーローソン、ノーライフとなるような便利さを提供して行く
 そこが生きる道」
と、社長が語っていました

まとめ

こう見て見るとセコマって凄いんだなと改めて思いました。
ローソンが今更やっている事を昔からやってますしねぇ。改めて凄いなぁと。
セイコーマートも取り上げて欲しいなぁと思いました。
それはさておき、私が利用するコンビニは…
1位:セブンイレブン(一番近所にあるから)2位:セイコーマート 3位:ローソン 4位:ファミマ
と、言った感じ
2位と3位の間はかなりあります。
ローソンで欲しい物ってあまり無いんですよねぇ。たまにスイーツ買うときに行くぐらい。
ファミマはもっと欲しい物がない。
セブンイレブンも支払いやATM利用が多いだけで殆ど買わない。肉まん買うかな程度。
セコマは昼飯とか買ったりとかで金落とすのはセコマですねぇ。

まず商品に魅力が無いと厳しいですよね。

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