がっちりマンデー

「巨大業界のちびっ子企業」【がっちりマンデー感想】(2019/02/03)

がっちりマンデー『巨大業界のちびっ子企業』を見て

早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。
日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。

今週は、巨大業界のちびっ子企業の特集でした。

巨大業界の中にもキラリと光り小さい企業があります。
それを取り上げていました。

ゲストはザキヤマでした。

ちびっ子企業…プロダクション人力舎所属。
オアシズやおぎはやぎなど。
社員スタッフ18名の芸能プロダクションだそうです。

「ヨシモトの中で戦うみたいな事はなくて。
 人力舎としてぶつかる」だそうです。

ヨシモトで勝ち抜けば売れるのとは違う…なるほど。
ちびっ子企業の良さがあるようです。

森永さん曰く。
「大企業の割に小さくて不利だけど独自の技術戦略があれば行ける」

自動車業界57兆円市場:光岡自動車

光岡は有名ですよねぇ…独特なあの車たちが。

トヨタ、ホンダ、日産などのなかキラリと光るちびっ子企業。

光岡自動車(富山県富山市)

光岡会長79歳が率いてます。
日本で一番小さな自動車メーカー

日本で10社存在している自動車メーカーの中で最下位!
売り上げランキング 10位

年間販売台数:550台
(トヨタグループは1000万台)

しかし作れば売れる予約待ちのガッチリ自動車メーカーです。

工場は自動車工場よりは整備工場みたいな。

どっかで見たことあるような車が沢山。

日産のマーチをベースにしてオリジナルを製造

大手メーカーから車を購入して改造し光岡の新しい車に作り直して販売
そんな改造自動車メーカーです。

ばらばらにしてもいいの?
日産に怒られない?

そんな疑問がありますが。
森永さん曰く。
「日産にとっては大口のお客様だから怒らない」

普通に車を買ってる訳だし規模も小さいので問題は無いようです。
微妙に納得しまいた。
規模の小ささの利点がここにもありました

さて日産マーチのボディを付け替え内装変えて…

光岡自動車のビュートに変身しました。
マーチの面影もありません。

お値段も240万円~
(マーチは115万円)

100万円以上高くなりますが年間300台売れるそうです。

光岡ロックスター

マツダのロードスターが種車。
元値255万円ぐらいが、469万円に。

オロチ

エンジンはトヨタ製。
シャーシー、ボディ、内装は光岡オリジナル。

デビルマンオロチは2000万円で販売しました。

クラシックな感じの車が多い?

「私が中学生から20歳ぐらいになる事の青春時代に走ってる感じ
 頭の中にあるので。1930年から50年代が殆ど。」

会長の頭の中にあるデザインがベースになっていました。

光岡が売れる秘密

改造テクニック

大手のメーカーには出来ない凄ワザが光岡カーを生み出してます。

溶接はロボットではなくて手作業。

ちょっとずつ火花を立ててます。

「熱をかけ過ぎるとゆがんだりする
 熱を集中させないように気を使っている」

塗装も手作業

それも専門職人が一人で1台ずつ仕上げてます。

「複数のスタッフで塗装すると塗りが重なり色むらが」

これでもかと手作業でロボットとかはありません。

「大手の量産ではないあり得ない作り方」

あり得ない作り方だからこそカーマニアが欲しがるのです。

意外な車が売れる:光岡の霊柩車

リューギ・センターストレッチリムジン

トヨタカローラフィールダーが種車。

お棺を入れる車体の長さを伸ばすことが重要。
車体の真ん中で切って伸ばしてお棺を納められるようにします。
一から霊柩車作る寄りコスパは良さそうです。

内装は…明るいデザインが光岡の特長。

一番のポイント:クラシカルなデザイン

「10年・15年使っても古くさくならない」

元々クラシックデザインなので長く使用しても古くさくならない。
エンジントヨタ製⇒長く使えます。

500万~900万円だそうですが年間150台売れるそうです。

輸入車の販売事業も含めると年間230億円の売り上げでした。

パソコン業界:マウスコンピューター

パソコン業界は。
HP、アップル、DELL 外資系がしのぎをけずってます。

マウスコンピューター(長野県飯山市)

小松社長がお出迎え。

「おかげさまで毎年対前年比を上回る形。
 おととしから去年は10%を超えている」

パソコン業界の売り上げはジリジリと下がっていますが。
マウスは売り上げを伸ばしていました。

大手とは違うパソコンの作り方

「客からインターネットで注文を貰う。
 注文された内容に沿ってPCを作るのが私どもの製造。」

マウスのパソコンは直営店家電量販店もあるけど。
ネットのオーダーメイド生産(BTO)がメイン。

CPU、メモリなどをお客が指定した物を組み立てて発送します。

注文表に沿って部品をピックアップ。

PC組み立て工場は手作業。

大手には真似できない製造工程です。

各ブース1台1台PCを組み立てるセル生産

従業員1人1人が1台のパソコンを最初から最後まで製造。

オーダーメイドだから在庫も売れ残りもなくて効率が良い。

組み立て達人がいました。
8年目の女性。部品の取付やねじ締めの早さが光ります。

1日20台のパソコンを組み立てるそうです。

「客の希望に合わせ作るのは皆さんやりがいのある仕事だと思う」


バンバン売れてるパソコンはゲーミングパソコン

ゲーム専用に設計されたパソコンです。

eスポーツ専用パソコンとなります。

勝つためには、なめらかで鮮明な画像が大事
パソコン本体に超高性能パーツが組み込まれる
グラボは映像をスムーズに再生させるための部品ですが…
今の最高性能だと普通に10万円こえて15万円ぐらいします
グラボだけで。

普通のPCとゲーミングパソコンを比べると全然なめらかさ違います

ゲーミングPCを作るのは1人1台が好ましい

技術の進歩が早く革新が行われる
作りたての商品を届けるのが適しているからです。

グラボの性能がアップしたらそれを仕入れて組み込む。
良いCPUが出ればそれに入れ替えるとか。
セル生産法がパソコンの進化に対応しやすいのです。

1日600台のパソコンを出荷中で8割がオーダーメイドです。

マウスの他の利点:修理が早い

マウスのすごいところは普通のPCも作っていて。
国内生産だから修理も早いのです。96時間以内とか。

なので大きくしないで受注生産を守っているようです。

住宅設備業界:日本フネン株式会社

LIXILや文化シヤッター、YKKAPなどが有名企業。

この製品だけは譲れない企業がありました。

日本フネン株式会社

徳島県吉野川市にあります。
業界では知らない人はいないガッチリカンパニーです。

2代目社長は久米さん80歳。

分譲マンションの玄関ドアなど。
住宅設備の中でも玄関ドアを作るメーカーです。


どれくらい儲かる?

日本で一番のシェア:国内シェア45%

玄関ドアはリクシルや三和シヤッターより日本フネンが売れてます。

圧倒的なシェアが取れる理由

「ドアの専業メーカーとして、目配り、気配りの出来る作り方をしている」

ドアだけに特化した日本フネン。
ドアの性能への細かい拘りがすごい

ピッキング防止ドア

1センチほどの折り込みがあるから閉めたときに隙間が出来ない
最初の考案したのが日本フネン。

指ハサミ防止ドア

ドアの軸をずらして、隙間を作りドアは閉まるけど指は挟まらないドア
日本フネンのアイデアでした。

ようこそドア

去年4月に発売したドア
高級ホテルから発注があります。

キャリー引いて入るとき、最初はゆっくり閉じ始め途中から早くなる
こうすることでキャリーをぶつけないで入れられる仕組みです。
ドアを繋ぐパーツをリョービと共同開発しました。

ホームドアも作っている

グイグイ来ている変わったドアが…ホームドア
鉄道の駅のホームにあるドアです。
玄関戸だけではなく駅のホームドアを作ってました。

「マンションホテルだけじゃなくて関連してるので。」と社長。

年間5000枚のホームドアを作っています。
これから10年は発注が減ることがないそうです。

マンションドア、年間18万枚で売り上げ134億円。
日本フネンはマンションホテルの玄関ドアでガッチリでした。

ドアに特化が強み

「あれだけを集中して作れるから品質が良い」とザキヤマ。
専業メーカーだからこその技術開発です。

森永さん曰く。
「ホームドアは列車の位置によって全部違う。
 だから細かい対応をしなければならない。
 大量生産の大きい企業が作れない」

森永卓郎のおすすめ企業:マルイチ産商

畜産業界の企業。
長野県マルイチ産商です。
信州白樺若牛というのを作っています。・

ブランド牛が霜降りばかりになってますが。

豪州のアンガスと日本の和牛を掛け合わせた牛を作り。
赤みだけど和牛の風味が混ざった味の牛があるそうです。
それを連れてきて日本で生産してる

…和牛を海外で? あれ? 聞き間違い?

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