がっちりマンデー『儲かる予想ビジネス』を見て
早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。
日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。
ズバリ予想してピタッと的中「驚きの予想ビジネス」と題して、ゲストに食べ物が出ないのに石塚邦彦がやってきてました。
予想が堂ビジネスに繋がるのかと言えば。
作りすぎたら廃棄する、足りなかったら売り上げが無駄になる。ピタッと予想できれば儲かるという部分かrあ重要とのことです
アパホテル:宿泊料金予想
まずはアパホテルから。社長の元谷さんは有名ですが予想でもガッチリでした。
年間売り上げ1105億円のアパホテル。
どんな予想をしてガッチリ?
どのくらい宿泊料金を頂いてどのくらい客が来るかを予想
アパホテルは宿泊料金のアップダウンが激しいホテルです。
7900円の日もあれば21900円の日もあります。
毎日の客の数予想し料金を決めているのは各ホテルの支配人です。
一番高い料金で満室にする支配人が技量が良い。
現場取材:アパホテル新宿歌舞伎町タワー
首都圏26ホテルを統括する総支配人の村田さんがいました。
日夜支配人は予想をしているそうです。
どんな風に予想するのか
ブッキングカーブを見る
日ごとの客の客室予約数をグラフ化しています。
予約受付開始から宿泊当日までの予約状況の推移です。
今年と前年の比較が出まして、ブッキングカーブを見て前年度よりも予約が多い場合。
「料金が安すぎる可能性がある」とみるそうで料金を上げるようです。
安くすれば満室にはなるが利益が少なくなる
高すぎると埋まらないので、利益が少ない
ニーズを読みこの料金なら泊まろうかなという料金で満室に出来るかが腕の見せ所
料金変更はどのくらい幅が?
宿泊料金をランクごとにA-Zまで分類していて、ある部屋だと「32000円~8000円」という幅があるようです。
部屋のタイプごとに料金を26通り設定しています。
どんなときに変更?
アイドルのコンサートが決まった日は、一番需要が高い
スポーツの試合、学会、大きなイベントがある日
海外の祝日や連休の時などに値上げが行われているそうです。
あえて高い部屋を作り開けておき、急なお客さんを受け入れるなんて事もやるようです。
それもサービスのひとつと。
失敗だらけだそうですが、平均稼働率は全国で87%以上、都内は99%以上というから凄かったです。
ほぼ予約だけで埋まるのか…
トリプル・ダブリュー・ジャパン(TripleW):おしっこ予想
東京都渋谷区にあるトリプル・ダブリュー・ジャパン
どんな予想をしてガッチリ?
Dfreeで、おしっこが後何分で出るかを予想
まさかのしょんべん予想でした。
どんな仕組みなの?
超音波センサーが付いていて、センサーをお腹に貼る事で膀胱の大きさの変化を捉えて行くタイミングを予想する。
膀胱は尿がたまると膨らむので、どのくらい大きくなったら行きたくなるかを計測。
計測データを貯めると、あと何分で出るかを予想してくれるそうです。
ただ激しい運動をすると正確なデータを取るのが難しいので動かない人用となります。
ここでピンと来ます。
介護分野での需要
今年4月から全国に116を運営する介護施設SOMPOケアネクストで使われているそうです。
記録を見るのにタブレットを使っていて、入所者に付けて貰います。
「膀胱の中に尿がたまっているから介助を」
というようなメッセージが介護をされる方に通知されます。
これによりおむつの使用量が3割ぐらい減っているそうです。
寝たきり、意思表示が難しい入居者のトイレタイミングを事前通知してくれるとスタッフが適切にケアできます。
どうやって予想するのか?
今年40歳で最近トイレの回数が増えた山田ディレクターに付けて試してみます。
付けたままじーっとしてるディレクター。
水などを飲ませます。すると水分補給1時間で大きさ30ぐらいに到達。
計測開始から1時間10分で50に到達したところでトイレへ。
トイレに行くと膀胱も縮んでいました。
山田ディレクターは50で行きたくなるというのが分かりました
とてもどうでも良い情報です。
個人差があるのでこれを3日~1週間続けてデータを取得。
行きたくなるタイミングの10分前で教えてくれるようになるそうです。
1台のお値段は?
月額6000円~1万円で提供。2020年には1000万台を目指す
30ヶ国以上から問い合わせが殺到中だそうです。
こんな予想ビジネスを?
社長には忘れられない過去がありました。
3年半前アメリカ留学中に、路上で思いきりうんこを漏らした
排泄のタイミングが予想できる物を開発しようと思った。
まさかの全国放送でうんこ漏らした発言。そりゃ社長になれるわけです。
ただその経験から「今力を入れているのは大」
大のタイミングを予想するDFreeは来年の実用化を目指しているそうです。
健常者用も開発中とのことです。
健常者は何に使うんだろうと思いますが。
森永氏曰く
「介護だけじゃなくて、色々な職業に適用。電車の運転士、バスの運転士、定時運行しなきゃならないから」
会社にトイレまで管理されたら社畜もここに極まれりですね。
玉子屋:弁当予想
予想が当たる精度99.9%のビジネスが、東京大田区蒲田にある玉子屋で行われていました。
卵を売っているように見えるが、宅配弁当をやっている会社だそうです。
1975年の創立以来、企業向けの宅配弁当一筋。
注文は当日9時から10時までの1時間。
日替わり弁当1種類のみで、自社工場で作ったランチ弁当を12時までにオフィスに配送します。
1個450円×6万食/日=1日2700万円
弁当業界では1日3000食で成功なのに、6万食を出しているそうです。
ただそれだけ作るとなると重要になるのは、翌日出る弁当の数の予想。
6万食なんて注文受け付けてから作ると間に合いません。
注文受付前に予想して出しています。
ただ
多すぎると無駄が出る、少なすぎると間に合わない
無駄な無くピタッと予想が必要です。
弁当の数を予想し続け30年:相原工場長
「ちなみに明日の弁当の数いくつ?」と、質問され58000でスタートと即答。
「今までの長年のカンと、曜日、月曜日は会議が多く会社に残る人が多く。月曜日の方が金曜日より多い」
とのことです。
週の前半は会議が多いので弁当数が増えます。土日目前の木金は減るらしいです。
午前4:30に製造工場では予想した58000のおかず作り開始。弁当箱に詰めていきます。
午前5:30。空の様子を見る工場長。「1000個追加。59000」
当日早朝の天候を見て弁当の予想数を修正します。
さらに予想修正には根拠もあります。
配送員による次の日の出荷予想数
前日に配送を終えた配送員が、担当エリアの明日の注文数を予想するそうです。
これらは弁当箱の回収に行った時に
「水木金で社員旅行に行く社員がいるのでその分減るかも」など情報を仕入れるそうです。
前日の弁当箱の回収時に予想に必要な情報をゲットし、それを加味して、弁当を追加発注します。
午前8:00。注文受付時間の1時間前には、配送員が予想した分を積み込んで出発。
本社の鎌田から離れた場所は早くでないと間に合わないため予想で出発してしまうそうです。
午前9:00。注文受付開始…注文ラッシュとなります。ほぼ電話とファックス
弁当の製造ラインでは、「もう500。60500」
更に追加が入り「61300」
ここで確定となりました。
注文数最終結果。61181
その差119個で誤差0.1%でした。
かなりアナログに拘ってるが?
消してアナログに拘るのではなくシステム化できない。人の力でやるしかない。人の方が優秀
と社長が語っていました。
窓開けて雲見てなんてのは人間力ですからねぇ。
そしてちょっと出たロスについては社員、アルバイトのまかないとなります。社員分が足りない場合はちょこっと作るそうです。
これから来る予想ビジネス:エレベーターの予想
複数のエレベーターがビルにあるが、団子になるなかなか来ない。
TBS12時台もそうらしいです。
全体の複数のエレベーターがどう動かしたらスムーズに人を流せるかコントロールするというのが目的のようです。
ただこれは重要ですよね。是非欲しいシステムのひとつかもしれません。