がっちりマンデー『六本木ヒルズに入っているのに知らない会社』を見て
早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。
日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。
今週は、六本木ヒルズに入っているのに知らない会社の特集でした。
六本木ヒルズといえば、儲かってる会社イケイケの会社が
集まるイメージ
IT系起業やら、ホリエモンやら…
確かに入っている企業は、google,Apple,ポケモン,メルカリ
フェラーリなどなど
世界的にもビッグ企業がずらり。
そこに入っている知らない会社の特集でした。
ゲストは橋本マナミ
ヒルズ族と付き合ってそうと言われるから…という理由。
「よく言われる。誘われたりするホームパーティーとか。
友人が住んでいたりする」
やはり知り合い入るようです。
森永さん曰く
「家賃公表してないが1ヶ月6000万円」
住めるのはただの友達じゃないのも分かりました。
相当儲からないとは入れません。
カナフレックスコーポレーション株式会社(ヒルズ17階)
メルカリの下、テレビ朝日の上にあるカナフレックス
入ると豪快な絵画美術品がずらり。
そして見るからに社長秘書なセクシーな女性がお出迎え。
いるんだ…あんな秘書。実在するんだ。
超豪華な応接室で待っていると。
金尾社長の登場。
ヒルズ族というよりは高度成長期的な社長でした。
「全然似合ってないと思います」と本人も仰ってました。
IT系の会社?
「IT関係ではない。ITの世界は疎い人間」
「livedoorは建材やさんかい?ドアでも売ってるのかと」
何をやって儲けてる?
「パイプを作っている」
メイン事業は配水管や排気ダクトなどの製造
かなり大がかりな物を作っています。
どれもこれも業界トップシェアで。
年商100億円超えている(非公開)
社長イチオシパイプ
しましまのパイプ
「凄さは現場を見れば分かる」
滋賀県にあるカナフレックスの工場へ行くと。
社長がお出迎えしてくれました。
「工場で働いている。ヒルズにはめったに行かない」
週3日で工場勤務してるそうです。
社長は現場の人間でした。
作業服が似合ってます。
工場の中では、電線を埋め込むパイプバンバン生産中。
そしてしましまのパイプの登場。
頑丈だけど曲がるのが最大の特徴。
画期的な事が可能になります。
「古くなったパイプに入れるから柔らかいところと
固いところが」
古い下水管を交換するのに大活躍
普通だと掘り起こしてから工事するのが基本。
しかしこのしましまパイプ。
古い下水管の中にパイプを通すだけで工事終了。
KanaSlip工法
地面を掘りません。下水管に管を通すだけ。
作業時間は1/5。工事費用も1/3
社長が30年かけて発明しました。
2017/3には、国交省から認可されました。
パイプの作り方
内面のテープを成形。
下水は産業資材が入ってくるので、様々な素材に耐えられ
ないといけません。
強い耐久性が必要
⇒独自開発のプラスチック
さびない、半永久的に大丈夫という代物。
しかし柔らかいので地中の重みに耐えられません。
そこで外側に巻かれている黒い物体が大事です。
熱可塑性樹脂(ねつかそせいじゅし)
熱をかけたら溶けるけど冷やしたら固まる素材です。
しなやかにまがり重みを跳ね返す強さがあります。
1トントラックで乗ってみてもびくともしません。
これらを加工するのは難しく、材料が成形しにくかったの
でそれを開発したのがすごいようです。
日本の下水管は50年前の行動経済成長金作られ老朽化。
今交換時期です。
「老朽化した物が増えてくるから少しでも役に立てるよう
な仕事をやっていきたい」と考えたそうです。
これは日本全土の話で商売相手は多いです。
小池都知事は電線地中化するとか行ってますし。
更には世界中にマーケットが。
大きく儲かりそうです
日本気象株式会社
ヒルズ33階のJ-WAVE、36階のAppleに挟まれた企業。
34階にある日本気象株式会社。
シンプルなオフィスで平尾所長代理がお出迎えです。
どんな会社?
気象データを用いて気象情報を提供
お天気情報を提供する会社です。
150万人の利用者を誇る天気予報アプリ
お天気ナビゲータもあります。
本社は大阪で、事業拡大のために六本木ヒルズに。
なぜ六本木ヒルズ?
「気象ビジネスは災害の時こそ必要な客が多い」
「決め手は六本木ヒルズの安全性」
大震災の時ヒルズは51階のワイングラスも倒れなかった
という伝説があり。
電気の備蓄もあるそうです。
全従業員が寝泊まりして3日間耐えられるそうな。
これは北海道の地震でも身に染みてます。
天気予報は他の会社もやっているが?
得意分野がある
風の観測を行っている
現場へ行ってみることに。
福島県郡山市の山奥の大草原。
それらしき集団を発見。
日本気象がハイエースの周りで作業中でした。
大きな風船と白い箱が主力武器。
気象観測用のゾンデという箱をつけた風船でした。
GPSが入っていて風に流されてどれだけ動いたかで風を観測
風船を放すとかなり早い速度で上昇。
すかさずデータをチェックします。
ゾンデから風の強さ向きをリアルタイムで観測。
1000mで風が弱まる…など。
24時間体制で3時間おきに8回計測。
1ヶ月間観測し続けるそうです。
これで特定箇所の正確な風の予報が出来る
お客さんはどんな人?
「風力発電を建てたりするために風の観測をやっている」
風予報の客は風力発電を建てる人など。
風車は1本2億円。それを建てる前に綿密に調査します。
スゴいマシンも
「実はあちらにもっとすごいのがある」
金網に囲まれたマシンがありました。
ドップラーライダーという機械。
風力観測の最新マシーンでした。
1台5000万円。
東京から遠隔操作で半径3kmの風を図ることが出来ます。
置いておくだけで半径3km圏内の風の強さ風向きを計測。
仕組み
赤外線レーザー光線を空中に発射。
レーザーの一部がチリに当たり跳ね返ります。
チリがレーザーに当たったらどっちの向きにどれくらいの
早さに動いていたかを計測。
跳ね返ったりのずれをもとに風速風向きを計測します
3kmの風を3mごとにはかれます。
観測精度が上がったそうです。
観測費用は、1ヶ月600万円
これだけで5億円アップとのこと。
日本気象の年間売り上げ。
今政府は再生可能エネルギーへの転換をしています。
洋上風力発電所を建てるなどの話もありまして。
ドップラーライダーを使えば海上の風も計測できるので
儲かりそうとのこと。
株式会社ブレイン:レジ
カナフレックスと同じ六本木ヒルズ17階にある会社。
ブレイン(blayn)
六本木ヒルズっぽい雰囲気会社で。
天毛社長もTシャツでお出迎えというまさにヒルズのイメージ
17階の1/10程度の広さながら家賃は月額うん百万円。
何の会社?
レジを作っている
普通のレジよりかなりコンパクトなレジ。
40万円
普通のレジは350万円以上なのにブレインのレジは40万円。
累計販売台数3000台超え。10億円以上の売り上げだそうです
ブレインの激安レジ驚きの機能
六本木の焼き鳥店で導入されている所があるようです。
ブレインのレジは飲食店用
普通飲食店のは注文用の端末とセットが一般的。
しかしブレインレジでは注文を取っているのは、スマホ。
アプリから登録すれば、ハンディに変わるそうです。
専用アプリでスマホが注文用の端末機器に早変わり
ファミレスのような専用端末使わないので導入コストが減。
これは便利だなぁ…
レジも本体もブレインが開発。タブレット使ってます。
だから40万円の低コストを実現可能。
スマホで注文して、厨房でプリントアウト。
レジに一瞬で反映という仕組みです。
スマホならではの便利さ
トマト抜きにという注文があれば営業中でも変えられる
そういう設定を自分ですぐ作れる。
注文メニューを店員がすぐカスタマイズ出来ます。
かなり便利なハイテクレジでした。
「現在レジ業界はかなりの勝負時」と語る社長。
「消費税が8%から10%に変わる。
レジも買い換えないと行けないので桶狭間の戦い。大勝負」
確かにその対応での買い替え需要はありますね。
六本木ヒルズに入った理由
天毛社長の思い入れが。
会社が小さい15年前。
ヒルズの有名企業に買収を持ちかけられたそうで。
「最初は興味があるから説明しに来てくれないかだったが
お会いして5分くらいで、買収の話された。
正直腹が立った」
かなり上から目線で買収の話を持ちかけられたのでした。
そこで「買収されて入るのではなく自分で入る!」と
努力したそうです。
10年後には六本木ヒルズに引っ越せたとのこと。
年商13億円
現在、売り上げデータはクラウドに上げているそうで。
データ自体も活用出来るようになりそうとのこと。
ぱっと見レジに金庫がついて無さそうでしたが。
ドロワーという金庫があるそうで、それと接続して使う
とのこと。
カードなどの対応とか消費税対応は準備万端だそうです。
六本木ヒルズに入っているお薦めの会社:ゴールドマン・サックス証券
今日の森永卓郎のお薦めの会社はゴールドマン・サックス証券
証券会社だが、公的年金やゴルフ場まで取り扱い。
世界的超ビック企業。
入社3年目で年収1000万円とかにもなるそうで。
どういう人が働いているか謎に包まれている模様。
がっちりマンデー!!に取材して欲しいという森永さんの希望
でした。