ガイアの夜明け 感想

『新素材で作る!魔法の服と靴』【今日の「ガイアの夜明け」感想】

今日のガイアを3行で

  • 新素材による靴や新たな機能の服について
  • 三井化学のヒューモフィットが靴の未来を変えそうです
  • ハップの新素材の熱中症対策な服が面白かったです

※この記事はガイアの夜明けを見ながら自分のメモ書き的な感じで書いている記事です。放送内容を引用してます

驚きの新素材が登場

世の中が一変するかも知れない素材が色々と出てきました。
洋服の未来は劇的に変わる!なんて話が。
そんな素材があるのかと。
あれに使えそうだなぁとか素人ながらに考えながら見ていました

ワコールのブラ

ワコール人間科学研究所の一室ではモニターの女性によるブラの試着テストが行われていました。
サイズが大きめなのか浮いているように見えました。
しかし女性がブラにしばらく手を当てていると…胸の形にフィットしていました。
手を当てるとフィットするブラ?

とろけてバストに馴染むブラ

これは出産後に使うブラだそうです。
産後はバストが張ったりボリュームダウンしたりするようでして。
1日ジャストフィットするように作られたブラだそうです。
これ凄いですねぇ。
ブラのカップに使われているのが新素材とのこと。

三井化学のヒューモフィット

ブラに使われている素材は三井化学が開発しました
開発現場のシーンがありまして。
白いシートが作られていました。

他にはない特徴

人肌で触れていると自分の手の熱により柔らかくなる

28℃で柔らかくなり始める
数秒で手の形にぴったりとくっつく

人肌で柔らかくなりフィットする新素材だそうです。
胸の温かみでは大丈夫なんだろうか…。

HUMOFIT(ヒューモフィット)と言います。

新製品開発リーダーの西川氏がつくりました。
原料はアブソートマーというプラスチックの原材料だそうで。
元々はバンパーなどに使ってるとか。
衝撃吸収性を強化するプラスチック原料。
それをシートにしてみたら体温で柔らかくなる事を偶然発見したそうで。

今まで触ってきたプラとは全然違うから何か新しいのに使えないか?
なんて思ったようです。

まだブラにしか使われていないのでもっと多くの製品で役立たせたいと考えてました。

2月幕張メッセ

大規模な展示会に出展している三井化学のブースに西川氏
必死で売り込みます

ヒューモフィットを知ってもらおうと触って貰います
世の中に役に立つはず良い使い道がある!と使い道を探ります

自社でも開発

三井化学本社にプロトタイプのサンプルが届きます。
自らも製品化して試作品を作っていました

ヘッドフォン

耳に当たる部分に使いました
キツくしなくてもフィットして音漏れしにくいとか。

ベルト

人肌で温めると伸びる
お腹が膨らんでも体の形に合わせてくれる

ゴルフクラブのグリップ

凄く手に馴染むようです。
他にも腕時計のバンドなど色々とトライしていました。

新しい世界を提供出来るはずという強い思いがありました。

そんな中、ヒューモフィットに目をつけた人がいました。

アパレルブランドをいくつも展開するクロシェホールディングスの沼部さん

大手銀行を退職後27歳で起業した方。
アパレルブランドをいくつも起ち上げた注目女性実業家だそうです。

そのブランドの1つ婦人靴 ファルファーレ
靴にヒューモフィットを使いたいそうです。

どんな靴が欲しいかアンケート

「昔から一緒。足が痛くない靴が欲しいの一点張り」

意見を見ると。
・足が痛くなりにくい
・足の形に合う物
・外反母趾に響かないもの

8割が履き心地の良い靴が欲しいという意見でした。

靴の業界は、全員足の形が違いますが一つの足形で作ります。
皆に会う靴を作りたいと考えていました。

神戸にある沼部さんの会社(クロシェHD)に
三井化学の西川氏が呼ばれて行きました。

こんな形で販売してると靴を見せます
自社で企画するパンプスでした。

ヒューモフィットをよりフィット感を出した理想の靴にしたいと語ります。

ヒューモフィットなら作れるのではと言う期待感がありました。

西川さんとの二人三脚の痛くない靴作りが開始となりました。

靴業界において誰も出来なかったことが出来そうです。

K-PLAN

靴を製造する会社の葛原社長の元にヒューモフィットが届きました。
靴型に合わせて切ります。
靴の生地に貼り付けるようとしましたが問題が発生します
貼り合わせるために台紙から外した途端から変形が始まるのです。
熱で柔らかくなり使いにくい素材でした。
苦労しながら全体に貼ってました。

数日後試作品が出来ました。
全体的にヒューモフィットを使った

早速試着してみますが、履き心地悪そうです。
堅いようです。

課題1:体温が伝わる前のヒューモフィットの硬さ

しばらく歩くと更に難点が出て来ます。

課題2:暖まると靴全体が柔らかく脱げやすくなった

2つの難題をどう解決するのか

三井化学袖ケ浦センター

ヒューモフィットの改良に取り組む

履いた瞬間の硬さの改善

原料を様々混ぜてみて適度に柔らかくなるのを探します。
色々な素材を色々な比率で混ぜて物性測定したそうです。
50以上試したそうでして。
配合した素材を特殊機械に投入してシート状にして
すぐに手触りをチェックするという作業。

改良後では伸びが変わり素材そのものが柔らかくなりました。

靴職人の元に改良版ヒューモフィットが届きます
もう一つの課題

履いてしばらくすると脱げやすくなるのをどうするか

これはベテラン職人の腕の見せ所です。
そして完成した靴を松下奈緒さんが見に行ってました。
早速履いてみたら中がふわふわしてる感じで、足を入れた瞬間違いが分かる程だそうで。
肌触りが良くなっていました。
更に下から持ち上がるような感じも。

低反発と高反発のソール上にヒューモフィットがあるそうです。
靴の中にヒューモフィットがありました。
「解けていく」と表現してました。

歩いた時に脱げそうになるのは?

これも解決したようです。

靴職人の葛原さん
ヒューモフィットを使う場所を変えたそうです。

全体に使っていたのを、足が痛くなりやすい親指と小指限定に。
さらに芯材を使ってホールド性を高めました。
足への負担をヒューモフィットを使う使わないで比較
ヒューモフィットを使う方が履きやすくなってたのでした。

素材作った西川さん

「我々素材メーカーは物づくりは出来る。
 実際に使って笑顔を見せてもらえるのは開発者としては感無量で嬉しい」

婦人服アルファーレ

ヒューモフィットパンプスが並んでました
10890円

客の反応が楽しみです
近くで働く会社員の女性が来ました。
反応が気になります

「ソールが気持ちいい肉球みたい」
「段々自分の足の方に変わって行くので履きやすく感じる」

そして女性2人組が購入し1人は履いて帰るという事態に。
かなり気に入ったのかそのまま履いて帰る事になったようです。
2名様がお買い上げ

客が望んでいた靴を実現しました

ネットでも販売しており評判上々
ラインナップを増やす予定です

三井化学本社では

西川さん会議室に何かを運び込んでました
デザイナーと組んで形にした試作品

ソファーの試作品

座る素材にヒューモフィットを張ったソファーです
そこに来たのはオフィス家具大手イトーキ担当者
早速座って貰います
体温で柔らかくなり、体の形に合わせて沈み込むのが売りだそうです。

イトーキの担当者がチェックしてました。
強度試験に通れば製品化もありそうという評価がでてました。

更に攻める西川さん意外な企業に出向きます。
アートネイチャーでした。

ヒューモフィットをカツラの裏地に使えないかと言うのです

ウィッグは頭の上にずっとつけて生活します。
ヒューモフィットで頭にフィット!
なるほど…これはありですね。
ヒューモフィットはその可能性が大きく広がっていました。

「世界中の人に使って貰えるような、素材へと育成していきたい」
「十分そのポテンシャルは持っている素材だと信じている」

驚きの新素材

生活を変える素材が生まれようとしてました。
一見すると普通のグレーのTシャツ
綿のシャツと特殊加工のTシャツの2枚でした。
グレーは汗を掻いたりすると汗染みが気になります
色が変わって目立つからです。

しかし新素材のTシャツは水をかけても染みになりませんでした。
汗が拡散してシミになりづらい素材です。
そして触れるとひんやりしているそうです。

接触冷感

もう一つ実験
醤油をたらして汚してました。

水に入れて軽く振ってみると
特殊加工は汚れが結構取れました

セルフクリーニング

  • 汗染み軽減
  • 接触冷感
  • 急速速乾
  • セルフクリーニング
  • UVカット
  • 透け防止
  • 抗菌効果
  • 抗花粉
  • 消臭
  • 光触媒

この10種類の機能がつけれるそうです。
機能は自由に組み合わせ可能です。

カバロスウィザードと言います。

魔法と名の付いた新素材の服が生活を変えます

カバロスウィザードの使い方

とある場所の人気の居酒屋があります
全員お揃いの白いユニフォームを着ていました
ユニフォームにはカバロスウィザードの10の機能を持つ新素材が使われていました

マネージャーの押田さん
洗い物に追われていました
醤油の汚れとかが付いてました

閉店後

汚れたユニフォームハンガーに掛けて霧吹きで水をかけてました。

干しただけのユニフォームは翌日どうなった?

ほぼ真っ白になってました。
でもなんか汚い気がしちゃいますよね

匂いは?

元々の生地の匂いだそうです。
臭い匂いがなくなっているという。

クリーニング代は半分になったそうです。

ハップ:カバロス作った会社

東京日本橋にカバロス作った会社がありました

ハップ
2006年創業社員22人のアパレルメーカー

自社ブランドの服も手がけています。
ハップには様々な企業が来ます。

セレクトショップ「SHIPS」バイヤー

ハップの担当者が取り出したオリジナル商品ジーンズを見てました
レディースで細身です。

しかし体格の良い男性がズボンの上から履きだしたのでした。
見事に伸びて履けてました。

そのアピールをしていたのがハップ社長 鈴木 素さん

新素材カバロス機能をアピール

撥水性は水がたまになるほど
セルフクリーニングは汚れが水で落ちます
10の機能を同時につけることが可能で組み合わせも自由のも売りでした。

鈴木さん 繊維商社に7年間勤務

快適な服を作れないかと15年前に起業しました。
ファッション生徒快適性を追求している服をという想いがあるようでした。

カバロス

既に40社以上が採用
ナノユニバースなど

製造現場 ユケンケミカル

今治市 ユケンケミカル

およそ200種類の化学物質が並んでいました
生地に機能をつけるところだそうです。
シリコン系の物質や水を弾く撥水
キシリトールは冷感
使う物には拘りが有り、100%天然由来だそうです。
環境や体に少しでも良い物を選んでいるそうです。

それらを混ぜ合わせて多くの機能をつけます。
お互いの機能を消し合わない絶妙なバランスが大事

独自ノウハウ

調合が終わると専用機械に生地と投入して行き渡らせる
既製品の服に後から加工を出来るのも強みだそうです

どこも真似できないそうでして。
10年経っても誰も作れない自身があって特許は取らないと言っていました。

新たな素材探し

鈴木さん新たな素材を手に入れようとしていた
付き合いの長い町工場へ行きました

三機コンシス

新たな素材が出来上がってました
良く見ると細い糸が付いていた
その糸中心が空洞になっている糸でした

水を通すことが出来る糸となっています。
ストロー代わりに使って見ると使える程度
側面にも小さな穴が開いていて水がしみ出してくるそうです
冷たくなるようです。

冷たくなる特長を活かして何に使うのか

熱中症の対策などで利用出来るのではと考えてました。

夏本番心配なのは熱中症

この糸とカバロスを組み合わせて熱中症対策の服を作ろうとしていました。
ハップで試作開始します。
汗染み軽減のカバロスを素材とします
それに水を通す糸をつけて行きます。

胸元、首の周りなど
冷やす効果が高い部分に貼り付けます。

胸元の吸水口から水を入れると
糸をお通り水がしみ出す仕掛け。

水を吸って拡散するカバロスで拡散して
気化熱で冷やす仕組みです。

水を流してみるが…
Tシャツから水が染み出し始めました
水が多すぎたか吸水拡散機能が追いつかなかったようです。

ユケンケミカル

水を広げて冷やしつつ乾きも速くしたいという要望を満たすため開発開始。

多くの水分を吸い込むよう吸水拡散物質を3割増
抗菌消臭機能なども付加
効果を打ち消さないように慎重に混ぜて行きます

すると吸収拡散が早くなりました。
ただそれで満足せず最大目指して実験が続きました。
夏はもうすぐですが妥協はしません。

信州大学繊維学部

日本で唯一の繊維学部があり
企業と最先端の繊維を研究してます。

鈴木さん早速吸水拡散を強くしたTシャツを持ち込みました。
実証実験です
水が染み出す糸は胸元、肩、肩甲骨の上に縫い込みました。

人工気象室

温度と湿度を自由に設定可能な部屋で実験を行います。

5ccの水を注入すると効果が45分続きます

鈴木さんは汗びっしょりですが
実験者は冷たいなどの感想を述べてました。
サーモで見ると水通ったところは冷えてました

以前は注入した水が生地にしみ出したが、改良の結果
水がどんどん蒸発していく形となり染み出さなくなりました。

しかし体温が下がるかどうかが重要です。
解析の結果温度が低下して行く結果となったようです。

結果

市販の冷感シャツは体温は0.4℃上昇しましたが、新素材は1℃下がりました

上條教授は結果に

「体温が1度下がると言うことは大きい熱中症の時に効果的かなと思います。」

太鼓判が得られました。
今年は100着を限定発売

改良して量産を目指します

気温が32℃以上になる公園で元気に遊ぶ親子がいました。

母親が服に水を注入していました。
親子が来ていたのはハップの服

子どもも冷たいと喜んでいます。

ハップの服が
九州大学研究センターと中間市の健康寿命延ばす研究
医学住宅に採用されたのです

子供から大人まで着ることで健康でいられる服の第一歩です。

それを見つめる鈴木さん
その目は更なる未来を見据えていました

「これから洋服の未来は劇的に変わる
 朝昼晩体調替わる。生まれたときから老いるまで
 健康にアシストするような服を目指している」

まとめ

ヒューモフィットはかなり面白い素材だなぁと思いました。
フィットさせたい素材…
チャイルドシートとかにも良いのでは無いかなと。
赤ちゃん結構落ちそうで怖いのでフィットした方が良いかなと。

ハップの謎の服は…水入れるの面倒そうだなと思いましたが面白そうではありました!



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