がっちりマンデー『儲かるお役所シリーズ・農林水産省』を見て
早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。
日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。
今週は、農林水産省の特集でした。
日本の大地に儲かる種を植えるお役所である農林水産省の
今が分かります。
儲かるお役所シリーズは第五弾との事。
ゲストはウド鈴木でした。
父が山形県庄内地方で米農家やってるそうです。
「おやじの米」などを生産してるとのこと。
いてもいなくても良いゲストでしたが…
森永さんによると。
「霞ヶ関の中で一番良い人。地に足をついた仕事をしている
人間は食べて生きているから一番大切な仕事をしている」
確かに。
外務省の向かいにある農林水産省。
普段見ることの出来ない農林水産省の内部をうろうろ
お目付役は、広報担当の方でした。
儲け話は出て来ますか?
農林水産業は転換期を迎えているので、是非見て頂きたい
許可をもらい内部へ潜入。
しかし職員の皆さんピリピリムードでした。
第196回通常国会の会期中
国会が開かれている間は資料の準備で忙しいのでした。
誰かの変な質問にも答えないと行けないですからね。
独特の緊張感が漂う廊下を進みます。
穀物課
中へ進みますが、穀物感はありまsねん。
穀物課稲生産班の課長補佐
稲生産班のお仕事
どのように稲を生産するか、どのように農家の所得を
上げていくかを考えている。
・効率良い米の作り方
・品質の良い銘柄の開発を研究機関に依頼する
・日本の米農家が儲かるための仕組みを考える
今は、コシヒカリより多く作れるという品種である
「あきだわら」を広めているそうです。
米のトピック
輸出が伸びていること、米の輸出量が2017年は11,831t
4年で3倍以上になりました。
理由は海外の日本食レストランが増えたから。
豆類班のお仕事
隣で仕事しているのが豆の担当の豆類班課長補佐
お仕事は、豆の国内生産振興、流通の改善消費の拡大。
大豆、小豆、落花生、エンドウ豆、空豆など守備範囲が広い
デスクの中には豆がいっぱい入ってました。
注目の豆は?
カレーで人気レンズ豆
レンズ豆はレンズの形に似てるからレンズ豆です。
ただ、レンズは、レンズ豆からレンズと名付けたそうで。
レンズ豆が最初だったそうです。
穀物課には、長男:米、次男:麦、三男:豆と三兄弟…
優越があるようです。米が花形!
豆は色々な種類があるから専門家が多く必要で大変な仕事
だけど米が花形だそうです。
生産流通消費統計課
シーンとしたオフィスの奥に、吉村課長補佐
米の収穫量に関する統計調査をする部署
お米の統計とは?
米の作況指数
アレを作っている部署でした。
調査方法
全国1万箇所の水田の稲穂についている籾殻の数を手作業で
確認する作業を行い、その集計を行います。
作況指数のデータは超機密情報
調査の時期になると個室に籠もり審査集計する。
数字が事前に漏れることのないよう気をつけてます。
作況指数のデータが先物取引に利用されてしまう危険がある
インサイダー取引に繋がるんですね。なるほど…
儲けようと思えば儲けれるのか。
ちなみに統計課の机は整理がされている雰囲気でした。
ピシッとしてます。
全員?
汚そうなのは沼田さん…と失礼な紹介をする課長補佐
…綺麗でした。
大臣室は×
赤絨毯がある階へ…大臣室があり守衛がいます。
斉藤農林水産大臣のお部屋です…がアポがないと行けません
園芸作物課
野菜調整官 前田さんのお仕事
台風、長雨など発生した時、気候による全国各地の
野菜の生育状況を把握し価格を予測する仕事とのこと。
そんな仕事もあるんだなぁ…
農林水産省は新品種の開発も大事なお仕事です。
農研機構(茨城県つくば市)
りんご:ふじ
梨:幸水、豊水
ぶどう:シャインマスカット
※種なしで皮ごと食べられる品種
そんな売れ筋果物を作ってきたそうです。
自然環境を想定した施設がいくつもあります。
ぽろたん
ある果物を開発した方西尾主任研究員
栗の新しい品種を作るための受粉作業中でした。
西尾さんは、栗の研究者です。
農研機構では、これまでの常識を覆す栗を11年前に作成
それがぽろたん
特徴:簡単に渋皮が剥がれる品種
普通栗の皮をむくとき渋皮へばりついちゃいます。
ポロ炭は渋皮がつかずに綺麗に実がとれます。
ぽろたんの名前の由来
ぽろっと渋皮が取れる、たんは「丹沢」という品種
丹沢と 550-40という品種の掛け合わせから誕生しました
ぽろっと渋皮が取れれば工場での作業で減るのでメーカーは
大助かり
ということで今後広がる可能性があります。
ヒット商品を開発した場合、ボーナスある?
お小遣い程度の金が分配される…
お小遣い
…悲しいですね。
品種改良は農家にやれは無理な話です。
農家は基本零細ですからねぇ。
そこで農林水産省がまとめて研究したりして貰ったりです。
競馬監督課
地方競馬や中央競馬を監督してたり。
そんな部署もあります。
林野庁
コンクリのグレーの壁から木目調の壁になるのが林野庁。
木を扱うお役所なので建物に木材がふんだんに使われてます
オフィスも木だらけ。
棚も木…デスクも、木材利用課長なんてバッグも木でした。
職員の皆さん木を愛してました。
ある意味変態です。
そこに林野庁の偉い人が丁度出先から戻ってきたという
情報をゲット!
慌てて向かいます。
林野庁長官 沖氏
湯飲みも木
飾りも木
長官のチェアマットも木
…林野庁長官はアポなしOKなのかな?
通常国会の会期中で法律が通って戻ってきたところでした。
森林経営管理法案
参院本会議を通過して成立した日でした。
森林の所有者が自分で管理出来ない森林の運営を民間企業に
依託できる法律だそうです。
今まで出来なかったのか…へぇ。
新たな仕事が生まれるかな?
林野庁特用林産対策室
小島室長が案内してくれます。
特用林産物
森林や原野で取れる木材以外の産物の部署でした。
きのこ、たけのこ、わさび、炭など。
きのこ係長
きのこの生産の振興と、消費拡大に向けた取り組み。
髪型まできのこカットでした。
本当かは知りませんが4月から着任してきのこカットにした
そうです。
薪炭工芸特産係長
薪や炭を扱うそうですが…髪型は残念ながら普通でした
食料産業局 企画課
農林水産物食品の売り先の拡大を行う部署。
主に日本の食品を海外に宣伝する仕事。
日本の食品輸出EXPO
日本最大の食品輸出のための展示会も行いました。
こくさん
国際食品に応援キャラクターが急遽スタンバイして登場。
アピールしていました。
農林水産省は15時になるとラジオ体操が流れるそうで。
廊下に出て体操しているようです。
リフレッシュ
気分転換をしてからまた仕事
飛ばないテントウムシ
広島県福山市
西日本農業研究センター
穀物や野菜の品種改良をしている場所です。
そこですごい開発をした人がいました。
やっているのはテントウムシの研究です。
農業とテントウムシ関係無いような?
飛ばないテントウムシ
正確には飛ぼうとするけど飛べないテントウムシです。
野生のテントウムシは羽を広げて飛んでいきます。
世古さんのテントウムシは飛べないのです。
飛ばない性質が農業に於いて役に立つ
野菜、果樹、花にはアブラムシという害虫がつく。
テントウムシはアブラムシをよく食べてくれる!
品種改良で飛ばないテントウムシを育成して検証してました。
害虫アブラムシを食べてくれる
野生のテントウムシは飛んでいくので害虫駆除を任せるの
が難しいですが、飛ばない虫を作ればずっといてくれて
その結果アブラムシを減らせるだろうと考えたそうです。
ピーマンの葉っぱで比較するとかなりの効果が!
野菜がよく育つ用になりました。
テントウムシは1日100匹ぐらい食べてくれるそうです。
飛ばないテントウムシ開発は17年前。
野生のナミテントウを捕まえ1匹1匹の飛行能力を測ります。
飛ばない種類を選んで交配をひたすら繰り返し13年。
飛ばないテントウムシの商品化に成功しました。
天敵製剤 ナミテントウ剤
1匹80円で幼虫販売しています。
それをパラパラと葉っぱに巻くと4ヶ月食べてくれるとのこと
化学農薬の散布は重労働。
それに変わる技術を導入して生産者に楽になって貰いたい
という想いがあるようです。
1匹80円という値段もあって結構使うのは難しいようで。
ここ一番というところで購入して使うのが主とのこと。
化学農薬と併用するみたいです。
ピーマン、茄子、いちごの栽培で発生するアブラムシ。
そういう所で働いているようです。