がっちりマンデー『僕たち1000億円企業になりました』を見て
早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。
日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。
今週は、1000億円企業になった企業の特集でした。
日本の会社4,000,000社の内、売り上げ1000億円を超えているのは900社
0.02%となり偏差値85だそうです。
東大医学部の偏差値が79だそうで、東大医学部に入るより難しいとのこと。
最近売り上げ1000億円を超えた会社の超ホットの儲かり戦略について取り上げていました。
ゲストは厚切りジェイソンでした。
芸人かつ企業人で、取締役を務めるテラスカイという会社の年間売り上げは35億だそうです。
森永卓郎曰く
「独自製品だけではだめで、質と量を兼ね備えた企業だけが超えられる」とのことでした。
くら寿司
大阪府貝塚市に新社屋が出来たくら寿司。
回転寿司で1000億円達成しました。
1977年創業で回転寿司業界のパイオニアとして右肩上がりに成長。
1999年に100億円
2008年に564億円
2015年に1000億円突破しました。
創業から40年足らずで1000億円企業の仲間入りをしました。
達成のポイント:サイドメニュー
サイドメニューへの取り組みが、1000億円達成のポイントでした。
それまで回転寿司のサイドメニューは唐揚げ、フライドポテトぐらいだったが、くら寿司が発表したのが、ラーメン。
本格的な味で370円の安さが受けて累計300万食以上。
更に天丼、うな丼、シャリカレー、牛丼などなどヒット商品が出ています。
どうやってサイドメニューを生み出しているのか?
どうやってサイドメニューを生み出しているのか?
ラーメンの産みの親、商品開発の松島さん
年会どれくらい試作品を?
3000種類ぐらい。そのうち商品になるのは50品ぐらい。
とにかく沢山作ります。
そして毎週試食会を開き、検討が行われます。
試作品:カレーにゅうめん
「もう柔らかくなってる」「伸びてるね」「ボツ」「ダブル×」
なかなか厳しいです。
サイドメニューのポイント:短時間で味や質が落ちるのはだめ
土星
ハンバーグの周りにオニオンリングが巻き付いている謎の商品。
ハンバーグの中にはシャリとチーズが入っています。
見た目のインパクトがすごいです。
「味も本気で作っていて美味しい」
他のメニューや食材を組み合わせて作るそうです。
これについては判断が出ていませんでした。見た目で食べたいとは思いませんがインスタ栄えはするかもしれません。
いやTwitter栄えか…
「当たり前ですけど味は重要ですが、店舗でのオペレーションも重要」
ここで出来た物が作れるか。盛り付けの手順とかも考え、アルバイトでも作れるレシピ
これが重要です。
できるだけ店で作り、できたてを届けたいということで、ラーメンも出汁を取るところから行うそうです。
天丼の天ぷらも注文を受けてから揚げるとか確りしています。
なので作りやすいレシピも大事です。
達成のポイント:徹底した品質管理
鮮度君:新型の寿司キャップ
2011年に蓋付きの皿である鮮度君が登場しました。
ICチップが入っています。
どの商品がいつ作られて、売れているのか売れてないのか、どれくらいの数が流れているのかICチップでわかるそうです。
以前は皿の裏にQRコードをつけて品質管理していたが、何分回っている時間の管理だけだった。
蓋にICチップ付けたので、開けたのが瞬時にわかり次に作る物把握できます。
そして廃棄ロス、作業時間を減らす事が出来ました
クスリのアオキ:ドラッグストア
石川県白山市に本社がある北陸中心に386店舗を展開するドラッグストアです。
クスリのアオキは1985年創業しました。
1999年に129億円
2010年に540億円
2014年に1144億円を突破。
現在は1880億円を超え2000億円が見えているそうです。
この3年で700億円以上売上高上昇しています。
北陸だけでどうやって売り上げている?
店舗を見ればわかると売り場が500坪ある大型タイプの店舗へ。
売り場面積平均300坪だそうです。
駐車場も完備しています。
化粧品売り場も広く、クスリコーナー、日用品、歯ブラシだけで膨大な種類。
調剤コーナーもあります。
ただこれだと普通のドラッグストアがデカイだけです。
売り場を広くして1000億円突破?
と、次に連れて行かれたのが、生鮮野菜コーナー。
ドラッグストアに野菜コーナーがあります。
更に、鮮魚コーナー、精肉コーナーもあります。
お惣菜コーナーでは、弁当もありますし、冷凍食品コーナーも。
まるでスーパーマーケットでした。
最大の特徴ドラッグストアの中に、スーパーを入れた
これが北陸に住む客にありがたかったそうです。
「食べ物から化粧品からクスリから一件で済ませられるから良い」
北陸はショッピングモールが少なかったそうでして、雪が多い地域なので、1箇所で買い物を済ませたいそうです。
そのニーズを読んだクスリのアオキ。
2012年野菜発売、2014年肉や魚を取り扱うようになりこんなに広くなったそうです。
現在26店舗になったドラッグ+スーパー。
あるようで無かった組み合わせまだまだ伸びそうです。
元々ドラッグストアで食べ物とかを売る理由としては。
「激安の食品やドリンクでお客を集めクスリや化粧品を買って貰う」
というドラッグストアの戦略があります。
たまに食べ物とかがやたら安いのはそういう理由だったのか…。
北陸では地元の特徴から一箇所で買い物をしたいと拡大したそうです。
厚切りジェイソンのポイント
常に新しい物でスピードが大事という話から。
「シリコンバレーの企業も同じ。機能をバンバンいれる」
「失敗を恐れずに挑戦すること駄目なら辞めて良い物だけを残す」
これが重要だと語っていました。流石プロのビジネスマンです。
ISHIDA:ハカリ
滋賀県栗東市にあるハカリを作ってる会社です。
イシダは1893年創業で日本初のハカリメーカーです。
リーマンショックを跳ね返してV字回復し2015年に1043億円を達成しました。
有名な機械はCCWシリーズ
ピーマンの袋詰めマシンでした。
どの袋も同じ重さにぴったり揃えるという機械。
いくつかの入れ物の中にピーマンを入れてどれとどれを組み合わせれば150gになるかを考えて袋詰めするもの。
CCWの売れ行きは?
世界中で累計4万台。1000万円の機械が40000台なので…という状態。
達成のポイント:新製品の開発力
CCWも進化形が開発されていました。
IMAS-G
随分とコンパクトな機械でした。
2015年に開発したそうです。
サンプルトマトを使い合計が240gになる計量を行います。
トマトを持ち上げトレーに振り分けると4つのトマトが出てきます。
重さがぴったり240g。
何がどうすごいか?
商品を掴んで移動しながら計量する世界初の技術
アームに取り付けられたハカリが瞬時に商品の重さを認識する。
それも動かしながら測れるというのが大きいようです。
開発したのはアームでは無くアームに取り付けられる小さなハカリでした。
お値段は?
70万円
「どの機械にも着けられるので装置を買い換えなくても取り付けることが出来る」
ロボットアームの先端に付けるだけと言うことで国内外で注文殺到しているそうです。
重さを量るだけじゃ無く意外なあれも見つける事ができます。
アニサキスを検出する装置:i-Spector
水産業界の救世主とも言われる機械で2015年に開発されました。
今話題のアニサキスを検出する装置です。
生魚に付く寄生虫アニサキス。
試しに鯖の切り身で実験してみます。見た目にはいそうに無い鯖の切り身…
鯖を機械に入れると、アニサキスが浮かび上がりました。
特殊な光を当てて、アニサキスだけを浮かび上がらせるというものです。
京都大学との研究でアニサキスだけが反応する光の波長を見つけたそうです。
機械の値段は20万円
人気居酒屋チェーン磯丸水産の全店舗に採用されているそうです。
全国の飲食店やスーパーを中心に1000台以上を販売したそうです。
元々X線で異物を発見する装置を作っていたそうでして、それをいかして問題となった物が出て来たらいち早く対応することができるそうです。
いや、アニサキスの発見装置は素晴らしいですね。
あの鯖は美味しく頂かなかったのだろうか…。
こうやって。
企業努力で攻めに転じている。大きな市場で勝負すること
これが重要とのことです。
「攻めてもマニアックだと1000億にはならない」
森永卓郎お薦めの1000億円企業:亀田製菓
昨年度の売り上げ982億円。
右肩上がり出来ているので今年達成ぐらいかという企業です。
ハッピーターンが大きいとのことですが…それだけじゃ無いでしょう。
あの粉は誰も真似できないそうです。
ハロウィン商戦の商品には、ターン王子がプリントされているハッピーターンが!
これは売れる!と言っていましたが…うーん?