がっちりマンデー『地味チェンジ』を見て
早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。
日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。
今週は地味チェンジ第2弾となりました。
がっちりマンデー!!も地味チェンジしてるそうです。
花も季節の物になっていたり等々…視聴者には伝わっていないけど。
的場浩司さんがゲストでした。
地味チェンジというよりはガラッとチェンジしてました
不良キャラ⇒スイーツ好きキャラ
とあるインタビューで聴かれたことからスタートしたそうです。
それはさておき、地味チェンジを行っている有名な企業が続々出て来ました。
ビッグエコー:ビジネス向けにチェンジ
ビッグエコーといえば、カラオケの店ですが。
カラオケボックス業界No1となっていて、全国に500店舗以上あります。
王者ビッグエコーの地味チェンジ
この部屋は会議室として使って頂けるように設備を整えた
カラオケルームを会議室にも使えるように地味チェンジしました。
・無料Wi-Fi
・インターネット環境
・卓上用ホワイトボード
・パソコンとモニタを繋ぐ、HDMIケーブルの貸し出し
これらを準備していました。
料金
ビジネスプランの料金は1時間600円(1人当たり)ワンドリンク付きです。
どうして利用したの?
会議室として利用していた、NTTコミュニケーションの営業さん。
大阪のスタッフとテレビ会議していました。
「営業なので今日は出先の客先にいた。会社に戻るよりビッグエコーに来た方が早い」
「喫茶店だと打ち合わせはやりづらいが、個室なので資料なども広げられセキュリティでも安全」
と、外回りの人がちょっと空いた時間に待ち合わせて利用するには、個室でテーブルと椅子があるのでぴったりでした。
更にビッグエコーは、ビジネス街の駅前の立地にも多く存在しています。
ビジネスマンが多いです、。
あとは一等地なので家賃もそれなりにかかっているし平日のルームの稼働率を上げたいという悩みもありました。
「外を見渡せばビジネスマンが多い。ビジネスサービスを始めたら利用して貰える」
そういう考えがあったようです。
ビジネス街に多いので、昼の時間帯は暇になりがち。
なので、「仕事をして貰おう」と言う逆転の発想で生まれたようです。
料金も全国一律に
カラオケ利用料金は店舗ごとに異なるビッグエコーですが、会議室利用は一律料金としました。
ビジネスマン向けの料金設定です。
同じ会議室なのに、値段にばらつきがあると領収書を経費にしづらいからと言う理由でした。
今年の4月から首都27店舗で実施。
平日の昼間の売り上げがビジネスプランで5%上がった店もあるそうです。
これから全国526店舗のビッグエコーに広まっていく予定です。
的場浩司さんも、演技の練習にとかカラオケ外利用をしていたりするそうでして。
そういう芸能人の方も多いそうです。
森永さんは。
平日の日中は激安料金にしているが、それだと儲からないが、ビジネス利用できると知れ渡ると利用が増える
まだ始めてばかりで定着していないが定着すれば大きいと語っていました。
スタジオアリス:大人向けにチェンジ
お子さんの写真館として有名なスタジオアリス。
入学式、七五三など100万組以上のお子さんを撮る写真のエキスパート。
子供中心に写真撮影をしていたが、大人の写真撮影にも力を入れている
スタジアリスならではのある悩みがきっかけでした。
7歳の七五三を最期に卒業する人が多かった
利用客が0歳のお宮参りから7歳の七五三までが殆どでした。
少子化の時代。このままじゃマズイ!
長い間アリスを使って欲しいと言うことで大人の利用にも力を入れ出しました。
子供の撮影ブースをに加えて、天井は高く広々とした大人向けのスタジオを使った
HALULUというそうです。
撮影用の衣装も大人サイズの着物やドレスを用意。
結婚やマタニティの記念に大人のカップルに足を運んで貰います。
「こういうアルバムに残ってると見せたり出来るのでありがたい」
と好評。
スマホで気軽に写真が撮れるが、だからこそ人生の節目にはプロに綺麗に写真を撮って欲しいという人に人気です。
銀婚式という夫婦は
「子供か家族かでの写真撮影ばかりだったので結婚式以来25年ぶりに夫婦で写真を」
なるほどなぁと。
撮影方法も地味チェンジ
やたらとポーズの角度に拘るように
子供の場合は自然な表情が重要なので、カメラマンはガンガン動いて一瞬の笑顔を引き出します。
何とか子供の注意を引くわけです。
大人の場合は指先から顔の角度に拘り、その方の綺麗に見えるポイントを引き出すように細かく言っているそうです。
子供:自然体で一瞬の笑顔を撮影
大人:一番美しく見える角度をじっくり何度も撮影
指先一つも細かく指示して最も美しい姿を撮影していました。
着物レンタル28000円
基本料金(写真1枚)5000円 70カット撮影しているご夫婦
1枚5000円から追加購入出来るそうです。
値段設定が高過ぎです。写真1枚5000円とか…
それなのに。
本日使った金額は?「7万1000円」
気に入った写真を5枚追加とかしてました。
それだけあれば指輪とか変えそうですが。
「普通に考えたら高いけど、記念になるので」
「かなり満足です」ということでした。
地味チェンジの3年前から大人の来客数8%アップしたそうで、スタジオアリス全体で2016年で380億円の売り上げがありました。
今子供の頃にアリスで撮ってきた世代が親になっています。
これを世代間をループさせるのがビジネスとして大切
ベネッセもしまじろう⇒進研ゼミ⇒大人学習としてまたしまじろうに戻ると言う感じ。
世代を超えると永遠となる!
と、森永さんが語っていました。
なか卯:シニア層向けに
江東区にある、なか卯亀戸店
和風牛丼、親子丼、はいからうどんなどがある牛丼系ファストフード店。
どんぶりの載せる具材を地味にチェンジ
それはどこの店でもやってると思いますが…というチェンジが来ました。
そこに運ばれてきたのが海の幸をたっぷり海鮮ちらし丼 790円。
飲食店にはよくある新メニューの追加です。
ただこれを2年前に作成したのには理由があるそうです。
なか卯の客層は、サラリーマン、OLが7割でした。
「女性やシニア層に、もっとなか卯を利用して頂きたくて、海鮮丼を開発した」
牛丼屋は若者が多いイメージです。なか卯が狙ったのは、シニア層。
「年寄りは肉より魚が好き。鮨屋で海鮮丼は1000円以上する」
と、来ていたお年寄り。
専門店は1000円以上だが、790円なので、シニアの客が来ます。
「2年前から導入しているんですが、右肩上がりの売り上げ」との事。
シニア効果で累計販売数は760万食。
シニア客のための地味チェンジでした。
券売機も地味に変える
商品を買うためには3回押さないとたどり着けませんでした。
それを2回で商品を買えるようにした。
使いこなして食べたいメニューにたどり着くのは難易度が高いです。
私でもたまに「あれ?」と思いますから。
操作に不慣れなシニア層なら尚更です。
「お金を入れて、店内を押して、ジャンルの中からどんぶりカレーを選び、最期に親子丼を選んでようやく食券が出てくる」
とにかく作業が多いです。
「ボタンを押す回数が多い」
「お金はいつ入れるの」
とシニアが困っていました。
そこで改善
・お金を入れるタイミングは押す前でも押した後でもOK
・人気の高いメニューは一つ目の画面から選べる
ボタン押す回数を減らしました。
出店場所も、ビジネス街だけでは無く、郊外の住宅街にも出店。
地味チェンジの結果は、シニア層の割合5%が15%に
ガッチリでした。
どの業態もシニア層が重要と考え、これから高齢化社会を迎えそこを取り込める企業は伸びると躍起。
なか卯が低価格海鮮丼を提供できるのは、ゼンショーグループだから。
系列の中には「はま寿司」があります。そのルートで安く仕入れられるそうです。
森永卓郎が選ぶ地味チェンジ:セブンイレブン
店舗レイアウトの大改革をしているそうです。
棚の高さを150cmから135cmに
お年寄りは高いところは苦手。近い方が取りやすい。
ということで、シニア層をコンビニに取り込もうと動いていました。
そう考えると近所のコンビニもシニア層が結構頻繁に来てるんですよ。
良く昔町にあった小さな商店。あれと同じ感覚になってきたんだろうなぁと思いました。