がっちりマンデー『儲かるお天気ビジネス』を見て
早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。
日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。
今週は、天気ビジネスの特集でした。
豪雨、猛暑、雹が降ってきたりと大変な昨今。
手をこまねいているわけじゃ無くて、困った天気に対処すべく色々なビジネスが生まれていました。
今日のゲストは「石原良純」でした。そりゃそうですね。天気ですし。
気象庁も精度上がっているが、難しい?
ゲリラ豪雨とかは難しい
ただ、その難しさにビジネスチャンスがあると。
南北に列島が長く四季があり異常気象…見えなくなればなるほど予測が欲しい。
文化シヤッター:止水事業
東京都文京区文化シヤッター。
シャッターの会社です。
ビルやガレージなどのシャッターを作っていて、シャッター業界2位の大手メーカー。
シャッターがお天気ビジネスとは?
止水事業
ゲリラ豪雨が頻発しているので伴いまして浸水被害が起きています。シャッターやドアで止められないかと。
増加しているゲリラ豪雨で大変なのは、浸水被害です。
屋内が水浸しで大ダメージとなります。
それを防ぐための設備を作っています。
栃木県小山市の文化シヤッターの研究施設へむかいます。
そこで魅せてくれたのが止めピタ
ペラペラの止水シートです。
これ見たことあるなぁと思ったら…
数年前に取り上げられていました。
ペラペラの止水シート。ペラペラに重要があるようです。
ゲリラ豪雨は10分20分にすさまじい雨が降ります。5分かからずスピードを持って設置できるのが重要です。
土嚢がメインだったが、1個10kgで短い期間で運ぶのは大変。
設置に時間がかかり、雨水が入ります。
あらかじめドアの縁にフックを取り付けておき、ビニールの端を引っかけて吸盤をくっつけて重しを載せたら終わり。
多少弛んでいても大丈夫です。
設置した自動ドアで実験していましたが、止水シートの外側に水がどんどん入ってきても、自動ドアの内側には水が入ってこない状態です。
外すと水が入ってきます。
どうして止めピタは薄いシートで防げるか?
シートに水圧がかかりピタッと張り付いて水を止めている
水が入ってこない秘密は水圧でした。
ドアの横の隙間は、樹脂のような物がくっついて止めます。
水が入ると圧力でシートも張り付きます。
2段構えで水の浸入を防ぎます。これは問い合わせ殺到中だそうです。
さらに画期的な止水マシーンが
マンションに設置されているただの床に見えるが…
水が来ると床が動いて起き上がっていって浸水をシャットアウトします。
これは知らない商品でした。
床の下に水より軽い浮きが付いていて浮力で浮き上がります。
止水パネルが水より軽いので浮力で浮き上がり、水位が増すとその勢いに押されて立ちあがります。
マンションの駐車場など人が常駐していない場所で活用されるようです。
止水事業は2012年1億5000万だったのが、6億2500万円になりました。
勿論、地面がでこぼこな石ころのガレージでも大丈夫です。重りにクッション材が付いてるので大丈夫です。
エコモット株式会社:風速予測
北海道札幌市にあるエコモット。
聴いたことあるような気がします。
ここは風速を予測しています。
天気予報で普通にやっている風速予測ではざっくりしていて20km四方となります。
エコモットはピンポイントで「ここ」という感じで予測します。
いったいどうやっている?
とあるビルの屋上に行くとサインロイド2という風速予測マシーンがありました。
設置されている地点の風速を予測します。
6時間先まで10分単位で予測するそうです。
ちなみに1時間後1.5mとなっていたので1時間後見て見ると、1.5m当たりを行ったり来たり。
風ですから若干の誤差はありますが、予測した付近の風速となっていました。
どんな場所にニーズがあるのか?
建設現場
サインロイドを2を使った感想は?
本当に見てる。1時間後に風が強くなるみたいだよとなれば危ないクレーン作業を終わらせようかとか、作業工程が現場の中で変わる。
建設現場最大の敵は「風」
クレーンなどの重機は風速10mであれば作業中止となります。
風速が事前に分かると、「風が強くなるなら先にクレーンを終える」「弱くなるならクレーンは後回し」とか現場効率がアップします。
現場では風速9m超えると警報が鳴り響きます。
1時間後4.5m/sとなっていて、1時間後見ると誤差はあるけど予測通り1時間で半減していました。
今年の1月に発売で、建設現場からの問い合わせがかなり来ているそうです。
どうしてピンポイント予測ができる?
気象予測会社と連携している。
ライフビジネスウェザーと提携していました。
気象庁の20km四方の天気予報を分析して、1km四方の細かい天気予報をしていました。
そして風速も1km四方で予測しています。
しかし風は1kmよりも細かい範囲でビル風、地形の影響を受けます。
エコモットでは、サインロイドが計測した風速データと、ライフビジネスウェザーの予報データを組み合わせAIで分析し、ピンポイント予報をしていました。
高さもピンポイントで出せます。地上と上空の風が違うのは当然ですから。
作業場所の方が必要としていてニーズもピンポイントでした。
それにしても加藤さんも言ってましたが天気予報はAI予報士でいいのでは…
音羽電気工業:雷対策のスペシャリスト
知らぬ間にお世話になっている会社が兵庫県尼崎市にある音羽電気工業
雷対策のスペシャリストです。
あまり雷は頻繁に起きているイメージは無いが、年間100万回落ちているそうです。
雷が落ちると電気機器が壊れて、その被害額は年間2000億円。
ビジネス面でも大ダメージです。
その対策の国内唯一のメーカーが音羽電気です。
作っているのは避雷器
避雷針は分かるが、避雷器とは?
避雷針は、雷を落とすように促して、地面に電気の電気を逃がして建物を保護している。
しかし雷エネルギーは大きいので、悪影響を及ぼします。
避雷針で安心と思いがちだが、認識不足。
地面に逃がしてもそのパワーが強大すぎて地面から電線に入り込み、数キロ先まで被害が及ぶことも。
そのため分電盤の中に、避雷器が組み込まれるようになりました。
電気配線の中にくみこまれ、その電流をセーブして他の機械を守ります。
2004年くらいからPCが企業に増えて、大事なデータを保護する為に避雷器が導入されているそうです。
10年前からボーナスは上がりました?
ボーナスは上がってない
可哀想に。そんなもんですけどね。
ただ避雷器はあちこちで使われています。
東京のオフィスビルは殆ど。
電車、新幹線、電柱、信号機、産業用ロボット、スカイツリーなど。
避雷器のトップメーカーです。
更に自社には雷テクノロジセンターがあり、雷電流発生装置があります。
自然の雷を99%再現できる機械を作ったのです。
家庭用コンセント15Aですが、雷発生装置は22万Aまで出せます。
色々なタイプの雷が落とせます。
それにより耐雷試験が出来ます。
最近頻繁に試験を行っているのは旅客機の機体です。
旅客機には雷が落ちるので、雷に耐えられないと事故になります。
国産ジェットのMRJも耐久テストをしています。
雷レーダーも作っている
20km範囲、5km範囲内に雷が接近したことをお知らせする機械です。
地方に集まった電気を測定して雷危険度を予測します。
雷は上空にマイナスの電気が貯まります。
地上にもそれに釣られてプラスの電気が集まるそうでしてそれをレーダーで検知するそうです。
これが大活躍するのが学校です。
使ってみてどうだった?
雷はいるかいないか見えない。
ならなくなったから行ってしまったかと思うと、ドカーンとくる
雷がいると知らせてくれる!
先生方も信頼しているので雷レーダーのいうことを聞く
と、先生も太鼓判でした。
敷地の広い学校では雷レーダーが重宝されているそうです。
避雷器は戸建て用もあります。1個数千円だけど、工事費が膨大。
なのでテーブルタップタイプもあります。
私はこれ使ってます。
森永卓郎の今後儲かりそうな天気ビジネス:男性用日傘
最近は色白の時代…だそうで。
日傘をさす男性がモテるなんて日が来る!なんて言ってましたが…
そんな時代来るんでしょうか