がっちりマンデー

「意外な億ヒット!」【がっちりマンデー感想】(2018/07/22)

がっちりマンデー『意外な億ヒット』を見て

早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。
日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。

今週は、億売れている物の特集でした。

新企画だそうでして。
様々な会社を取材してきたが、とびきりの儲かりワード

「億」

万でもすごいが、億となると桁が違う。
儲かりの秘密があるはず。
億ってる会社を徹底調査したそうです。
億ヒットで成功している会社がありました。
意外なヒットの奥の奥までを調査していました。

ゲストは千鳥…
名前に「億」「万」も探したそうですがいなくて
「千」を選んだそうです。

森永氏曰く
「億売れるというのは、ニーズが沢山あるという証明でも
あるがもう一つ億作れる大量生産の技術がある」

なので勉強になるようです。

キクロン株式会社(キクロンA)

和歌山県和歌山市のキクロン株式会社。
開発部塩田さんがお出迎え

スポンジの会社です。

貼り合わせタイプ スポンジたわし キクロンA

1個200円です。
累計販売数で7億2500万戸突破
スポンジとたわしを貼り合わせてあるタイプのスポンジです

どうやって誕生したのか?

元々和歌山県の海南市は「ほうき」「亀の子たわし」を
作っていた工場が多い地域でした。
1950年代にたわしの原料のシュロというヤシ科の植物が多く。
たわしの一大産地でした。

1960年代液体洗剤の登場でスポンジが急速に普及。
しかしスポンジは手強い焦げが取れない弱点がありました。

そこで生まれたのがたわしとスポンジ貼り合わせたタイプ

世界で初めて出来たのがキクロンA

スポンジとたわしを一緒にするスタイルは奥様を中心に
大ヒット
1976年累計販売数1億個達成しました。

本社工場にはウレタンがいっぱいありました。

スポンジと研磨粒子入りの不織布を貼り合わせます。
それを貼り合わせるためだけに開発した接着剤がポイント

ナイロンとポリウレタンはつけづらいらしく。
さらに違う形状のでこぼこあるのでひっつかないそう。

そこで特殊な接着剤と接着法でナイロンとポリウレタンを
くっつけたそうです。

がっちりマンデー!!だけに特別公開してくれました。

普段は絶対に撮影出来ない行程を見せてくれます。

専用マシンで満遍なく接着剤を吹き付けます。
24枚まとめてプレス機で接着します。
それを縦にカットしてました。
5枚まとめて横に切って大量のキクロンAが出来ます。

…まぁさして珍しい光景ではありませんでした。

1日5万個月に100万個以上作ります。

しかしいまどきスポンジたわしは5個100円とかの時代。

200円と10倍近く高いのに売れてる理由は?

丈夫で長持ち。

耐久性がポイントでした。
ポリウレタンの原料を独自に配合。
伸縮性の高い丈夫なスポンジを作っています。

5個で100円のスポンジと耐久性を比較します。
同じ力で引っ張ると…

普通は7.2kgでちぎれる
キクロンは14.4kgまで踏ん張りました。

評判は広がり年間売り上げ24億円となりました

キクロンではスポンジたわしだけではなく。
スポンジとたわしの技術を応用したボディタオルも製造。

アワスター 700円

2800万枚売れているそうです。
お風呂で使うナイロンタオルですね

味の素冷凍食品株式会社「冷凍ギョーザ」

東京都中央区味の素冷凍食品。

ここでの億ってる商品は冷凍餃子

1972年発売の冷凍ギョーザは200円/12個入り

年間で1億パック売れています。
ということは金額200億円です。

国内で販売されている全ての冷凍食品でNo1

どうやって1億パックの餃子を作るのか?

群馬県にある味の素食品関東工場へ。

1億パック作るポイント

効率良く早く作る

月に830万パック…日に27万パックの製造が必要です。

具作りの工程から。
鳥と豚の合い挽き肉をミンチ状にカットは機械。

どうしても手作業でやる作業

キャベツを取り出し芯を取る作業。

芯を取り除いて1/8サイズにして機械に放り込みます。
この作業が手作業。
1つ1つサイズが違うのでどうしても手作業になるそうです

おばちゃん
「1日2,3000個ぐらい。かたいときは腕に力が入って
 1日やってると手が痛くなります」

キャベツ嫌いにならない?

「たまに嫌になるときがある」

年間1億パックの生産を可能にした最強の秘密兵器

ギョーザの成形機

非常に早く大量の餃子を包みます。特注マシンです。
カットした皮の上に次々と餃子の具がセット。
まとめて挟み込んでできあがり。
手間と時間がかかるのは皮に耳を作る工程が大変ですが。

鯛焼き機のような金型で餃子を両側から挟みますが。
そのさい出っ張りがひっかけながら折り込みます。
物凄い早さで耳付きができてました。
1分間に150個以上製造します。
それで1日2500万個を作ります。
更に関東工場、中部、四国工場で1億パック生産します。

かなり沢山造るだけじゃありません。
これまでの冷凍餃子を超える画期的な発明も。

「焼くのを失敗するのが多い」という声から。

油も水もいらない餃子を開発して売ってる

2012年発売:油水なしで焼けるギョーザ

フライパンの上に置くだけで美味しい餃子ができます。
餃子の羽も自然と出来ます。

何でそんなこと出来る?

冷凍の状態の餃子のケツの方に羽根の素があります。

油と水と羽が出来る成分がくっついているそうです。
熱したフライパンの上に置くと、羽根の素から丁度良い
水分と脂分が出て羽根つき餃子が出来ます。

自分で料理をしない男性を中心に売り上げ1.5倍となりました

これだけ売れている割に味の素の冷凍餃子を食べた人は
18%しかいないそうです。
食べている人を1%上げるだけで売り上げは5%あがるそうで。
まだ伸び代はあるそうです。

マックス株式会社(ホッチキス)

東京都日本橋にあるマックス株式会社。
MAXというロゴは見たことがある…と思ったら。

ホッチキスの針作ってる会社でした。

1952年発売ホッチキス針1箱90円。

毎日1億本以上製造してます

1億本以上/日製造していました。

1日1億本どうやって作るのか?

群馬県マックス藤岡工場に伺いました。
ホッチキスの針の素は太い針金です。
それを0.5mmの太さに引き延ばします。

大量の針を作るポイント。

無数の針金が滑車で束ねられて集められます。
特殊な接着剤で100本以上の針金を板状に貼り付けます。

それを丸めてホッチキスの素400kgを作ります。

そこから、折り曲げて切断しますが撮影NG

「カットは見せられない。一番うちの肝になる部分」

企業秘密でした。
板状のまま切ったり折ったりしているそうです。

そして1日1億本の針を生産をしています。


20年以上前から1億本/日を生産してるが針って進化してるの?

「針はJISの規格で定めらているので寸法や形状は変えられない」

どのメーカーでも同様で使える為にJISの規格でサイズや
規格が決まってます。

マックスの儲かり戦略

ホッチキスの本体を変えることで針を沢山使って貰う。

1987年に登場したホッチキス。
曲げ台の溝に沿ってまがり紙を綴じ込むと言う物。
ホッチキスの裏側は溝の形に添って丸まっていました。

そこで生まれたのが
フラットクリンチ機能搭載したホッチキス。

紙を閉じるんですが、2段階で下がるようになりました。
ホッチキスの張りを裏側で平らにします。
閉じる作業が2段階です。

針を貫通させて、根元をまっすぐ折り曲げる

張りの裏側が平らになると書類の厚さが25%ダウンします。
それで馬鹿売れしました。

マックスのホッチキスは47種類もあります。
本体とホッチキス針で年間売り上げ50億円です。

針の売り上げ劇的に伸ばした立役者が他にも

コピー機の中に入っているホッチキス

コピー機の中のホッチキス機能。
自動でホッチキス留めしますが。
コピー機内部のホッチキス本体と針も製造しています。
これが93億円

ホッチキスと張りでガッチリでした。

ペーパーレス化が進む中でホッチキスの需要も減ると思われ
ますがまだ使われているところでは使われていて。

クリーニングタグ、学校で資料配るとき…など。
オフィス需要はまだまだあるようです。

ホッチキスって何語?

海外の人の名前。
発明者ベンジャミン・ホッチキス

…なるほど。

森永卓郎の次に来る「億ってるもの」キャノンのEFレンズ

キャノンのEFレンズという交換レンズ。

スマホの普及でデジカメの売り上げは落ちてるが、
デジタル一眼は底を打って伸びてきてるそうです。
すでのこのレンズはシリーズ累計生産本1億3000本だそうです。

子供の写真を撮るときに使われたりしているようです。
スマホじゃ味気ないらしいです。


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