がっちりマンデー『儲かる!「マニアック食品スーパー」』を見て
早朝に起きれたら「がっちりマンデー」という番組を見ています。
日曜朝の7:30からTBS系でやっている経済系の番組です。
今週は、マニアック食品スーパーの特集でした。
ちょっと変わったスーパーが都内を中心に増えていて、全然見たことのない商品が沢山あるそうです。
最近は全て揃っているスーパーでは無くて何かに特化したスーパーが人気とのこと。
ゲストは小倉優子。
マニアックな食品スーパーは大好きだそうです。
「全然違うし、品揃えが違っていて無いものがあるから」
とのことで、今回はテーマに沿ったゲストでした。
森永卓郎曰く
「多様化しているということ。日本は横並びな商品を買っていたが、どんどんニーズがマニアックになり、その需要に供給するのがトレンド化している。」とのことです。
製菓・製パン材料:富澤商店(TOMIZ)
富澤商店・玉川高島屋SC店に取材に訪れていました。
粉しか並んでいない棚
小豆しか並んでいない棚
チョコレートしか並んでいない棚
など、独特な陳列が行われているお店です。
富澤商店は、製菓製パン材料を売っている店です。
「プロの方が使っている材料を小分けして一般の方も購入できるというコンセプトの店」
と、お店の担当者。
元々富澤商店は、和菓子洋菓子店やパン屋に食材を卸していたが、食材を小分けして一般の人も買えるスーパーにしました。
小麦粉でも100種類以上を取りそろえていて、小麦粉の種類により焼き上がるパンの食感が違うとかがあるそうです。
ナッツ類は90種類
チョコレートは、70種類揃えています。
普通のスーパーだと、1つ試してみたけど、違う味を試したいと思っても揃いませんが、ここに来れば揃います。
担当者の方。
「我々だったら何個もあります。我々の一番の強み」
ここにきたら必ずお目当ての物が見つかりますよ!とアピール出来るというのがポイントです。
食材だけでは無く、型枠も沢山。クッキーの型枠など様々あります。
ターゲット
普通のスーパーは売れ筋商品だけを集めて幅広い世代がターゲット。
富澤商店は、手作り派の主婦のみがターゲットです。
売れてないのもあるのでは?
もちろん売れない物はある。
しかし業務用で売れるルートがあるので小売りでは少なくても良い。
元々が卸会社なのでBtoBで販売が可能です。
そこで纏めて購入して小分けにして売っているだけなので売れなくても大した問題ではないそうです。
一番の問題
手作りに拘る客が減ってしまうかも知れないのが心配
そこで定期的にお菓子の調理教室(無料)を開いています。
お客さんも真剣そのものでした。
こうやって手作りの楽しさを覚えてもらうというのも活動のひとつだそうです。
「富澤商店の品物を買って貰い手作り派を増やしていくのがここの目的」
全国に65店舗を展開中で、今はTOMIZと名前を変更中とのこと。
年間売上推移は右肩上がり。2016年は114億円になりました
かなりがっちりのようです
フランス冷凍食品:picard(ピカール)
フランス発祥で2016年11月に日本に1号店がオープンしたのが、ピカール
運営しているのは、イオンサヴールという会社。イオン系ですね。
アイスケースがずらりと並んでいる店内。
中には冷凍食品が沢山入っています。
全てフランスからの輸入冷凍食品となっています。
ピカールはフランスに985店。その周辺国を含めると1000店以上を運営している会社とのことで、世界で1700億円の年間売り上げを上げています。
商品ラインナップ
サーモンのパイ包み焼き:3219円
冷凍エスカルゴ 12個:1059円
他にも冷凍フォアグラ、冷凍ロブスター、カット野菜も充実
デザートのモアローショコラ:735円
などなど前菜、メイン料理、デザートが揃い0ます。
店内は野菜・フルーツ、メイン料理、デザート前菜と色分けされている棚があり分かりやすいそうです。
フランス人はピカールが何故好きなの?
フランス人のお客さんに尋ねていました。
「とても美味しいのです。日本にできて嬉しい。なんでも揃っているから」
味にうるさいフランス人が受け入れるのですから美味しいのでしょうねぇ。
日本の冷凍食品とは何が違う
日本はチャーハン、餃子、ハンバーグなどレンジでチンをする物がメイン。
ピカールは、フライパンで料理したり、オーブンでも出来るという商品が揃います。
レンジでチンだけじゃ無くて、さらに一手間掛けるのがフランス流
パイ包み焼きは、オーブンで55分焼かなければなりません。
えびのガーリックパセリ風味は、フライパンで炒めます。
夏野菜のポタージュはお鍋で煮込みます。
そうやって一手間掛けて、前菜スープメイン、デザートを調理すると、お店で出てくるようなフルコースも作れます。
レストランだと2万円くらいしそうな品揃えもピカールだと9465円というリーズナブル。
直輸入の本場の味が楽しめます。
冷凍食品だから出来る利点
生鮮品だと持ち込むのが難しい食品も楽に輸入できます。
冷凍野菜は天候不順で価格高騰がありますがそれもありません。
賞味期限が延びるから、食材の廃棄ロスが少ないというのも利点です。
現在、ピカールは、まだ日本に3店舗とのことです。
しかし
「日本に進出して半年ぐらい。売れています。輸入が大変なくらい」
想定していたより1.5倍の売り上げがあるとのことでガッチリでした。
スタジオで試食も行われていましたが。
「海外の食品なんてたいしたこと無いと思っていたが凄い」とのことでした。
見たことのない輸入食品:カルディコーヒーファーム
ウィング高輪地下食品フロアにあるカルディコーヒーファーム。
キャメル珈琲が運営しているお店です。
1986年に1号店オープンし右肩上がりで店が増えていて今や全国に390店舗を展開中です。
入り口では無料で珈琲サービスが行われています。
25年前店の知名度が低かった頃客を呼び込む目的で始まったのが今でも行われているそうです
かなりたくさんの商品を扱っています。
商品のラインナップがカルディの特長
日本国内の食材もあるが、世界中の面白い食材を扱っています。
普通のスーパーで見かけない物がずらり。
紙パックのカレー(タイのイエローカレー)
欧州産調味料(ドイツ産ピクルス)
ベトナム産のインスタントラーメン:パクチーラーメン
98円ですが売れ筋だそうで300万食売り上げているそうです。
乾燥パクチーがたっぷりで、電子レンジに入れてチンするだけで、あっという間に完成します。
そんな世界中から集めた日本人が見たことないマニアック商品があります。
それも意外にリーズナブルなのが特徴です。
ごちゃごちゃしていてわからない店内
迷路っぽい店内。かなりくねくねとしている独特の陳列です。
「宝探しのような感覚で見て貰えるように作っている」とのこと。
普通のスーパーだとジャンルごとに棚が並んでいますが、カルディは規則性がない棚の置き方です。
お客さんも
「楽しいです。海外の食品が沢山あって」
「普段他の店では売っていない店があるから入る」
買いたい物を探すのでは無く、何か面白い物無いかなとやってくる人が多い
その為、あえて迷路みたいにくねくねさせているそうです。
3000種類の中で何が儲かっているか売り上げベスト3
第3位:切り落とし生ハム
120g338円で、あっさり塩味が人気とのこと
第2位:マイルドカルディ
200g496円の珈琲豆です。入り口で無料で貰える珈琲で使用している豆とのこと。
第1位:イタリア産トマト缶
10年以上続くダントツの売れ筋商品。
イタリア産のトマト缶です。
味が濃いそうでして、年間1000万個売れています。
98円の格安だけど年間9億8000万円の売り上げいるのですからかなり大きいです。
スタッフの商品知識が半端ない
接客中のスタッフがいますが、商品に対して管理深い知識を持っていて説明しています。
見たことのない輸入食品だというのに詳細に説明していました。
それもそのはず。
本社の会議室で、定期的に店舗スタッフが集まり新商品試食会が行われていました。
「どういう味か分からないので食べないとどんな味か説明できないので。」
と、新商品を試食して味を知って案内するそうです。
女性スタッフばかり
女性スタッフばかりでほぼ女性で運営しているそうです。
会社全体でも98%が女性の職場とのことです。
全従業員7300人のうち7000人以上が女性。
きめこまかい商品説明は女性が向いていると採用してたら増えたそうです。
男性いた方が良いときも無いですか?
「特に困ることは無い」
「困ってない」
と、断言されていました。
別に男性しかできない仕事なんてのは今の時代そんなにありませんからねぇ。
カルディコーヒーファームは女性スタッフでガッチリでした。
ショッピングモールの中に多くあるカルディコーヒーファームですが、普通SMの中には大型スーパーが入っています。
そこで普通の食品は買えるのでそこと競合しないような商品が中心となるようです。
加藤さんも言っていたんですが男性はどちらかというと食に対して保守的。
新しい物に挑戦ってなかなか出来ません。
私もそれには頷いていました。怪しい海外商品とか食べられません。
女性はそこら辺が貪欲なのでこういうお店が合っているようです。
森永卓郎のお薦めのマニアック食品スーパー:韓国広場
韓流ブームの時に盛り上がった新大久保にある韓国食品のお店だそうです。
今でも韓国料理は好きな人は好きだそうで、ここにしか無いものもあるそうです